映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』あらすじネタバレ結末と感想

のだめカンタービレ 最終楽章 前編の概要:『のだめカンタービレ最終楽章 前編』は、ドラマ化・アニメ化もした二ノ宮知子による大ヒット漫画の実写映画。ドラマスペシャル版に続くストーリー。スペシャル版に続き舞台はパリ。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編 あらすじネタバレ

のだめカンタービレ 最終楽章 前編
映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

のだめカンタービレ 最終楽章 前編 あらすじ【起・承】

指揮者コンクールで優勝した千秋は、その特典としてウィーンで一流オケであるデシャン・オケで客演指揮として公演に出る。成功をおさめるが、千秋はシュトレーゼマンのマネージャーのエリーゼによって、かつてシュトレーゼマンも常任指揮者だったルー・マルレ・オケの常任指揮者になる。デシャン・オケは、コンクールで千秋のライバルだったジャン・ドナデュウが常任指揮者に。

マルレ・オケは最近多数の団員が辞め、ほとんどをエキストラに頼る有様で、しかも資金難。オケの実力もだだ下がり。
オケを知るため、フランクに誘われて変装し、エキストラとして潜入するが、団員のレベルの低さに驚き、まだエキストラの方がましだと嘆く。
そして、客演で指揮をするはずだった人物がドタキャンしたことにより、千秋が予定より早くオケで指揮を振ることになった。

その頃、天才ピアニストのルイがパリに留学してきていた。のだめは以前自分より先にルイが千秋と共演した時からかなり意識しており、ルイは鬼門だった。

千秋は「ボレロ」のチェレスタをのだめに頼み、のだめはとうとう共演と舞い上がるが、勘違いしたオケの団員たちはそこに偶然居合わせたルイがチェレスタをやると勘違い。のだめはその空気に遠慮して、結局ルイがチェレスタをやることになった。

そして迎えた公演当日。千秋の準備期間が短かったこともあるが、ほとんどをエキストラに頼る寄せ集めのオケで成功するはずもなく、惨憺たる結果に終わった。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編 あらすじ【転・結】

観客の大爆笑で終わった公演の後、「まるでSオケの再来」と、千秋はオケを猛特訓する。
そしてコンマスのトマ・シモンと共に、抜けた団員の補充をするためのオーディションを行うことに。
そのオーディションには日本からの友人でもあるオーボエの黒木も参加し、見事オーボエの首席となる。
オーディションで補充された団員は個性派ぞろいだが、才能は申し分ない。こうして新しく生まれ変わったマルレ・オケは始動した。

千秋はシュトレーゼマンの勧めにより、チャイコフスキー『序曲:1812年』と『交響曲第6番悲愴』バッハの『ピアノ協奏曲第1番』をやることに。バッハのピアノ協奏曲は、指揮者がピアノを弾く「弾き振り」である。
オケが新しくなってから猛練習をした結果、公演は大盛況。

だが、千秋との共演を夢見るのだめは弾き振りを見て「ずるい」と思い、自分だけ置いていかれると焦るのだめはコンクールに出て実力をつけ有名になりたいと、師匠のオクレールに「コンクールに出たい」と言うが、許してもらえない。いまだ「ベーベちゃん(赤ちゃん)」扱いで、今ののだめに何が欠けているかわかるまではコンクールには出さないと言われてしまう。

その頃、千秋は今のアパルトマンでは学生が多く、集中できないことから引っ越しを決意。「離れて暮らそう」と告げられたのだめは更に落ち込むのだった。

一方、ウィーンに留学中の清良はコンクールの準備を進めていた。恋人の峰は父に背中を押され、こっそり応援に行くことにする。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2009年
  • 上映時間:121分
  • ジャンル:ラブストーリー、コメディ、音楽
  • 監督:武内英樹
  • キャスト:上野樹里、玉木宏、瑛太、水川あさみ etc

のだめカンタービレ 最終楽章 前編 批評・レビュー

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

前編はオケが見どころ

『最終楽章』は前後編の二部作。前編ではのだめよりも千秋を中心に描かれ、指揮者コンクール後、パリで常任指揮者としてオケを立て直すまでを描く。
ドラマ版よりも規模は大きくなり、指揮をするホールもウィーン学友協会のような、世界で認められた指揮者しか立ったことのないような舞台がロケ地になっていて豪華である。
千秋の指揮も、この前編だけで相当数の曲をこなしており、しかもピアノ演奏シーンまである。ドラマ版以上にハードである。ドラマシリーズの頃から千秋真一を演じてきた玉木宏の集大成ともいえるオーケストラシーンは一番の見どころである。

のだめのこれから

前編では千秋を中心に展開するが、のだめにとってはピアノとどう向き合っていくかを考える、後編に向けての助走のようなものでもある。
ドラマ版の頃はもともとピアニストになる気はなく、幼稚園の先生になるのが夢だったのだめ。千秋と親しくなり、過去のトラウマも乗り越えてパリまでやってきたが、それはピアニストになりたいからではなく「千秋と共演したいから」である。
日本でコンクールに出た時も、留学する千秋に置いていかれないように、自分も賞金で留学するために出場を決めた。結果優勝できず、完全に燃え尽きてしまった。
今もその頃と変わらず、「千秋と共演」の夢を果たしたらそこで全てが終わってしまうかもしれない。
オクレール先生や千秋が案じているのはまさにこれで、今後のだめが音楽とどう向き合い、音楽の道で生きていくことを決心するかが後編につながる鍵なのである。

のだめカンタービレ 最終楽章 前編 感想まとめ

『のだめカンタービレ』の原作・ドラマ・アニメファンはもちろん、クラシックファンにもおすすめできる作品である。
なんといってもロケ地が豪華で、映画の撮影が学友協会で行われたことだけでもすごい。オーケストラシーンは完成度が高いので観る価値はあると思う。
あとは、ストーリーのテンポがいい。前半は千秋にネックレスをもらい、チェレスタで共演できるかもと有頂天になり、後半は千秋の演奏を見て焦り、ルイに嫉妬し、暗雲が立ち込める。後編に向けてどうなっていくのか。恋に音楽に、不安定になりやすいのだめがどうなるのかが気になる。

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