映画『ジョー・ブラックをよろしく』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ジョー・ブラックをよろしく」のネタバレあらすじ結末

ジョー・ブラックをよろしくの概要:1934年「明日なき抱擁」のリメイク作。スーザンが恋に落ちた青年は、父の命と引き換えに人間界にやってきた死神だった。名優たちが丁寧な演技で魅せる、3時間の上映時間を感じさせない大人のロマンティック・ファンタジー。

ジョー・ブラックをよろしくの作品概要

ジョー・ブラックをよろしく

公開日:1998年
上映時間:181分
ジャンル:ファンタジー、ラブトーリー、ヒューマンドラマ
監督:マーティン・ブレスト
キャスト:ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス、クレア・フォーラニ、マーシャ・ゲイ・ハーデン etc

ジョー・ブラックをよろしくの登場人物(キャスト)

コーヒーショップの青年 / ジョー・ブラック(ブラッド・ピット)
地方からニューヨークにやってきた、明るく妹想いの青年。人間の肉体を必要とする死神に狙われ、交通事故に遭う。死神は永らく孤独の時を過ごし、人間界に興味を持った。死神が入り込んだ青年の肉体は、ビルにより「ジョー・ブラック」と名付けられる。
ウィリアム・パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)
通称ビル。65歳の誕生日を控えている。メディア会社の社長。情に厚く、人の心を掴むのが上手い。その人柄を見込まれて、死神のガイド役として選ばれる。
スーザン(クレア・フォーラニ)
ビルの娘。医師。穏やかで、優しく、父のお気に入り。恋愛にはドライで、両親のような情熱的な恋愛はしたことが無い。
アリソン(マーシャ・ゲイ・ハーデン)
ビルの娘。スーザンの姉。社交的で、仕切り屋。父の誕生パーティーを盛大なものにする為、尽力している。自分が父のお気に入りでない事は感じているが、家族を愛している。
ドリュー(ジェイク・ウェバー)
スーザンの恋人。パリッシュ・コミュニケーションで、ビルの右腕として働いている。賢いが、利己的で、ビルに受けた恩を仇で返そうとする。
クインス(ジェフリー・タンバー)
アリソンの夫。パリッシュ・コミュニケーションの役員。上流階級の出身ではないが、大らかで素朴な人柄が愛されている。愛妻家で、感情的になりやすい妻のサポートも得意。

ジョー・ブラックをよろしくのネタバレあらすじ

映画『ジョー・ブラックをよろしく』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ジョー・ブラックをよろしくのあらすじ【起】

65歳の誕生日を間近に控えたビルは、謎の幻聴に悩まされていた。大企業「パリッシュ・コミュニケーション」の社長であり、美しい二人の娘、有能な部下達に恵まれたビル。今も、姉娘のアリソンが、彼の為に大統領にも引けを取らない誕生日パーティーを計画している。末娘のスーザンはお気に入りで、恋人のドリューもビルの右腕として活躍している。心配事といえば、最近聞こえる幻聴と、スーザンが恋愛に冷めていて、自分と亡き妻のように情熱的な愛を感じていないらしい事くらいだ。

医師のスーザンは、ドリューとの関係にも熱は無いが納得していた。しかし、恋愛に関する父の説教を聞いたその足で立ち寄ったコーヒーショップで、これまでにない好意を感じる青年に出会ってしまう。田舎から出てきたという青年は、人懐こくスーザンに話しかけ、コーヒーをおごる。互いに名乗りもせず、他愛のない話をしただけで、二人は相手を好きになっていた。青年は「稲妻が落ちた」と言った。それは、ビルがスーザンに体験してほしいと言ったセリフそのものだった。二人は次の約束をしないまま店先で分かれ、青年は、角を曲がろうとしたところで車に跳ね飛ばされた。

その夜、パーティーの相談を進める為、ビルの家でのディナーに集まる家族の面々。すると、再び幻聴が彼を襲う。幻聴の主は、丁寧にも玄関先に現れ、書斎でビルを待っていた。声の主は、永遠を生きる存在、死神だった。老いを感じ始めたビルが抱いた、自分は死ぬのだろうかという問いへの「そうだ」という答えが、彼が聞いていた幻聴だった。死神の望みは、最近興味を抱いている人間界を、ビルにガイドさせる事。その見返りとして、ガイド中は彼の命が引き伸ばされる。ビルは、この取引を受け入れた。死神は、魅力的な若い青年の姿をしていた。人間界を見回るために用意した、コーヒーショップにいた青年の体だ。

ジョー・ブラックをよろしくのあらすじ【承】

こうして、死神の人間界体験が始まった。ビルは彼を食事の席に参加させ、適当に「ジョー・ブラック」と名付け紹介した。アリソンと婿のクインスは、彼を好意的に受け入れた。しかし、遅れて参加したスーザンは、朝とは別人のようによそよそしいジョーに気分を損ねる。そして、ドリューもまた、突然社長の友人として現れ、恋人とも何か関係がありそうな得体の知れないジョーに不信感を抱いていた。

