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映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の概要:数多くある実写化映画の中でも、最も成功した作品といってもいい『のだめカンタービレ』。長く愛された今シリーズも、今作を持ってとうとう完結!のだめと千秋の恋の行方は!?

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映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の作品情報

のだめカンタービレ 最終楽章 後編

製作年:2010年
上映時間:123分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、音楽
監督:川村泰祐
キャスト:上野樹里、玉木宏、瑛太、水川あさみ etc

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の登場人物(キャスト)

野田恵(上野樹里)
千秋に恋する女子生徒。常に不可思議な行動を取っているが、そのピアノの腕は本物。千秋と結ばれ、海外進出を果たす。
千秋真一(玉木宏)
世界的指揮者を夢見る青年。その腕は確かで、既に頭角を現しつつある。自由気ままなのだめに常に振り回されている。
峰龍太郎(瑛太)
かつてのだめと千秋と共に演奏していたヴァイオンリン奏者。彼女である清良のコンクールを見に、パリを訪れる。
三木清良(水川あさみ)
超一流のヴァイオリニスト。スランプに陥っていたが、脱却。間近に控えるコンクールでの上位入賞を狙う。
フランツ・シュトレーゼマン(竹中直人)
千秋とのだめとは旧知の仲の指揮者。その実力は折り紙つきながら、女にだらしない変態。のだめにコンサート開催を提案する。
シャルル・オクレール(マヌエル・ドンセル)
のだめの才能を認め、彼女の指導教官を務めている。しかし、のだめのコンクール出場を一向に認めてくれずにいる。
ソン・ルイ(山田優)
幼い頃から頭角を現している天才ピアニスト。千秋に恋心を寄せていた。のだめにとってはライバル的存在。
ヤドヴィ(蒼井優)
のだめと同じアパートに住む女子学生。音楽を心から愛しており、道に迷っていたのだめにキッカケを与える。

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のあらすじ【起】

愛する千秋と共に海外へ渡った、のだめこと野田恵は、日々色々なことがありながらも、楽しい毎日を送っていた。しかし、シャルル・オクレール先生の指導の元、音楽院でピアノを学んでいたのだめだったが、順調な滑り出しを迎えた千秋とは異なりスランプに陥ってしまう。

コンクールに出たいと懇願するのだめだったが、オクレール先生は決して首を縦に振ってはくれないのだった。そして、そんな頃、のだめに追い打ちをかけるような出来事が起こる。このままではいけない、と前を向いた千秋が、なんとのだめに対して別居宣言を言い渡したのだった。

音楽も上手くいかず、そして、最愛の千秋にまで見放されたと感じたのだめは、どうしていいか分からず途方に暮れてしまう。そして、あまりのショックで寝込んでしまうのだった。しかし、自分が千秋のレベルに達していないことも重々承知しているのだめは、アパートを出て行く千秋を、なんとか笑って送り出すのだった。

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映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のあらすじ【承】

そんなのだめの元を、ある人物が訪ねてきた。かつて共に演奏をしていた、峰龍太郎と奥山真澄である。龍太郎は現在清良と交際しており、近々清良がコンクールに参加するというのだ。清良の晴れ舞台を見にやってきた二人は、のだめの元で宿泊費を浮かそうと考えていた。

そんな二人の訪問は、落ち込んでいたのだめにとっては嬉しい出来事だった。しかし、彼女の苦難はそれだけでは終わらない。のだめが意識している、ピアニストのルイが千秋と共演することになったのだ。のだめの夢はいつか千秋と共演すること。そのことを理解している千秋は、迷った挙句、そのことをのだめに伝えることにしたのだった。

しかし、結局二人は十分に話し合いの場を持てずそのまま離れてしまう。そして、清良のコンクールの日がやってきた。のだめ同様スランプに陥っていた清良だったが、しかし、そのスランプをも乗り越え、見事3位に食い込むのだった。その時清良が演奏した『ピアノ協奏曲ト長調』を、のだめはいつか千秋と演奏したいと考える。

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のあらすじ【転】

しかし、その曲は偶然にも、今度千秋とルイが共演する曲でもあった。そして、そのことを知ったのだめは、やはり大きなショックを受けてしまう。焦ったのだめはオクレール先生に、なぜコンクールに出てはいけないのかと詰め寄った。しかし、オクレール先生に、「目の前の音楽に向き合えていない演奏者がなぜコンクールなど考えられるのか」と一蹴されてしまうのだった。

落ち込むのだめに対して、千秋は忙しい時間を縫ってピアノの練習に付き合うことにする。しかし、のだめがオクレール先生から与えられている課題は、どれも超高難度のものばかりだった。それを見た千秋は、オクレール先生こそ、のだめを早く成長させようと焦っているではないか、と感じるのだった。しかし、のだめはいつまでもゴールの見えない世界に限界を感じていた。そんな時、千秋とのだめの知り合いの指揮者、シュトレーゼマンが、のだめにコンサートをしてみないかと声をかけるのだった。

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の結末・ラスト(ネタバレ)

こうして、のだめのデビューの時は突然やってくる。そのコンサートでののだめは神がかっていた。急いで駆けつけた千秋すらも、自分はのだめを世界に連れてくるためにいたのだと感じるほどだった。

