近年、若い女性を中心にその人気が再燃しているコミックス『名探偵コナン』。1997年より公開が始まった劇場版名探偵コナンシリーズも、とうとう24弾。人気キャラクターも総出演の豪華作。
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』の作品情報
- タイトル
- 名探偵コナン 緋色の弾丸
- 原題
- なし
- 製作年
- 2020年
- 日本公開日
- 2021年4月16日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アニメ
アクション
ミステリー - 監督
- 永岡智佳
- 脚本
- 櫻井武晴
- 製作
- 近藤秀峰
米倉功人
石山桂一 - 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 高山みなみ
山崎和佳奈
小山力也
池田秀一
緒方賢一
岩居由希子
高木渉
大谷育江 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』の作品概要
近年、長年連載されているコミック、『名探偵コナン』の人気が爆発的に上がっていることを知っているだろうか。その人気は止まることを知らず、劇場版は公開の度に興行収入を順調に伸ばし、前作まででなんと7作連続で最高興行収入記録を更新している。前作の『名探偵コナン 紺青の拳』では、なんと93.7億円もの数字を叩き出した、最早怪物シリーズと言っても過言ではない作品となった。しかも、今作には現在多数いるコナンキャラクターの中でもトップレベルの人気を誇る赤井秀一が登場。公開前から、大成功が予感される。
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』の予告動画
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』の登場人物(キャスト)
- 江戸川コナン(高山みなみ)
- 本当の姿は高校生探偵、工藤新一。黒の組織に飲まされた薬のせいで、頭脳はそのままに身体が小学生に戻ってしまう。
- 毛利蘭(山崎和佳奈)
- 新一の幼なじみ。名(?)探偵毛利小五郎の娘で、コナンと一緒に暮らしている。空手の実力者で、怒らせたら怖い一面も。
- 赤井秀一(池田秀一)
- 突如コナン達の前に現れたFBIの切り札。黒の組織を追うエリート中のエリート。
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』のあらすじ(ネタバレなし)
その年、日本中は浮かれ気分だった。4年に一度開催される、世界中が注目するスポーツの祭典、『WSG ワールド・スポーツ・ゲームス』が開催されようとしていたのだ。それに合わせ、最高時速がなんと1000キロを超すという、世界初の真空超電導リニアの開発も進められていた。しかし、そんな中事件が起きる。大会のスポンサー達が集まるパーティー会場が襲撃され、それぞれの会社のトップ達が拉致されてしまったのだ。実は、WSGで事件が起きるのはこれが初めてのことではなかった。15年前にWSGが開催された時にも、ボストンで拉致事件が起きていたのだ。そして、今回の事件にはなぜか赤井秀一とFBIも関わっていて…?
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』の感想・評価
最強の一家、赤井家
赤井秀一というキャラクターを知っているだろうか。昔のコナンシリーズしか知らない人にとっては耳馴染みのない名前かもしれないが、現在のコナンブームを支えている超人気キャラクターの一人である。赤井秀一は突如コナンの前に現れた謎の存在で、実はFBIの切り札的存在であることが明かされた男性。推理、射撃、身体能力の全てにおいてトップレベルの才能を誇るという恐るべき人物。しかし、赤井家は彼以外のメンバーもとんでもない才能の持ち主だった。弟はプロの将棋棋士であるし、妹は兄譲りの頭脳を発揮し探偵を志している。さらには、母親はコナン同様幼児化してしまっているという、とにかくキャラクターの濃い家族。そんな赤井家が、本作で全員集合。新たな赤井家の伝説が見られるかもしれない。
オリンピックを意識したストーリー
本作のキーワードの一つに、WSGがある。WSGとはワールド・スポーツ・ゲームスの略で、国際的なスポーツのイベント、4年に一度の開催など、名前は違うものの明らかにオリンピックを意識した設定となっている。しかも、企業のスポンサーが拉致されてしまう、と実際に起こらないとは言い切れないストーリー展開であるところが恐ろしいところ。実際、間違ってもそういった事件が起きないように、オリンピックに向けての準備が着々と進められている。そんな世界規模の事件を、果たしてコナン達はどのようにして解決するのか。オリンピック一色の2020年。本作を見て、一足先にオリンピック気分を味わって気持ちを高めておこう。
ますます広がるコナンワールド
1997年より連載され、今や日本を代表する長寿漫画となりつつある『名探偵コナン』。工藤新一が江戸川コナンという小学生になり事件を解決し始めてから何十年もが経過したわけだが、近年そのお馴染みの世界が変化を迎えている。作中の中でも一番の謎である黒の組織の実態も次々と明らかになり、とうとうボスの名前まで明らかになった。ボスの正体に関しては昔から多くのファンが予測を立てており、その回が掲載された時にはあまりの話題でネットニュースになったほど。さらに、降谷零や赤井秀一など、今のコナンの人気に大きく貢献しているキャラクターが新たに追加されるなど、コナンワールドが今大きな広がりを見せている。昔のコナンを知っているが今はよく知らないと言う人も、今、是非コナンワールドに立ち戻る時である。
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』の公開前に見ておきたい映画
名探偵コナン 純黒の悪夢
2016年に製作された、劇場版名探偵コナンシリーズ20周年を彩る記念作品。最新作でメインキャラクターとなる赤井秀一が本格的に劇場版に登場したのが本作である。興行収入は大成功を収め、前作を20億円以上も上回る、63億円を記録した。その日、警視庁からとある機密データが盗み出された。それを追う公安の安室、さらにはFBIの赤井秀一も加わり三人のカーチェイスが繰り広げられる。なんとか二人の手から逃げ切ったその犯人だが、とある光を見て気を失ってしまう。その翌日、コナン達少年探偵団は東都水族館を訪れていた。そして、そこで記憶を喪失したというオッドアイの不思議な女性と会合する。さらに、黒の組織のベルモットも彼女の行方を追っていて………!?
