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映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の概要:ニシノユキヒコはどんな女性も虜にしてしまうモテ男だが、いつも振られてしまう。ユキヒコがかつて付き合っていた夏美の娘であるみなみは、ユキヒコの葬式で出会ったサユリからユキヒコの恋愛遍歴を聞くことになる。

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の作品情報

ニシノユキヒコの恋と冒険

製作年:2014年
上映時間:122分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:井口奈己
キャスト:竹野内豊、尾野真千子、成海璃子、木村文乃 etc

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の登場人物(キャスト)

ニシノユキヒコ(竹野内豊)
女性の心情を理解することに長けている。様々なタイプの女性を虜にするが、いつも振られてしまう。交通事故で死んだ後、幽霊となってみなみの前に現れる。
マナミ(尾野真千子)
ユキヒコの会社の上司。ユキヒコのことは好きだが、付き合うつもりはない。
カノコ(本田翼)
ユキヒコの元彼女。ユキヒコのことを振った後も何かと理由とつけてユキヒコに会おうとする。
昴(成海璃子)
ユキヒコの隣の部屋の住人。自由奔放な性格。タマと付き合っている。
タマ(木村文乃)
昴と一緒に住んでいる。昴のことが大好きで、いつも面倒を見ている。
夏美(麻生久美子)
みなみの母。ユキヒコと“死んだら会いに行く”と約束をしていた。
みなみ(中村ゆりか)
夏美の娘。夏美が家を出て行った後、父と2人で暮らしている。中学生。
サユリ(阿川佐和子)
料理教室で仲良くなったユキヒコから、過去に付き合った女性の話を聞かされていた。

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』のあらすじ【起】

ニシノユキヒコに出会う女性達は、ユキヒコの魅力に虜になる。しかし、最後はユキヒコを振ってしまうのだった。夏美もその1人で、みなみを連れて何度かユキヒコとデートをしていたが、会うのは今日で最後にすると別れを告げる。

中学生になったみなみの元に、幽霊となったユキヒコが現れる。交通事故で死んでしまったユキヒコは、夏美との約束を果たすために夏美の家にやってきたのだった。幼い頃にユキヒコと会っていたことを思い出したみなみは、夏美はもうこの家にはいないとユキヒコに言う。

みなみは、家を出て行った夏美がユキヒコと一緒にいると思い込んでいた。夏美と“死んだら会いに行く”と約束していたユキヒコは、自分の葬式に夏美が来るかもしれないとみなみに話す。みなみは学校に行くと言い家を出たが、そのままユキヒコの葬式に向かう。

ユキヒコに案内されたみなみは、ユキヒコの実家を訪れる。そこではユキヒコの葬式が執り行われていた。貧血で具合が悪くなったみなみを日陰へ連れて行ったサユリは、ユキヒコの話をし始める。

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映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』のあらすじ【承】

サユリはユキヒコと一緒の料理教室へ通っていた。たまたま映画館でユキヒコと会ったサユリは、一緒に喫茶店へ行く。サユリと仲良くなったユキヒコは、自分の恋愛遍歴を話していた。

ユキヒコに倉庫まで資料を運ぶのを手伝ってもらったマナミは、ユキヒコのことを気に始める。ユキヒコはマナミを行きつけのバーに連れて行くが、そこにはカノコがいた。ユキヒコが席を外した間に、マナミは1人で帰ってしまう。カノコもユキヒコを残して先に帰ったが、帰宅途中にユキヒコに電話を掛け、一緒に温泉に行こうと誘う。

ユキヒコと温泉旅行を楽しむカノコ。ユキヒコはマナミとは付き合わないとカノコに告げる。ユキヒコを振ったカノコだったが、まだユキヒコのことが好きだった。

出先から直帰することになったユキヒコとマナミ。その帰り道、ユキヒコはマナミを自宅に誘うが断られる。ユキヒコが1人で帰宅すると、カノコがやってくる。しかし、考え直したマナミがユキヒコの部屋を訪れたことによって、カノコとマナミは喧嘩をする。

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』のあらすじ【転】

カノコと温泉旅行に行ったユキヒコに怒っていたマナミだったが、ユキヒコと話をするとその怒りも静まっていった。そして、マナミはユキヒコと駆け引きを始める。

ユキヒコの部屋の隣に住む昴とタマは猫を飼っている。ある夜、タマがユキヒコの部屋に猫が来ていないかと聞きに来る。脱走した猫を連れ戻したユキヒコは、昴と話すようになる。

