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映画『天国の門』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『天国の門』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『天国の門』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『天国の門』の結末までのストーリー
  • 『天国の門』を見た感想・レビュー
  • 『天国の門』を見た人におすすめの映画5選

映画『天国の門』の作品情報

天国の門

製作年:1981年
上映時間:149分
ジャンル:ヒューマンドラマ、西部劇
監督:マイケル・チミノ
キャスト:クリス・クリストファーソン、クリストファー・ウォーケン、ジョン・ハート、イザベル・ユペール etc

映画『天国の門』の登場人物(キャスト)

ジェームズ・エイブリル(クリス・クリストファーソン)
裕福な家庭に生まれ、ハーバード大学を卒業した後、移民の多いジョンソン郡の保安官になる。貧しい移民からは慕われているが、金持ちの牧場主とは敵対関係にある。娼婦のエラを心から愛している。
ネイサン・D・チャンピオン(クリストファー・ウォーケン)
ジョンソン郡で暮らす移民だが、他の移民とは距離を置き、町外れの丸太小屋で暮らしている。金を稼ぐため、牛泥棒の移民を殺している。ネイサンもエラを愛しており、彼女にプロポーズする。
エラ・ワトソン(イザベル・ユペール)
ジョンソン郡で娼館を経営する娼婦。天真爛漫で頭が良く、行動力もある。ジェームズのことを愛しているが、ネイサンにも愛情を感じている。移民なので、カントンが作った処刑リストに名前がある。
ビリー・アーバイン(ジョン・ハート)
ジェームズの大学時代の親友。裕福な牧場主で、畜産者協会に所属しているが、他のメンバーほど移民を憎んでいない。大学時代は元気な若者だったが、現在は酒浸りの情けない男になっている。
フランク・カントン(サム・ウォーターストン)
西部の畜産者協会のリーダー。自分たちの土地に入ってきた移民を憎んでおり、彼らを一掃するため、処刑リストを作る。冷酷な独裁者タイプ。

映画『天国の門』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『天国の門』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『天国の門』のあらすじ【起】

1870年、ハーバード大学で共に学んだジェームズとビリーは、めでたく卒業の日を迎える。人気者のビリーは、卒業生代表として皮肉たっぷりの演説を披露し、学友たちの拍手喝采を浴びる。卒業式の後、中庭ではダンスパーティーが開かれ、ジェームズは美しい娘に恋をする。ジェームズとビリーは、心ゆくまで馬鹿騒ぎして、青春時代に別れを告げる。

それから20年後のワイオミング州。アメリカはロシアや東欧からの移民を受け入れ、西部開拓を進めていたが、社会全体が不景気で、生活に困窮する移民が急増していた。移民たちは、生きていくために牧場の牛を盗むようになり、牧場主の怒りを買っていた。

ジョンソン郡の保安官になったジェームズは、罪を犯した移民の女をセントルイスまで護送した後、キャスパーの町に立ち寄る。その女が吊るされたと知り、ジェームズと顔見知りの駅員は、貧しい移民たちに同情する。ジェームズも、その駅員と同じ気持ちだった。

キャスパーの町では、入植してきたばかりの移民の一家が、ならず者たちに虐待されていた。ジェームズはその一家を助けてやり、ここで買った馬車で町を出る。町では、畜産者協会が北西部のゴロツキを雇い、移民を排除しようとしているという噂が広がっていた。

裕福な牧場主が集まる畜産者協会の会合で、リーダー格のカントンは、「移民どもは我々の土地を荒らす泥棒でアナーキストだ」と演説する。カントンは、日当5ドルで50名の傭兵を雇い、移民を殺した者には50ドルの報奨金を与えようと提案する。ジョンソン郡の裁判所は移民に罰を与えないので、畜産者協会のメンバーで移民を一掃するべきだというのが、カントンの考えだった。カントンはそのために、125人の処刑リストまで用意していた。