ジョーは屋敷を探検する。キッチンで見つけたピーナツバターを、大いに気に行った。そのまま迷い込んだプールで、スーザンに出会うジョー。友達になってほしい、知らない世界を体験したいというジョーに、スーザンも心を開き始めていた。しかし、ジョーとスーザンが顔見知りだったのは、ビルにとっては誤算だった。彼は、ジョーに家族を巻き込まないと約束させた。

ジョーは、ビルの会社にもついて回る。役員会に出席し、クッキーをむさぼるジョーに、ドリューのいら立ちは募っていく。仕事でも、ビルとドリューの意見は衝突していた。会社の成長の為に、他社との合併を望むドリューと、利益ありきの合併ではなく、自社で新しい事業をすべきだと考えるビル。ビルは、残された時間で自分の人生をかけてきた会社をいかに守れるかに、焦りを感じていた。

ビルから追い出され、スーザンの病院に向かうジョー。スーザンは戸惑いながらも、喜びを隠せない。すると、入院患者の老婦人が、ジョーを見て怯え始めた。この世の者でないと感じ取ったのだ。ジョーが悪魔ではないとわかると、痛みから解放されたいから、あの世へ連れて行ってくれとせがみ始める。そういう力は無いと、断るジョー。

ジョー・ブラックをよろしくのあらすじ【転】

ジョーは、人間界で過ごす時間を楽しんでいた。ビルを中心に、互いを想い合うパリッシュ家のやり取りは微笑ましい。しかし、ビルはスーザンがジョーに惹かれていく事を許せず、ドリューとの衝突も悩みの種だ。ドリューは、ビルを退任にまで追い込んだ。余命をジョーに握られているビルが、先の予定を聞いてきたクインスに言った「ジョー次第」という言葉を利用し、役員達を扇動したのだ。ビル社長は、もはや決断能力もなく、65歳の誕生パーティーが終わり次第お飾り役員になってもらう。さらに、ドリューは合併先の会社と秘密裏に結託し、パリッシュ・コミュニケーションを解体して利益を得ようと画策していた。

スーザンのドリューへの感情はとうに冷め、ジョーとの距離はますます近づいていく。ジョーもまたキスの心地良さを知り、スーザンへの愛を自覚していた。二人は結ばれるが、ビルはどうしてもこの関係を認めるわけにはいかなかった。ジョーは自分が何者かをビルに思い出させ、脅しをかけるが、娘を想うビルは一歩も引かない。

ジョーは人間界でスーザンとの関係を続けていきたいと願うが、彼を思いとどまらせたのは、病院で出会った老婦人だった。老婦人は、一緒にあの世へ行こうとジョーに懇願する。ジョーは、この世にいてはいけないのだ。バカンスと同じで、楽しいと思ううちに終わりにしなければならない。

ジョー・ブラックをよろしくのあらすじ【結】

ジョーは、ビルとの旅立ちを誕生パーティーの夜に決めた。パーティーの日、ビルはアリソンやクインスとの最期の会話を楽しみ、心残りを無くしていく。ジョーもその手助けをした。あと話さなければならないのは、スーザンとドリューだ。

クインスに頼み、ドリューを呼び出すビル。ジョーとの関係をいぶかしんでビルを追い詰めたドリューに、ジョーが突然正体を明かすと言い始めた。自分は国税庁の秘密調査員だ。合併先の会社を、以前から調べていた。その証拠を掴むため、お前を泳がせていた。逮捕されたくなければ、役員に真実を明かし、辞任しろ。ドリューは負けを認め、電話でこの会話を聞いていた役員達は、ビルに謝罪し、彼を社長の座に戻す手続きを始めた。

一方、ジョーはスーザンもビルと共に死の世界に連れて行こうと考えていた。その為には、彼女にも自分の正体を明かさなければならない。しかし、いざスーザンと対面すると、なかなか真実を言い出せないジョー。スーザンは、コーヒーショップでの会話を大切に覚えていた。その時に、恋に落ちたのだから。その会話を繰り返すスーザンを見て、ジョーは別れを決意した。スーザンもまた、今自分の目の前にいるジョーが、あの日コーヒーショップで出会った男ではない事に気が付いた。そして、明かされなかった彼の正体にも、気づき始めていた。ジョーは自分を愛してくれた礼を言い、スーザンの元を後にした。

パーティーは、盛大な花火でフィナーレを迎える。ジョーとの別れを察し、父の心配を理解したスーザンは、ビルと和解した。ビルは、自分に何があっても、これまでの人生に後悔は無いと告げる。そして、ジョーと二人、庭園の橋を渡っていくビル。スーザンは二人の後を追おうとするが、橋の向こうから、ジョーが一人戻って来るではないか。それも、様子がおかしい。辺りを見回し、自分がなぜここにいるかわからないという。それでも、スーザンを見つけた彼は嬉しそうだった。嬉々として、コーヒーショップでの出会いについて話し出す。時間をかけて、お互いを知り合おうと言う。スーザンは、あなたを父に紹介したかったと微笑み、彼の手を引いてパーティー会場へ戻って行った。

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