映画『ゴースト・ハウス(2007)』あらすじとネタバレ感想

ゴースト・ハウス(2007)の概要:サム・ライミが製作にまわり、香港出身のオキサイド&ダニー・パンの双子の監督のハリウッド進出作品となった、2007年のホラー映画。主演は「パニック・ルーム」で注目を集めたクリステン・スチュワート。

ゴースト・ハウス あらすじ

ゴースト・ハウス
映画『ゴースト・ハウス(2007)』のあらすじを紹介します。

ノースダコタの田舎町でひまわり農園を始めるため、古い一軒家に引っ越してきたソロモン家。
多感な年頃の長女ジェスが飲酒運転の末に事故を起こしてしまい、巻き込まれた幼い弟ベンは喋らなくなった。
そんな、壊れかけた家族の絆を取り戻そうと意気込む父ロイと母デニース。

だが、新しい我が家を見たジェスは、言い知れぬ不安感に襲われる。

住み始めてしばらくすると、銀行家のプライスが家を売らないかと持ち掛けてくる。
高い値段を提示されるが、ひまわり農園に執着するロイは独断で申し出を断る。
しかし、家の中で母デニースは消えない壁のシミに恐怖を覚え、ベンは何もない空間を目で追うなど、気味の悪い事ばかりが起こり始めていた。
一方ジェスは町に買い物に行った時、同年代の男の子ボビーと友達になる。

やがて、カラスがヒマワリの種を狙うようになり、農園にいるロイだけでなく、地下室に種を運んでいたジェスも襲われかける。
偶然通りかかったジョン・パウエルに助けられ、仕事を探しているという彼を住み込みで雇うことに。

ある日、ロイが作業中に怪我を負い、ジェスとベンの2人だけで一晩過ごす事になるが、幽霊が牙をむいてくる。
恐怖のあまり警察に通報し、ベンを抱えてジョンに助けを求めたジェスだったが、証拠が無いため彼女の立場は悪化。
更にはロイがプライスの話を断った事を知ったデニースは激怒し、修復されつつあった家族の絆が壊れていく。

しかし、家に何かがあると確信したジェスは、ボビーに手伝ってもらい、幽霊の正体を調べ始める。

ゴースト・ハウス 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2007年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:オキサイド・パン、ダニー・パン
  • キャスト:クリステン・スチュワート、ディラン・マクダーモット、ペネロープ・アン・ミラー、ジョン・コーベット etc

ゴースト・ハウス ネタバレ批評

映画『ゴースト・ハウス(2007)』について、感想批評です。※ネタバレあり

ホラー映画を見ない人向けの作品

Jホラーテイストを持ったハリウッド映画で、これまでアメリカのホラー映画にはなかった展開を楽しめる。
ジェスの背丈より高いヒマワリ畑やカラスの群れなど、いかにも不気味で不吉な予感がするアイテムも、うまく使用されている。
廊下の先が永遠に続いているように暗かったり、薄暗い地下室で幽霊の腕が伸びてくるという演出も、新鮮さこそ無いもののジワジワとした怖さがある。

だが、始まってから30分以上も“不気味な雰囲気”だけで進展が無く、幽霊が登場したりポルターガイストが起こるのが遅すぎる。
日本のホラー映画「呪怨」のハリウッドリメイク版「THE JUON/呪怨」の製作も手掛け、スティーヴン・キングが製作したドラマ版「シャイニング」にゲスト出演した経験を持つ製作のサム・ライミの影響なのか、どこかで見たようなシーンの多さが目に付く。

家族の絆がテーマのB級ホラー

「トワイライト」シリーズが公開される前年の作品だが、主人公ジェスを演じたクリステン・スチュワートの美しさと演技力は確かなもの。
事故に対する罪悪感を持ちつつも、思春期特有の親への反発心もあって素直になれず、幽霊に襲われた事を告げても邪険にされてしまうという複雑な環境にいるジェスを演じ切っている。

終盤ではスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」のジャック・ニコルソンのように豹変するジョンと、彼に殺されたローリンズ家の妻と子供たちの幽霊から、身を挺して助け合う父と娘の姿に変化する。
ラストシーンで、これまで全体的に暗かった景色が鮮明になり、青空とひまわりの黄色が輝いて見えるのが綺麗だ。

自分たちを殺害した父ジョンへの復讐が目的だった幽霊がいて、ジョンも飲み込まれた不吉な家に、お金が無いからといって笑顔で住み続けるソロモン一家には大きな疑問が残る。

ゴースト・ハウス 感想まとめ

幽霊付き物件、悪魔付き物件など、過去に不幸があった家で再び悪夢が起こるという“家”が原因のよくあるホラー映画。
しかも、すべての原因を作った犯人で幽霊たちの真の標的ジョンが納屋に住み込むものの、怖がるのはもっぱら長女ジェスというなんとも不条理な部分のある作品。

銀行屋のプライスの発言や動きが怪しく見えるが、ただそういった雰囲気の人物というだけの肩透かしをくらう。

しかしジョンが豹変するのは「シャイニング」のワンシーンそっくりだし、背の高いひまわり畑はスティーヴン・キングのドラマ「ザ・スタンド」のワンシーンによく似ている。
他にもシーツの下に見え隠れする白い足、壁や地下室から出てくる幽霊など、どこかで見たようなシーンばかりで新鮮味はない。

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