『ハリー・ポッターと秘密の部屋』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

世界的に大ヒットした「ハリー・ポッターと賢者の石」の続編。ホグワーツ魔法魔術学校の2年生になったハリーが、再び開かれた秘密の部屋の謎に迫る。監督は前作に引き続きクリス・コロンバス。

あらすじ

ハリー・ポッターと秘密の部屋』のあらすじを紹介します。

ホグワーツでの1年目を終えたハリーはダーズリー家に帰省していた。ダーズリーたちの態度も相変わらず、友達とも連絡が取れず寂しい夏休みを過ごす。ある日の晩、ハリーの目の前に突然ドビーと名乗る屋敷しもべの妖精が現れる。彼はハリーに忠告をしに来たと言い、「ホグワーツに戻ってはいけない」と告げるのだった。ホグワーツこそが自分の居場所だと信じるハリーはこれに猛反発するが、ドビーも譲らない。ダーズリーたちの客人に魔法を使い恥をかかせ、自らは姿を消してしまう。当然ハリーの仕業だと思い込むダーズリーは激昂、窓に鉄格子を打ち付けて魔法と遠ざけようとする。しかしそんなハリーを空飛ぶ車で救いに来たロン、フレッド、ジョージ。ウィーズリー家へと向かい、新学期への準備を始めるのだった。

新しい道具を揃えるためダイアゴン横丁を訪れたハリー。ハグリッドやハーマイオニーとも再会し、さらにホグワーツで新しく務めるギルデロイ・ロックハート(ケネス・ブラナー)とも挨拶を交わす。スリザリン生のマルフォイや父親のルシウス・マルフォイにも出会うが、彼らの敵対した態度も相変わらずであった。そして迎えた新学期、ロンの妹のジニーも1年生となり一緒に9と4分の3番線へと向かう。ハリーとロンがホームに繋がる壁をすり抜けようとした瞬間なんと壁に激突、ホームへの道が閉じてしまったのだ。原因も分からず、列車の発車時刻になってしまい慌てる2人。空飛ぶ車を使って追いかけるというロンのアイディアにより何とか学校には辿り着くが、その光景を数人のマグル(人間)に見られるという失態を犯してしまう。スネイプ先生やミスター・フィルチに退学を仄めかされるが、マクゴナガル先生やダンブルドア校長により罰則で済むこととなった。しかし襲いかかる不思議な出来事は、これだけでは終わらない。

ハリーがロックハート先生の部屋で罰則をこなしていると、「殺してやる…」という恐ろしい声が聞こえてくるが、ハリー以外には全く聞こえない。そしてその帰り、石化したミスター・フィルチの猫であるミセス・ノリスの姿が…。しかもそばの壁には「秘密の部屋は開かれたり。継承者の敵よ、気をつけよ」という血文字が書かれていた。果たして秘密の部屋には何が隠されているのだろうか。

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2002年11月23日
  • 上映時間:161分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:クリス・コロンバス
  • キャスト:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、リチャード・ハリス、マギー・スミス etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』について、3つ考察・解説します。※ネタバレあり

ドビーは何故ハリーをホグワーツから遠ざけようとしたのか?

ヴォルデモートが闇の帝王として君臨していた時代、屋敷しもべ妖精は害虫のように扱われまともに親切を受けることはありませんでした。しかしハリーがヴォルデモートを打ち負かしたことによりその力は弱まります。それに感謝し希望を持つことができたので、もう二度とハリーが危険な目に合わないようにヴォルデモートの手の届かないところ(ダーズリー家)にハリーを留めておきたかったのです。

50年前の真相は?

トム=リドルの日記に隠されていた記憶の真相。急にハグリッドが犯人扱いされていたりまだトムが誰なのか分からない時点でのシーンだったので、その状況がすぐに理解できませんでした。日記がハリーに見せた内容は50年前トムが学生ながら秘密の部屋を開けた時、嘆きのマートルと呼ばれていた女子生徒が亡くなりました。その犯人を探していたホグワーツ内で、トムは蜘蛛のアラゴグを飼っていたハグリッドを犯人に仕立てます。優秀な模範生であったトムの密告なので先生たちはそれを信じ、秘密の部屋を開けたのもハグリッドであると偽装したのです。劇中でもありましたが、トムが秘密の部屋を開けたのは自分こそサラザール・スリザリンの継承者であると証明したかったからです。しかし事件が起きたため大っぴらに部屋を活用することができず、いずれまた使うときが来るだろうと日記に記憶を残したのです。そしてこの”記憶”は後のストーリーで重要な要素となっていきます。なぜバジリスクの牙で刺したことで倒せたのか、それも後々明かされます。

ジニーを選んだ理由は?

トムの日記をヴォルデモートから託されたルシウスは、本屋で会ったときにジニーの持ち物に日記をすりこみます。何故ジニーだったのか?恐らくルシウスの独断であり、父親のアーサーとは仕事上で対立関係にあったことが関係している可能性があります。単に幼いジニーなら操りやすいと思ったのかもしれません。

まとめ

空飛ぶ車、移動術、屋敷しもべの妖精、蛇語にマンドラゴラ…など、前作に増して魔法世界の要素が充実していてとてもワクワクしました。さらに今作は秘密の部屋という新たな謎が誕生し、ヴォルデモートがまた一歩復活に近づきます。彼の若き日の姿や本名がトム=リドルであることも明かされ、2作目にして緊迫感が増していきます。目を見ると死んでしまうというメデューサ的な怪物バジリスクや、ダンブルドア校長が飼うフォックスなど今作で活躍したものは今後さらに重要な場面で登場します。ドビーもそのうちの1人です。特にドビーは最後ハリーの機転により自由の身となり、それまで絶対服従していたルシウスに初めて歯向かいます。その姿はハリーへの信頼そのもので、今までの強引な守り方が帳消しになるほど微笑ましいシーンでした。ドビーが裏でブラッチャーを操ってハリーを襲っていましたが、今作ではクィディッチも見所の一つです。何よりスリザリンのシーカーにマルフォイが選出され、ハリーとの直接対決を繰り広げるからです。いつ見てもこのクィディッチの本格的な空中戦は見ていてハラハラドキドキします。そしてこの戦いでハリーは腕の骨を折ってしまうのですが、ロックハート先生が間違った治療をしたためになんと骨が無くなってしまい腕がぐにゃぐにゃに…。ありえない方向に腕が、どころではない演出が少し気持ち悪く、インパクト大のシーンとなっています。インパクトという点でいくと、今作はロンが魔法の跳ね返りでナメクジを何匹も口から吐き出したり、巨大な蜘蛛のアラゴグなどだいぶ異色なファンタジー要素が詰まっています。全体的にシリアスな雰囲気だからこそ、そんなシーンが目立つのかもしれません。

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