協会メンバーのビリーは、カントンの方針に反対する。しかし、カントンはすでに州知事まで味方につけており、いずれは大統領も自分たちを支持してくれるはずだと話す。その話を聞いて、ビリー以外のメンバーは、カントンの方針に賛成する。

その場に居づらくなったビリーは、2階のビリヤード場に移動する。すると、そこにはジェームズがいた。ビリーから処刑リストの話を聞いたジェームズは、「土地を守る権利は認めてやるが、正式な令状がない限り、自分の郡には入るな」と、カントンに忠告しておく。しかし、カントンは自腹で賞金を払ってでも、移民たちを排除するつもりだった。

映画『天国の門』のあらすじ【承】

ジェームズは、ジョンソン郡のスウィートウォーターの町に戻る。この町は移民たちの町であり、ジェームズは保安官として彼らを守っていた。常宿にしているホテルで、ジェームズは店主に、処刑リストの話をする。125人というのは、この町の全住民に近い数であり、店主はそんなことが可能なのかと驚く。

ホテルを出たジェームズは、娼婦のエラが経営する娼館へ向かう。ジェームズはエラに本気で惚れており、エラもまたジェームズを客ではなく1人の男として愛していた。お金持ちのジェームズは、エラの誕生日にキャスパーの町で購入した馬車をプレゼントし、彼女を喜ばせる。エラは隣にジェームズを乗せ、馬車を走らせて町へ向かう。

エラは町中を馬車で走り回り、川で水浴びをする。エラは移民の娘だったが、ジェームズは天真爛漫で美しいエラに心底惚れており、彼女を守りたいと思っていた。ジェームズは、もうすぐここで戦争が起きると説明し、2人だけでよその土地へ移ろうと彼女を説得する。しかし、エラはこの土地から離れるのは嫌だった。

町には「天国の門」という名のローラースケート場があり、移民たちの憩いの場になっていた。今日も移民たちは天国の門に集まり、音楽に合わせてローラースケートを楽しむ。ジェームズもエラと一緒にはしゃぎ回り、楽しい時間を過ごす。

その夜、エラの娼館にネイサンがやってくる。ネイサンも移民だったが、町から離れた空き地の丸太小屋で暮らし、賞金稼ぎをしていた。ネイサンはカントンに雇われ、牛泥棒の移民を殺しており、町の住民から嫌われている。ネイサンが来たので、娼婦たちは移民の客を帰らせる。

ネイサンはエラに本気で惚れており、彼女に商売をやめて自分と暮らそうとプロポーズする。エラは、ジェームズからも一緒によそへ行こうと誘われていると打ち明け、明確な返事は避ける。

翌朝、ジェームズのところに住民がやってきて、ネイサンがまた1人殺したと訴える。そこへネイサンが来たので、ジェームズはエラを無理にでも連れ出すつもりだと言っておく。ジェームズはネイサンの友人として、カントンの仕事を手伝うことにも反対する。

映画『天国の門』のあらすじ【転】

ジェームズは町長と一緒に州兵の隊長を訪ね、郡の州兵に警戒態勢の発令を要請する。しかし、1時間前に「知事以外の命令は拒め」という指示が出ており、隊長の命令では州兵を動かせなくなっていた。その代わり、隊長は入手した処刑リストをジェームズに渡してくれる。そのリストにエラの名前があるのを見て、ジェームズは動揺する。エラは、盗んだ牛でも体を売っているという理由で、リストに入れられていた。

ジェームズはエラの娼館へ行き、エラもリストに入っていることを告げ、そこにいたネイサンを殴り飛ばす。ネイサンは確かに処刑人の1人だったが、エラがリストに入っていることは知らなかった。

エラは馬車でネイサンを丸太小屋まで送り、小屋の中で静かな時間を過ごす。ネイサンは、プロポーズの返事を聞きたがっていた。エラはジェームズのことを愛していたが、ネイサンにも愛情を感じており、黙って涙を流す。

その頃、カントンは傭兵たちを専用の汽車に乗せ、ジョンソン郡へ向かっていた。汽車が停車した場所には州知事が現れ、カントンたちの行動を大統領も認可したと告げる。傭兵たちはすぐに電信機の線を切断し、移民たちの暮らすスウィートウォーターの町を目指す。

