映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』の概要:マンモスのマニーは妻のエリーが出産間近とあって、1人落ち着かない日々を送っていた。マニーの頭の中にあるのは自分の家族のことばかりで、友人達は寂しい気持ちを抱えた。そんなある日、マニーの友人のシドが、恐竜の卵を発見する。
映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』の作品情報
上映時間:96分
ジャンル:アドベンチャー、アニメ
監督:カルロス・サルダーニャ
キャスト:ジョン・レグイザモ、デニス・リアリー、レイ・ロマノ、クイーン・ラティファ etc
映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』の登場人物(キャスト)
- マニー(山寺宏一)
- マンモス。妻の妊娠に浮かれ、友人達を蔑ろにしてしまう。
- シド(太田光)
- ナマケモノ。マニーの友人。マニーにほっとかれ友人達が離れていく中で、孤独を感じるようになる。
- ディエゴ(竹中直人)
- スミロドン。マニーの友人。肉食獣として能力が衰えてきたことで自信を喪失し、旅に出ることを思いつく。
- エリー(豊口めぐみ)
- マンモス。マニーの妻。マニーの子供を妊娠している。冷静で聡明な女性。
- バック(岩崎ひろし)
- イタチ。地下にある恐竜達が生息している世界で暮らしている。巨大な恐竜・ルーディに襲われ、右目を怪我しており眼帯をつけている。
映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』のあらすじ【起】
マンモスのマニーは妻のエリーが出産間近とあって、落ち着かない日々を過ごしていた。友人達はそんなマニーに振り回され、ウンザリしていた。マニーは周囲の様子など気にせず、子供のための遊び場を用意して誕生を待ちわびた。エリーはマニーの気持ちを嬉しく感じながらも、子供への過保護な態度に困惑する。
スミロドンのディエゴは、最近狩りのカンが鈍ってきたことに悩んでいた。そのため、自分を見つめ直すために旅に出ることにした。友人のマニーはそんなディエゴの気持ちが理解できず、子供を待ちわびている自分を否定されたと感じて怒ってしまう。
ディエゴ達の友人であるナマケモノのシドは、皆がバラバラになってしまったことに寂しさを感じた。新たな仲間を作ろうとするがうまくいかなかった。そんな時、氷に穴が空いて下に落下してしまう。そこには、恐竜の卵が3つあった。シドはその卵が捨てられているのだと思い、勝手に持って帰ってしまう。
マニーとエリーはシドが卵を盗んだことを知り、元の場所に返すよう諭した。マニーは孤独を感じているシドの気持ちを理解することなく、辛辣な言葉を言ってしまう。シドは拗ねながらその場を立ち去った。シドは卵達と離れる気はなかった。
映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』のあらすじ【承】
卵が孵り、3匹の恐竜の赤ちゃんが誕生した。恐竜達はシドを母親だと認識した。シドはマニーが作った遊び場で赤ちゃん達を遊ばせた。その時、他の動物の子供達も一緒に入ってきてしまう。恐竜の赤ちゃん達は、他の動物の子供達を放り投げたり口の中に入れたりして騒動を起こした。マニーは自分が作った遊び場が滅茶苦茶になったのを見てショックを受ける。そして、赤ちゃん達を元の場所に返すようシドを叱った。その時、絶滅したと言われているティラノザウルスが、赤ちゃんを取り戻しに現れる。マニーは子供を返すよう怒鳴るが、シドは拒否した。そして、赤ちゃん達と共にティラノザウルスに連れ去られてしまう。
マニーとエリー、フクロネズミのエディとクラッシュはシドを助けるため、氷河の真下に広がる洞窟に向かった。その洞窟の先には、恐竜が暮らす別の世界が広がっていた。エディ達が恐竜に襲われそうになったとき、シドの危機を知ってディエゴが助けに現れる。マニー達は別の恐竜の背を利用して、その場を脱出した。しかし、恐竜達に囲まれてしまう。マニー達が絶体絶命のピンチに陥ったとき、イタチのバックが現れ助けられる。
マニーは皆の忠告を無視し、果物を摂ろうとしてディエゴと共に花に食べられてしまう。それをバックに助けられる。エリーはバックにシド救出の助けを求めた。バックは協力する代わりに、自分の指示に従うよう約束させた。
映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』のあらすじ【転】
シドはティラノザウルスに食べられそうになるが、ティラノザウルスの赤ちゃん達に守られ救われる。一方、バットを先頭に、マニー達はシドの行方を追っていた。ディエゴは自由気ままなバットの生き方に興味を持つ。
