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映画『欲望という名の電車』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『欲望という名の電車』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『欲望という名の電車』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『欲望という名の電車』の結末までのストーリー
  • 『欲望という名の電車』を見た感想・レビュー
  • 『欲望という名の電車』を見た人におすすめの映画5選

映画『欲望という名の電車』 作品情報

欲望という名の電車

  • 製作年:1951年
  • 上映時間:122分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:エリア・カザン
  • キャスト:ヴィヴィアン・リー、マーロン・ブランド、キム・ハンター、カール・マルデン etc

映画『欲望という名の電車』 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『欲望という名の電車』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『欲望という名の電車』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『欲望という名の電車』 あらすじ【起・承】

高校の国語教師をしていたブランチ・デュボア(ヴィヴィアン・リー)はオリオールの田舎町からニューオリンズのエジリアン・フィールドへやってくる。ここには10年前に家を出てスタンリー・コワルスキー(マーロン・ブランド)と結婚した妹のステラ(キム・ハンター)が暮らしていた。

上流階級育ちのブランチは妹夫婦の貧しい暮らしに驚くが、彼女には他に行き場所がなかった。かつて裕福だった実家は両親の死とともに没落し、ブランチは一文無しになっていた。広大な農園まで失ったと聞き、ステラはショックを受ける。

庶民育ちのスタンリーは、高慢なブランチと気が合わない。妹夫婦に何の相談もしないまま土地を売り払ったことや、内心自分をバカにしているブランチの態度に腹を立てる。ブランチに家庭内をかき乱され、ステラとの夫婦仲までおかしくなっていく。

スタンリーはオリオールの事情に詳しい工場仲間からブランチの悪い噂を聞く。彼女は次々と男を誘惑する悪女として有名で、あまりの素行の悪さから滞在していた安ホテルまで追い出されたというのだ。ブランチはここへ来てからもスランリーの親友で独身のミッチ(カール・マンデル)を誘惑し、デートを重ねていた。

映画『欲望という名の電車』 結末・ラスト(ネタバレ)

ブランチには娘時代に結婚した過去があった。詩人だった男にブランチは夢中になったが、そのうち男の生活力のなさを軽蔑するようになり、それに傷ついた男は自殺を図ってしまう。ブランチはその時のショックで、ずっと精神が不安定だった。

ミッチはその話を聞いて同情し、ブランチにプロポーズする。結婚を望んでいたブランチは喜んでそれを受けるが、スタンリーはミッチに全てを話す。ミッチはブランチとの結婚に不安を感じ、彼女の身辺調査をする。

スタンリーの話は全て事実で、ブランチは高校の生徒まで誘惑し町から追放されていた。ミッチから結婚を取りやめると告げられ、さらにスタンリーからは出て行くように言われ、ブランチはどんどんおかしくなっていく。

身重のステラが産気づいた夜、ブランチとスタンリーは家で2人きりとなる。スタンリーはステラがいないのをいいことに徹底的にブランチを追いつめ、正気を失いかけていたブランチを襲う。そのショックでブランチの精神は完全に崩壊してしまう。

ステラは無事に赤ちゃんを出産して家に戻っていたが、ブランチは狂ったままだった。ついに彼女は精神病院へ送られることになり、金持ちの紳士が自分を迎えに来たと信じ込んで車に乗る。姉を見送ったステラをスタンリーがいつものように大声で呼んでいた。

映画『欲望という名の電車』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『欲望という名の電車』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

哀れなる人間の業

原作はテネシー・ウィリアムズの戯曲なので、映画での演出も舞台劇のような印象を受ける。スタンリーたちの暮らす粗末なアパートを舞台に繰り広げられる人間ドラマは、徐々に重苦しさを増していく。

欲望という名の電車に乗って貧困層の暮らす騒々しい町にやってきた上流階級育ちのブランチは、戸惑いの表情を見せながらもなぜか“本物の淑女”には見えない。最初に妹の夫であるスタンリーを見た時の彼女は、明らかに男を狙う女の目をしている。さらに夫を愛しているステラを唆すようなことを言い出すので、最初はブランチが怖い。人のいい妹を言葉巧みに騙しているような不快感を感じる。