武装した傭兵たちがもうすぐ郡に入ってくるという情報を得て、町の移民たちが天国の門に集められる。ジェームズは、そこで処刑リストにある名前を読み上げていく。ほとんどの住民が名前を呼ばれ、町は混乱状態となる。

ネイサンの小屋から娼館に戻ったエラは、協会の男たちの馬が繋がれているのを見て、一緒にいた少年にジェームズを呼びに行ってもらう。娼館に入ったエラは、待ち伏せていた3名の男に捕まり、レイプされてしまう。娼館の娼婦たちは、皆殺しにされていた。知らせを受けたジェームズは急いで娼館に駆けつけ、男たちを撃ち殺してエラを助ける。その直後、ネイサンも娼館に駆けつけ、エラがレイプされたことを知る。ネイサンは、ようやくカントンの卑劣さに気づき、怒りに震える。

ネイサンは傭兵のキャンプを訪れ、「移民を処刑するなら令状が必要だ」と抗議する。しかし、傲慢なカントンは聞く耳を持たず、ネイサンの目の前で、移民の男を射殺する。

その夜、ジェームズは必死でエラを説得するが、「家を捨てる気はない」という彼女の気持ちは変わらない。ジェームズはついに諦め、エラのもとを去っていく。

映画『天国の門』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌日、ジェームズのところに商売をしている移民たちがやってきて、自分たちが助かるために、リストの移民を引き渡して欲しいと訴える。その中には、町長の姿もあった。ジェームズは、裕福な移民を救うために多くの貧しい移民を見捨てるようなことはできないと断る。ジェームズは、200人が団結して戦えば、勝てる見込みはあると考えていた。しかし、町長は自分のことばかり考え、ジェームズをクビにする。

カントンはネイサンを始末することにして、彼の小屋を包囲する。ネイサンが絶体絶命のピンチを迎えた時、馬車に乗ったエラが現れ、彼を救おうとする。しかし、相手は大人数で歯が立たない。最後は小屋に火が放たれ、ネイサンは逃げ場を失う。覚悟を決めたネイサンは、遺言をメモして胸ポケットにしまい、小屋の外へ出る。ネイサンは最後まで銃を持って戦い続けるが、ハチの巣にされて絶命する。

天国の門には移民たちが集まり、裏切り者の町長を責めていた。そこへエラがやってきて、カントンの一味がそこまで来ていることを告げる。その後、エラはジェームズのところへ行き、ネイサンの死を報告する。移民たちは戦う覚悟を決め、止めようとした町長を撃つ。そして、移民たちはエラの誘導で、カントンたちのいる空き地へ向かう。

移民たちの方から戦いを挑み、いよいよ本格的な戦闘が始まる。移民たちは勇敢に戦い、傭兵側にダメージを与えるが、移民側にも多数の犠牲者が出る。カントンが援軍を呼びに行ったので、移民たちも一旦撤退し、次の戦いに備える。

エラはネイサンの小屋の前に行き、彼の死体を発見する。ちょうどそこへ、ジェームズがやってきたので、エラはネイサンの胸ポケットにあったメモを見せる。ネイサンは、エラとジェームズに別れの言葉を残していた。

保安官の職を辞したジェームズは、移民たちの指揮官となり、明日の戦いに備えて準備を始める。ジェームズは、2000年前のローマ人の戦いを参考にして、木枠を取り付けた荷車を作らせる。

夜明けと共に、移民たちは木枠を取り付けた荷車を前進させ、傭兵たちの陣地に近づいていく。ジェームズの作戦は、この荷車を押して相手の陣地にできるだけ近づき、ダイナマイトを投げ込むというものだった。戦いは至近距離での撃ち合いとなり、双方に多数の犠牲者が出る。現場は、まさに戦場そのものだった。

