映画『赤ずきん』あらすじ・ネタバレ結末と感想

赤ずきんの概要:『赤ずきん』(原題:Red Riding Hood)は、誰もが知るグリム童話を基にした映画。監督は『トワイライト』シリーズ第一作でも監督を務めたキャサリン・ハードウィック。主人公の赤ずきんをアマンダ・セイフライドが演じる。

赤ずきん あらすじ

赤ずきん
映画『赤ずきん』のあらすじを紹介します。

町はずれの小さな村に住む年ごろの娘ヴァレリーは、幼馴染の木こりピーターと愛し合っていたが、両親は裕福な家の息子ヘンリーと結婚させようとしていた。
二人は村から逃げ出して二人で生きていこうと決めた、丁度その時、ヴァレリーの姉ルーシーが狼に襲われて、死体で発見されたと知らせが入る。

この村には、満月の夜に生贄を捧げれば狼は襲わないという約束があったが、この日それが破られたのだ。
人々は悲しみ憤り、森へ入って狼を退治しに行った。狼を仕留めることはできたが、ヘンリーの父は殺されてしまった。
狼のハンターとして名高いソロモン神父が呼ばれ、人々はルーシーを襲った狼がただの狼ではなく、人狼であることを知る。13年に一度満月が赤く染まる「血の月」である今、人狼にかまれた者も人狼になってしまうということも。

恐れる人々の前に、再び狼は現れた。何人もの人が殺され、ヴァレリーの前にも表れるが、襲うことはなく人の声で「私と一緒に来い」と話しかけた。人狼の声はヴァレリーにしか聞こえなかったため、ソロモンに「魔女」として人狼をおびき出す囮にされる。

ヴァレリーを愛するピーターとヘンリー、そして父親のセザールは協力してヴァレリーを助け出そうとする。

また人狼は現れ、ヴァレリーを連れて行こうとする。しかしそれをソロモン神父が阻み、彼の腕を食いちぎって人狼は逃げていった。

赤ずきん ネタバレ結末・ラスト

ヴァレリーはその夜悪夢を見た。目が覚めて嫌な予感がしたヴァレリーは、森で暮らす祖母の家へ向かう。だが、そこにいたのはセザールだった。

セザールこそが人狼だったのだ。正体を知られた祖母は殺されていた。
そこにやってきたピーターと協力してセザールを殺したが、ピーターは腕を噛まれてしまっていた。
自分といるとヴァレリーが危険だといって、ピーターは一人旅立つ。

ヴァレリーはその後、祖母の家で一人暮らしていた。ある日外に出てみると、そこには自分の名を呼ぶ狼の姿があった。

赤ずきん 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー、ホラー
  • 監督:キャサリン・ハードウィック
  • キャスト:アマンダ・サイフリッド、ゲイリー・オールドマン、ビリー・バーク、シャイロー・フェルナンデス etc

赤ずきん 批評・レビュー

映画『赤ずきん』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

もう一つの結末

劇場版のラストは、人狼に腕を噛まれたピーターがヴァレリーに別れを告げ、一人で村を出ていき、最後は狼の姿でヴァレリーと再会するというものだ。
もう一つの結末は、DVDまたはBlu-rayに収められている。
その内容は、人狼を殺した後、二人は束の間愛し合い、ピーターが村を出た後ヴァレリーは一人で子供を産んでおり、最後は赤ん坊を抱いて狼のピーターと再会するというもの。
子供がいるかいないかという違いだけで、別にどちらを観ても大差はないように思う。
強いて言うなら、もう一つの結末で子供を産んでいるというのは、典型的な「待つ女」像だなあと思うくらいである。

ちょっとしたミステリー

映画のジャンルとしては、ホラーというより恋愛色が強い。そして、人狼は誰なのか?というちょっとしたミステリー要素もある。
赤ずきんだから、無難におばあちゃんなのでは?と初めに思わせておいて、それらしい演出もいくつか用意されている。
おばあちゃんでなければピーターかヘンリーだろうと、ヴァレリーと同じように考えた人も多いだろう。

が、なんと人狼は影の薄い父親のセザールだったという……。しかしまあ、ルーシーの死、そして母の恋と過ちなどの手がかりを見ていけば、早い段階でセザールだと気づいた人もいるだろう。

世界観が好きな人は好きな映画

この映画の監督は、『トワイライト 初恋』も手掛けている。そのためか、雰囲気もどことなく似ている。
まず人を襲い、能力も引き継ぐという点で人狼はヴァンパイアと近い。また、ピーター役のシャイロ・フェルナンデスは『トワイライト』のエドワード役でオーディション最終まで残った俳優だそうだ。
劇中ほとんど雪が降り続き、灰色の背景の中で物語が展開するのも『トワイライト』と似ている。

少しホラー要素があって、雰囲気のあるノスタルジックなラブストーリーが好きな人にとってはかなりいい映画なのではないだろうか。

赤ずきん 感想まとめ

ストーリーや設定は、奇をてらった面白さはあるものの、ものすごく面白い映画というわけでもない。
アマンダ・セイフライド、そしてゲイリー・オールドマンと、俳優ありきの映画だと思う。その割にはゲイリー・オールドマン演じるソロモン神父の扱いは雑だが。ゲイリー・オールドマンの今までの出演作を知る人は予想するだろうが、碌な死に方はしない。
アマンダ・セイフライドは『マンマ・ミーア!』でのイメージからか、明るく元気な役という印象がある。だから今回のヴァレリーのような、儚げな美少女で表向きは良い子だけど、でもただの良い子というわけでもないという役柄は意外だった。
しかし、ブロンドで大きな瞳を持つアマンダの容姿は、童話の世界から飛び出してきたかのようで、二人の青年を虜にする美少女としてぴったりだった。

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