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映画『ゾンビーズ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ゾンビーズ』の概要:ディズニーが贈る青春ミュージカル・ゾンビ映画。ビビットな色彩やノリのいい音楽に乗せて、差別や偏見のない世界を作ろうとするハートフルな物語。本来の自分を認め、周りの考えに囚われずポジティブに生きることを教えてくれる。

映画『ゾンビーズ』の作品情報

ゾンビーズ

製作年:2018年
上映時間:94分
ジャンル:ミュージカル、青春、ラブストーリー
監督:ポール・ホーエン
キャスト:マイロ・マンハイム、メグ・ドネリー、カイリー・ラッセル、ジェームズ・ゴッドフリー etc

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映画『ゾンビーズ』の登場人物(キャスト)

ゼッド(マイロ・マンハイム)
アメフト選手を夢見るゾンビの青年。父親と妹と3人でゾンビタウンに暮らしている。入学したシーブルック高校で、人間の少女アディソンと恋に落ちる。
アディソン(メグ・ドネリー)
シーブルック市長の一人娘。地毛が生まれつき白髪だが、両親からはそれをウィッグで隠して生活するように言われている。チアリーディングの名門シーブルック高校に入学し、憧れのチアリーディング部に入部する。
バッキー(トレヴァー・トージマン)
シーブルック高校チアリーディング部のキャプテン。アディソンのいとこ。ゾンビ嫌いのナルシストで、部員には日々自分に従えば間違いないと言い聞かせている。
イライザ(カイリー・ラッセル)
ゼッドの友人。ゾンビ。とことん人間を嫌っていて、いつかゾンビの革命を起こそうと心に誓っている。プログラミングが得意。
ボンゾ(ジェームズ・ゴッドフリー)
ゼッドの友人。英語ではなく、ゾンビ語と呼ばれるゾンビ特有の言葉だけで話す青年。音楽が好き。

映画『ゾンビーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゾンビーズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゾンビーズ』のあらすじ【起】

完璧に整備された町を謳うシーブルックの発電所で、ある大事故が起きてしまった。操作盤にライムソーダをこぼしたことが原因で発生した煙が町の西側へと流れ、煙を吸った者が人間の脳みそを食べるゾンビに変わってしまったのだ。感染せずに済んだシーブルックの住民は、大きな壁を作りゾンビ達を隔離することで普通の生活を取り戻した。それから50年後の現在。科学の進歩でゾンビは非常に扱いやすくなり、今では人間と共生している。

壁の向こうに追いやられたゾンビ達は皆、“Zバンド”というリストバンドを嵌めることで管理されていた。Zバンドから発せられる特殊な電磁パルスによって人間の脳みそを食べたくなる衝動をコントロールされているのだ。Zバンドを嵌めゾンビだと区別するための制服を着ていれば、人間と同じ高校へ通うことも許されていた。主人公のゼッドはこの春から人間と共学のシーブルック高校へ通うことになり、アメフト部へ入部するという目標を胸に心躍らせていた。

シーブルック市長の娘であるアディソンは、シーブルック高校のチアリーディング部に入ることを夢見ている人間の少女である。そんな彼女のコンプレックスは地毛が白髪であることだった。変わったものを嫌うこの町で、彼女はブロンドのウィッグを被って生活するように両親から言いつけられていた。

シーブルック高校は人間とゾンビが共に通うことのできる学校だが、双方の入り口はフェンスで区切られている上にゾンビの教室は地下室で、共学とは名ばかりの差別が色濃く残る学校だった。希望に満ち溢れた初登校の日、ゼッドはアディソンに一目惚れする。ゾンビ差別に反対派であるアディソンもまた、ゼッドに惹かれてゆくのだった。

映画『ゾンビーズ』のあらすじ【承】

アディソンは、いとこのバッキーがキャプテンを務めるチアリーディング部の入部テストに合格し、晴れて念願のチアリーダーになった。バッキーはアディソンを歓迎したが、ゾンビへの差別や偏見の無い彼女とは違い、バッキーはゾンビを毛嫌いしている男だった。バッキーは、入部の儀式と称して新入部員にゾンビが住む家へ悪質な嫌がらせをさせようとする。アディソンはその行為を不愉快に思いバッキーへいじめを止めるよう説得するが、余計な疑問を持つなと一蹴されてしまった。

一方ゼッドは、憧れのアメフト部への入団テストを受けるためグラウンドを訪れていた。シーブルック高校のアメフト部は弱小チームのため入部希望者は全員受け入れているが、ゼッドはゾンビだからという理由で入部を断られてしまう。失意のゼッドは、アディソンに誘われた壮行会を観に体育館へと向かった。ところが壮行会にゾンビが来たことを快く思わないバッキーは、火が苦手なゾンビたちを追い払おうと花火を使って意地悪をしかける。火を見たことでゼッドの友人ボンゾがパニックを起こし、チアの部員たちは散り散りになってしまう。演技中のアディソンが宙に舞い、フロアに叩きつけられるかというまさにその時、ゼッドのZバンドが「不安定」の警告を示す。ゼッドの肌は途端に血色が悪くなったが同時にとてつもないパワーが彼を支配し、観客たちをなぎ倒してアディソンを助けることに成功した。

