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映画『続・少林寺三十六房』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『続・少林寺三十六房』の概要:1980年のカンフーアクション映画です。本作は続と名付けられていますが、『少林寺三十六房』とはストーリーに繋がりの無い作品です。話は関係ありませんが、『少林寺三十六房』のスタッフと主演俳優が再集結して作られた映画です。

映画『続・少林寺三十六房』の作品情報

続・少林寺三十六房

製作年:1980年
上映時間:99分
ジャンル:アクション
監督:ラウ・カーリョン
キャスト:リュー・チャーフィ、ワン・ランウェイ、チェン・ズーチャ etc

映画『続・少林寺三十六房』の登場人物(キャスト)

チェンチェ(リュー・チャーフィー)
本作の主人公です。何もカンフーの出来ない少年ですが、正義感だけは人一倍あります。少し詐欺師まがいなところもありますが、人の良い少年です。
経営者(ワン・ロンウェイ)
チェンチェの住む街の工場を経営してる男です。別の場所から従業員を呼び寄せて、街の人達を全員解雇しようとしてきます。反抗する街の人達を乱暴に扱います。
サンダ和尚(チェン・ズーチャ)
街から遠くにある少林寺に住む、偉いお坊さんです。カンフーの達人でチェンチェに厳しく指導します。チェンチェには分からない様に、チェンチェにカンフーの極意を教えます。

映画『続・少林寺三十六房』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『続・少林寺三十六房』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『続・少林寺三十六房』のあらすじ【起】

チェンチェの村は貧困に苦しんでいました。お金持ちだけが楽な暮らしをし、貧乏人は不味い飯ばかりを食らい、その日暮らしで生きていました。チェンチェもそんな貧乏人の一人で、日々の暮らしに苦しんでいました。チェンチェは兄弟を食わせる為に、今日も詐欺紛いの事をしていました。何も効果の無い薬を特効薬として売ったり、美味しくも無い食べ物を極上の味がするとして売ったりしていました。チェンチェはそんな酷い事ばかりをしてたので、村の人達から嫌われていました。

しかしチェンチェはそんな事は気にもせず、今日も村の人々を騙していました。チェンチェの考え方では騙される方が悪く、自分は悪くないと言う考えでした。村の人々もそれに反論出来ず、今日もチェンチェの詐欺商法に騙されて物品を購入していました。

そんなチェンチェにも仕事は一応あり、村の金持ちが経営する機織り工場で働いていました。その機織り工場の経営者は酷い人間で村の人々を酷使していましたが、働く場所の無い村人達は黙って働いていました。

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映画『続・少林寺三十六房』のあらすじ【承】

チェンチェもそんな機織り工場に疑問を抱いていましたが、文句を言わずに黙々と働いていました。チェンチェが真面目に働いてる姿を見ると、村人達もチェンチェの悪行を許してしまうのでした。

しかしそんなある日、機織り工場で異変が起こりました。機織り工場の経営者が別の場所から知人達を呼び寄せ、村人達を全員解雇しようとしだしたのです。これに村人達は猛反対しましたが、経営者は強引に解雇を勧めようとしました。そして逆らった村人達は片っ端から暴力で蹴散らし、有無を言わせなくしていました。

チェンチェは勿論そんな悪行に腹を立て、経営者に申し立てに行きました。チェンチェは詐欺紛いの事をしてますが根は優しい為に、経営者に人一倍食ってかかりました。

そしてチェンチェはカンフーの達人であると自分を詐称し、経営者達を騙す事にしました。チェンチェの騙しに始めは騙されていた経営者達ですが、すぐにチェンチェの嘘に気付き、チェンチェをタコ殴りにしました。チェンチェはボロボロになりながらも経営者達に悪態をつき、走って逃げ去りました。

映画『続・少林寺三十六房』のあらすじ【転】

逃げ去ったチェンチェは、本当にカンフーを身に付けないと経営者達を撃退出来ない事を知りました。それかカンフーの達人で有名なサンダ和尚を連れてくれば、事態は解決すると考えました。善は急げとチェンチェは、早急に旅の準備をすると兄弟達に別れを告げました。兄弟達は猛反対しましたが、チェンチェは村の為だと旅立ちました。

チェンチェは野を超え谷を超え、幾つもの山を越えてある寺に辿り着きました。その寺では僧侶達が必死に修行しており、チェンチェはその様子をジックリと見ました。

チェンチェはここがかの有名な少林寺だと確信し、中に入りました。中に入っても誰もチェンチェの事を気にする事は無く、黙々と修行を続けていました。チェンチェはみんなに感心しながら中に進んで行きました。中に進んで行くと寺の奥に入れる道がありました。しかしそこは一般人が入れそうな雰囲気ではありませんでした。

チェンチェは少し不安そうな顔をしましたが、ゆっくりと中に入って行きました。中に入ると修行僧達が更に厳しい修行をしており、チェンチェは驚きました。

映画『続・少林寺三十六房』の結末・ラスト(ネタバレ)

チェンチェの姿を見つけた、少林寺の一番のカンフーの達人、サンダ和尚はチェンチェを寺から追い出そうとしました。しかしチェンチェは自分の事情を話し、カンフーの達人にならねば帰れない事を話しました。

サンダ和尚は暫く悩んだ後に、チェンチェにある命令を下しました。その命令とは寺の修復工事でした。ボロくなってきた寺の修復作業を終わらせれば、カンフーを教えてやるとサンダ和尚に言われたチェンチェは、仕方なく命令に従いました。しかしいつまで経っても修復ばかりで、カンフーを教えてくれないサンダ和尚に痺れを切らし、チェンチェは寺を出ました。そして村に帰ってきたチェンチェは自暴自棄になり、とりあえず機織り工場に殴り込みに行きました。

するとチェンチェは知らない間にカンフーの達人になっており、経営者の部下達を見る見る内に撃退していきました。経営者は酷く焦りましたが、カンフーの達人を呼んでいたのでチェンチェと闘わせました。しかしそのカンフーの達人もチェンチェには敵わず、チェンチェはその男も倒しました。機織り工場の経営者はチェンチェに観念し、不当な解雇を取り下げました。そしてチェンチェ含む村人達は、前よりも働きやすくなった工場でいつまでも働きました。

映画『続・少林寺三十六房』の感想・評価・レビュー

前作を見ていなくても楽しめる、『少林寺三十六房』とは繋がりのないストーリーなので初見でも安心です。スタッフやキャストが再集結して作られた作品なのですが、何故これを作ったのだろうと疑問に思ってしまうほどしょぼいストーリーになっていて、前作とは比べ物にならないスケールの小ささでした。主演のリュー・チャーフィが前作とは異なるキャラクターを演じているのも疑問です。
個人的な見所は、修行のシーンです。日常の動きがいつの間にか修行になっていて身に付くと言うのはやはり面白いですね。
わざわざ今作を選ぶ必要はありませんが、コアなファンがつきそうなマニアックな作品でした。(女性 30代)

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