映画『3D彼女 リアルガール』のあらすじ・感想・評判・口コミ（ネタバレなし）

筒井光はアニメやゲームが好きで、オタク以外目立った特徴もないごく普通の男子高校生だった。だがある日、万引きの疑いを掛けられていたときに助けたのが縁で、学校一の美少女から告白されることになる。

映画『3D彼女 リアルガール』の作品情報

タイトル

3D彼女 リアルガール

原題

なし

製作年

2018年

日本公開日

2018年9月14日（金）

上映時間

114分

ジャンル

コメディ
ラブストーリー

監督

英勉

脚本

高野水登
英勉

製作

今村司
池田宏之
永井聖士
井上肇
小林栄太朗
角田真敏
船越雅史
谷和男
吉川英作
田中祐介
山田克也
佐竹一美

製作総指揮

伊藤響

キャスト

中条あやみ
佐野勇斗
清水尋也
恒松祐里
上白石萌歌
ゆうたろう
三浦貴大
神田沙也加

製作国

日本

配給

ワーナー・ブラザース映画

映画『3D彼女 リアルガール』の作品概要

本作品で監督を務めた英勉は、鈴木おさむが脚本を担当したことでも有名な『ハンサム★スーツ』（08）で監督デビューを果たした人物である。本作品は美人×オタクの異色のラブコメディーで、モデルとしても活躍していた中条あやみがヒロインを、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで芸能事務所にスカウトされた佐野勇斗が相手役を務める。那波マオ原作の漫画『3D彼女』を元に作られており、2019年にはテレビアニメとして第2シーズンの公開が控えている。

映画『3D彼女 リアルガール』の予告動画

映画『3D彼女 リアルガール』の登場人物（キャスト）

五十嵐色葉（中条あやみ）

学校一の美少女。男癖が悪いという噂がある。何か秘密を抱えている。

筒井光（佐野勇斗）

通称、つっつん。アニメやゲームを愛するオタク。人と話すのが苦手。恋人がいたこともない。

映画『3D彼女 リアルガール』のあらすじ（ネタバレなし）

筒井光はアニメやゲームが好きで、オタク以外目立った特徴もないごく普通の男子高校生だった。クラスでも存在感はなく、大人しく日々を暮らしていた。だがそんな日々は、五十嵐色葉に告白されたことで終わりを迎える。五十嵐は万引きの疑いをかけられたときに救ってくれた筒井に興味を持ったのだ。

五十嵐は学校一の美人だった。そのため、学校中が筒井と付き合うことに驚きの声を上げ、釣り合わないと言葉を掛けた。筒井は五十嵐に振り回されながら、恋人関係を続けた。筒井は五十嵐に対して、自分には別世界の人だという気持ちがなくならず、彼女との距離を測りかねていた。

五十嵐は筒井のオタクの趣味を見ても馬鹿にすることも引くこともなかった。筒井はそんな五十嵐を見て、次第に好きになっていく。しかし、突然五十嵐から別れを告げられてしまう。

映画『3D彼女 リアルガール』の感想・評価

美女×オタクの恋

五十嵐色葉は学校一と噂されている美人の女の子である。そんな女の子を、女性ファッション誌『Seventeen』の専属モデルとして長年活躍してきた、中条あやみが演じている。オタクの男の子が惚れたのではなく、美女の方から好意を寄せるというのは他にはない斬新な設定だと思う。

オタクの男の子は、第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに出場して芸能事務所にスカウトされた、佐野勇斗が演じている。普段の佐野はかっこよく女性に人気のある俳優なのだが、作品内では「イケてない男子」を見事に演じている。美人な女子から告白されても本気だと信じ切れないオタクの男の子が、次第にその女の子のことを好きになっていく様子が描かれているのが素敵だと思う。

漫画『3D彼女』と主題歌

本作品は那波マオ原作の漫画『3D彼女』を元に作られている。漫画は全12巻発行されており、累計発行部数は130万部を超えている。那波マオは講談社の漫画雑誌『デザート』で活躍しており、10代後半から20代の女性から特に人気を集めている。2018年4月から6月まではテレビアニメも放送されており、2019年には第2シーズンの公開が決定している。

主題歌を担当したのは、女性の心の代弁者とも言える歌手の西野カナである。主題歌の『Bedtime Story』は不器用な男の子と少し気の強い女の子について書かれたラブソングになっており、映画の雰囲気にぴったりと合っている。ぜひ、主題歌と合わせて物語を楽しんで欲しい。

人気若手俳優達と実力派俳優達

筒井が好きなテレビアニメのキャラクター、「魔法少女えぞみち」の声を神田沙也加が担当している。神田はミュージカル女優として活躍しているのはもちろんのこと、『アナと雪の女王』（13）のアナの声を担当したことで一躍有名になった。女優だけではなく声優としても申し分ない人物である。

モデルとして活躍しているゆうたろうや映画『脳漿炸裂ガール』（15）で長編映画デビューを果たした上白石萌歌が、筒井の友人や後輩役として出演している。上白石萌歌は姉も女優として活躍しており、合わせて覚えている人も多いと思う。『舞妓はレディ』（14）で主演を務めた上白石萌音が萌歌の姉である。さらに、筒井の両親役として竹内力と濱田マリも出演しており、筒井に恋人ができて喜んでいる姿が作品内に登場する。竹内達のコミカルで明るい演技にぜひ注目して欲しい。

