映画『さらば あぶない刑事』あらすじネタバレ結末と感想

さらば あぶない刑事の概要:10年ぶりにタカとユージが港署に帰ってきた!今度のヤマは世界を股にかける犯罪組織。定年退職5日前にしてタカとユージが横浜で御馴染みのマシンで暴れまくる!さらば、そしてありがとう。あぶ刑事最終章。

さらば あぶない刑事 あらすじネタバレ

さらば あぶない刑事
映画『さらば あぶない刑事』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

さらば あぶない刑事 あらすじ【起・承】

横浜港署捜査課の鷹山敏樹ことタカ(舘ひろし)とユージこと大下勇次(柴田恭平)は、今は課長になった、
トロイ動物こと町田透(仲村トオル)に、『退職5日前に、事件起こさないで下さいよ~』と怒られる。

少年課から左遷され重要物保管場所に異動になった真山薫(浅野温子)は、胡散臭いIT社長との結婚が決まったとウカレポンチだ。

透の心配をヨソにタカは、宿敵銀星会残党で新興ヤクザ闘竜会幹部伊能を追うが、伊能がブラックマーケットで惨死体となって発見される。
ハマで非合法マーケットをしきっていた伊能が殺されたという事は、マフィアの均衡が崩れる兆しだった。

タカとユージは伊能を殺した犯人の影に、中南米の犯罪組織BOBとラスボスのキョウイチ・ガルシア(吉川晃司)の存在だった。
手段を選ばない犯罪に手を染め、死すら恐れないBOBがハマに侵攻してきた。

伊能の惨殺死体の横に残されていたコーヒー豆から、犯人はガルシアの右腕・加藤(夕輝太)と判る。
それだけでなく、タカの恋人・夏海(菜々緒)が米領事館に勤務していた時代、ガルシアと接点があった事も判明した。

ガルシアの狙いは、横浜に進出している非合法ビジネスを総てBOBに纏める事。
最終的には、横浜を物流通過拠点にし、ガルシアは本国に返り咲くつもりでいた・・・。

さらば あぶない刑事 あらすじ【転・結】

一方ユージは、伊能が殺された現場に、かつて更正させた本牧ギャング元リーダー・川澄(吉沢亮)が居る事を見つける。
ユージは逃げる川澄をようやくの思いで掴まえ、何故伊能に近づいた理由を聞かされる。

本牧ギャングの面々は、伊能に危険ドラッグの実験台に利用されて殺されたというのだ。

被検体となった本牧ギャングを含む人間のデーターは、昔は伊能が持っていたが、今はガルシアが
HDDにして持ち歩いていると知り、ユージと川澄はガルシアの部屋に忍び込みHDDを盗み松村(木の実ナナ)に解析を頼む。

松村はデータから、同じ貨物船が名前を変え横浜に同じ時期に来ている時期には、暴力団抗争が置き易い事を発見する。
しかも荷物をおろした形跡はない。
という事は、荷物を海に落として、後から引き上げている事も考えられるとし、マークした貨物船付近から
コンテナをみつけると、そこから出てきたのは大量の麻薬だった。

コンテナは保管庫に収納されるものの、数日後加藤らによって奪われてしまう。

タカはガルシアに夏海を殺され、落ち込みユージだけが単身でガルシアに立ち向かう。
加藤とユージがタイマン勝負となり、ユージは肩に弾丸を喰らい、絶体絶命、という時にタカがハーレーに乗って救いに来る。

現れたタカにタイマン勝負を挑んだのがガルシアだったが、ガルシアは勝負に負け命を絶つ。
ようやく戦いが終わった・・・と思ったタカとユージだが、ガルシアを倒したのに、2人の後ろから人海戦術の様に現れたのは、

ダンゴ状態になってやってきた闘竜会だった。

滝の様にふりそそぐ弾丸に応戦しきれず、逃げ切る2人。

いかにも殉職しました、と見せかけ、エンディングでは、2人が海外で探偵事務所を開いていて、
薫が追いかけてくる所で映画は終わる。

さらば あぶない刑事 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:アクション、コメディ、ヒューマンドラマ
  • 監督:村川透
  • キャスト:舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル etc

