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映画『グリーンマイル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『グリーンマイル』の概要:『ショーシャンクの空に』のスティーブン・キング原作×フランク・ダラボン監督コンビによる感動作。時は大恐慌時代、刑務所の死刑囚棟を舞台に、奇跡の力を与えられた死刑囚と看守たちの交流をトム・ハンクス主演で描く。

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映画『グリーンマイル』の作品情報

グリーンマイル

製作年:1999年
上映時間:188分
ジャンル:ヒューマンドラマ、ファンタジー
監督:フランク・ダラボン
キャスト:トム・ハンクス、デヴィッド・モース、ボニー・ハント、マイケル・クラーク・ダンカン etc

映画『グリーンマイル』の登場人物(キャスト)

ポール(トム・ハンクス)
死刑囚棟の看守長。冷静でまじめな性格。ひどい尿路感染症を患っている。ジョン・コーフィの奇跡の力を体験し、彼の無実を信じるようになる。
ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)
無実の罪で死刑判決を下された、黒人の大男。他人の苦しみや邪悪さを感じ取り、病気やけがを癒す不思議な力を持っている。優しく純粋な性格で、実はとても長い年月を生きている。
ブルータル(デヴィッド・モース)
死刑囚棟の看守。ポールと特に仲が良い。屈強な大男で、激しやすい性格。新人のパーシーの横暴に怒りを募らせている。
パーシー(ダグ・ハッチソン)
死刑囚棟の新人看守。愚かで残忍な性格で、死刑囚たちを見下し、ひどい仕打ちばかりしている。伯父が州知事という強力なコネを盾にしている。
ハル所長(ジェームズ・クロムウェル)
ポールが勤務する刑務所の所長。ポールとは上司・部下であるとともに、家族ぐるみの親しい関係である。妻のメリンダが脳腫瘍を患っていることを知り、ひどく悲しんでいる。
デル(マイケル・ジェッター)
死刑囚の1人。死刑囚棟に現れたネズミのMr.ジングルスを、誰よりもかわいがっている。パーシーからよく暴力を受けている。
ビリー(サム・ロックウェル)
死刑囚の1人。数々の罪を犯してきた極悪人で、死刑囚棟でも看守をコケにし問題ばかり起こしている。実はジョンが逮捕された事件の真犯人だった。
メリンダ(パトリシア・クラークソン)
ハル所長の妻。ひどい脳腫瘍を患っており、その影響でそれまでの穏やかな性格が一変、ひどい言葉を口走るようになってしまった。
Mr.ジングルス
死刑囚棟に現れたネズミ。囚人のデルにかわいがられ芸を覚える。ジョンから力を受け継いでしまい、驚くほど長寿なネズミとなった。

映画『グリーンマイル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『グリーンマイル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『グリーンマイル』のあらすじ【起】

老人ホームに住むポールは、トーストを持って朝の散歩に出かけるのが日課だ。ある日古い映画を見たポールは、ある過去を思い出して涙が止まらなくなる。ポールを心配する友人のマーガレットに、ポールは自分の過去の打ち明け話を始める。

ポールは大恐慌時代、刑務所の死刑囚棟で看守長をしていた。そこには死刑台にむかう緑色の通路、通称「グリーンマイル」があった。ポールが尿路感染症を患ったある年、死刑囚棟にジョン・コーフィという大男が移送されてきた。

ポールは医者に行くのを渋っていた。問題児の新人・パーシーが来たばかりというのも理由の1つだった。パーシーは愚かで、死刑囚たちにひどい仕打ちばかりしていたのだ。ポールはジョンを死刑になるような人間とは思えずにいた。しかし彼の罪状は血も凍るものだった。幼い姉妹をレイプし惨殺したのだ。ジョンは死んだ姉妹を両脇に抱えて泣き叫んでいるところを逮捕された。ジョンは「元に戻そうとしたが手遅れだった」と意味不明の事をつぶやいていたそうだ。