マニー達は有毒ガスが発生する洞窟を抜けることになるが、そこは危険な場所だった。その毒を吸えば笑い死にしてしまうのだ。毒を吸ったマニー達は、笑いながら自分が抱えている秘密を暴露した。マニーは群れを捨てて1人で旅立ったディエゴに不満を抱いており、笑いながらその気持ちを話した。エリーのお蔭で危機を脱するが、冷静になった後気まずい空気が漂った。
巨大な恐竜・ルーディに襲われないために、マニー達は野宿をすることになった。そこで、バックからルーディの話を聞くことになる。バックはルーディに襲われて右目を怪我していた。しかも、口の中に入れられ食べられそうになったことがあった。バックはルーディの口蓋垂(のどちんこ)を前後に揺すって吐き出させ脱出していた。その時、折ったルーディの歯を、バックはナイフとして愛用していた。
ティラノザウルスは外の様子を警戒しながら、シドや子供達を尻尾の中に招き入れて寝かせた。一方、マニーは危険な旅にエリーを巻き込んだことに心を痛め、もっとシドのことを気に掛けておけば良かったと後悔していた。それを聞いたバックは、最高の夫ではないが最高の友達だと励ました。
映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』の結末・ラスト(ネタバレ)
マニー達は恐怖のプレートと呼ばれる、地面が崩れやすくて脆い場所を通っていた。だが、小型恐竜に邪魔され、エリーだけが取り残されてしまう。その時、エリーの陣痛が始まってしまう。そして、同時にルーディの鳴き声が聞こえ、シドに危機が迫っていることを察する。バックがエディとクラッシュを連れてシドの元に向かい、マニーとディエゴがエリーの元に向かうことになった。
エリーが小型恐竜に狙われ、襲われそうになる。ディエゴが素早くエリーの元に向かって守り、マニーが下で小型恐竜を蹴散らすことになった。マニーはエリーのことを心配しながらも、ディエゴを信じて任せることにした。ディエゴはエリーを励ましながら向かってくる恐竜達を蹴散らした。一方、バック達は空を飛ぶ恐竜を操縦し、シドを救いだした。
エリーは子供を無事に出産した。マニーは愛おしそうに我が子を抱き上げ、ディエゴは感動で涙を流した。そこに、バック達がシドを連れて戻ってくる。マニー達はバックに別れを告げ、自分達の居場所に戻ろうとした。だが、そんな彼らの前にルーディが現れる。バックは皆を逃がすため囮になった。マニーはバックを放っておくことができず、ディエゴとシドを連れて助けに向かった。
バック達は協力してルーディを縛り上げるが、シドが足をひっかけて転けてしまい紐を切ってしまう。シドはルーディに襲われそうになるが、ティラノザウルスに助けられる。ティラノザウルスはルーディを崖から突き落とした。シドはティラノザウルスの親子が仲好くしている姿を見て、赤ちゃん達と別れる決意する。そして、ティラノザウルスと和解した。子供と別れて寂しそうにしているシドに、マニーは優しく声をかけた。
バックは宿敵・ルーディが死んだため、これからどうすればいいか分からず戸惑った。マニー達はそんなバックを、自分達が暮らす上の世界に誘った。一度は承諾したバックだったが、ルーディの鳴き声を聞いて生きていることを知り、地下に戻る決意をする。ディエゴはバックを見送り、後でマニー達にそのことを伝えた。ディエゴは旅を止め、マニー達の元に残る決意をする。
映画『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』の感想・評価・レビュー
シリーズ3作目。今回は氷河期で子供を授かるマンモスたちを描いています。とにかく家族をテーマにした今作。アイス・エイジと言うよりは恐竜世界になっていますが、しっかりと家族の絆が深まりました。氷の世界の下には恐竜だけが住む、恐竜世界がありました。こういうファンタジーな展開がいいんですよねえ。
マニーは襲われた仲間を救うために恐竜の世界へ行きます。子供はもちろん大人も楽しめる内容。特に恐竜が好きな人にはかなり面白いストーリーになっていると思います。(女性 30代)
アイス・エイジシリーズの第3作目。仲良く暮らしていたはずの仲間たちのはずが、なんとなくギクシャクし始めていた彼らの関係。そこに恐竜の卵を拾ってきたシドが、連れ去られてしまうという事件が起こる。仲間を助けるために動き出す動物たち。ハラハラと気持ちが興奮する冒険が、また始まっていく。ドキドキ感を保ちつつ、コメディ要素もたっぷり詰まっているところが、アイスエイジシリーズの魅力だろう。笑いを絶やすことなく、気持ちよく観ることができる映画だ。(女性 30代)
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次作 アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険
前作 アイス・エイジ2
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