映画『デス・ノート/デッド・ノート』の概要:不気味な雰囲気をまとう男性を留置所に入れたことで始まる惨劇の一夜と、巻き込まれていく新人女性警官の姿を描いたショッキングホラー。原題は「LET US PREY」。
映画『デス・ノート/デッド・ノート』 作品情報
- 製作年:2014年
- 上映時間:92分
- ジャンル:ホラー、サスペンス
- 監督:ブライアン・オマリー
- キャスト:リーアム・カニンガム、ポリアンナ・マッキントッシュ、ダグラス・ラッセル etc
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映画『デス・ノート/デッド・ノート』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★☆☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『デス・ノート/デッド・ノート』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『デス・ノート/デッド・ノート』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『デス・ノート/デッド・ノート』 あらすじ【起・承】
幼いころに監禁された過去を持つ女性警官のレイチェル・ヘギーは、勤務初日に不良少年シーザーが車で中年男性を轢くところを目撃し、保安官事務所に同行させる。
しかし、轢いたはずの男性が見つからない。
マクレディ巡査部長は、DVで通報された教師ラルフもいる留置所へシーザーを入れる。
同僚のマンディと、彼女と不倫関係にあるワーノックは、パトロール中に被害者らしき男性を発見して保安官事務所へ。
ケガをしていて一言も話さない男性を不審に思い、医者のヒュームを呼び出すが、治療中に突然男性に襲い掛かるヒューム。
そしてヒュームも留置所へ。
指紋から男性の身元が判明するが、彼はすでに死んだはずのアレクサンダーだった。
たくさんの名前が書かれた謎のメモ帳を持ち、マクレディの信仰心を否定したアレクサンダーは、問答無用で留置所に押し込まれる。
だがアレクサンダーの手に触れたマンディは怯えて逃げ出し、レイチェルはアレクサンダーの背後に過去の自分の姿を見る。
ヒュームの家族が電話に出ないため、マンディとワーノックは様子を見に行く。
マクレディはアレクサンダーの正体を調べに行き、レイチェル1人が保安官事務所に残る事に。
そしてメモ帳に書かれた名前の人物のほとんどが死亡しているという事実を発見する。
映画『デス・ノート/デッド・ノート』 結末・ラスト(ネタバレ)
ウルフは、アレクサンダーと会話するうちに追い詰められ、檻の中で自殺を図る。
診察を申し出たヒュームを檻から出すが、すでに手遅れだった。
仕方なくヒュームの手を借りてウルフの遺体を移動させるレイチェルだったが、無線を聞いて慌てて彼を留置所へ戻す。
ヒュームは妻と子供を惨殺しており、遺体を発見したマンディとノーワックは慌てて保安官事務所に戻った。
アレクサンダーは、今度はシーザーに話しかけた。
シーザーはレイチェルに捕まる前に一人の女性を轢いていたが、彼女が助かればウルフのようにはならないと言われる。
しかしそれをレイチェルに告げた時、アレクサンダーは手遅れだと告げた。
取り調べ中に容疑者を殺した過去を持つマンディとノーワックは、ヒュームの命も奪う。
そして全てをレイチェルの仕業に見せかけ、彼女を殺してしまおうと考える。
アレクサンダーの言葉が気になって様子を見に来たレイチェルは、2人の本性を知って反撃に出る。
ゲイであるマクレディは、一夜を共にしたもののカッとなって殺してしまった男性が、アレクサンダーの正体を握っていると考えていた。
その調査中に、レイチェルからの電話越しにマンディーとノーワックの悪態を聞き、激怒して保安官事務所で暴れまわる。
ノーワックは死に、マンディとレイチェルは留置所のある地下へ逃げると、シーザーとアレクサンダーを連れて脱出しようとする。
途中でシーザー、マンディ、マクレディが命を落とし、保安官事務所は火に包まれた。
メモ帳を取り出すと、死んだ人の名前に印をつけるアレクサンダー。
彼は自分を悪人の罪の代償を集める役を背負っていると言い、生きているレイチェルに尽くしたいと告げる。
レイチェルはそれを受け入れた。
映画『デス・ノート/デッド・ノート』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『デス・ノート/デッド・ノート』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
パクリ疑惑
原題と邦題の意味が明らかに違っていて、ヒット作に似せたタイトルでその恩恵に与ろうとするひどい邦題の作品はいくつもあるが、本作はあまりにも酷すぎる。
劇場公開時は「デス・ノート」だったが、DVDとしてリリースする際に「デッド・ノート」に変更されている。
どうやっても2006年の日本映画「DEATH NOTE デスノート」と結びついてしまう。
しかも「デス・ノート」の頃のポスターなどは、日本のヒット映画のタイトル文字をそのまま使ったような有様。
悪人の考え方の気持ち悪さ
これから死ぬ人の名前が書き記したメモ帳と、罪人への罰として彼らの魂を求める役目を背負う、死んでいるはずのアレクサンダーの存在は最後まで謎のまま。
レイチェルの過去に何があったのかも詳しくは説明されないが、監禁され、そこから自力で脱出したというのはわかる。
宗教観を連想させるセリフもいくつか出てくるが、悪人の考え方の不気味さや気持ち悪さが中心で、宗教嫌いでも見やすい作品。
宗教的なセリフが理解できなくても、問題なく見ることができる。
レイチェルとアレクサンダー以外は全員悪人で、アレクサンダーに触れると思い出したり、罪の意識が芽生えるように描かれている。
監禁された過去を持つレイチェルをストーカーしていたアレクサンダーが、最後に彼女に愛の告白と、一緒に悪人の魂を集めようと言うラストには何とも言えない空気が漂う。
映画史に残りそうなマクレディ巡査部長のキレっぷり
マクレディ巡査部長のキレた姿が衝撃的で、変な恰好にショットガンを抱え、聖書の言葉のようなものを唱えているのは面白さ半分怖さ半分。
家族を殺したヒューム医師の家の中など、残酷描写もかなり描かれている。
黒い羽根を落としながらさまようアレクサンダーの姿は、とても印象的だ。
大人気コミックの実写映画『デスノート』のハリウッドリメイク作品かと思って鑑賞しましたが、完全なる便乗商法のB級作品でまんまと騙されてしまいました。
パッケージからデスノート感は漂っていましたが、ストーリーは偏った宗教臭がぷんぷんで設定が苦手な人は早めの段階で退屈で挫折しそうです。悪を成敗する死神という設定のようですが、ノートに名前を書けば死ぬという『デスノート』の能力とは全く違います。
ただターゲットの名前をメモしているだけに過ぎないので、タイトルやパッケージに騙されないでくださいね。(女性 30代)
映画『デス・ノート/デッド・ノート』 まとめ
海外版デスノートと売り出しているような部分もあるが、悪魔か死神のような存在と役目を担う謎の男性が、集める魂の名前をメモしているだけに過ぎず、日本のヒット映画やアニメなどの「デスノート」とは関係ない。
宗教要素や残酷描写などがあって、見る人を選ぶ作品ではあるものの、主人公レイチェルのかっこよさが前面に押し出されている。
前半はキャラクターの説明や犯した罪などでダレてしまっているが、後半の急展開とキレたマクレディー巡査部長の暴れっぷりによって気にならないようにできている。
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