映画『3D彼女 リアルガール』の公開前に見ておきたい映画

劇場版 零 ゼロ

中条あやみ初主演作品のホラー映画。大塚英志原作の小説『零 〜ゼロ〜 女の子だけがかかる呪い』を元に作られている。そして、この小説はコーエーテクモゲームスから発売されている、ホラーゲームの『零シリーズ』を元に書かれている。『零シリーズ』は多くの人から人気を集めており、累計販売本数が130万本突破している。

ミッション系全寮制女学園の生徒達の間で、女の子にしかかからない呪いがあると噂されていた。それは、深夜零時ぴったりに「あの子」の写真を見ると、死ぬというものだった。この学園には授業に出ずに部屋に籠もっている、アヤという名の美少女がいた。アヤは幽霊のように現れるため、生徒達の間で気味悪く感じる人もいた。そんな中、同級生のミチは私の呪いを解いて欲しいとアヤに頼まれる。

詳細 劇場版 零 ゼロ

くちびるに歌を

佐野勇斗が合唱部に所属する生徒役で出演している。佐野にとってこの作品が俳優デビュー作となった。中田永一原作の青春小説『くちびるに歌を』を元に作られた作品。小説はアンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーを元に作られており、映画内でもアンジェラ・アキの「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」が歌われている。

長崎県・五島の合唱部に、東京から美人ピアニストの柏木ユリがやって来た。生徒達はすごい人が来てくれたと浮かれていたが、柏木は冷たい態度で生徒達に接した。男子生徒は柏木に媚びを売るように近づき、女子生徒達は不満を募らせていった。その中で、生徒達は過去のある出来事のせいで、柏木がピアノを弾くことができなくなっていることを知る。柏木もまた、生徒達が書いた作文を見て悩みを抱えていることを知る。

詳細 くちびるに歌を

ハンサム★スーツ

英勉の監督デビュー作。原作者である鈴木おさむが脚本を務めている。谷原章介×塚地武雅が主演を務めたことでも話題になった。テレビ化や漫画化もされており、多くの人から注目を集めた作品と言える。主題歌は女性ボーカルグループのMissing Linkと塚地武雅が担当している。

大木琢郎33歳、あだ名は「ぶたろう」。両親は幼い頃に離婚しており、定食屋を営んでいた母が女手一つで琢郎を育てた。琢郎は母親譲りの料理の腕前の持ち主で、イタリアで料理人として修業を行っていた。しかし、10年前に母親が亡くなり、日本に戻って定食屋を継ぐことになった。琢郎の性格は良かったのだが顔がブサイクだったために、101回女性に告白して全てフラれていた。

詳細 ハンサム★スーツ

映画『3D彼女 リアルガール』の評判・口コミ・レビュー

『3D彼女 リアルガール』感想。リアル超絶美人彼女がオタクのアニメキャラからの呪縛を解く話。コメディパートの中盤までは超楽しく、客席からドッと笑いが出るほど館内あったまる。が、後半になると一変シリアス展開になり元々冗漫なテンポが浮き出てしまい失速。『君の名は。』オマージュ有り。7.4点

— ジャックと豆の木 (@ayumiotomo) 2018年9月15日

3D彼女リアルガールを鑑賞。

感想:青春のノリが僕には辛い。若者向けというか、突っ込みどころ満載。僕自身オタクなのに作中のオタク思考に同意できない。しかし、ラストに感動して涙を流したのも事実である。

総評:中条あやみちゃんが可愛い。90点。

— レンタ (@renta1026) 2018年9月15日

3D彼女観てきた ……
この俺が恋愛モノを観るなんてそうそう無いことだが、正直この作品は多少気になってたんだよね。率直な感想は想像以上に面白くて感動した。昨日の晩から涙腺狂ってるせいもあるけど泣いたよね。たまには、こういうのも悪くないものだな …… うむ ………

— 白鷺 (@Jghwwlx) 2018年9月15日

今日3D彼女見てきたー
終始泣いてたw
最初は笑いすぎて涙がでてきてww

後半からは感動した…
最後は涙と鼻水が止まらずに、友達からティッシュを貰って、一緒に号泣(TT)
久しぶりにこんな面白い恋愛映画見た！！
観客少なかったけど、見てない人は見るべき！

— すとれーと (@appiepiemusasi) 2018年9月15日

映画『3D彼女 リアルガール』見た。裏切られた！
前半は学園恋愛もので笑わせ、一転、後半は泣かせに来る。原作知らずに予告みて、オタDKをリア充JKが振り回すだけかと思ったら違う。魔法が重要な鍵だった。面白い。
ヲタを笑って観賞できる人なら楽しめる夢のある話。#3D彼女リアルガール #3D彼女

— onoken1025 (@onoken1025) 2018年9月15日

映画『3D彼女 リアルガール』のまとめ

狭い学園生活の中で、接点のなかった美女×オタクが恋人同士になる。オタクである筒井の家族は喜び、同級生達は戸惑った。2人の恋は、周囲の様々な人を巻き込んでいく形になる。中条あやみがヒロインを、佐野勇斗がその相手役を務めている。恒松祐里や上白石萌歌など今人気の若手俳優が出演している他、『アナと雪の女王』（13）のアナ役の声を担当したことで一躍有名になった神田沙也加も声優として出演している。2人の恋の行方がどうなるのか、目が離せない展開になっている。