映画『グリーンマイル』あらすじ・ネタバレ結末と感想

グリーンマイルの概要:『グリーンマイル』は、スティーブン・キングの小説の映画化作。死刑囚を収容する刑務所を舞台に、死刑を待つ死刑囚と看守達を描いたファンタジー・ドラマ。主演は、トム・ハンクス。

グリーンマイル あらすじ

グリーンマイル
映画『グリーンマイル』のあらすじを紹介します。

1995年、ある老人ホームで、ポールは過去を回想する。

1935年。ポールは刑務所の看守として働いていた。
死刑囚は刑務所の電気椅子で最期を迎え、そこまでの短い廊下は「グリーンマイル」と呼ばれる。
ポールを含め、看守たちは死刑囚とも誠実に接したが、州知事の甥である新人のパーシーだけは死刑囚をいじめて楽しんでいた。

そこに、黒人のコーフィは、双子の少女強姦殺害の罪で収容された。コーフィは、人の患部に触れただけで病を治す不思議な能力を持っていた。ポールが長年患っていた尿道炎もあっという間に治し、刑務所にいた瀕死のネズミも回復させた。ポールは、コーフィが心優しい人間だと分かる。

ある日、刑務所長の寝たきりの妻を治すため、パーシーを閉じ込め、コーフィを連れて抜け出す。コーフィは病を手から吸い取った後、刑務所に戻るとその病をパーシーに流し込んだ。パーシーは錯乱し、最近入ってきた凶悪犯ウォートンを銃殺した後、廃人になる。
実はこのウォートンこそ、双子の少女を殺害した犯人だったのだ。

コーフィはポールの手を取り、脳内に直接記憶を流して真相を伝える。

グリーンマイル ネタバレ結末・ラスト

ポールは、無実の罪で死刑を迎えようとしているコーフィを救いたいと考えるが、彼の無実を証明するものは何もない。看守たちは脱獄を勧めるが、コーフィは今まで見てきた世界の汚さに疲れ果て、死んで全て終わらせたいと望む。
そして数日後看守たちが見守る中、コーフィの死刑が執行された。

60年後、コーフィの不思議な力のおかげで、ポールは100歳を過ぎてもなお生きている。そしてネズミもまだ生きている。ポールがグリーンマイルを歩く日ははるか遠い。

グリーンマイル 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1999年
  • 上映時間:188分
  • ジャンル:ファンタジー、ヒューマンドラマ
  • 監督:フランク・ダラボン
  • キャスト:トム・ハンクス、デヴィッド・モース、ボニー・ハント、マイケル・クラーク・ダンカン etc

グリーンマイル 批評・レビュー

映画『グリーンマイル』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

涙なしには観られない感動作

多くの人が感動し、涙した作品ではないだろうか。死んだ少女を助けたい一心で行動した心優しい大男コーフィが、無実の罪で死刑を受ける。看守たちは助けたいと願うが、どうにもできない。簡単に言えばこれだけのストーリーだが、何度観ても泣ける。次に何が起こるかわかっていても泣けてくるのである。
ところどころ汚いシーンもあって、人によっては好き嫌いがあるかもしれないが、映画を観て泣きたいならとりあえず観てほしい映画の一つである。

ポールとコーフィの罪と罰

黒人の大男コーフィは、罪を犯した事など一度もなく、むしろ多くの人を救う人物である。作中でも、ポール、ネズミ、刑務所長の妻を助けている。
最後には死刑を受けることになるが、なぜこんなに善良な人間が殺されなければならないのかと、腹立たしいくらいだ。
そして、看守の一人のポールも善良な人間として描かれている。死刑囚に冷たくすることなく、優しく接する様子や、コーフィのことを助けようとする様子などがあり、また悪人パーシーとの比較によってもその善良ぶりが際立っている。
だが、ポールはコーフィの無実を知り、助けたいと願いながらも彼を生かすことはできなかった。これが確かにポールの罪であると言い切ることはできないが、少なくとも助けられなかったことでポールの中にやりきれない思いや少しの罪の意識はあったのではないだろうか。

では、コーフィの罪とは何か。
素直に考えれば生前に罪など犯していないのだが、少しいじわるな見方をすれば罪を犯している。
コーフィは、ポールやネズミを治療した。これによって彼らは終わる事のない人生を生きている(劇中で不死とは明確にいってはいないが)。病を治してくれたことはありがたいけれど、死ぬことができないとなれば話は別である。最後、まだあの時のネズミですら生きていることで、ポールは自分の人生もまだ終わりそうにないと嘆いている印象がある。
長生きするのは嬉しいけれど、途方もない時間を生きるのは辛い。これこそポールに与えられた罰なのではないだろうか。そしてコーフィはポールを不死にしたことが罪だったのである。

グリーンマイル 感想まとめ

『グリーンマイル』は、『ショーシャンクの空に』と『マジェスティック』と合わせて三部作と言われる。これは、フランク・ダラボン監督の感動する映画三部作ということらしい。『グリーンマイル』と『ショーシャンクの空に』は、どちらとも原作がスティーブン・キングで、共通点も多いように思うが、『マジェスティック』が含まれるのは少し疑問である。
『グリーンマイル』は『ショーシャンクの空に』と比べても感動は上だと思う。

余談だが、映画で重要な役を担っているネズミのシーンは、ほとんど実物のネズミ自身の演技らしい。映画の視覚効果には、『ベイブ』で賞をとったチャールズ・ギブソンも関わっていたようで、さすが動物の演技にかけては素晴らしい。

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