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映画『Zアイランド』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『Zアイランド』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Zアイランド』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『Zアイランド』の結末までのストーリー
  • 『Zアイランド』を見た感想・レビュー
  • 『Zアイランド』を見た人におすすめの映画5選

映画『Zアイランド』の作品情報

Zアイランド

製作年:2014年
上映時間:108分
ジャンル:アニメ、ホラー
監督:品川ヒロシ
キャスト:哀川翔、鈴木砂羽、木村祐一、宮川大輔 etc

映画『Zアイランド』の登場人物(キャスト)

宗形博也(哀川翔)
元宗形組の組長。竹下組に襲われ、組を解散することとなる。その後は運送業を営みながらも、常に仲間達のことを気にかけていた。
武史(鶴見辰吾)
宗形組の構成員。警察に捕まってしまい、10年間の実刑が言い渡されてしまう。日向の父親。
吉田(宮川大輔)
竹下組の構成員。組からクスリを盗み出したため、竹下組から追われている。
日向(山本舞香)
武史の娘。彼が逮捕されてしまって以降、宗形に育てられてきた。武史との再会を拒み、銭荷島へと家出する。

映画『Zアイランド』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『Zアイランド』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『Zアイランド』のあらすじ【起】

ヤクザ、宗方組の総長である宗形博也は、その日子分達と共に高級クラブへ遊びに来ていた。しかし、その時、宗形組に敵対していた竹下組の組織員達が、宗形達に強襲をしかけてきたのだ。

あまりに突然のことで対応しきれなかった宗形組は、深い痛手を受けてしまう。子分である武史は警察に捕まってしまい、10年間の実刑が言い渡された。そして、宗形自身も足にひどい怪我を負い、後遺症が残ってしまったのだった。さらに、このことをキッカケに宗形組は解散に追いやられてしまうのだった。

それから、あっという間に10年の月日が流れた。かつてはヤクザの組長であった宗形は、現在生きていくために運送業を営んでいた。そして、現在も牢屋の中にいる武史に代わり、彼の娘である日向を育ててきたのだった。宗形は、かつての仲間達のことをとても気にかけていた。自分で稼いだ金は殆ど組員の遺族達に回し、自分は元部下である信也と共に慎ましく生活を送っていたのだった。

映画『Zアイランド』のあらすじ【承】

そして、とうとう武史が出所する日がやってきた。宗形と信也は彼を迎えにいくが、日向は前科者とは会いたくない、と父親に会うことを拒否する。そして、家出をした彼女が友人であるセイラと共に向かったのは、銭荷という島だった。それは、日向にとって家族の大切な思い出の場所だったのだ。

宗形、信也、武史、武史の元妻である桜は、彼女を追って島へと向かう。一方、その島には竹下組からクスリを盗み出した吉田という男が潜伏していた。そんな吉田を追って、竹下組から銭荷島へと組員が送り込まれる。

その頃、銭荷島では謎の病気が流行していた。吉田は、組から盗んできたクスリを自己流に調合して、特効薬として売りつけようとこの島へとやってきたのだ。しかし、吉田がそのクスリを自らに打ち込んでみると、吉田は発作を起こして息絶えてしまった。吉田の恋人である恵は、慌てて医者であるしげるを呼び出した。しかし、その時彼らの前で信じがたいことが起こる。なんと、吉田がゾンビになって生き返ったのだ。

映画『Zアイランド』のあらすじ【転】

そして、吉田を中心として、その謎のゾンビ化現象は瞬く間に島全体を巻き込んでいくのだった。ゾンビが人間を噛み、新たな感染者を生み出していく。そして、とうとう島民で感染から免れたのは、しげる、漁師である作田、白川という警官、セイラだけになってしまった。

そんな中、事態を把握できていない宗形達が島に上陸してしまう。数少ない生存者と合流できた宗形は、ゾンビを倒す唯一の手段が頭または頸部を破壊することであることを知るのだった。

一方、日向はその頃、家族の思い出の場所である、かつてタイムカプセルを埋めた神社へとやってきていた。武史と桜は娘を探しにその神社へ向かう。しかし、既に全てが手遅れだった。日向はゾンビに噛まれ、ゾンビ化してしまったのだ。日向は武史に噛み付き、武史もそれを受け入れた。そして、同じくゾンビに噛まれてしまった桜と共に、自分達にとどめを刺すように宗形に頼むのだった。また、ここまでなんとか生き残っていた白川やしげるもゾンビに襲われてしまい、ゾンビ化するくらいならば、と自ら命を絶っていた。

