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映画『サニー 永遠の仲間たち』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『サニー 永遠の仲間たち』の概要:韓国国内で大ヒットを記録した青春映画。学生時代の友人グループ”サニー”のメンバーが、数十年の月日を経て再び集合する。60~70年代のヒット曲に乗せて、誰もが経験しただろう淡い青春時代と、大人になった彼女たちの現実的な今が交錯する。

映画『サニー 永遠の仲間たち』の作品情報

サニー 永遠の仲間たち

製作年:2011年
上映時間:124分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:カン・ヒョンチョル
キャスト:ユ・ホジョン、シム・ウンギョン、チン・ヒギョン、カン・ソラ etc

映画『サニー 永遠の仲間たち』の登場人物(キャスト)

ナミ(ユ・ホジュン)
夫と娘に囲まれ、何不自由ない生活を送っている主婦。病院でかつての友人に再会したことがきっかけで、自身の輝いていた学生生活を振り返る。
高校生のナミ(シム・ウンギョン)
田舎から都会のソウルへと引っ越してくる。引っ込み思案な性格ゆえ、クラスに馴染めずにいる。
チュナ(チン・ヒギョン)
末期がん患者。病気を感じさせない快活な性格の持ち主。死ぬ前にもう一度”サニー”のメンバーに会いたいとナミにお願いする。
高校生のチュナ(カン・ソラ)
“サニー”のリーダー。クラスの不良たちも一目を置くほど、強さと行動力を兼ね備えた頼れる人物。メンバーからも慕われている。
チャンミ(コ・スヒ)
保険の営業員。成績は最下位で、うだつのあがらない日々を送っている。小太りで、よく食べる。
高校生のチャンミ(キム・ミニョン)
おしゃれに余念がない。整形に憧れている。
ジニ(ホン・ジニ)
実際は口が悪いが、セレブの妻を気取り上品に振る舞っている。旦那に浮気されている。
高校生のジニ(パク・チンジュ)
口が悪く、常に相手を罵る言葉を考えている。チャンミとよく口喧嘩をする。
クムオク(イ・ヨンギョン)
安アパートで、義母の介護をしている。介護のストレスを抱え、鬱々とした日々を過ごしている。
高校生のクムオク(ナム・ボラ)
文学少女。普段はおとなしいが、キレると武器を持ち出し暴れ回る。
ポッキ(キム・ソンギョン)
水商売をしている。離婚をきっかけに息子とも離れて孤独に暮らしている。
高校生のポッキ(キム・ボミ)
自分を魅力的に見せることに全力を注いでいる。自信家であり、将来はミスコンで優勝すると信じて疑っていない。
高校生のスジ(ミン・ヒョリン)
クールな美少女。常にメンバーとは一歩距離を置いて接している。本当は何を考えているのか分からない。

映画『サニー 永遠の仲間たち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『サニー 永遠の仲間たち』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『サニー 永遠の仲間たち』のあらすじ【起】

ナミは反抗期の娘と仕事で出張の多い夫と何不自由ない平凡な暮らしを送っている。そんなある日、入院している母のもとを訪れたナミは、かつての友人チュナが入院していることを知る。彼女の病室を訪れたナミは、チュナが末期がんに侵され、余命が残り二か月しか無いことを知りショックを受ける。

ナミとチュナはその昔、高校の友人グループ”サニー”のメンバーだった。チュナとの久しぶりの再会をきっかけに昔の思い出を回想するナミ。

高校生のナミはある日、田舎の高校からソウルの女子高へ転校してくる。田舎の言葉訛りが抜けないナミは、恥ずかしさからクラスに馴染めずにいた。

そんな彼女を救ったのが”サニー”のリーダー、チュナだった。彼女に連れられサニーの活動に参加したナミは、次第にメンバーに認められ、やがて正式なメンバーになった。しかし、メンバーの一人スジだけは、ナミのことを認めようとはしなかった。

懐かしい記憶を辿るナミ。しばらくして病床のチュナからある頼みごとをされる。それは、バラバラになってしまったサニーのメンバーにもう一度会いたい、というものだった。

彼女の願いを叶えるため、ナミは探偵を雇いかつてのメンバーたちを探し始める。

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映画『サニー 永遠の仲間たち』のあらすじ【承】

メンバーのチャンミとジニを捜し出し、再会を喜び合うナミ。しかしメンバーもまた、それぞれ苦悩を抱えていた。

チャンミは勤めている保険会社で営業成績がまったく上がらず、上司から嫌味を言われる日々。一方のジニは金持ちの夫に嫁ぎ、派手な生活をしているように思えたが、最愛の夫に浮気され傷ついていた。

残りのメンバー、クムオクとポッキの居場所が分かり、会いに行くナミたち。しかしクムオクは義母の介護で家からは出られず、ポッキは薬物中毒でかつての面影が無かった。そして最後のメンバーであるスジの行方はいまだ分からないままである。ナミたちの努力を嘲笑うかのように、チュナの病態は日に日に悪化していく。

