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映画『ブルー・マインド』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ブルー・マインド』の概要:転校してきたミアは、ジアンナという少女と友達になり、奔放で快楽に満ちた日々を楽しんでいたが、ある日、初潮がやってくる。だが、同時に身体に異変が現れ始め、ミアは恐怖と混乱に陥り始める。

映画『ブルー・マインド』の作品情報

ブルー・マインド

製作年:2017年
上映時間:101分
ジャンル:青春、ファンタジー、ホラー
監督:リーザ・ブリュールマン
キャスト:ルナ・ヴェドラー、ゾーイ・パステル・ホルトゥイツェン、レグラ・グラウヴィラー、ゲオルク・シャーレック etc

映画『ブルー・マインド』の登場人物(キャスト)

ミア(ルナ・ベドラー)
転校してきた15歳の少女。初潮と同時に足の指がくっつき始める異変が起こり、動揺する。思春期を迎え、自分より大人なジアンナへの憧れもあり、性に関心を持ち始める。
ジアンナ(ゾーイ・パスティル・ホルトアイゼン)
不良グループのリーダー格の少女。自由奔放な性格。最初はミアを受け入れないが、次第に一番の親友になっていく。

映画『ブルー・マインド』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ブルー・マインド』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ブルー・マインド』のあらすじ【起】

15歳のミアは親の転勤で新しい学校に転校してきた。憂鬱な日々を過ごしていたが、不良グループのリーダー格のジアンナという少女に興味を持ち、仲間になりたいと思い始める。

ジアンナに興味を持たれたミアは彼女の家に招かれるが、そこでジアンナは自分の首を絞めろと言いだす。恐る恐る首を絞めると、そのうちジアンナは気絶して意識を失った。すぐに意識を取り戻したが、彼女はこの臨死体験のようなものに快感を覚えていた。

自分もやってみたいと言いだしたミア。ジアンナに首を絞められ、意識を失う。その時、彼女は水の中を漂うようなイメージに包まれる。目覚めたミアは取り乱し、その場から飛び出していった。

自宅に戻ったミアは不思議な衝動に駆られ、訳も分からないままに母が飼っている金魚を水槽から掴み取ると、むしゃむしゃと食べてしまった。我に返ったミアは気持ち悪くなり、トイレで金魚を吐き出す。

ジアンナたちと学校をサボり、ショッピングモールにやってきた。彼女たちは平気で万引きをするが、警備員に見つかって逃げることになる。危機を共に乗り切ったことで、ミアとジアンナは急速に仲良くなっていった。

そんな時、ミアに初潮がやってくる。しかし、同時に、ミアは自分の足の指がくっつきだしている異変に気がつき、ひどく動揺した。

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映画『ブルー・マインド』のあらすじ【承】

両親には何も伝えず、ひとり医療センターで足を診断してもらった結果、合指症だと言われる。親からの遺伝でなる先天的な症状だと説明されるが、ミアの両親は合指症ではなかった。生理と同時にこうなったと言うと、医者は不思議がり、精密検査をしようと言いだす。しかし、不安になったミアは医者の目を盗んでセンターから抜け出した。

自分にだけ起こった合指症に不安になり、次第に、両親は本当の親ではなく、自分は養子なのではないかという考えに囚われていく。

ミアは興味本位で登録した出会い系のSNSを通じて、年上の男性と会ってみることにした。目的は性交渉でホテルまで行ったが、足を見られるのが怖くなったミアは、男を突き飛ばして逃げだしてしまった。

足の指はどんどんとくっついていく。ミアは医療用のハサミやガーゼを買い込むと、自分で足の指の間にハサミを入れ、痛みに耐えながら応急処置をした。

ジアンナの不良グループの男子の家に出向いたミア。他人との肉体関係を経験したかったミアは、その男子に相手をしてもらい、処女を捨てる。

映画『ブルー・マインド』のあらすじ【転】

ジアンナとはますます仲良くなっていくが、その派手な姿に両親は不安を隠せなかった。学校の課外授業でコニーランドにやってきたミアたち。ジアンナが持ってきたドラッグでハイになる中、両足にアザのようなものが広がっているのに気がついたミアは、思わず泣き崩れてしまう。コニーランド行きは親の了承が必要だったが、勝手に行ったことに両親は怒り、セラピーへの通院を指示される。