しかし、そのコンサートをキッカケにのだめは変わってしまう。自分はやりきった、あれ以上の演奏はできない、と音楽から離れてしまったのだ。それはオクレール先生が恐れていたことであり、だからこそ彼はのだめをコンクールに参加させなかったのだ。

部屋に一人こもっていたのだめ。しかし、彼女はヤドヴィという女子生徒と出会った。彼女は心から音楽を愛する人間で、「音楽は楽しまなくっちゃね!」という言葉をのだめにかける。そして、それはのだめの心を大きく動かすのだった。

一方、千秋はのだめのことを考えていた。のだめのことを思えば、このまま彼女を自由にさせてやるべきなのかもしれない。しかし、やはり千秋は、のだめの音楽をいつまでも聞いていたかったのだ。千秋はのだめの元へ走ると、二人は連弾をする。そして、のだめは再び音楽に立ち向かう決心をするのだった。

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の感想・評価・レビュー

ドラマから始まり、長く続いたシリーズの最終章。今までのようにギャグ要素はあるものの、パリに来てから千秋とのだめは互いに多忙ですれ違いが多く、千秋と共演したいという一心でパリまで来たのだめの一途さや健気さ、焦る気持ちに共感してしまい切なくて泣けてきます。

漫画の実写化は「これは失敗だな…」と感じるものが多い中、この作品はシリーズを通して本当に面白く、変更されている部分もあるが原作へのリスペクトを感じました。今作は、のだめの演奏シーンを中国人の天才ピアニスト”ラン・ラン”が担当しているのでぜひそちらも注目していただきたい。(女性 20代)


映画の出来も素晴らしく、ここまで良い作品だとやはり「のだめシリーズ」が終わってしまうという寂しさが大きい。漫画の実写化作品では個人的には1番良い作品だと思っている。原作通りの部分は忠実に再現されているし、映像化ならではの部分はうまく改変されている。ここまでうまく噛み合った実写映画は、私は他に見たことがない。
観賞後は本当にオーケストラのコンサートに行きたくなる。欲を言えばパリに行ってコンサートを見たい。そんな気分にさせてくれる作品だった。(男性 20代)


この映画のおかげでクラシックを好きになりました。
原作のコミックから削られた部分は多くありますが、大筋はしっかり映画でも再現されていて実写化では成功した映画だと思います。コメディなのに、のだめの成長ストーリーでもあり、ホロリとくるシーンもあります。観始めたらドラマシリーズから観直したくなります。
しかも、ドラマで一番最初に千秋とのだめが弾いた曲で一番最後も終わっているので非常に綺麗な終わり方です。のだめもはまり役ですが、良いところで出てくるシュトレーゼマンとエリーゼは癖になります。キャラクター全員の個性が強い映画です。(女性 30代)

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前作 のだめカンタービレ 最終楽章 前編

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    原作ではこの後日談である「オペラ編」があるが、実写版はこれで完結。やっと終わったという思いもあるけど、もう上野樹里ののだめは観られないんだなあと思うと寂しくもある。
    原作同様ハッピーエンドで、いいストーリーだったけど、原作からかなり削られたところもあるのでそこは残念。パリ編にはターニャや黒木、実写版には登場していないキャラクターのストーリー、それから千秋と父の確執など、重要なストーリーがもっとあるので、それが観られなかったのは心残りだ。

  2. 匿名 より:

    ①のだめの成長物語

    前編を不穏な空気のまま終え、後編に引き継がれた。そもそものだめの音楽に対する姿勢が不安定なのは昔からで、それがちゃんと解決することなくここまできた。ドラマ版から続いてきて、千秋は着実に指揮者として成長してきたが、のだめは千秋がいる・千秋と共演したいという小さな夢のためだけでここまできた。
    だましだましやってきたのだめも、とうとうぽっきり折れてしまった。
    シュトレーゼマンとのショパンピアノ協奏曲のシーンは、前編の千秋の指揮シーンと同様に今までののだめの集大成で、のだめとしても上野樹里としても今までで一番最高の、渾身の演奏シーンだった。のだめはこれで「これ以上の演奏は二度とできない」という、ピアニストなら多くの人が経験する不安を初めて強く意識するんじゃないかと思った。オクレールや千秋は危惧していたけど、結果としてはシュトレーゼマンのおかげでのだめはピアニストとして乗り越えなければならないものを知った。その後どうするかは別だが、幸いにも千秋にひっぱりあげられた。
    原作からの読者として、ドラマ版から見守ってきた一人として、やっとのだめのことでは一安心できたな、とほっと胸をなでおろした。

    ②曲の選び方がいい

    映画の中で演奏される曲は、大体は原作通り。
    でも、ラスト近くでのだめが幼稚園で弾く曲は『ベートーヴェンピアノソナタ第8番悲愴』。
    原作ではここはのだめがシュトレーゼマンとやったショパンだった。映画では「悲愴」に変えられているのだ。
    「悲愴」はのだめとちあきの出会いの曲。最後の「二台ピアノ」も原点だが、やはり「悲愴」をのだめが弾いていることで、千秋は「最初のだめの「悲愴」に聞き惚れたときから、自分がのだめに上を目指してほしいと思っている」と強く思わせる効果があって、いい改変だなあと思った。