物語が進んでいくと彼女に感じていた違和感や不快感の理由が見えてくる。彼女がつらい経験を経てこうなってしまったことがわかると不快感は薄れるが、それでもブランチという女性に心から同情することはできない。ただ哀れになる。欲望という人間の業を抑えきれないブランチは、客観的に見るととても哀れだ。

ヴィヴィアン・リーの凄さ

実家の没落、愛する人の死、若さを失っていく自分…。主人公のブランチはこういうどうにもならない過去に縛られ、必死で現実に抵抗し、精神を崩壊させていく。ブランチという女性は複雑な多面性を持っており、少女のような純粋さを見せたかと思えば、娼婦のような目つきで物欲しそうに男を見る。虚言癖があり、感情的。

この難しい役に挑んだのは不朽の名作「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラで知られるヴィヴィアン・リーだ。私は本作を見てヴィヴィアン・リーの底力を初めて知った。特に後半、ブランチが正気を失っていく時の演技からは全く目が離せない。夢見る乙女のようなことをペラペラ喋っていたかと思えば、突然に老婆のような低音域で攻撃的なことを言い出す。一瞬にして声音を使い分けるヴィヴィアン・リーの確かな実力と、殺気さえ感じさせる鬼気迫る演技には圧倒される。魂を吸い取られそうだった。


ブランチが妹ステラの家に転がり込んでくる冒頭から、どこか危うい空気が漂っていて引き込まれた。彼女は上品さを装いながらも、過去の崩壊した人生や孤独を必死に隠そうとしている。その虚構がスタンリーによって少しずつ暴かれていく過程が非常に緊張感に満ちていた。とくにスタンリーが彼女の過去を調べ上げて追い詰めていく場面は残酷で、見ていて胸が痛い。最後に精神的に追い詰められたブランチが施設へ連れていかれるシーンは忘れられない。人間の弱さと残酷さを強烈に描いた作品だった。(30代 男性)


映画『欲望という名の電車』は、登場人物の感情がぶつかり合う濃密な人間ドラマだった。ブランチは繊細で壊れやすい人物だけれど、過去を偽りながら生きるしかなかった彼女の孤独が伝わってくる。一方でスタンリーは粗暴で支配的で、二人の衝突が物語をどんどん緊迫させていく。特に終盤、スタンリーがブランチを追い詰めてしまう展開は非常に重く、やりきれない気持ちになった。ラストでブランチが「知らない人の優しさに頼ってきた」というような言葉を残す場面は、切なさが胸に残った。(20代 女性)


古典映画として有名だが、想像以上に感情のぶつかり合いが激しい作品だった。映画『欲望という名の電車』は、没落した上流階級のブランチと労働者階級のスタンリーという対照的な人物の対立が物語の中心にある。スタンリーがブランチの過去を暴き、彼女の虚構を崩していく展開は見ていて苦しいが、非常にドラマ性が高い。最終的にブランチが精神的に崩壊し、施設へ連れていかれるラストは衝撃的だった。人間の欲望や孤独をここまで赤裸々に描いた作品はなかなかないと思う。(40代 男性)


映画『欲望という名の電車』は、ブランチという女性の悲しさが強く印象に残った。彼女は嘘を重ねながらも、どこかで誰かに救われたいと願っているように見える。スタンリーとの対立は見ていてとてもつらく、特に彼がブランチの過去を暴く場面では彼女の居場所がどんどん失われていくのを感じた。終盤で精神的に追い詰められたブランチが連れていかれるシーンは本当に切ない。決して明るい物語ではないが、人間の弱さや孤独を深く描いた忘れがたい作品だった。(30代 女性)