ある日、娘が同級生にいじめられている現場を見かけたナミは憤慨。病室から抜け出したチュナとチャンミ、ジニを連れて、いじめっ子たちを殴り倒す。自身の学生時代を思い出しはしゃぐ四人。

その夜、ナミはチュナからあるディスクを渡される。家に帰り再生すると、そこには学生時代の自分たちの姿が。画面に映る自分たちは、大人になった自身に向けてメッセージと夢を語っていた。その夢を現在叶えられている者は一人もおらず、青春の輝きと現在のギャップに涙するナミ。

その数日後、チュナの病態が悪化し、彼女はこの世を去った。

映画『サニー 永遠の仲間たち』のあらすじ【転】

高校生のナミは、自分を毛嫌いするスジにその理由を問う。彼女の母は二番目の母親であり、スジは義母を嫌っていた。その義母とナミが同じ故郷の出身で同じ言葉訛りを持っているため、一方的に毛嫌いしていたのだった。お互いの本音をぶつけ合い仲直りする二人。

ナミはチュナの兄の友人、ジュノに思いを寄せていた。ある夜、湖畔でキスをしているジュノとスジの姿を目撃しショックを受ける。その日から、スジとの仲はぎくしゃくし始めていた。

文化祭の日、サニーのメンバーはステージでダンスを踊る予定になっていた。本番前に食堂で休憩していたナミのもとに、かつてのサニーのメンバーであるサンミがやってくる。彼女はシンナー中毒になったことをきっかけにメンバーを追われていた。

新しく迎えられたナミを疎ましく感じていたサンミは、ナミに詰め寄る。そこにメンバーが駆けつけ乱闘騒ぎになるが、巻き添えを喰らったスジが顔に切り傷を作ってしまう。

顔に傷が残ってしまったことで将来を悲観し、自殺未遂を犯したスジ。メンバーはスジの家の前に集まるが、スジは姿を現さなかった。彼女の家の前で、私たちはどこにいても永遠に仲間だと誓いあうメンバーたち。サニーが集まったのは、その日が最後となっていた。

映画『サニー 永遠の仲間たち』の結末・ラスト(ネタバレ)

チュナの告別式に訪れたナミ、チャンミ、ジニの三人。そこに彼女の死を聞きつけクムオクとポッキも加わる。しかしスジの姿は無い。探偵を使っても連絡先すら掴めなかったナミは、新聞広告にスジへのメッセージを掲載していた。わずかな望みにかけるメンバーたち。

しかし深夜になってもスジは姿を現さなかった。解散しかけていたところに、チュナの秘書だと名乗る男が現れる。彼はチュナから遺言を預かっていた。

チュナは大会社の社長であり、莫大な資産を持っていた。遺言にはそれらの資産を、自分の死後サニーのメンバーに譲る旨が記されていた。

新しいリーダーにナミ。ジニが副リーダーを任命される。チャンミは勤めている保険会社の保険に、メンバー全員を契約させる権利を貰い、クムオク、ポッキはそれぞれ新しい職をチュナから譲り受ける。

最後までリーダーとして自分たちの幸せを願ってくれたチュナに、メンバーたちは温かな涙を流す。そして彼女の遺影の前で、かつて文化祭で披露することが叶わなかったダンスを25年越しに披露する。そして戸口には、あの日以来行方をくらませていたスジの姿があった。

映画『サニー 永遠の仲間たち』の感想・評価・レビュー

個性的なメンバーと起こる事件が面白く、また懐かしい気分にもなった。思い描いていた未来予想図が全く違う現実になっており、久々に会ったメンバーたちと過去の話や今の話を繰り広げるシーンが一番印象的だった。なかなか姿を現さなかったスジも、最後にはそっとメンバーたちを見つめているシーンも感動し、ほっとした。病気で余命少しのチュナの願いを叶え、また遺言の内容がチュナらしく、ぐっと胸が突き刺さるような感覚になった。少しミュージカル感があるため、楽しめる内容であった。(女性 20代)


どのキャストも透き通るような美肌だったり、頻繁に整形手術の話をしたりするところが、韓国映画ならではだと思いました。チュナの病気をきっかけに、サニーのメンバーが再会するストーリーが最高に面白いです。再会するために探偵を雇うのはどうかと思いましたが、探偵事務所のシーンは毎回コントのようで笑ってしまいます。再会後も高校生のときのように、泣いたり笑ったりする姿が美しく眩しいです。王道で、大変わかりやすい映画です。(女性 30代)


高校生の頃の何をしても楽しくて、いつも笑って過ごしていた日々が懐かしく感じる今作。大人になればなるほどあの頃はよかったなと思うことが増えると思います。しかし、大人になっても新しい出会いや、昔から変わらない繋がりを再認識することで意外と身近にある幸せを実感できるのだと思いました。
美しくなるために美容や整形にお金を惜しまない姿勢はかなり韓国らしいなと感じました。(女性 30代)

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