映画『ヘイヴンハースト』の概要:「ソウ」シリーズをプロデュースしたマーク・バーグが製作総指揮を務めたホラー映画。問題を抱えた入居者を迎え入れるアパート、ヘイヴンハーストで暮らし始めた女性が味わう恐怖を描いた。
映画『ヘイヴンハースト』の作品情報
上映時間:84分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:アンドリュー・C・エリン
キャスト:ジュリー・ベンツ、ジョシュ・スタンバーグ、ダニエル・ハリス、フィオヌラ・フラナガン etc
映画『ヘイヴンハースト』の登場人物(キャスト)
- ジャッキー(ジュリー・ベンツ)
- アルコール依存症の治療を終えたばかりの女性。酔ったまま運転した車が事故を起こし、娘を亡くした。アパートで出会ったサラを娘のように思いつつ、ヘイヴンハーストに住んでいた友達ダニエルの行方を探している。
- サラ(ベル・スハウス)
- 養父ウェイン、養母タミーと暮らす少女。本当の両親のことは知らない。エズラの友達で、住人の部屋の鍵を借りたりしている。
- ティム(ジョシュ・スタンバーグ)
- 刑事。ジャッキーの知人。ジャッキーに頼まれダニエルやポーラの行方を捜すうち、ヘイヴンハーストについて独自に調べるようになる。
- エレノア・マジェット(フィオヌラ・フラナガン)
- ヘイヴンハーストのオーナーの老婦人。息子エズラに、アパートの管理と雑用を任せている。エズラの他に、もうひとり息子がいる。連続殺人鬼ハーマン・ウェブスター・マジェットの家族。
映画『ヘイヴンハースト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ヘイヴンハースト』のあらすじ【起】
友人ダニエルと連絡が取れなくなったジャッキー。
不安になり、刑事ティムに行方を知っているか尋ねるが、彼も知らなかった。
アルコール依存症の治療を終えたジャッキーは、ヘイヴンハーストというアパートの1006号室で暮らし始める。
そこはダニエルが暮らしていた部屋だった。
手紙で家主エレノアに呼び出されたジャッキー。
彼女は最初に入居者全員に会うと決めているらしい。
雑用をしているのは、エレノアの息子エズラだった。
アパートの決まりは、質素で健全な生活を送り、過ちを繰り返さないこと。
ウェイトレスのバイトをしながら、生活をするようになったジャッキー。
同じアパートに住む少女サラと出会う。
彼女は虐待されているようだった。
規則を破って売春をしたポーラは、引っ越しのために荷造りをしていた。
停電になり、突然何者かに襲われてしまう。
そのままポーラは姿を消した。
ポーラの声を偶然耳にしたジャッキーは、彼女の部屋に様子を見に行く。
そこで再びサラと会い、部屋まで送り届けた。
映画『ヘイヴンハースト』のあらすじ【承】
サラを見るたび、娘のことを思い出すジャッキー。
ティムに会い、姿が見当たらなくなったポーラの行方も探ってもらうことにする。
部屋でダニエルが残した写真を眺めていると、侵入者の気配に驚き写真を落としてしまう。
侵入者はサラだった。
彼女はジャッキーの形見の品が欲しかったと言い、ネックレスを盗もうとしていた。
友達だというエズラから鍵を借り、入ってきたのだという。
写真立ての中には1枚のメモが残されていた。
サラはダニエルのカメラを1台持っていて、それをジャッキーに渡した。
一緒に暮らしているのは養母タミーと養父ウェインで、実の親は知らないと言うサラ。
その日の夜、タミーは夜勤で不在だった。
酔っていたウェインは規則を破り、サラを襲う。
反撃して隠れていたサラ。
ウェインとタミーは姿を消した。
ティムに連絡し、ダニエルのカメラを手に入れ、現像に出したことを報告するジャッキー。
ポーラについて聞かされるが詳しいことはわからなかった。
映画『ヘイヴンハースト』のあらすじ【転】
ダニエルもポーラも、規則を破ったせいで姿を消した。
自分も規則を破れば手がかりを得られると思ったジャッキーは、お酒を買う。
ウェインとタミーがいなくなり、どうしようもなくなったサラはジャッキーに助けを求める。
血まみれのサラたちの部屋を見たジャッキーは、ティムに連絡する。
しかしティムがエレノアと一緒に部屋を見に来たときには、綺麗になっていた。
サラはジャッキーが預かることにした。
現像したダニエルの写真と見つけたメモをティムに見せると、同じアパートの写真に違いがあること、メモは部屋の見取り図だとわかる。
ティムはそれを持って帰った。
彼は、独自にヘイヴンハーストの行方不明者について調べていた。
ジャッキーはその日の夜、規則を破ってお酒を飲む。
ジャッキーはサラに、洗濯所の場所を聞く。
ダニエルが残した写真の中に、洗濯所の写真があったのだ。
そして偶然、隠し扉を見つける。
ヘイヴンハーストは、200人以上を殺した殺人鬼H・H・ホームズ、別名ハーマン・ウェブスター・マジェットの館だと気付いた。
映画『ヘイヴンハースト』の結末・ラスト(ネタバレ)
突然現れた人物に追われ、逃げ出したジャッキーとサラ。
ジャッキーの部屋のドアには退去勧告の張り紙があった。
ティムに連絡をして、ハーマン・ウェブスター・マジェットの話をする。
エレノアもマジェットだった。
ティムは、部屋の壁の中に30センチの抜け道があると気付き、それを教える。
サラの悲鳴を聞いたジャッキーは、電話を切って助けに向かう。
ジャッキーからの連絡を受けたティムは、アパートに向かう。
警戒するジャッキーだったが、怪力の男に襲われる。
偶然隠し部屋を見つけて逃げようとするが、罠にはまって閉じ込められてしまう。
そこに火が放たれるが、なんとか逃げ出したジャッキー。
逃げた先には、各部屋につけられた監視カメラのモニターが広がっていた。
檻に入れられていたサラを助け出したジャッキーは、洗濯所にたどり着く。
そして外へ逃げ出そうとするが、とうとう捕まってしまった。
駆け付けたティムは、ジャッキーを見つける事ができなかった。
地下で無残に殺されたジャッキー。
サラはエレノアたちの家族になった。
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