舞台劇のような濃密な会話劇が印象的な映画だった。映画『欲望という名の電車』は派手な出来事が起きるわけではないが、登場人物の心理の揺れが非常にリアルに描かれている。ブランチは虚飾に包まれた人物だが、彼女の過去を知るほど哀れに感じてしまう。一方でスタンリーの暴力的な存在感も強烈で、二人の関係は終始緊張している。最後にブランチが精神的に壊れてしまう結末は後味が重いが、その分強い余韻を残す映画だった。(20代 男性)


映画『欲望という名の電車』を観てまず感じたのは、登場人物の感情の生々しさだった。ブランチは上品さを装っているが、その裏には孤独や恐怖が隠れている。一方でスタンリーは非常に粗野で、彼女の虚構を許さない存在として描かれている。二人の衝突は徐々に激しくなり、最終的には取り返しのつかない悲劇へと向かう。特にブランチが精神的に追い詰められていく終盤は見ていて辛い。それでも、この強烈な人間ドラマは映画史に残る名作だと感じた。(50代 男性)


この映画は、ブランチという女性の壊れていく過程を見守るような作品だった。彼女は過去の失敗や孤独を抱えながらも、必死に自分を守ろうとしている。それがスタンリーの存在によって次第に崩されていくのがとても残酷だった。特に、彼女の過去が暴かれた後の展開は胸が痛い。最終的に精神的に追い詰められ、施設へ連れていかれるラストは悲しすぎる。決して気軽に観られる映画ではないが、人間の弱さをここまで描いた作品は貴重だと思う。(20代 女性)


映画『欲望という名の電車』は、人間の欲望と幻想が衝突する物語だと感じた。ブランチは過去の栄光にすがり、現実から目を背けながら生きている。一方でスタンリーは現実そのもののような存在で、彼女の幻想を容赦なく壊していく。二人の関係はまさに衝突であり、その結果として悲劇が起きる。最後にブランチが精神的に崩壊してしまう場面は非常に痛ましい。観終わった後、登場人物の誰が正しいのか簡単には答えられない、複雑な余韻が残った。(40代 女性)


古い映画だが、人物描写の強さは今見ても圧倒的だった。映画『欲望という名の電車』では、ブランチという人物の虚栄心と弱さが丁寧に描かれている。彼女は嘘を重ねながらも、どこかで愛や理解を求めているように見える。それをスタンリーが暴き、追い詰めていく過程がとても残酷だ。特に終盤の出来事は衝撃的で、彼女が精神的に崩壊してしまう結末は忘れられない。重いテーマだが、人間の本質を描いた非常に力強い作品だった。(30代 男性)


映画『欲望という名の電車』は、心理的な緊張感がずっと続く作品だった。ブランチは虚構の世界に生きているような人物で、現実とのギャップがどんどん大きくなっていく。スタンリーとの対立はその象徴のようで、彼女の嘘や過去が暴かれていくたびに物語は暗い方向へ進んでいく。最終的にブランチが精神的に壊れてしまうラストは非常に悲しいが、同時に強烈な印象を残す。人間の孤独と欲望を描いた名作だと感じた。(50代 女性)

映画『欲望という名の電車』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『欲望という名の電車』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

エデンの東

この映画を一言で表すと?

家族の愛と葛藤が爆発する、激しくも繊細な人間ドラマ。

どんな話?

20世紀初頭のアメリカを舞台に、父の愛を求めて苦悩する青年キャルと、兄との確執を描いた物語。キャルは自分が父に認められていないと感じながらも、必死に家族の愛を得ようとします。しかしその行動が思わぬ悲劇を生み、家族関係は次第に崩れていきます。愛情と嫉妬、罪悪感が絡み合う複雑な人間関係が深く描かれた作品です。

ここがおすすめ!

登場人物の激しい感情のぶつかり合いは、映画『欲望という名の電車』が好きな人なら強く惹きつけられるはずです。特にキャルの不安定な心理や孤独は、観る人の心を揺さぶります。俳優の迫真の演技と濃密な人間ドラマが見どころで、家族の愛と葛藤をテーマにした映画の名作として今も語り継がれる一本です。

危険な関係

この映画を一言で表すと?

