あの破茶滅茶なヒーローが帰ってきた!頭脳は子供、身体は大人という今までにないスーパーヒーロー。そんなシャザムが、自らの不用意な行動のせいで地球を危険に晒してしまう。
映画『シャザム! 神々の怒り』の作品情報
- タイトル
- シャザム!〜神々の怒り〜
- 原題
- Shazam! Fury of the Gods
- 製作年
- 2023年3月17日(金)
- 日本公開日
- 2023年
- 上映時間
- 130分
- ジャンル
- アクション
- 監督
- デビッド・F・サンドバーグ
- 脚本
- ヘンリー・ゲイデン
クリス・モーガン - 製作
- ピーター・サフラン
- 製作総指揮
- ウォルター・ハマダ
アダム・シュラグマン
リチャード・ブレナー
デイブ・ノイスタッター
ビクトリア・ノイスタッター
マーカス・ビシディ
ジェフ・ジョンズ - キャスト
- ザッカリー・リーヴァイ
アッシャリー・エンジェル
ジャック・ディラン・グレイザー
レイチェル・ゼグラー
アダム・ブロディ
ロス・バトラー
ミーガン•グッド
ルーシー・リュー - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『シャザム! 神々の怒り』の作品概要
MARVELが誇る『MCU』と対をなす存在が存在する。それこそが、DCコミックスが発表している『DCエクステンデッド・ユニバース』。DCコミックスがこれまで生み出してきた数多くのヒーロー達が、作品の垣根を超えて一堂に会するのだ。本作は、そんなDCエクステンデッド・ユニバースの第7作目として制作された。既に『ジャスティス・リーグ』という集合映画が制作されているが、前作のヒットを受け今後益々の発展は約束されたようなもの。今後の新たな『ジャスティス・リーグ』の一員として、シャザムが名を連ねることもあるかもしれない。今後の大きな流れに置いていかれないよう、本作を必ずチェックしておこう。
映画『シャザム! 神々の怒り』の予告動画
映画『シャザム! 神々の怒り』の登場人物(キャスト)
- ビリー・バットソン / シャザム(アッシャー・エンジェル / ザカリー・リーバイ)
- 普段は平凡な少年だが、シャザムと叫ぶとスーパーヒーローに変身する。
- フレデリック・フリーマン(ジャック・ディラン・グレイザー)
- ビリーの義兄弟。スーパーヒーローに強い憧れを持っている。
映画『シャザム! 神々の怒り』のあらすじ(ネタバレなし)
どこにでもいる平凡な少年ビリーには、とある秘密があった。彼は「シャザム!」と叫ぶと、あらゆる能力を兼ね備えたスーパーヒーロー、シャザムに変身してしまうのだ。しかし、あくまでも中身は子供のままのシャザム。そんな彼の子供らしい無邪気な行動で、とうとう神様を怒らせてしまう。怒った神は、自身の娘らを地球へと派遣する。彼女達はドラゴンを従え、地球に攻撃を仕掛けてきたのだ。果たしてシャザムは、自身が招いてしまった地球を巻き込んだ未曾有の危機を救うことができるのか。
映画『シャザム! 神々の怒り』の感想・評価
SHAZAMの強さ
スーパーヒーローSHAZAM。スーパーヒーローはそれぞれ特殊な能力を持っているが、シャザムはその中でも別格。ソロモンの知恵、ヘラクレスの腕力、アトラスの体力、ゼウスの全能、アキレスの勇気、マーキュリーの神速。シャザムという頭文字はこれらの能力からきている。つまりシャザムは、これだけの能力を兼ね備えた、まさにチートキャラと呼ぶに相応しい存在なのだ。しかし、主人公があまりに圧倒的な存在だと物語の進行上盛り上がりが足りない。中身が子供という設定があって初めて、釣り合いがとれるのだ。大人には考えつかない、子供ならではの発想力から生まれる戦い方も必見。
人間としての成長
人々を守り導くヒーロー達。しかし、ヒーロー達も決して完璧な存在ではない。悩み、傷つき、時には大きな過ちを重ねながらも日々戦い続けるのだ。特に、本作の主人公であるシャザムはその傾向が顕著。中身が小学生なのだから仕方がないのだが、どうしても考え方、行動に幼い面が目立ってしまう。本作ではその幼さが故に、世界を巻き込んだ大事件を引き起こしてしまう。いつまでも幼いままではいられない。ビリーは今、成長を遂げようとしているのだ。本作での事件を通して、ビリーはいかにヒーローとして、人間として成長していくのだろうか。まるで親になったような気持ちで温かく見守ろう。
DCコミックスの中でも異例な作品
スーパーヒーローを主人公に描いた作品といえばMARVEL、そういった印象を持っている人も多いかもしれない。しかし、アメリカにはもう一つヒーロー作品で有名なコミックブック出版社が存在する。それこそがDCコミックス。バットマンやスーパーマンなどを輩出している超大手である。特に、スーパーマンといえばヒーロー達の中でも最古、『最初のスーパーヒーロー』と言われる存在。まさに、今のヒーローブームの立役者と言って差し支えないだろう。同じヒーロー作品とはいえ、MARVELとDCコミックスでは作風が大きく異なる。MARVELと比較してダークな一面が目立つDCコミックス。その中でも、本作はコメディに大きく重点を置いた非常に珍しいシリーズ。通常のDCコミックス作品は重すぎて苦手という人も、本作であれば楽しめるかもしれない。
映画『シャザム! 神々の怒り』の公開前に見ておきたい映画
シャザム!
