映画『ローラーガールズ・ダイアリー』あらすじネタバレ結末と感想

ローラーガールズ・ダイアリーの概要:『ローラーガールズ・ダイアリー』(原題:Whip It)は、ドリュー・バリモアの初監督作品で、主演は『JUNO』のエレン・ペイジ。ローラーゲームに魅了された少女の青春を描く。

ローラーガールズ・ダイアリー あらすじネタバレ

ローラーガールズ・ダイアリー
映画『ローラーガールズ・ダイアリー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ローラーガールズ・ダイアリー あらすじ【起・承】

テキサスの小さな田舎町で暮らす17歳のブリスは、母親に勧められるまま美人コンテストに出場する日々を送っていた。母親はかつて自分が出場したコンテストで娘を優勝させるのが生き甲斐だったのだ。
ブリスは、親の言う通りに生きていくことに疑問を感じ、偶然見たチラシをきっかけに親友のパシュと一緒にローラーゲームを観に行く。
ブリスは、女同士が激しくぶつかり合い、競い合うローラーゲームの魅力に取りつかれた。
リーグ一弱いけれど人気はあるチーム、ハール・スカウツが新人を募集していると知ったブリスは、年齢を22歳と偽ってトライアルに参加し、俊足を買われて見事チーム入りを果たす。
ブリスはローラーゲームをやっていることを家族には内緒にしたまま、昼間は学校とアルバイト、夜はバスでオースティンまで行ってローラーゲームの練習、という日々を送っていた。
ブリスは、俊足と小柄な体型を武器にチームの勝利に貢献していき、チームにとってかかせない存在になっていた。ライバルのメイビンに17歳であると知られ脅されるも、正直にチームに打ち明け、それでも受け入れてくれたことに安心する。

ローラーガールズ・ダイアリー あらすじ【転・結】

負け続きだったハール・スカウツは、強敵のホリー・ローラーズを倒したい一心でどんどん勝ち進み、勢いに乗っていた。
ブリスは、ローラーゲームを通して知り合ったバンドマンのオリヴァーと付き合いはじめ、青春を謳歌する。

両親にローラーゲームのことを隠したまま、美人コンテストにも相変わらず参加し続けていたブリス。ところが、リーグ決勝の日とコンテストの日が重なっていることに気付く。
そんな中、ブリスに付き合って送り迎えをしていた親友パシュが飲酒で逮捕されたのをきっかけに、両親にローラーゲームのことが知られてしまう。
家を飛び出したブリスはチームメイトの家に泊めてもらうことに。
バンドのツアー中のオリヴァーとはなかなか連絡が取れず、悩みを聞いてもらえないことでモヤモヤしているところ、ネットで写真を見て浮気を知る。
ローラーゲームも上手くいかず、失恋もして、どん底にいたブリスは母に言われるままコンテストの方を選ぶ。
その頃、ブリスの父はネットでリーグのサイトを見て、ブリスの活躍を知り喜ぶ。父はチームのメンバーを引き連れてコンテスト会場に現れ、ブリスの背中を押した。

ゲームの結果は負けに終わったが、チーム全員でここまで来たことに満足していた。

ローラーガールズ・ダイアリー 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2009年
  • 上映時間:112分
  • ジャンル:青春、スポーツ
  • 監督:ドリュー・バリモア
  • キャスト:エレン・ペイジ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、クリステン・ウィグ、ドリュー・バリモア etc

ローラーガールズ・ダイアリー 批評・レビュー

映画『ローラーガールズ・ダイアリー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ローラーゲーム

実はローラーゲームがどういうものなのか、この映画を観るまで全く知らなかった。アメリカ発祥のスポーツで、1960年代に大流行したらしい。
現在でも世界に数百ものリーグがあり、日本でも行われているスポーツらしい。
全くこういうスポーツがあるということを知らなかったので、主人公ブリス同様にローラーゲームに魅了されていった。
ただローラースケートで走るだけでなく、相手チームをブロックするのも重要で、とにかく激しい。殴ったりタックルしたり、トラックで女性が暴れまわる感じ。
今まで親が敷いたレールの上を歩いてきたブリスにとってどれだけ刺激的で魅力的だったかがよくわかる。

抑圧からの脱却

映画冒頭、ブリスはコンテスト直前になんと髪を青に染めてしまう。一日だけで落ちるはずが全く落ちず、仕方なくそのままコンテストに出場。
呆れる母が「なぜ青く染めたのか」と聞くと、ブリスは「冒険したかったのだ」と答える。
ローラーゲームに夢中になるまでのブリスは、ダサい眼鏡をかけた文学少女で、母親の理想通りに生きていた。
この時はまだ自分が何をしたいのかはわからないけれど、このまま母親の言いなりになっていていいのか?という疑問と、何かがしたいという思いの象徴が青い髪なのだと思った。
また、父親が家族に隠れてバンの中でフットボール観戦をしているという場面も良かった。
それまでは、母親の強さばかりが描写されていて、この父親はどう思っているのかあまり描写されていなかったのだが、ブリスが父親の隠れた一面を知り、妻と衝突したくないと隠れてフットボールを観る父親に自分を重ねたのだろう。
最後、ローラーゲームを諦めてコンテストを選ぼうとしたブリスを引き戻すのがこの父親だというのもいい演出だった。

ローラーガールズ・ダイアリー 感想まとめ

女優のドリュー・バリモア初監督作ということで、どんな映画なのかと思っていたが、思った以上に面白かった。映画での可愛らしいヒロインの印象しかなかったけれど、監督ドリュー・バリモア、本当にすごい。
現状に満足してはいないけれど、自分が本当は何がしたいのかもよくわからない主人公が、ある日夢中になれるものに出会う。青春・スポーツ・恋愛、王道ストーリーなのに、初めて出会う「ローラーゲーム」だからか、全く飽きずに観ることができた。

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