偶然にもゼッドが観客をなぎ倒したタックルを見ていたアメフト部の顧問は、ゼッドを即戦力として入部させることを決めた。ひょんなことから、ゼッドは念願のアメフト部員になることができたのだ。

映画『ゾンビーズ』のあらすじ【転】

ゼッドは、友人であるイライザのプログラミングでZバンドを違法に操作することにより、アメフト部のエースとして活躍していた。壮行会の時のようにゾンビ本来のパワーが解放されるのは、電磁パルスの制御力が弱まる時だという法則を見つけてしまったためである。そのお陰で弱小だったチームは連勝を重ね、ゼッドだけでなくゾンビ全体への偏見が薄まった。ゼッドは今や学校のヒーローとして見られていた。

ゾンビ嫌いのバッキーはゼッドが活躍することも、アディソンがゼッドやその友人達と仲良くすることも気に食わなかった。そのためチア部の部員たちにゼッドの周辺を監視させ、ついにZバンドの秘密を暴いたのだ。イライザが組み上げたZバンドの遠隔操作装置を奪い、彼らはアメフトの試合中にゼッドや友人達のZバンドをめちゃくちゃに操作することでゾンビ達を強制退去させた。そんな度を越えた意地悪と、人間の観客たちがゾンビに向ける冷ややかな目線にうんざりしたアディソンは、その場に居た全員の前でウィッグを捨て、どうして違いを受け入れないのかと主張しありのままの姿を晒したのだった

映画『ゾンビーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

アディソンは自ら白髪を晒したことでチアの仲間から除け者にされ、ゼッド達ゾンビは完全に人間の居住地から隔離されてしまった。イライザは人間によるゾンビへの不当な扱いに憤慨し、チアリーディングの大会でバッキーへ仕返しをしようと企む。

イライザの計画を知ったゼッドとボンゾは、チアリーディング大会に忍び込んでいたイライザの妨害工作を止めようとする。ところがイライザが妨害をするまでもなくバッキーの演技に対して観客からブーイングが起こり、シーブルック高校のチア部は撤退を余儀なくされた。この騒動を見てゼッドとアディソンは、シーブルック高校のために協力しようと奮い立つ。その場に居合わせたゾンビ達とチア部の部員をステージ上に上がらせ、共にダンスを披露したのだ。ゾンビ達の協力に心が動いたバッキーは、チア部のキャプテンとして彼らと同じステージに立った。

シーブルック高校は大会では負けてしまったが、その後の生活に大きな変化を与えた。ゾンビと人間の垣根が完全に無くなったのだ。元々派手好きでダンスが得意なゾンビ達とチア部の交流が深まり、そのことを発端に彼らは居住地を隔てていた壁を越え、本当の意味で共生を始めたのだった。

映画『ゾンビーズ』の感想・評価・レビュー

ゾンビと人間の恋という奇抜な設定だったが、思わず笑みがこぼれるキュートな物語だった。ディズニーがゾンビ映画を手掛けるというインパクトはかなり強烈だが、その衝撃を上回る美しいストーリーだった。また、歌とダンスが現代の若者センスをよく捉えているものだったので、とても聴き馴染みよくウキウキさせる作りになっていた。

映画の中で多様な人種、外見、体型をした俳優達が「人間役」として起用されているのに、「ゾンビ」への差別だけが鮮明に描写されている部分が皮肉だった。それぞれが持つ個性を認めることで差別や偏見を無くし平和な世界を実現しようというディズニーからのメッセージが、今の世の中を見つめ直すきっかけになればいい。(MIHOシネマ編集部)


ディズニーらしさ全開のゾンビ映画はポップな色使いと、キュートなキャラクターたちが登場することで、子供も楽しめる作品になっていました。
最近のディズニー映画は女性蔑視や人種差別、LGBTQに対する配慮がされている物がとても多いです。やりすぎ感はありますが、メッセージ性はあると思います。
今作も差別や偏見に対する強いメッセージが込められていて、大まかにいえば「ゾンビ」だって気にしない、みんな同じように、平等に生きよう!というストーリーなので様々な作品を見て、目が肥えている方にとってはディズニーらしいねと呆れてしまう作品でしょう。
個人的には、こういうゾンビ映画があってもいいんじゃないかなと思えたのでシリーズの他の作品も見てみたくなりました。(女性 30代)

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