愛と欲望が絡み合う、優雅で残酷な心理ドラマ。

どんな話?

18世紀フランスの貴族社会を舞台に、退屈を紛らわせるために他人の恋愛を操る男女の策略を描いた物語。冷酷な計画によって人々の感情が翻弄されていく中、やがて思いもよらない悲劇が起きてしまいます。欲望と虚栄が絡み合う恋愛の駆け引きが緊張感たっぷりに描かれ、登場人物の心理が次第に崩れていく過程が見どころです。

ここがおすすめ!

人間の欲望や虚栄心を鋭く描いた作品として、映画『欲望という名の電車』と共通する魅力があります。華やかな貴族社会の裏で進む心理戦や裏切りは見応えがあり、登場人物たちの複雑な感情が物語をより濃密にしています。豪華な衣装や美しい映像も魅力で、心理ドラマとして非常に完成度の高い作品です。

真夜中のカーボーイ

この映画を一言で表すと?

孤独な人間たちの友情を描く、切なくも温かい都会のドラマ。

どんな話?

テキサスからニューヨークへ出てきた青年ジョーは、一攫千金を夢見て都会で生きようとします。しかし現実は厳しく、彼は貧困と孤独に直面します。そんな中で出会ったのが、病弱で世渡り上手な男ラッツォ。二人は互いに支え合いながら厳しい現実の中で生きていきます。都会の裏側と人間の孤独を描いた印象的な作品です。

ここがおすすめ!

社会の中で居場所を失った人物を描く点で、映画『欲望という名の電車』と共通するテーマを持っています。華やかな成功ではなく、人間の弱さや孤独に焦点を当てた物語が胸に響きます。二人の不思議な友情と、現実の厳しさを受け入れていく姿は強い余韻を残し、人間ドラマとして非常に印象的な一本です。

カッコーの巣の上で

この映画を一言で表すと?

自由を求める男と管理社会の対立を描いた、強烈な人間ドラマ。

どんな話?

刑務所から逃れるため精神病院に入院した男マクマーフィーは、厳しい規律に支配された病院の生活に違和感を覚えます。患者たちは看護師の管理の下で抑圧された日常を送っていましたが、彼の自由奔放な行動によって少しずつ変化が生まれます。しかしその反抗はやがて大きな衝突を生み、悲劇的な結末へと向かっていきます。

ここがおすすめ!

人間の尊厳や精神的な崩壊を描く点で、映画『欲望という名の電車』と通じる重厚なテーマを持つ作品です。登場人物の心理や社会の抑圧が丁寧に描かれ、観る者に強い衝撃を与えます。主人公の反抗心や自由への渇望が物語を大きく動かし、観終わった後も長く心に残るドラマとして評価されています。

ブルージャスミン

この映画を一言で表すと?

崩れた人生と虚栄の果てを描く、現代版の心理ドラマ。

どんな話?

裕福な生活を送っていたジャスミンは、夫の犯罪によってすべてを失い、妹の家に身を寄せることになります。かつての優雅な生活を忘れられない彼女は、新しい環境になじめず現実とのギャップに苦しみます。過去の栄光と現在の現実の間で揺れる彼女の精神は次第に不安定になり、周囲との関係も崩れていきます。

ここがおすすめ!

没落した女性の心理を描く点で、映画『欲望という名の電車』に非常に近いテーマを持つ作品です。主人公の虚栄心や現実逃避が次第に崩れていく過程は見応えがあり、演技の迫力も大きな魅力。現代社会を舞台にしながらも、普遍的な人間の弱さや孤独を描いた深い人間ドラマとして楽しめます。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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ヒューマンドラマ映画

みんなの感想・レビュー

  1. 名乗るほどのものじゃございません より:

    途中から見るのをやめた映画のあらすじを知りたくて読んだんだけど、この人の洞察力はすごいと思う。他の人の書いたあらすじも読んだが。