刑務所長のハルは、ポールにパーシーの扱いについて注意する。パーシーは州知事の甥だったのだ。パーシーが念願の死刑を見て、精神病院の事務に転職するまでの間、パーシーに対し穏便に接する必要がある。

ある日死刑囚棟に1匹のネズミが迷い込んできた。人間を恐れない様子のネズミに、看守たちは興味津津だ。物置化している拘禁室へ逃げ込んだネズミを、ポールたちは3人がかりで探す。しかしネズミは見当たらず、してやられてしまった。それ以来ネズミは死刑囚棟に住み着いてしまった。

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映画『グリーンマイル』のあらすじ【承】

死刑囚の1人が死刑執行となった。死刑の方法は、水を含ませたスポンジを通して頭に電流を通すというものだ。罪を償った囚人にポールはひどい言葉をかけ、看守のブルータルにひどく怒られる。パーシーは自分が死刑囚棟から移る代わりに、死刑執行の役目を自分にさせてくれと言いだした。そうしなければ死刑囚棟に居座ると言われ、ポールには断ることができなかった。

囚人の1人デルが、例のネズミを飼いならした。彼はネズミにMr.ジングルスと名付け、芸を仕込む。

ハル所長がポールを呼び出した。用件の1つは問題児の死刑囚が移ってくることになったこと、もう1つは妻のメリンダが治療不能の脳腫瘍とわかったことだった。夫妻と仲の良いポールは彼らを心配するが、ポール自身の尿路感染症もどんどんひどくなっていた。

新入りの死刑囚ビリーが移送されてきた。しかし彼は看守達を出しぬき暴れまわる。ポールはビリーに股間を蹴られて症状が悪化してしまった。後始末のため他の看守が牢を離れ、ポールはその場に倒れ込んでしまう。ジョンがポールを近くに呼び寄せた。ジョンはポールをつかむと、不思議な力を使ってポールの病気をすっかり取り去ってしまった。ジョンの口からは、大量の羽虫が飛び出し、悪いものを浄化するように消えていった。ジョンはたった今起こったことに目を疑うが、尿路感染症は完全に治っていた。

映画『グリーンマイル』のあらすじ【転】

ビリーは問題を起こしては拘禁室に閉じ込められる、というパターンを繰り返していた。そんな中、デルの死刑執行日が迫る。死刑執行人の役をもらったパーシーは、デルをばかにする。その直後、パーシーはビリーに牢越しに捕まり、小便を漏らしてしまう。デルがいつもの仕返しにとパーシーをあざ笑い、パーシーはデルへの復讐を誓う。

ジングルスの受け入れ先を憂慮するデルに、ポールとブルータルはネズミのサーカスがあると嘘をつき安心させてやる。しかし直後、パーシーがジングルスを踏みつぶしてしまった。泣き叫ぶデルを見て、パーシーは悦に入ってその場を離れる。ポールが瀕死のジングルスをジョンに渡すと、ジョンがポールにしたのと同じことが起こった。ジョンの口からは悪いものが羽虫となって飛び去り、ジングルスは息を吹き返したのだ。

デルの死刑の日が来た。ジングルスは処刑の間ジョンが預かることになった。デルを恨むパーシーは、わざとスポンジを水にぬらさず、電流を流す。そのせいでうまく電流が通らず、デルは生きたまま焼け焦げて亡くなり、火事騒ぎに発展する。その苦しみは牢で待つジョンに伝わり、彼越しにジングルスにも伝わってしまった。ジングルスはどこかへ逃げて行ってしまう。パーシーはこの期に及んで責任逃れをしようとしていた。

ポールはパーシー以外の看守達に、メリンダの病気をジョンに治してもらう計画を打ち明ける。ビリーを眠らせ、パーシーを拘禁室に閉じ込めると、ポール達はジョンを牢からだした。しかし牢から出る時にビリーに触れられたジョンは、ビリーの邪悪な過去を感じ取ってしまう。

映画『グリーンマイル』の結末・ラスト(ネタバレ)