映画『Zアイランド』の結末・ラスト(ネタバレ)

一方、吉田を追って島へとやってきた竹下組の組員達は、このゾンビ化現象を巻き起こすことになったクスリを見つけていた。彼らは仲間割れをしながらも、そのクスリを持ち去ろうとする。しかし、そこに何者かが立ちはだかる。宗形である。

それは、例の襲撃事件以降、10年ぶりとなる再会であった。そして、彼らは大立ち回りを見せるが、結果的に宗形が勝利を収めるのだった。宗形はセイラや信也達を逃がそうと、自分がゾンビの注意を引きつけようとする。ゾンビは、大きな音に反応する習性があったのだ。バイクに乗りゾンビを引きつける宗形だったが、とうとう埠頭まで追い込まれてしまう。

死を覚悟した宗形。しかし、そんな時、作田が漁船に搭載されている大音量スピーカーを使って、ゾンビの気を引いてくれたのだ。その作田の身を呈した行動のおかげで、宗形はなんとか逃げ延びることができた。そして、生き残った彼らは、フェリーに乗り込み島を脱出するのだった。

映画『Zアイランド』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

『ドロップ』と『漫才ギャング』が良すぎただけに、今作にもかなり期待してしまいましたが、ヤクザとゾンビという組み合わせは、私にはあまりハマりませんでした。
品川祐監督作品の見方としては、ストーリーを楽しむと言うよりも、登場する豪華なキャストを見るのもひとつかも知れません。芸人でもかなり演技力が高い人もいて、多彩だなあと感心してしまいました。『漫才ギャング』で異様な存在感を放っていた千鳥の大悟は今作でもかなり良い演技を見せてくれています。(女性 30代)


ヤクザとゾンビが一堂に会するという異色の組み合わせに惹かれて鑑賞。物語序盤はコメディ要素が強めで笑えるが、中盤から急にゾンビパニックに突入するテンポの変化に驚かされた。元極道の主人公たちがゾンビ相手に本気で戦う姿は意外と熱く、バイオレンスにギャグが混ざった演出が絶妙。ただ、ストーリーはやや雑に感じる部分もあり、感情移入しにくいキャラクターもいた。とはいえ、竹中直人監督らしいユニークなセンスは光っていた。(30代 男性)


舞台は孤島、登場人物は元ヤクザと警察、そしてゾンビという混沌とした構成が面白かった。最初はふざけたB級映画だと思っていたが、意外にも人間ドラマがしっかり描かれていて感心した。特に主人公と娘との関係修復のストーリーは胸に響いた。ただ、終盤の展開はやや強引で、もっと余韻を持たせてもよかったかも。アクションは迫力があり、邦画でこれほどのゾンビ描写が見られるのは貴重。(40代 女性)


一言で言えば、バカバカしいけど最高に楽しい映画。ゾンビ映画好きとしては、日本映画の中でも異色の出来栄えだと思う。ヤクザ映画のテイストとゾンビがこんなにも合うとは。哀川翔のアクションも健在で、ラストの総力戦はアドレナリン全開。もう少しホラー描写が濃ければなお良かったが、ギャグとのバランスを考えるとこれくらいがちょうどいい。(20代 男性)


冒頭のシリアスな雰囲気から一転、ゾンビ登場後のカオスな展開に驚いた。ある意味、何でもアリの世界観だが、それを全力で突き進む勢いが心地よい。脇役のキャラも濃く、誰が死ぬかわからない緊張感もありつつ笑えるシーンも多い。竹中直人監督ならではの演出が炸裂しており、好き嫌いは分かれるが私は大いに楽しめた。(50代 男性)


久々に家族でゾンビ映画を観たけれど、予想以上にエンタメ性が高くてびっくりした。ホラーというよりはコメディと人間ドラマがメインで、特に娘との関係性の部分は母親として共感できる部分が多かった。ゾンビを通して家族の絆を描くという発想がユニークで、怖さよりも温かさを感じるシーンが印象的だった。(40代 女性)


学生時代にゾンビ映画をよく見ていた自分にとっては、この作品は懐かしさと新しさが混ざった不思議な体験だった。B級感はあるものの、テンポよく話が進むので退屈しない。キャストの無駄に豪華な感じも笑えるポイントで、特に哀川翔と鶴見辰吾の掛け合いはクセになる。友達と観るのにピッタリの一本。(10代 男性)