2019年に公開された、『シャザム!』シリーズの記念すべき第1作目であり、最新作の前作にあたる作品。某作品の影響で、体は子供、頭脳は大人という設定に慣れ親しんでいる日本人は多いことだろう。本作はその逆パターン。なぜそんなチグハグなヒーローができあがってしまったのか。間違いなく、ヒーローとしては圧倒的な力を兼ね備えているシャザム。しかし、物語開始当初の彼が真なるヒーローかと言われると疑問が残る。ヒーローとして必要な要素は屈強な身体や唯一無二のスーパーパワーなのか、それとも、揺るぎない精神力なのか。本作を見てヒーローという存在の在り方について改めて考えてみよう。
詳細 シャザム!
ブラックアダム
スーパーヒーロー作品に欠かせないものといえば、良質な敵役。ブラックアダムは、長年シャザムの仇敵として描かれるキャラクター。原作では、何かとブラックアダムと対になる存在として描かれているのだ。しかも、このブラックアダムを演じるのは数々の作品に出演し続ける大人気俳優ドウェイン・ジョンソン。ドウェイン・ジョンソンは元々はプロレスラー。彼のあまりの恵まれた体格と迫力のある風貌に、どのヒーローも勝てないのでは、と噂されたほど。元々は『シャザム!』シリーズに登場させる予定だったブラックアダムだったが、ドウェイン・ジョンソンの強い希望もあり単独作品が作られることとなった。ドウェイン・ジョンソンが、スクリーンの中で暴れ回る。
詳細 ブラックアダム
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
前述したように、スーパーヒーローとはいえ一人の人間である。主人公が年若ければ尚更のこと。本作の主人公も、恋に友情に悩む普通の高校生。しかし、彼のもう一つの顔は、長年人々から愛され続けているスーパーヒーロー、スパイダーマンなのである。『アベンジャーズ/エンドゲーム』で最愛の師、アイアンマンを失ったピーター・パーカー。しかし、敵は手を休めることなくやってくる。次の世代を担うのは、間違いなく彼らなのだ。これまで導いてくれていた存在を失い、自分の脚で前に進むことになったスパイダーマンが下す決断とは。そんな彼を支える周囲の温かな人々との絆も必見。本作はただのアクション映画ではない。一人の人間の成長を描いた良質なヒューマンドラマでもある。
映画『シャザム! 神々の怒り』の評判・口コミ・レビュー
「シャザム 神々の怒り」を観てきました!
一作目と同様、子供から大人まで楽しめる最高の続編‼︎
Z・リーヴァイの表情や演技が前作よりコミカルで面白かったです😆家族、兄弟との絆も強く描かれていて感動するし、強敵達との戦いも迫力満点!ギャグも満点で最高!前作のハードルを超えてくれる傑作‼️ pic.twitter.com/mk1knfqXEC— hirosi (@hirosi_noda) March 20, 2023
『シャザム!〜神々の怒り〜』観た。90年代ぐらいのノリで、良い意味で軽い正統派な漫画映画といった趣で面白い。「怖い婆さんとアホなマッチョの肉弾戦」という、ありそうで意外とないバトルが見れたのが個人的な白眉。明らかに違和感があるクロスオーバーシーンも逆に良かった。 pic.twitter.com/1Or7afSUXl
— 超地獄 (@TiBlc) March 25, 2023
『#シャザム 神々の怒り⚡️』
最近のヒーロー映画に足りなかった頭空っぽで楽しめるスリルが詰まった傑作!これが見たかった大興奮の王道作品なんだ!シリアスになり過ぎずコメディも面白いし,迫力あるカメラワークで展開されるアクションはMCUも超えるレベル。最高#悠汰の映画日記 pic.twitter.com/KMVSBrYctU
— 🎞悠汰™ @映画&USJ垢🐶 (@Yuta_USJ) March 22, 2023
『#シャザム!神々の怒り』新作映画41本目
恐怖の三姉妹とドラゴンの襲来。
“本当の家族”となった義兄弟たちと正義の活動を繰り広げるビリー。“全か無か”の精神はやや押し付けがましい。
今回の出来事を通して少し大人になれた…のか?エンタメとしては楽しめたがご都合主義は否めない。#EDDIE映画2023 pic.twitter.com/FCwlBD1ctQ— EDDIE @KingsFan👑 (@eddie2yuji) March 21, 2023
映画『シャザム! 神々の怒り』のまとめ
もう一つ注目したい点は、主演ザカリー・リーバイの演技。ザカリー・リーバイといえば、あの『塔の上のラプンツェル』ではフリン・ライダー役を、『マイティ・ソー』シリーズではソーの親友ファンドラル役を演じた誰もが認める美形俳優。鍛え抜かれた筋肉美も魅力の一つで、これまで演じてきた役柄の多くは2枚目キャラクター。確かにシャザムはあらゆるスーパーパワーを持った最強のヒーローではあるが、あくまでもその中身は子供。子供のような動きをする屈強な男性の姿は、側から見ると非常にシュールなもの。その『違和感』をどのように演じられるか。ザカリーの演技力が問われる。
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