ポールたちはジョンをハル所長の家に連れて行く。ジョンがメリンダから病気を吸い出すと、彼女は病気の事などなかったかのように回復した。ジョンは彼女の病気を吐きださず、飲み込んでしまう。

パーシーは今回の1件を密告する気でいた。しかしジョンが突然パーシーをつかみ、胸にため込んでいたメリンダの病気をパーシーの中に送り込む。するとパーシーの様子がおかしくなり、ビリーを射殺してしまった。ジョンが邪悪なパーシーとビリーに罰をあたえようとしたのだ。ポールがジョンの手を握ると、ジョンの力を渡されて彼の感じ取った光景が見えた。ビリーはジョンが逮捕された事件の真犯人だったのだ。パーシーは精神病院に収容された。

ポールはジョンの無実を知ったが死刑を止める力がなく、罪悪感にさいなまれていた。しかしジョンは、他人の邪悪さを感じながらさ迷い歩く人生を終わらせたがっていた。ポールはせめてもと、ジョンに人生初の映画を見せてやる。ポール達は涙をこらえながらジョンを処刑した。ポールとブルータルはその直後死刑囚棟から転属願を出した。

打ち明け話を聞いて、マーガレットはポールが思ったより年をとっている事に気づく。彼は108歳だった。ジョンの力と一緒に、長寿の力もポールに受け継がれたのだ。ポールはマーガレットを自分の散歩場所に連れていく。そこにはジングルスがいた。ジングルスも意図せずしてジョンの力を受け取ってしまったのだ。ポールは愛する人に先立たれる人生を送る定めとなった。彼の死への道(グリーンマイル)は、あまりにも長いのだ。

映画『グリーンマイル』の感想・評価・レビュー

人間の本質と罪について考えさせられてしまう。無実だが殺人罪で死刑を待つ、不思議な力を持つジョンや、死刑囚に対しての扱いがひどいパーシーなど、相反する性質をもつ人間が起こす行動の数々や、そこに生まれる優しさや残忍さ、罪悪感など、様々な感情が入り乱れる内容となっている。非常に感動する作品なのだが、いい終わり方とは言いがたく、最後に死刑執行されるジョンの報われなさなどは、分かっていてもつい涙を誘われてしまう。(男性 30代)


悲しくてほろ苦い後味の残る映画。最初、グリーンマイルという死刑囚棟はビリー以外どこか平和的でのんびりとした空気を感じた。パーシーもただただ頭が弱いだけの人だと見えていたし、本当に極悪な死刑囚たちなのだろうかと思うくらいだ。ネズミを可愛がるデルもその1人だ。彼に関してはネズミを可愛がり、パーシーにいじめられるシーンばかりだったので、彼の最後にあのような苦しみは悲しかった。

また、これまで良いことをしてきた人であり、癒しの力を持つジョンコーフィ。彼が世の人間を嘆き、遺族に恨まれながら死刑となってしまうシーンは観賞後にもしばらく残るほどに重くて悲しい。涙なしでは見られないだろう。3時間の超長編の映画だったが、夢中であっという間だった。(女性 20代)


何度観ても鑑賞後に考えさせられる内容になっている。登場人物にとってのそれぞれの正義というものがあり、その正義のための決断にも納得しつつ胸が締め付けられるような気持ちになった。結末は主人公の寂しそうな表情や死を迎えることが出来た安堵など様々な感情がうまく表現されていてよかったと思う。

スティーブン・キングが原作なのでファンタジー要素も強いが今作はしっかりとリアリティもあるので、物語に入り込むことも出来るのでよかったと思った。(女性 20代)


幼い頃テレビで拝見し、コーフィが口から大量の虫を吐き出すシーンが、強く印象に残っている。
コネ看守のパーシーや、頭のおかしい死刑囚の行動には観ていて腹が立った。
それとは対照的に常識のある看守ポールや、ネズミを大切にするデル、心優しいコーフィといった人物には心なしかホッとする。
現実の残酷さや理不尽さ、不条理、様々な想いが交差していて、とても感情移入した。
そういった現実とファンタジックな部分との対比も良かった。言わずと知れた不朽の名作。(女性 20代)