現場に死体の山が築かれた頃、カントンが援軍を連れてきて、ジェームズは負けを覚悟する。ところが、そこへ州の軍隊がやってきて、双方に戦闘の中止を命じる。こうして、畜産者協会と移民の戦争は終結する。

生き残ったエラは、ジェームズと生きる決心をして、荷物をまとめる。しかし、ジェームズと一緒に家を出た瞬間、執念深く待ち構えていたカントンたちに射殺されてしまう。ジェームズはすぐに反撃し、敵を撃退するが、エラはすでに息絶えていた。ジェームズはエラの死体を抱きかかえ、涙に暮れる。

1903年、ロードアイランド州ニューポートの海上に、上流社会の生活に戻ったジェームズの姿があった。豪華な船室のソファーには、妻らしき女性が横たわっていたが、ジェームズは興味を示さない。今のジェームズからは、エラを愛していた時のような情熱は微塵も感じられなかった。

映画『天国の門』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

本作は、『ディア・ハンター』や『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』が著名なマイケル・チミノ監督が、19世紀アメリカのジョンソン郡戦争を映画化したもの。
膨大な制作費をかけたが当時のアメリカ人には不評で、史上最悪の赤字を生み出した作品として知られている。
しかし、とてつもなくショッキングな場面もあるが、19世紀末のアメリカ西部の街並みの美しさや音響、エキストラを使った壮大なダンスシーンが素晴らしく、細部までこだわりが感じられる大作となっている。(女性 20代)


完全版は4時間近くある超大作ですが、出来ればそちらを見ることをオススメします。移民問題を扱ったことにより、当時の評判はあまり良くなかったようですが、完全版を見るとこの作品の素晴らしさを真正面から感じられるでしょう。
イザベル・ユペールやクリストファー・ウォーケンなどキャストのビジュアルが最高で、1890年代を舞台にしているものの良い意味で古さを感じません。そのお陰で、ストーリーがすんなりと入ってくるし長くても飽きずに見ることが出来ました。
149分のバージョンは作品の残すべき余白を削ってしまっているのでとても勿体ないなと感じます。(女性 30代)


長大で重厚な作品だが、その分だけ西部開拓時代の理想と現実の落差が強烈に伝わってくる。移民たちを守ろうとする主人公の行動は正義に見えるが、結果的に多くの犠牲を生む展開は非常に苦い。クライマックスの虐殺は圧倒的で、開拓神話の裏側にある暴力を容赦なく突きつけてくる。美しい映像とは裏腹に、希望が崩れていく後味の悪さが印象に残った。(20代 男性)


噂に聞いていた通り、非常に長く、観る体力を求められる映画だった。しかし、その長さがあるからこそ、人々の生活や感情がじっくりと積み重なっていく。理想を掲げた者たちが、結局は暴力に飲み込まれていく展開は切なく、歴史の残酷さを感じさせる。ラストに残る虚無感は強烈で、美しいだけでは終わらない西部劇だった。(30代 女性)


映像美と音楽の素晴らしさは圧倒的だが、物語は容赦なく暗い。移民たちが「害悪」として排除されていく過程は、現代社会にも通じるテーマだと感じた。主人公の選択は理解できるものの、結果的に何も救えなかった結末が苦しい。英雄譚ではなく、敗北の物語として観ると非常に完成度が高い。(40代 男性)


正直、観る前は難解そうで身構えていたが、実際は感情に訴える場面が多かった。ダンスシーンなどの幸福な瞬間があるからこそ、その後の悲劇が際立つ。誰かを守ろうとする意志が、別の誰かを傷つけてしまう構図が繰り返され、救いが見えない。長さに耐えられれば、忘れがたい体験になる作品。(50代 女性)


この映画は、失敗作と語られることが多いが、今観ると非常に挑戦的で誠実だと思う。資本と権力が弱者を押し潰す構図が明確で、西部劇の神話を解体している。ラストで主人公が生き残ってしまうことが、かえって残酷に感じられた。勝者なき戦いを描いた、重いが価値のある映画。(30代 男性)


