映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』あらすじネタバレ結末と感想

のだめカンタービレ 最終楽章 後編の概要:『のだめカンタービレ完結編 後編』は、二ノ宮知子原作の大人気コミックの実写映画。ドラマシリーズからスペシャルドラマ、劇場版とシリーズを重ね、ついに完結を迎える。のだめのピアノシーンが見どころの一つ。

のだめカンタービレ 最終楽章 後編 あらすじネタバレ

のだめカンタービレ 最終楽章 後編
映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

のだめカンタービレ 最終楽章 後編 あらすじ【起・承】

千秋が引っ越し、オクレール先生にはコンクール禁止令を出されて落ち込むのだめの元に、日本から峰と真澄が訪ねてくる。二人は清良のパリでのコンクールを応援しに来たのだった。
のだめは久々に友人と再会して喜び、パリの観光地を巡ってはしゃぐ。

その頃、千秋はまたルイと共演することになった。ルイはスランプで演奏活動を休止し、のだめと同じコンセルヴァトワールで学生をしているのだが、母にどれか一つでも公演に出ろと言われ、「千秋の指揮ならピアノを弾く」と言ったのだ。
のだめにこのことを話すが、大したリアクションはなかった。

清良のコンクール。ファイナルに応援に行ったのだめ一行。
清良はなかなかコンクールで結果を出せないことに焦って、スランプになっていた。
結果三位入賞。峰が応援に来ていることを知って清良は喜び、「三位でも十分いい結果」という峰に励まされる。一度日本に帰ろうと前向きな気持ちになる。

応援に行ったターニャは、自分もコンクールに出ると決意し、黒木もそれを応援する。
のだめもファイナルでかなり興奮し、ラヴェル『ピアノ協奏曲ト長調』をいつか千秋と共演して演奏したいとはしゃぐ。
実は、今度ルイと千秋がやる曲がそれだったのだ。それを聞いた黒木は、その前に「R☆オケ」でなら一緒にできるんじゃないかと提案するが、千秋は「のだめは早く終わらせたがっている気がする」と危惧する。

のだめカンタービレ 最終楽章 後編 あらすじ【転・結】

千秋にルイとラヴェルをやると聞いたのだめはかなりショックを受けるが、ルイと千秋にあんなかわいいキラキラした曲ができるわけないと思って気を紛らわせる。
その頃漸くオクレール先生にも認められ、「ベーベ」ではなく「メグミ」と呼ばれ喜ぶ。オクレール先生はのだめのコンクール準備を進める。

公演当日。
ルイと千秋は完璧にやり切った。それを見たのだめは、これよりもすごい演奏はできないと衝撃を受ける。
翌朝、のだめは結婚してくれとプロポーズするが、千秋はいつもの冗談かと取り合わなかった。
呆然とするのだめを訪ねたシュトレーゼマン。のだめは堰を切ったように泣き出し、入学して初めてオクレール先生のレッスンを無断で休む。
話を聞き、のだめの演奏を聴いたシュトレーゼマンは、千秋とできなかったことを自分とやろうと誘う。

シュトレーゼマンはプラハの公演の曲目を変更し、ショパン『ピアノ協奏曲第1番』でのだめにピアノを弾かせる。独創的なのだめの演奏は賛否両論あったが、「シュトレーゼマンが連れて来た無名の新人デビュー」と世界中で話題になる。
演奏を聴いた千秋は、「のだめをここに連れてくるために自分は日本に留められていたのか」と思う。

味をしめたエリーゼはのだめをシュトレーゼマンの事務所に所属させ稼ごうとする。シュトレーゼマンも最高の演奏に酔いしれていたが、オクレールは「あともう少しで本当のピアニストになれたかもしれないのに」とシュトレーゼマンのしたことに怒る。
オクレールや千秋が案じていた通り、燃え尽きたのだめは姿を消す。

のだめは自室のゴミだめの中にいた。同じアパルトマンに住む作曲科のヤドヴィと意気投合して演奏をしているうちに、自由に楽しく演奏していた過去の自分を思い出す。
のだめは幼稚園で子供たち相手にピアノを演奏したり遊んだりする日々を送り、心配した黒木が千秋に連絡する。

千秋は、のだめにとって楽しく演奏する程度が幸せなのか、ピアニストとして成長するのが幸せなのか迷うが、のだめがどうであろうと自分が一緒に上を目指したいと気づく。
千秋はのだめをマルレの事務所に連れていき、二人の原点でもあるモーツァルト『二台ピアノのためのソナタ』を演奏する。
最後まで弾いたのだめは、シュトレーゼマンとの演奏以上の事はもうできないと思っていたけど、常に上を目指し続けなければならないと気づくのだった。

のだめカンタービレ 最終楽章 後編 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:123分
  • ジャンル:ラブストーリー、コメディ、音楽
  • 監督:川村泰祐
  • キャスト:上野樹里、玉木宏、瑛太、水川あさみ etc

のだめカンタービレ 最終楽章 後編 批評・レビュー

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

のだめの成長物語

前編を不穏な空気のまま終え、後編に引き継がれた。そもそものだめの音楽に対する姿勢が不安定なのは昔からで、それがちゃんと解決することなくここまできた。ドラマ版から続いてきて、千秋は着実に指揮者として成長してきたが、のだめは千秋がいる・千秋と共演したいという小さな夢のためだけでここまできた。
だましだましやってきたのだめも、とうとうぽっきり折れてしまった。
シュトレーゼマンとのショパンピアノ協奏曲のシーンは、前編の千秋の指揮シーンと同様に今までののだめの集大成で、のだめとしても上野樹里としても今までで一番最高の、渾身の演奏シーンだった。のだめはこれで「これ以上の演奏は二度とできない」という、ピアニストなら多くの人が経験する不安を初めて強く意識するんじゃないかと思った。オクレールや千秋は危惧していたけど、結果としてはシュトレーゼマンのおかげでのだめはピアニストとして乗り越えなければならないものを知った。その後どうするかは別だが、幸いにも千秋にひっぱりあげられた。
原作からの読者として、ドラマ版から見守ってきた一人として、やっとのだめのことでは一安心できたな、とほっと胸をなでおろした。

曲の選び方がいい

映画の中で演奏される曲は、大体は原作通り。
でも、ラスト近くでのだめが幼稚園で弾く曲は『ベートーヴェンピアノソナタ第8番悲愴』。
原作ではここはのだめがシュトレーゼマンとやったショパンだった。映画では「悲愴」に変えられているのだ。
「悲愴」はのだめとちあきの出会いの曲。最後の「二台ピアノ」も原点だが、やはり「悲愴」をのだめが弾いていることで、千秋は「最初のだめの「悲愴」に聞き惚れたときから、自分がのだめに上を目指してほしいと思っている」と強く思わせる効果があって、いい改変だなあと思った。

のだめカンタービレ 最終楽章 後編 感想まとめ

原作ではこの後日談である「オペラ編」があるが、実写版はこれで完結。やっと終わったという思いもあるけど、もう上野樹里ののだめは観られないんだなあと思うと寂しくもある。
原作同様ハッピーエンドで、いいストーリーだったけど、原作からかなり削られたところもあるのでそこは残念。パリ編にはターニャや黒木、実写版には登場していないキャラクターのストーリー、それから千秋と父の確執など、重要なストーリーがもっとあるので、それが観られなかったのは心残りだ。

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