トム・ハンクス主演で、スティーブン・キングの小説を映画化した作品。アカデミー賞で作品賞にも輝いた名作である。
舞台は刑務所。そこに何でも治癒させてしまう不思議な能力を持ったコーフィという死刑囚が収監されてくる。その優しい魂に触れた看守たちが自らの考え方が少しずつ変化していく。そして、新しく収監されたウォートンの出現により、コーフィが冤罪であったことが判明する。しかし、コーフィは世の中全体を拒否するかのように、自ら死刑になる道を選ぶのだ。
命とは何なのか。自分の中の善意が試されるような映画である。(男性 40代)


非常に緩急の激しい作品だと思いました。ネズミ探しで笑ったかと思えば、電気椅子による処刑を観て辛くなったり。不思議な力で病気が治り胸を撫で下ろしたかと思えば、事件の真実を知り怒りがこみ上げてきたり。ここまで喜怒哀楽をゆすられる映画は初めて観ました。渋さと茶目っ気のある演技が魅力的なトム・ハンクスが、完全にハマっています。

1名を除き、看守たちの人格が素晴らしく、見習うべきことが多いと思いました。誇りを持って仕事に取り組み、死刑囚と対等に接し、死を一つ一つ噛み締める姿が非常に良いです。(男性 20代)


人の善悪についてや残虐性についてなど考えさせられる部分が多々あり、色んな感情が一気に溢れる作品だった。看守のパーシーも死刑囚のビリーも、立場は違えど本質的には同じ部分があるのだと思う。彼らの行いに、ただただ嫌悪感が沸き上がってきた。ポールの複雑な立場が、見ていて辛かった。目の前の人が無実だと知っているのに助けられない悔しさと悲しさは、想像以上のものだろう。そんな気持ちを抱えながら長い命を生きなければならなくなった結末が、残酷だと思った。(女性 30代)


刑務所が舞台のストーリーでも死刑に焦点を当てているから辛いシーンが結構あった。冤罪というテーマを少しファンタジックにかつこんなにも長いヒューマンドラマに仕上げられるなんて、余程の強いメッセージと脚本の強さを感じた一作だ。

「ショーシャンクの空に」とはまた一味違って、スティーヴン・キングの「負」に対する捉え方の類い稀な面白さを知ることのできる作品としてとてもおすすめしたい。死刑という難しいテーマをここまで描いているのが何より凄い。(女性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 喜木凛 より:

    感動する映画と言われると、一番に思い付く作品です。3時間を超える長い作品ですが、観だすと一気にハマってしまいます。トム・ハンクスが好きな方には、『フォレスト・ガンプ』『ターミナル』に続いておススメです。死刑執行という重たいテーマですが、最後には感動が待っています。

    人間は罪深い生きものですが、正しく生きようとする心もありますよね。何が正義になるのかは、立場によって変わってしまうと思いますが、とても考えさせられる作品です。悲しい気持ちにもなりましたが、とても独特な世界観で不思議な感覚を味わいました。

  2. きーもも より:

    子供の頃に鑑賞して以来、何故か「絶対に見るべき作品」だと強く心に残っていた今作は、スティーブン・キング原作であるためファンタジーな要素が強めですが、人間の心の闇や優しさ、愛情をとても深く美しく描いています。
    子供の頃に鑑賞して1番衝撃的だったのは、癒しの力を持つジョンが口から大量の虫を吐くシーン。正直、子供の頃にはこの意味をよく分かっておらず、ただ衝撃的だったのを覚えています。
    大人になって再び鑑賞し、改めて思ったのは「後世に残すべき作品」であると言うこと。人への優しさを忘れてはいけないなと感じました。

  3. 森田 より:

    3時間を超える大作。しかし何故か飽きないし、長さも必然的なものに感じられた。
    内容はスティーブン・キングだなぁ…というところ。同時にキリスト教の素養のあるなしでは全く違って見えるのだろう。もちろん何も考えずファンタジーとして観ても十分楽しい。しかし決して単なる「心温まる」話では終わらないのがスティーブン・キング。顛末は受け止め方によっては恐怖だ。いや、この世で暮らすことが恐怖なのか。
    救いはアメリカの良心、トム・ハンクスだ。ここで見せる表情の数々の豊かさは名優という称号にふさわしい。

  4. kobo より:

    ジョンの純粋さに癒され、その悲しき運命に涙し、パーシーの愚かさに怒りと憤りを感じた。トム・ハンクスが出演する映画では、彼の演技と存在感の強さにより脇役の印象があまり残らないのだが、この映画は看守達や死刑囚、そしてネズミと、脇役の演技もしっかりと印象に残る名作だ。

    何が正義なのか、なぜ無実の人間が処刑されなければいけないのか。ジョンが自ら処刑されることを望んだ背景には、このような世の中で生きることに対する強い拒絶があり、とても悲しくなった。

  5. ゆーり より:

    こんにちは。
    知らない方は一度は観てほしいですよね。絶対に損をしない名作だと思います。
    色々と考えさせられるお話でした。

  6. 匿名 より:

    多くの人が感動し、涙した作品ではないだろうか。死んだ少女を助けたい一心で行動した心優しい大男コーフィが、無実の罪で死刑を受ける。看守たちは助けたいと願うが、どうにもできない。簡単に言えばこれだけのストーリーだが、何度観ても泣ける。次に何が起こるかわかっていても泣けてくるのである。
    ところどころ汚いシーンもあって、人によっては好き嫌いがあるかもしれないが、映画を観て泣きたいならとりあえず観てほしい映画の一つである。

  7. 匿名 より:

    黒人の大男コーフィは、罪を犯した事など一度もなく、むしろ多くの人を救う人物である。作中でも、ポール、ネズミ、刑務所長の妻を助けている。
    最後には死刑を受けることになるが、なぜこんなに善良な人間が殺されなければならないのかと、腹立たしいくらいだ。
    そして、看守の一人のポールも善良な人間として描かれている。死刑囚に冷たくすることなく、優しく接する様子や、コーフィのことを助けようとする様子などがあり、また悪人パーシーとの比較によってもその善良ぶりが際立っている。
    だが、ポールはコーフィの無実を知り、助けたいと願いながらも彼を生かすことはできなかった。これが確かにポールの罪であると言い切ることはできないが、少なくとも助けられなかったことでポールの中にやりきれない思いや少しの罪の意識はあったのではないだろうか。

    では、コーフィの罪とは何か。
    素直に考えれば生前に罪など犯していないのだが、少しいじわるな見方をすれば罪を犯している。
    コーフィは、ポールやネズミを治療した。これによって彼らは終わる事のない人生を生きている(劇中で不死とは明確にいってはいないが)。病を治してくれたことはありがたいけれど、死ぬことができないとなれば話は別である。最後、まだあの時のネズミですら生きていることで、ポールは自分の人生もまだ終わりそうにないと嘆いている印象がある。
    長生きするのは嬉しいけれど、途方もない時間を生きるのは辛い。これこそポールに与えられた罰なのではないだろうか。そしてコーフィはポールを不死にしたことが罪だったのである。

  8. 匿名 より:

    『グリーンマイル』は、『ショーシャンクの空に』と『マジェスティック』と合わせて三部作と言われる。これは、フランク・ダラボン監督の感動する映画三部作ということらしい。『グリーンマイル』と『ショーシャンクの空に』は、どちらとも原作がスティーブン・キングで、共通点も多いように思うが、『マジェスティック』が含まれるのは少し疑問である。
    『グリーンマイル』は『ショーシャンクの空に』と比べても感動は上だと思う。

    余談だが、映画で重要な役を担っているネズミのシーンは、ほとんど実物のネズミ自身の演技らしい。映画の視覚効果には、『ベイブ』で賞をとったチャールズ・ギブソンも関わっていたようで、さすが動物の演技にかけては素晴らしい。