映画『エクスプロラーズ』の概要:「グレムリン」(84)や「ゾンビ・ガール」(14)のジョー・ダンテ監督が描く、少年SF冒険ファンタジー。イーサン・ホークとリバー・フェニックスの映画デビュー作。少年たちの魅力がいっぱい。1985年のアメリカ映画。
映画『エクスプロラーズ』 作品情報
- 製作年:1985年
- 上映時間:100分
- ジャンル:SF、ファンタジー
- 監督:ジョー・ダンテ
- キャスト:イーサン・ホーク、リヴァー・フェニックス、ジェイソン・プレソン、アマンダ・ピーターソン etc
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映画『エクスプロラーズ』 評価
- 点数:65点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★★
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『エクスプロラーズ』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『エクスプロラーズ』のあらすじを紹介します。
宇宙に憧れる少年ベン・クランドール(イーサン・ホーク)は、夢の中で電子回路の設計図を発見。研究が好きな友人ウォルフガング・ミューラー(リヴァー・フェニックス)に電子回路図をパソコンに入力してもらうと、青い光の球体が現れます。
青い球体の中に入れば、自在に移動が可能。ベンは、いじめられているところを助けてもらったダレン・ウッズ(ジェイソン・プレソン)も誘い、3人は手作りの宇宙船で宇宙を目指します!
宇宙船を”サンダー・ロード号”と名付け、近くのドライブインまで試運転します。ドライブインの前で、「スター・キラー」という映画に夢中になり、スクリーンに宇宙船が写りこんでしまう。操縦を誤って、ポップコーン売り場に激突するが、なんとか空中へ。
サンダー・ロード号を追って、ヘリコプターが出動。”着陸せよ”と言われるが、UFOのような動きをみせて飛び去ります。ベンは、また飛びたいと思うが、ウォルフガングは命の保障が出来ないと飛ぶことを拒否します。
ベンはまた夢を見た。ベンには思いを寄せる少女ロリ・スウェンソン(アマンダ・ピーターソン)がいて、夢に出てくるのだ。ウォルフガングもダレンも一緒に夢を体験しているようで、”誰かが僕らを呼んでいる”と強く感じます。
宇宙船は森の中に隠していたが、ヘリコプターの操縦士(?)に見つかり、緊急離陸することに。どんな異星人と出会えるのか、期待が膨らみます。
3人を乗せたサンダー・ロード号は吸い込まれるように母船に入ってゆきます。そこにいたのは、昆虫型異星人2人。まだ子供で地球のテレビ番組が大好き。もっと仲良くなりたかったが、異星人のパパが帰ってきて・・・。
ベンは緑色に輝く石をもらって、地球に帰還します。
映画『エクスプロラーズ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『エクスプロラーズ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
かわいいイーサン&リヴァーの演技に癒される!~若き才能の片鱗
本作は、イーサン・ホークとリヴァー・フェニックスの映画デビュー作です。中学生くらい?だと思うのですが、とにかく笑顔がかわいい。主人公ベンを演じるイーサンのイケメンぶりと宇宙への情熱がたまらない!
この顔のまま、大人になって本当に良かったです。その後の活躍は、よく知られているとおりですが、もう既にスターの片鱗があると思います。堂々とした演技に目が離せない。イーサン・ホークの出世作は、ロビン・ウィリアムスと共演した「いまを生きる」(89)のトッド・アンダーソン役。
もしまだ観ていない人がいたら、ぜひご覧下さい。泣けます。イーサン・ホークの魅力は、芸術家だけど飾らない自然体でいる姿勢。役を自分の物にするのではなく、彼の人生が役・ドラマそのもののような感じがします。
最新作は、「パージ」(13)と「ドローン・オブ・ウォー」(14)です。ドローンの方は、2015年10月に公開予定。「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督との再コラボとあって、今から期待が高まります。
リヴァーの軌跡をたどる~14作品への思い
もう1人の主人公は、ウォルフガングを演じたリヴァー・フェニックス。残念ながら、1993年に23歳で亡くなってしまいましたが、彼の魂は映画のなかで生き続けています。本作では、パソコンの天才少年を、まるっこい顔にメガネという愛らしさで印象付けています。
頭がよく、冷静な役がよく似合う。イーサンの演技をうまく引き出してくれているように見えます。代表作は、スティーブン・キング原作の「スタンド・バイ・ミー」(86)とキアヌ・リーブスと共演した「マイ・プライベート・アイダホ」(91)、ハリソン・フォードと共演した「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」(89)です。
リヴァー・フェニックスの魅力は、繊細な演技と深いまなざしだと思います。彼はもう亡くなってしまったけれど、最近遺作として未完成だった作品がやっと出来上がりました。ジョルジュ・シュルイツァー監督の「ダーク・ブラッド」(12)です。
まだ子供のイーサン・ホークとリバー・フェニックスが見られる今作。イーサン・ホークと言えば最近は渋くて寡黙な役を演じることが多いですが、今作では宇宙に夢を見る純粋な少年。笑顔がとにかく可愛くて、お顔が既に仕上がっています。本当に良い風に歳を取ったななんて思ってしまうでしょう。
23歳という若さでこの世を去ってしまったリバー・フェニックスもこの頃から既に才能を開花させていました。魅力的な2人にちょっぴりおかしな脚本。子供の夢と妄想が映画になったような不思議な作品です。(女性 30代)
映画『エクスプロラーズ』 まとめ
宇宙への憧れや初恋、変な宇宙人との出会いなどハチャメチャな展開ですが、楽しい映画です。かわいいイーサン・ホークとリヴァー・フェニックスが観られればいいのではないでしょうか。宇宙人を出すなら、もっと怖い存在でも良かったのでは?しかし、ジョー・ダンテ監督のB級映画は変なところが魅力。
いまだに面白い?作品を作り続けている点に敬意を表します。また2014年には、「エクスプロラーズ」がパラマウント・ピクチャーズでリメイクされることが決定したそうです。第2のイーサン・ホークやリヴァー・フェニックスに出会えるかもしれません。
ジョー・ダンテ監督の最新作「ゾンビ・ガール」(14)は、2015年10月24日公開予定です。ゾンビになった恋人がでてくるホラー・コメディだそうで、今から笑いが止まりそうにありません。なんでこんなホラーを作るのだろう?お好きな方はぜひ映画館へ。
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