映画『ツレがうつになりまして。』あらすじとネタバレ感想

ツレがうつになりまして。の概要:2011年の日本映画。現代病ともされるうつ病をテーマにした作品でツレ役に堺雅人・ハル役に宮崎あおいとNHK大河ドラマで話題だった2人の再共演が人気になった作品である。

ツレがうつになりまして。 あらすじ

ツレがうつになりまして。
映画『ツレがうつになりまして。』のあらすじを紹介します。

曜日ごとにネクタイの色を決めているような神経質で几帳面なツレは、パソコンソフトを販売するカスタマーセンターで勤務していた。
一方でハルはマイペースでツレとは違う性格であり、漫画家として働いている。

ある朝、体調の異変を訴えたツレと病院に行ったところ、診断はうつ病だった。
会社を辞めるように説得するハル。
申し訳ないと言いながらも会社をやめ、闘病生活に入ったツレ。
生活のため漫画の仕事を増やすため「ツレがうつになりまして」と依頼するハルだったが、仕事が来れば当然ツレの面倒を見らなくなる。
ふと冷たくしてしまった時。ツレが浴槽で自殺を図ろうとする。
反省したハルだった。

長い闘病生活も終わりが見え始めた。
看病の甲斐あってかツレの健康状態は少しずつ回復に向かったのだ。
そして、ハルの看病のありがたみ、うつ病の体験談、闘病生活を講演会で演説するまでに至るのだった。

ツレがうつになりまして。 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:121分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、コメディ、ラブストーリー
  • 監督:佐々部清
  • キャスト:宮崎あおい、堺雅人、吹越満、津田寛治 etc

ツレがうつになりまして。 ネタバレ批評

映画『ツレがうつになりまして。』について、感想批評です。※ネタバレあり

堺雅人と宮崎あおいの共演にトキメキ

NHKの大河ドラマで夫婦役を演じた2人。
その演技は絶賛され私生活での恋愛スクープも期待されたほどだ。
本作品ではまちにまった俳優同士の共演ということもあり注目された。
年齢の割に非常に愛くるしい演技を見せる宮崎に対し、いつも泣き笑いをしているような顔立ちの堺雅人はなよっとしていてどこか頼りなさそう。
しかしこの映画はそこが見事にマッチしている。
マイペースなのに真が強そうな宮崎あおいもぴったりだった。
この2人が夫婦役をやるといっただけで見る気になってしまう作品である。

取り方は様々

本来映画というものは鑑賞者側の捉え方次第で、感想が大きく変わってしまうものである。
見ている側のその時の心理状態やその日の出来事でも違うし、大きく言えば取り巻く環境で全く違うものとなるのである。
個人的にこの映画は良作ととれた。
マイペースだからこそ夫を支えられたのだろうし、普通の人なら責めたり怒ったりしながら自分自身のペースや信念を見失ってしまう。
それなのに彼女は漫画を書き続けたあげく、彼このとも暖かく見守り続けたのだ。
ここが本当にすごいところ。

しかしながらこんな意見もある。
彼女が彼をどんどんダメにしているのである。
なるほどそれも面白いと思う。
精神状態の病は一筋縄ではいかず、答えもでなければすぐに治る保証も薬もない。
だから怖いのである。
そのことへの価値観はまさに人ぞれぞれであるから、非常に難しいテーマであったとも言えるのである。

勇気になる

実際現代病とも言えるうつ病で苦しんでいる人はたくさんいる。
少しでもこのような映画が希望になれば良いのにと心から思う次第である。

ツレがうつになりまして。 感想まとめ

実際になってみたらこうはいかないだろう。
そのことだけは容易に想像がつくから怖いのだ。
自分のパートナーがうつ病を患い、こんなに気にせず支えていくことが自分には不可能である。
だからこそ興味深くみることができたし、またこのような病気は非常に身近なことなのだということも痛感させられた。

シリアスになってしまいがちな病のテーマを見事に明るくカジュアルに描いていることで、どんよりとした暗さを感じさせられず最後まで気楽に鑑賞することもできる。

明るければ良いとは思わないが、一般人向けに見やすく制作するというのも映画人の務めでありテーマだと感じる。
特定の人だけに見せるのではなく、あくまで全員を対象に今後も作ってもらいたいものである。

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