PSYCHO-PASSシリーズが新たな劇場版となって帰ってくる。本作で描かれるのは、『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』とアニメ第3期の間の空白の時間。PSYCHO-PASSシリーズ、ここに完結。
- 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の作品情報
- 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の作品概要
- 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の予告動画
- 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の登場人物(キャスト)
- 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』のあらすじ(ネタバレなし)
- 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の感想・評価
- 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の公開前に見ておきたい映画
- 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の評判・口コミ・レビュー
- 映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』のまとめ
映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の作品情報
- タイトル
- 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE
- 原題
- なし
- 製作年
- 2023年
- 日本公開日
- 2023年5月12日(金)
- 上映時間
- 120分
- ジャンル
- アニメ
サスペンス - 監督
- 塩谷直義
- 脚本
- 深見真
冲方丁 - 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 花澤香菜
関智一
野島健児
伊藤静
沢城みゆき
佐倉綾音
櫻井孝宏
東地宏樹 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝映像事業部
映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の作品概要
2002年に幕を開けて以降、人々を魅了し続けている『PSYCHO-PASS』シリーズ。虚淵玄ら著名な脚本家を招いた闇深いストーリー、近未来をテーマとした魅力的な設定、視聴者の期待を良い意味で裏切り続けるキャラクター達。そんな唯一無二の深すぎる設定は、多くの視聴者を驚かせ続けてきた。今年で10周年を迎えるシリーズは、その人気と勢いは衰えることを知らない。そんなPSYCHO-PASSシリーズも、本作をもって一旦完結を迎える。終わって惜しくない気持ちはあれど、物事は全ていつか終わるもの。感動のフィナーレを劇場で見届けよう。
映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の予告動画
映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の登場人物(キャスト)
- 常守朱(花澤香菜)
- 公安局刑事課一係の監視官。サイコパスの色相が濁りにくい。
- 宜野座伸元(野島健児)
- 狡噛慎也の元相棒。犯罪係数が上昇した現在は執行官として活動する。
- 狡噛慎也(関智一)
- 常守の元相棒。槙島との激しい戦いの末、逃亡者となった。
映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』のあらすじ(ネタバレなし)
シビュラシステム、そんなシステムが世界に普及されていた。そのシステムとは、人間のあらゆる心理状態を管理して数値化する巨大監視ネットワーク。そのシステムを利用し人々が秘めた犯罪係数を測定、罪を犯す前にその対象を確保するという手法が主流化していた。そんな時代で公安局総括監視官として勤務する常守朱のもとに、とある事件の情報が飛び込んできた。その事件の背後には、彼らが長年追っていた『ピースブレイカー』と呼ばれる存在があったのだった。『ピースブレイカー』と彼らが狙う『ストロンスカヤ文書』を押さえるべく、他部署との共通戦線を張ることとなった常守達。そして、その合同会議に、なぜかかつての常守の上司であり今では逃亡者となった狡噛の存在があったのだった。
映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の感想・評価
集大成の時
PSYCHO-PASSシリーズが幕を開けたのは2012年のこと。それから幾度となくテレビアニメシリーズ、映画化が繰り返され、本年で10年という節目を迎えた。そして、その記念すべき年を祝い現在PSYCHO-PASS10周年プロジェクトが始動中。懐かしのラジオが復活したり、他ゲームとのコラボを果たしたり、大変な賑わいを見せている。まさにPSYCHO-PASSイヤーと言って差し支えないだろう。本作も、その一環として制作された作品である。新劇場版ほど、ファンが待望していたメディア展開はないのではないのだろうか。本作で完結編とされているPSYCHO-PASSシリーズ。集大成に相応しく、これまでのレギュラーメンバーも大集合。今までの集大成となる本作を、ぜひ劇場で見届けよう。
果たして救いはあるのか
PSYCHO-PASSシリーズの特徴として、非常にシビア且つシリアスな展開を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。多くの視聴者に衝撃を与え、一つの社会現象にまでなった『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズを手がけた虚淵玄がストーリー原案、脚本を担当。その時点で、救いのない物語になることを予測できていたファンも多かったことだろう。多くの主要キャラクターが無慈悲に命を落とし、またはそのサイコパス色相を濁らせてきた。完結編となる本作では、シリーズの核心に触れる故にこれまで以上にシリアスな展開を迎えることが予測される。あなたの推しキャラは果たして生き残れるのか。最後まで手を抜かない、PSYCHO-PASSワールドを堪能しよう。
魅力的な執行官達