ゾンビ映画にありがちな絶望感ではなく、どこか明るさを感じさせる展開が印象的でした。特に、元ヤクザの主人公たちが必死になって守ろうとする人間模様には胸を打たれるものがありました。多少ギャグに寄りすぎて緊張感が薄れる場面もありますが、それも含めてこの作品の魅力だと感じました。(30代 女性)


ゾンビ映画は普段観ないのですが、家族に勧められてチャレンジ。思っていたより怖くはなく、むしろコミカルな演出が多くて楽しめました。娘との絆や、昔の因縁を背負う男たちのドラマ部分がしっかりしていたので、感情移入もしやすかったです。女性にも観やすいゾンビ映画だと思います。(60代 女性)


個人的には、もっとゾンビホラーに振り切ってもよかったと思う。中途半端に人情ドラマを入れたせいで、どっちつかずな印象になった。とはいえ、アクションシーンや緊張感のある描写は一定の見応えがあったし、哀川翔の存在感はさすが。もう少し脚本が練られていれば名作になり得たかも。(20代 女性)

映画『Zアイランド』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Zアイランド』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

地獄でなぜ悪い

この映画を一言で表すと?

血と笑いと愛が炸裂する、究極のB級エンタメバイオレンス映画!

どんな話?

ヤクザの親分が娘の夢を叶えるため、敵組織を巻き込んで本物の抗争映画を撮影しようとする暴走コメディ。バイオレンスとギャグが融合した唯一無二の世界観は強烈で、全編にわたってテンションが高く、一気に引き込まれます。

ここがおすすめ!

監督は園子温。笑い・血・アクションがすべて振り切れたハイテンションな演出は、『Zアイランド』好きにはたまらないはず。キャストの怪演も必見で、カオスな展開に魅せられたら最後まで目が離せません。

アイアムアヒーロー

この映画を一言で表すと?

日本ゾンビ映画の最高峰!緊張と感動が同時に襲う傑作スリラー!

どんな話?

売れない漫画家・鈴木英雄が突如始まったゾンビパンデミックの中で生き延びようと奮闘する物語。日常が崩壊していく様子と、主人公の成長がリアルに描かれ、迫力のあるゾンビ描写が物語を引き立てます。

ここがおすすめ!

原作漫画の忠実な再現度、圧倒的な映像クオリティ、日本映画とは思えないゾンビアクションの完成度。主人公の成長とヒューマンドラマも加わり、見ごたえは十分。スリルを求める方に特におすすめです。

デッド寿司

この映画を一言で表すと?

殺人寿司vs人間!前代未聞のグルメ・ホラー・コメディ!

どんな話?

一人前の寿司職人を目指す少女が働く旅館で、実験によって意思を持ち凶暴化した寿司が人間を襲い始める。奇抜すぎる設定と勢いのある展開で、B級映画ファンにはたまらない作品です。

ここがおすすめ!

本作の魅力は何と言ってもその“バカバカしさ”を極めた演出。リアルとナンセンスが入り混じる世界観は、『Zアイランド』のノリを気に入った方にはドンピシャ。テンポよく進む展開も◎。

東京ゾンビ

この映画を一言で表すと?

ゆるすぎるゾンビサバイバル!異色の脱力系ゾンビコメディ!

どんな話?

格闘マニアの二人組がゾンビに襲われながらも、脱力しきったテンションで世界の終末を生き延びる物語。浅野忠信と哀川翔の掛け合いが独特で、シリアスなゾンビ映画に飽きた人にも新鮮です。

ここがおすすめ!

『Zアイランド』のシュールで緩めの雰囲気が好きな人にぴったり。ゾンビの恐怖を笑いに変える力技の演出と、不思議な余韻がクセになる一本。漫画原作の持つ奇妙な世界観も魅力的です。

バイオハザード ディジェネレーション

この映画を一言で表すと?

ゲームファンも唸る!本格CGで描かれるゾンビアクションの決定版!

どんな話?

『バイオハザード』シリーズの世界観を忠実に映像化したフルCGアニメ映画。ラクーンシティ事件から数年後、ウイルスによるバイオテロが新たな舞台で発生。レオンとクレアが再び事件に立ち向かう。

ここがおすすめ!

迫力のCG映像とシリーズおなじみのキャラクターの共闘が見どころ。リアルなゾンビ描写と緊張感あるストーリー展開は、ゾンビ映画としての満足度が高い。アクション好きにもおすすめの一本です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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