詳細 名探偵コナン 純黒の悪夢
名探偵コナン ベイカー街の亡霊
これまで最新作を含め、24作もの劇場版が発表されてきた名探偵コナンシリーズ。その中でも最高傑作と名高く、長年多くのファンから高評価を得ているのが本作である。かつて江戸川乱歩賞を獲得したこともある野沢尚が脚本を担当したということもあり、アニメ映画でありながら大人も楽しめる本格ミステリーに仕上がっている。仮想体験ゲーム、コクーンが発売されることとなり、少年探偵団や毛利蘭達はその完成披露パーティーに招待されていた。しかし、ゲーム直後、システムに組み込まれたAI『ノアズ・アーク』が暴走、50人の子供達を人質に取ってしまったのだ。現実世界に戻るためには、誰か一人でもゲームをクリアするしかない。しかし、現実世界でも殺人事件が起こってしまい、事態はますます混乱していく。果たして、コナン達は現実世界に戻ることができるのか。
名探偵コナン 異次元の狙撃手
劇場版『名探偵コナン』シリーズの18弾にあたる作品で、第38回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞した名作。最新作にも出演している世良真純が登場した作品でもあり、彼女の劇場版への出演は最新作でなんと6年ぶりとなる。ある日、ベルツリータワーのオープニングセレモニーで何者かに狙撃され一人の男性が亡くなった。偶然その場に居合わせたコナンが犯人を追跡するものの、逃してしまう。そして、FBIの捜査によって捜査線上に浮かび上がった男は、元ネイビーシールズ隊員のティモシー・ハンターだった。ハンターか今後殺害する可能性のある三人の名前を推測したコナン達は、ハンターによる凶行を止めるべく動き出すが…?
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』の評判・口コミ・レビュー
名探偵コナン #緋色の弾丸
灰原が眼福。1年越しもあり、しっかりと“劇場版コナン”感のある展開を楽しめた。あのテンポの良さでちゃんと状況説明や人物解説できるのはすごい。随所の「おいおい…」っていう展開を平気で超えてくるラスト。公開されたばかりなのに来年が楽しみにさせるのはさすがです。 pic.twitter.com/Pl8QgSdkSP
— まめもやし (@mamemo843) April 17, 2021
『名探偵コナン 緋色の弾丸』観た。
シンゴジラで勤め先が悲惨な事になってスカッとしたように東京オリンピックに少しでも複雑な感情を持ってる人は皆んな観て欲しい。スカッと笑えて、東京事変のED曲が流れる奇跡。
こんなん出来るのはコナン映画しかねぇ pic.twitter.com/moq85tkGay— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) April 16, 2021
『名探偵コナン 緋色の弾丸』の感想
・もはや世界征服できそうなコナン×赤井×FBIの尋常じゃない連携チーム
・コナン映画史上、最も灰原哀が可愛い
・灰原を散々利用する鬼畜コナンとまんざらでも無いツンデレ灰原の関係性が尊い。
・赤井秀一の狙撃は時間差攻撃できる領域
・博士クイズ、ついに劇画へ pic.twitter.com/q64NbqCASY— たけ (@taketakenana) April 16, 2021
コナンくんの映画を観ての感想
個人的には今までの映画作品の中では1番ハラハラ、ドキドキしましたよ。
そして今回の映画の鍵を握る
赤井ファミリーがそれぞれの個性を出し合って犯人を追い詰める姿
哀ちゃん、FBI捜査官の活躍も見どころかと思います
EDまで目が離せない#名探偵コナン #緋色の弾丸 pic.twitter.com/RCOItoqOop— NOBU/みづまい推し⊿ (@mizukinobu) April 16, 2021
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』のまとめ
1994年より連載が開始された名探偵コナン。工藤新一が江戸川コナンになってから早20年が経過したが、そんな名探偵コナンが近年大きな変化を迎えていることを知っているだろうか。若い女子を中心に爆発的な人気を獲得するに至った人気キャラ、降谷零と赤井秀一の登場、長年謎に包まれていた黒の組織のボスの正体が解明されるなど、次々と物語のキーとなるイベントが起こり続けている。まさしく、次のステージへと進んだ名探偵コナン。赤井秀一をメインキャラクターに描いた本作は、そんな新たなコナンシリーズを象徴するに相応しい作品。同じく人気キャラクターで、赤井となにかと比較されることが多い降谷がメインを務める『名探偵コナン ゼロの執行人』は大成功を収めた。果たして、それに続くことができるか。
みんなの感想・レビュー