ゆったりとしたテンポと、細部まで作り込まれた画面に引き込まれた。だが、物語が進むにつれ、希望が少しずつ削ぎ落とされていくのが辛い。移民たちのささやかな夢が暴力で踏みにじられる場面は、観ていて胸が痛んだ。エンタメ性よりも、歴史の影を見つめる覚悟が求められる作品。(40代 女性)


若い頃には退屈に感じたかもしれないが、今だからこそ理解できる映画だと思う。理想を掲げた世代が、現実に打ちのめされていく姿が切実だ。善悪が単純に分けられない構図がリアルで、観終わった後に多くのことを考えさせられた。派手さはないが、深く心に残る。(20代 女性)


西部劇に期待する爽快感は一切ない。その代わり、歴史の裏側にある血と泥が克明に描かれている。集団心理の怖さや、正義が簡単に歪められる様子が印象的だった。長尺ゆえに冗長さも感じるが、それを補って余りある映像とテーマ性がある。覚悟して観るべき作品。(50代 男性)

映画『天国の門』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『天国の門』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ワイルドバンチ

この映画を一言で表すと?

西部開拓神話を血と暴力で解体する、過激で哀しい反英雄西部劇。

どんな話?

時代に取り残された無法者たちが、最後の居場所を求めて国境を越え、破滅へと突き進んでいく。近代化が進む中で居場所を失った男たちの生き様を、容赦ない暴力描写とともに描く物語。

ここがおすすめ!

『天国の門』と同様、西部劇の理想像を否定し、歴史の残酷さを正面から描いている点が共通。スローモーションを多用したクライマックスは圧巻で、「勝利なき終焉」というテーマが強烈に心に残る。

ミラーズ・クロッシング

この映画を一言で表すと?

裏切りと忠誠が交錯する、冷酷で美しいギャング叙事詩。

どんな話?

禁酒法時代を舞台に、二大ギャング組織の抗争の中で生きる男の選択を描く。正義も理想も存在しない世界で、主人公は生き延びるために複雑な駆け引きを繰り広げる。

ここがおすすめ!

理想を掲げても救われない世界観や、誰も完全な勝者になれない構図が『天国の門』と共鳴する。スタイリッシュな映像の裏にある虚無感が強く、歴史の非情さを描く点で高い親和性がある。

許されざる者

この映画を一言で表すと?

老いたガンマンが暴く、西部劇神話の嘘と残酷な真実。

どんな話?

かつて名を馳せた殺し屋が、金のために再び銃を取る。暴力の代償と後悔を背負いながら、過去と向き合う姿が静かに描かれていく。

ここがおすすめ!

英雄を英雄として描かない姿勢は『天国の門』と共通。銃撃戦の爽快感よりも、暴力の重さと虚しさを強調する演出が印象的で、大人向けの西部劇として深い余韻を残す。

1900年

この映画を一言で表すと?

個人の人生を通して時代のうねりを描く、壮大な歴史叙事詩。

どんな話?

20世紀初頭のイタリアを舞台に、地主の息子と農民の子として生まれた二人の男の人生を描く。階級闘争や社会変革の波に翻弄されながら、人々の理想と挫折が積み重なっていく。

ここがおすすめ!

長尺でじっくりと時代と人間を描く点が『天国の門』と非常に近い。美しい映像と重い歴史描写の対比が強烈で、「理想が砕かれる瞬間」を見つめたい人におすすめ。

アサシネーション・オブ・ジェシー・ジェームズ

この映画を一言で表すと?

伝説の裏にある孤独と終焉を描いた、静謐な反西部劇。

どんな話?

名高い無法者ジェシー・ジェームズと、彼に憧れる青年との関係を軸に、裏切りと終焉へ向かう過程を描く。英雄視される人物の内面に潜む孤独と恐怖が丁寧に描写される。

ここがおすすめ!

神話を解体し、歴史の「敗者」や「孤独」に焦点を当てる点が『天国の門』と共通。抑制された演出と詩的な映像が、静かな絶望感を際立たせる。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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