足のアザ部分の皮は、次第にポロポロと剥がれ落ちていった。気づかれないように、ミアはそれをベッドの下に隠す。授業で魚の解剖が行われた。授業後、教師に魚を処分しておくよう頼まれたが、誰もいなくなった時、ミアは思わず生魚にかぶりついてしまう。

セラピーに連れてこられたミアは、自分が養子ではないかと悩んでいると告白。以前とは何もかも変わったという発言に、セラピストは何が変わったのかと問いかける。だが、ミアは足のことを言いだせない。

養子である証拠を探そうと母の部屋を探し回るが、それを見た母は激怒。娘の只ならぬ行動に心配しながらも、両親は上司の結婚式のために家を空けることになった。家に一人になったミアは、母が新しく買ってきた熱帯魚を早々に食べつくしてしまう。

パーティに行った際、ドラッグと酒のせいでジアンナが溺れるという事故が発生。ミアは飛び込んで彼女を助けだすが、身体の異変に気がつき、すぐに帰宅した。身体を調べてみると、ミアのわき腹には魚のエラのようなものができていた。

映画『ブルー・マインド』の結末・ラスト(ネタバレ)

ミアの両足のアザは濃くなり、足全体を覆い始めていた。それに気がついたジアンナは驚き、彼女を心配する。しかし、ミアは放っておいてくれと彼女を突き放した。

翌日、別のパーティにやってきたミア。自暴自棄になって色気を振りまく姿に、男たちから薬を飲まされて輪姦させられそうになる。ミアはそれを受け入れていたが、ジアンナは黙っていられず、彼女を救い出す。ズボンを下ろされ、男たちに足を見られたミアは、その驚きと好奇の目に耐えられず、喚き散らして去って行った。

指だけでなく、足全体がくっつき始めていた。それを見たミアは絶望し、台所へ行ってナイフを掴むと、手首を切って自殺を図った。しかし、簡単には死ねず、翌朝、目を覚ます。足を見てミアは仰天した。下半身が魚の尻尾のように変態しており、まるで人魚のような様相になっていたのだ。息苦しさを覚えたミアは、大急ぎでバスタブに水を溜めると、その中に飛び込んだ。

水浸しの部屋の中で、これからどうすべきか悟ったミアは、ジアンナに連絡した。やってきたジアンナは、ミアの姿に驚きを隠せない。だが、彼女は親友であるミアの頼みを聞き、協力してくれた。ミアはトラックの荷台に乗り込むと、海へ向かってほしいとお願いする。

ミアは母親に最後の電話をかけた。たわいのない会話だったが、ミアにはそれでよかった。二人は互いに寄り添いながら夕暮れまで海を眺めていたが、ミアは意を決し、ジアンナに感謝と別れの言葉を告げると、ひとり海へと入って行った。夕陽に染まる海の中に潜っていったミアは、浮き上がることもなく、暗く深い海中へと消えていった。

映画『ブルー・マインド』の感想・評価・レビュー

思春期の少女が初潮を迎え、大人になると同時に本当の姿になっていくという設定は、ありきたりだが面白い。ミアの出生の秘密などが、ほとんど説明されずに悶々とする辺りも、青春っぽさが漂う。若さと性は切っても切れないため、エロティックな描写が多いが、終盤、下半身が魚になるシーンはコメディ的なおかしさがある。自分がここで笑えてしまうのは、すっかり大人になってしまったからかもしれない。ラストのシーンで描かれる、今よりも広い世界(海)へとミアが旅立っていく姿には、大人の世界へと踏み出していく成長が比喩され、まさに青春映画と言った感じだ。自分の意思に関係なく、成長と世界は変化していく。それを受け入れていくしかないのだ。(MIHOシネマ編集部)


斬新でまさかの展開で驚きましたが、女の子の誰もが経験する体が大人へと変化していく戸惑いと、周りから大人に見られたいという願望が非常に鮮明に描かれていて、このくらいの年齢ってそうだったよな~と思いながら見ていました。人魚に変わるというのは大人へとなっていく事の比喩表現なのでしょうか?そう思うと、とてもしっくりきます。そして、不良少女のジアンナが超美人で大人ッぽ過ぎてビックリ!不良だけど、とても良い子でミアの良き理解者となってくれるところは良かったです。人魚の脚に変身していくシーンは結構、エグくて痛そうなシーンもありましたが、ラストの海のシーンはとても美しかったです。(女性 30代)

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