『アダムス・ファミリー』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

アダムス・ファミリーの概要:1991年のホラーコメディ映画で、原作はチャールズ・アダムズのコミックス。監督はバリー・ソネンフェルドで、主演はラウル・ジュリア。奇妙なアダムス家に、長年行方不明だった兄が帰ってきたのだが・・・

アダムス・ファミリー

アダムス・ファミリー あらすじ

映画『アダムス・ファミリー』のあらすじを紹介します。

アダムスファミリーは、父ゴメズ、母モーティシア、長女ウェンズデーと弟パグズリー、祖母グラニー、そして執事のラーチとハンド。
この一家、資産家だが奇妙で風変わり。

そんな一家の主ゴメズは、25年前に行方不明になった兄フェスターの行方を憂いていた。
アダムス家の顧問弁護士タリーは、借金をしているクレイブン婦人の息子ゴードンがフェスターにそっくりだと気付き、フェスターに仕立て上げて一家の財産を巻き上げる計画を立てる。

フェスターの霊を呼び出す交霊祭の日を見計らい、ゴードンは屋敷を訪れる。
ゴードンを疑うものもいたが、彼はアダムス一家になじんでいく。
ゴードンの正体がウェンズデーにバレてしまうが、タリーとクレイブン婦人、それからアダムス家の隣人で迷惑がっていた判事を買収し、アダムス家の財産や屋敷全てをフェスター名義にして、一家を屋敷から追い出す。

しかし、ゴメズとモーティシアは屋敷に戻り、フェスターの説得を試みる。
そこで雷に打たれたゴードンは、自分がフェスターだという記憶を取り戻す。

7ヵ月後のハロウィン。
タリーの妻だったマーガレットは、アダムスファミリーの親戚、カズン・イットと再婚した。
そしてモーティシアのお腹には3人目の子供が・・・

アダムス・ファミリー 評価

  • 点数:95点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1991年
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:ホラー、コメディ
  • 監督:バリー・ソネンフェルド
  • キャスト:アンジェリカ・ヒューストン、ラウル・ジュリア、クリストファー・ロイド、ダン・ヘダヤ etc

アダムス・ファミリー 批評 ※ネタバレ

映画『アダムス・ファミリー』について、2つ感想批評です。※ネタバレあり

色あせないゴシックホラーコメディとキャラクターたち

1991年の作品ですが、ゴシック調の服装や屋敷がメインなので、時代をあまり感じさせない魅力がある作品です。
わざわざ汚い言葉を使うなど、一般的な価値観とはズレている、奇妙な一家のキャラクターが濃くて面白いでしょう。
その濃さを見事に演じ切るキャスティングも、独特の世界感に深みを持たせています。

能面のように表情が変わらないウェンズデー役のクリスティーナ・リッチは、子役ながらも素晴らしい演技力を発揮しています。
モーティシア役のアンジェリカ・ヒューストンの色っぽいスタイル、執事のラーチ役のカレル・ストルイケンの台詞の無い表情だけの演技も、味わいがあり素晴らしいでしょう。
記憶を失ったフェスターことゴードン役のクリストファー・ロイドは、アダムス家のフェスターとママに泣きつくゴードンの切り替えが見事です。

アダムスファミリーならあってもおかしくない、と思える展開の数々

家出したフェスターが、バミューダトライアングルという魔の海域を通って、漁船の網に引っかかったところを拾われた、という荒唐無稽な設定には驚きです。
しかも、クレイブン婦人のでまかせかと思えば、真実だというオチがあるのは裏をかかれたようなものがあります。

タリーがアダムス家の書斎の「風と共に去りぬ」を開くと風が吹き出してくるシーンが、後のハリケーンと雷によってフェスターの記憶が戻るシーン、それによって悪者が命を落とすシーンに繋がっている設定は興味深いです。

ペットのような家族のような存在の「手」のハンドは、当時の映像技術の最先端とも思われます。
多少の違和感はありますが、スピード感でうまくごまかしています。

ただ、ストーリー上で一家の誰がフェスターを疑っているのか、すぐにあやふやになったり、25年前にフェスターが失踪した理由が曖昧なままになっているのが残念です。

アダムス・ファミリー 感想まとめ

コミックスから始まり、テレビドラマ「アダムスのお化け一家」、アニメ、ミュージカルと、幅広い展開を見せた「アダムス・ファミリー」の映画第一弾です。
不吉なことを好む奇妙な一家の話としても有名ですし、テーマソングもよく知られているものです。

家族のキャラクターそれぞれがとても濃く、誰の話をとっても笑ってしまいます。
ウェンズデーがナイフを持って歩いていると、彼女を咎めたモーティシアが鉈を渡すシーンは、何度見ても笑ってしまいます。
ラストでフェスター伯父さんが白熱灯をせがまれて、口にくわえると光がつくシーンは、一家の奇抜さを最後まで表していて面白いです。

どんなに不謹慎な行いをしていても、アダムスファミリーだから仕方ない、と思わせるほどの存在感もあり、何度見ても楽しめる、名作といえる作品でしょう。

Amazon 映画『アダムス・ファミリー』の商品を見てみる

関連作品