映画『ラブド・ワンズ』あらすじとネタバレ感想

ラブド・ワンズの概要:2009年に制作された、ショーン・バーン監督、脚本のサイコホラームービー。同級生ローラの告白を受け入れなかった事から、ローラと彼女の父親に拉致監禁される青年の恐怖を描いた。

ラブド・ワンズ あらすじ

ラブド・ワンズ
映画『ラブド・ワンズ』のあらすじを紹介します。

飛び出してきた血塗れの男性を轢きそうになり、親友のように仲の良かった父を自分の運転で失った、という罪悪感に苛まれる高校生のブレント。
事故から半年後、母親とは不仲になり、日常的に自傷行為をするようになっていた。
そんな彼も、高校卒業とプロムパーティーを控えていた。

ブレントに恋心を抱く、地味な女子高校生のローラは、プロムのパートナーになってほしいと告白する。
しかしブレントには恋人ホリーがいて、プロムも彼女と行く予定だったので、誘いを断ってしまう。

森に出かけたブレントは突然意識を失い、気が付くとローラの自宅に監禁されていた。
ブレントに振られた事を認めたくないローラは、ブレントを監視し続け、父親に頼んで彼を誘拐したのだ。
ローラは、ブレントが自分の言うことを聞かないと、父親と一緒になって拷問を行っていく。
さらに、自分のものだというハート印をブレントの胸に刻み付け、過去のボーイフレンドたちを写したお手製アルバムを見せつける。

ローラの父の手作りプロムが始まり、ボロボロになったブレントと楽しく過ごすローラ、そして娘の成長を満足そうに見つめる彼女の父親。

その頃、ブレントの母と恋人ホリーは、ブレントがいつまでも帰ってこない事に不安を覚えていた。
やがてブレントの愛犬が瀕死の状態で戻ってきた事から、2人はブレントが危険にさらされていると察知する。

ラブド・ワンズ 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2009年
  • 上映時間:84分
  • ジャンル:サスペンス、ホラー
  • 監督:ショーン・バーン
  • キャスト:ゼイヴィア・サミュエル、ロビン・マクリーヴィー、ヴィクトリア・セイン、ジャシカ・マクナミー etc

ラブド・ワンズ ネタバレ批評

映画『ラブド・ワンズ』について、感想批評です。※ネタバレあり

強烈なキャラクターだらけ

ローラと父親のぶっ飛んだキャラクターがとにかく濃すぎて恐ろしく、怖さを超えて面白さまで感じてしまうような作品。
いかにも冴えない見た目だが、ブレントを監視している時の目つきや、自宅に監禁したブレントに拷問をする時の表情に背筋が凍る。
また彼女の父親も、狂気を宿しているとしか見えない表情ばかりで、この2人だけでも強烈。

だが、主人公ブレントも父の死後は母親に当たり散らしたり、虚ろな表情ばかりで自傷行為をするなど、なかなか強烈なキャラクターだ。

しかし、過去のボーイフレンドたちのアルバムを見るからに、何人も行方不明になっているはずが、ローラと父親の犯行に誰も気が付いていないというツッコミどころがある。

伏線が全て回収される爽快感たっぷりのストーリー

本作は、強烈な父娘による残酷描写や流血場面が描かれているだけでなく、ストーリーもしっかり作られている。
監禁されたブレントが何度も脱出しようと試みて諦めない様子は、見ている側に「頑張れブラント」という感情を生み出し、引き込まれる内容。

冒頭のブラントと父の事故シーンも必要ないように思えるが、ローラと父親の被害者たちの中に事故の原因の人物の顔が見つかるのは、「なるほど」と思わせる展開。
尺稼ぎのように入ってくるジェイミーとミアのストーリーだが、よく見るとミアと同じ苗字の少年がローラと父親の被害者の中にいたりして、隠れたつながりに驚かされる。
しかしその繋がりが分かりにく過ぎて、ジェイミーとミアのストーリーが、本編と全く絡まないのには違和感だらけ。

ラストのローラの無残な姿と、ブレントが容赦なく車を走らせるシーンは、陰鬱な雰囲気が続いた本作の中で爽快感を感じるシーンで、うやむやなエンディングが多いスプラッター映画の中で、スッキリしたエンディングに仕上がっている。

ラブド・ワンズ 感想まとめ

卒業プロムパーティー、冴えない女の子の暴走、といえばスティーヴン・キング原作の傑作ホラー映画「キャリー」を連想せざるを得ないテーマ。
愛するが故の監禁という部分は、キャシー・ベイツが演じた「ミザリー」のアニー、それに加えて、グロテスクな監禁拷問といえば「ホステル」が連想される。
そのどれもが当てはまるようで当てはまらない、全く新しいスタイルのスプラッター映画で、史上最凶のサイコヒロインが登場する本作。

手作りプロムでKasey Chambersの「NOT PRETTY ENOUGH」を歌うローラが強烈で、「私は心が壊れているから」という歌詞には頷きたくなる。
女子高生が電気ドリルでロボトミー手術をしようとしたり、娘の言いなりの父親や表情が不気味だが、スプラッター映画が好きな場合は楽しめるであろう作品。

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