企画が通ったユキヒコはプロジェクト主任となり、昇進する。ユキヒコの家に行ったり行かなかったりという駆け引きをしていたマナミは、ユキヒコからの誘いが以前と変わって素っ気なくなってきたことに気付く。

ユキヒコの家を訪れたマナミ。ユキヒコは泊っていくようにマナミに言うが、マナミは帰ろうとする。突然結婚しようと言い始めたユキヒコに、マナミはユキヒコが“誰のものにもならない存在”だと言ってプロポーズを断る。

ユキヒコと仲良くなった昴は、ユキヒコにくっついて甘えるようになっていた。タマが帰ってくると、ユキヒコに頭を撫でられながら寝ている昴がいた。

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の結末・ラスト(ネタバレ)

昴とタマの部屋を訪れたユキヒコは、タマと2人でアイスを食べ始める。昴から電話で呼び出されたタマは、酔っぱらった昴を迎えに行く。心配したユキヒコは、2人をマンションの前で待っていた。なんとか昴を連れて帰ってきたタマは、ユキヒコと共に昴を部屋に運ぶ。

部屋に帰ってきた昴はすぐに寝てしまう。ユキヒコに心の隙間を埋めるような言葉を掛けられたタマは、そのままユキヒコと一夜を共にする。翌朝、寄り添って眠るユキヒコとタマを見た昴。怒って出ていく昴を、タマは追いかけた。

ユキヒコの葬式。サユリの話を聞いていたみなみは、参列しているユキヒコの元彼女達が仲良さそうにしているのを疑問に思う。サユリは、それもユキヒコの不思議な魅力だと言い残して火葬場へ向かう。

みなみは火葬場へは行かず、ユキヒコを探し始める。ユキヒコは、夏美と最後に会ったレストランにいた。そこに夏美がやってくるが、夏美にはユキヒコが見えなかった。ユキヒコはみなみを通して自分の思いを伝え、姿を消す。

ユキヒコに恋をしていたと言う夏美だったが、家族には愛を感じていた。結婚してみなみを産めたことは人生で最高の出来事だったと告げ、その後はみなみと一緒に暮らすようになる。

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』の感想・評価・レビュー

物語自体はゆったりと進み、特に波乱などもなく平和に終わる。苦手な人は2時間本当に退屈に感じてしまうかもしれないが、個人的には好きな作品だった。
この映画は配役にセンスを感じる。本田翼はあまり演技が上手くなかったが、キャラクターはとても合っていた。ユキヒコの上司を演じた尾野真千子は本当に地味な役が上手い。尾野真千子のおかげで映画に入り込むことができる。ユキヒコに恋をする他の女性たちも皆、適役だったと思う。
何よりも竹野内豊の男のエロさ、これに尽きる。竹野内豊を見るためにこの映画を3回ほど鑑賞した。この映画は竹野内豊の魅力が最大限に詰まっている。(男性 20代)


本作は、モテるのに必ずフラれる男ニシノユキヒコを描いた同小説原作のラブストーリー作品。
とにかく竹野内豊の自然な演技が素敵ではまり役だった。
ルックス良しで仕事もできて優しいなんて、誰でも彼の虜になってしまうと思う。
何気ない会話や動作といった日常シーンの見せ方一つ一つに”いいな”と思える瞬間が詰まっていてリアリティーがあって良かった。
特に、ユキヒコがハンドドリップしてる時にインターホンがなるシーンが印象的だった。(女性 20代)


仕事もできて優しくてルックスもいい男性、ニシノユキヒコの様々な恋愛を振り返る物語です。真実の愛を探して、様々な女性と恋愛をしますが、結局、結婚せずに亡くなってしまいます。何人もの女性を愛せるのは、本当に愛すべきただ一人の女性と出会うことができなかったからなのか、それとも、ただ一人の愛した女性が既に手の届かない人だったからなのか。誰からも嫌われることなく離れていった女性たちが、彼のお葬式に集います。そして、皆、仲良くなっています。なんとなく不思議なお話でした。でも、こんな男性もいそうだなって思いました。(女性 40代)

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