犯罪を起こす可能性が高い人物を潜在犯として事前に捉えることで、犯罪発生率を減少させているPSYCHO-PASSの世界。そんな世界で、潜在犯でありながら警察組織に所属し正義のために戦うのが執行官達。これまでのPSYCHO-PASSシリーズでは、数多くの魅力的な執行官達が登場している。なぜ彼らが自らの犯罪係数をあげてしまったのか、それぞれの過去が非常に注目されている。中には宜野座や狡噛のように、かつては監視官でありながら執行官に身を落とした者も。そもそも人間とは、様々な要因によって心が揺れ動くもの。悲惨な経験をした故に犯罪係数が上がってしまうことは仕方ないことと言えるのかもしれない。本作でも新たな執行官が登場。果たして、どのような過去を抱くキャラクターなのだろうか。従来のキャラクターは勿論、新キャラクターにも注目。
映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の公開前に見ておきたい映画
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス
その人気故、これまで様々なメディア化がされてきたPSYCHO-PASSシリーズ。劇場版も、これまで合計4作品が制作されている。その記念すべき一作目が本作。本作では舞台が大幅に拡大しワールドワイドに展開。主に日本で使用されていたシビュラシステムが、世界に向けて輸出され始めたのだ。まず実験的にシステムが導入されたのは、現在内乱勃発中で治安の悪い、SEAUnの首都シャンバラフロートだった。しかし、なぜかシャンバラフロートからテロリストが日本に密入国し、シビュラシステムの中枢にこうげきをしかけはじめたのだ。その裏にいたのは、かつて常守を導き今では彼女の敵として立ちはだかる狡噛だった。
マイノリティ・リポート
犯罪を起こす可能性が高い人物を事前に捉えておくことで犯罪を未然に防ぐ。それこそがPSYCHO-PASSシリーズの根幹となる設定である。そんな人気シリーズと共通する作品こそが本作。本作は2002年に制作されたSF作品であり、主演を務めたのは誰もが知る大人気俳優、トム・クルーズ。本作におけるPSYCHO-PASSシリーズの『シビュラシステム』に代わる存在が、プリコグという3人の預言者達の力を用いた殺人予知システム。そのシステムの導入以降、殺人事件発生率は驚異の0%という成果を叩き出していた。ジョン・アンダートンは、犯罪予防局に勤める刑事。しかし、ある日、そのシステムが叩き出した新たな殺人犯は他でもない、ジョンだったのだ。何とかその場から逃げ延びたジョンは、殺人予知システムの真実を追い始める。
詳細 マイノリティ・リポート
PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に
2019年に制作された、PSYCHO-PASS劇場版第4弾。そもそもPSYCHO-PASSの劇場版第2作目から本作までは、現在、過去、未来で発生する事件をそれぞれの映画で取り上げるという興味深い手法がとられている。主人公は、アニメ第1期から活躍し根強い人気を誇る狡噛慎也。SEAUnでの身を削る戦い以降、狡噛は世界各地を放浪していた。狡噛が南アジアのとある国を訪れていた時、彼は武装ゲリラに襲われたバスを成り行きで助けることとなる。そんな中、1人の少女が狡噛にコンタクトをとってくる。彼女は、自らの復讐を遂げるために狡噛から戦い方を学びたいのだという。前述した通り、最新作で描かれるのは本作とアニメ第3期を繋ぐ空白の時間。本作を見ておくことで、最新作をより楽しめることは間違いない。
詳細 PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に
映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の評判・口コミ・レビュー
『劇場版PSYCHO-PASSサイコパス PROVIDENCE』西暦2118年。公安局統括監視官となった朱は刑事課一係と共に外国船舶で起きた事件捜索を開始するも外務省行動課と狡噛慎也の姿があり、ある文書を巡り雑賀教授へと辿り着くSFクライムアクション
10周年を迎え”正義”を尊重する朱ちゃんの犠牲に涙する傑作! pic.twitter.com/0hJQ7AH5M2
— オトガイ (ヨッシー) 日常&映画感想 (@Judgement1997) May 12, 2023
劇場版PSYCHO-PASS PROVIDENCE
アニメ第1期大好きな私としては常守朱メインなのが嬉しい✨1期からしたら逞しくなって嬉しいよとしたたかなり過ぎて悲しいよ半々😅
3期の前の話、3期記憶に無さすぎてこれは再鑑賞が必要
4DXもあるんやと思っていたら納得の銃撃戦、肉弾戦の多さ、これは4DX楽しいの確実 pic.twitter.com/Q5ixdF2Mct— zero@映画とアニメと小説と (@zero31491505) May 13, 2023
『劇場版 PSYCHO-PASS
/PROVIDENCE』観賞正義の引き鉄を引くのは
法か シビュラか 人間か
お馴染みSF×刑事ものの面白さに加え、劇場版SS3部作〜3期を繋ぐ物語として3期で残された謎について触れてあり、答え合わせのような感覚で楽しめた。 pic.twitter.com/CxcN1floCC— ノミのピコ (@KRWNMNPK) May 14, 2023
#PSYCHO_PASS_PROVIDENCE TV2期と3期の間の話。劇場版は熱心に追いかけていなかったのですが話は理解できました。狡噛が出ていたのは劇場版で見た気が?朱が因縁にけりをつける話。
前半は今ひとつでしたが後半は楽しめました。しかし、霜月人気ないよな〜グッズで余ってるの全部霜月。自分も同意🤗 pic.twitter.com/qGFPYXgeg2— kazmas (@kazmas_0) May 13, 2023
映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』のまとめ
様々な媒体でPSYCHO-PASSシリーズに触れる機会が多い今、改めて感じる本作の持つ無限大の可能性と魅力。現在の人気があれば、今後もシリーズを続けていくことは容易であろう。しかし、本シリーズは本作をもって一旦完結という決定が下された。人気絶頂の中での終了。こうして、本作は今後も日本アニメ史に名を刻む名作として完成されたのだ。唯一無二の魅力を誇るPSYCHO-PASSワールドは、一体どのような結末を迎えるのだろうか。犯罪を起こす前に人々を捕まえてしまうシビュラシステムは、今後も繁栄していくのか。その歴史的瞬間を、その目で見届けよう。
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