さらば あぶない刑事 批評・レビュー

映画『さらば あぶない刑事』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

作るなら、今でしょ

劇場版『さらば~』が成功した理由の1つとして、リアルタイムでTVを見ていない顧客にも『続篇』を期待させた事が大きい。

’12年に発売されたDVDマガジン『あぶない刑事』の発売部数は120万部を突破。再放送を望む声もある。
シリーズの、主演脇役俳優陣が30年変わらないというだけでも歴史に残る話だが、制作陣も変わらないというのは珍しい。

ユージ役の柴田恭平は、自分が70になったら『さらば~』を作りたいといったそうだが、『あぶ刑事』の製作元である、
セントラルアーツの社長・黒澤氏は『そんな時になったら、僕が生きてないよ』と返したそうだ。

それこそ『作るなら今でしょ』のタイミングで、今回の作品は作られたのだと思う。

行き過ぎともいえるアドリブはキャスト同士の思いやり集大成

このシリーズ最大の見所といえば『アドリブ』である。
キャスト全員が『いつ、どうやれば、面白くなるか』を全力で考えている俳優・女優が固まっている。

イジられながらも返す芝居、ムチャぶりをしても受け止める、それは俳優同士のあうんの呼吸と、お芝居が出来る才能以上に
人間としての温かみの感じられるので、このシリーズに期待した人がいるのではないだろうか。

TVシリーズから通してみると、窮地に追い込まれれば追い込まれるほど、メインキャストが敵に余裕で立ち向かうあたりもいい。

ラスト近くで、ダンゴ状態になってくる闘竜会の集団に対し、弾が2~3発もない状態で、ユージが
『残りの弾の数と敵の数が全くあいませんっ!』
というセリフは舘ひろしが考え『あ、このセリフは恭サマ(柴田恭平)の方がいいかも』と渡してしまう。
彼は、石原プロでは『芝居をするな』と言われただけあり、こういう作り方は個人的に嬉しかったのではと思う。

御馴染みのキャストはいいのだが・・・

今回の映画では、御馴染みのキャストも顔を出す。

パパさん事吉井(山西道弘)は、おでん屋、オトシのナカさんこと田中(ベンガル)はラーメン屋と、
退職後は全員飲食業になってるあたりが笑える。

『怒るよぉ~もぉ~』の肉体派谷村(衣笠拳次)は水上警察で、何故かガルシアが殺した死体の後始末係。
少年課の竹田(海一生)は、納車されたばかりのスカイラインから次々車を壊すユージを拝み倒しつつも、
最後はユージの相棒レパード・アルティマ(F31)も出してくれる。

ひとみちゃん(長谷部香苗)は、透の秘書になっている。

そこに加わるのが敵役やファムファタールなのだが、やはり30年も続くキャストに食い込むというのは、
少々荷が重かったというのが今回唯一の難点だ。

特にタカの恋人役に天海祐希にオファーが行っていたそうだが、吉川晃司のオファーが決まった時点で
降板してしまったらしい。

個人的には天海祐希のオファーを優先して欲しかっただけに残念でもある。

さらば あぶない刑事 感想まとめ

30年同じキャラクターを演じていて、いい意味で新規顧客を確保して古くない。

これは1つのシリーズに置いて珍しい事ではないだろうか。
映画のラストは、ニュージーランドでのんびりゴルフをして、退職金はちゃっかり頂いて、探偵事務所を開いている
タカとユージが映っている。

そこに結婚詐欺にひっかかったから結婚してと、転がり込んでくる薫という、いつもの『お笑い要素』を
含んで映画が終わる・・・というよりも、

ひょっとしてこれ『まだまだつづく刑事』じゃない?
と思わせてくれる。

たとえ劇中の挿入歌『RUNNING SHOT』でトオル君に、『足遅くなったんじゃね?』と言われてもだ。
これっきりといわずに、また作って!とファンに思わせる軽いノリが、このシリーズの醍醐味といえるだろう。

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