映画『好きだった君へのラブレター』の概要:傷つくのを恐れて妄想でしか恋愛したことがない16歳の少女ララ・ジーンを中心に展開される恋愛模様を描く。原作は2014年にジェニー・ハンが手がけた小説「To All the Boys I’ve Loved Before」。
映画『好きだった君へのラブレター』の作品情報
上映時間:100分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、青春
監督:スーザン・ジョンソン
キャスト:ラナ・コンドル、ノア・センティネオ、ジャネル・パリッシュ、アナ・キャスカート etc
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映画『好きだった君へのラブレター』の登場人物(キャスト)
- ララ・ジーン・コヴィー(ラナ・コンドル)
- 3姉妹の二女。奥手でいつも長女のマーゴットを頼りにしてしまっていた。傷つくのが怖く、現実に恋愛することから逃げていた。姉の恋人に片思いしていることに気づき、5通目の妄想ラブレターを書き上げた。
- ピーター・ケヴィンスキー(ノア・センティネオ)
- ララが書いた妄想ラブレターの相手の一人。小学生の時にゲームでララとキスをしている過去がある。高校では人気者で、ラクロスの選手でもある。
- ジョシュ(イスラエル・ブルサード)
- ララ一家の近所に住んでいる幼馴染。長女・マーゴットと付き合い始めても、ララとは友情を深めていた。マーゴットの留学を機に、別れてしまい傷心しているところにララからのラブレターを受け取る。
- マーゴット(ジャネル・パリッシュ)
- ララ一家の長女。しっかり者ではっきりと意見を言える活発なタイプ。大学進学を機に、遠く離れた大学へ留学するも、妹が独り立ちしてしまったように感じて寂しさを覚えていた。
- キティ(アナ・キャスカート)
- ララ一家の末っ子。ひょうきんでお調子者。いつまでも男っ気の無い姉・ララを心配し勝手にラブレターを本人に送ってしまう。
映画『好きだった君へのラブレター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『好きだった君へのラブレター』のあらすじ【起】
小説の世界に没頭し、恋愛の妄想をするのが好きなララ。ララには密かに想いを寄せている相手がいた。それは姉のマーゴットの恋人である幼馴染のジョシュ。二人が付き合い始めてから悶々とした気持ちを整理するために、ララは一度ジョシュに手紙を書いたことがある。実は他にも人を好きになった時、ララは手紙に収めていた。秘密の箱に入ったラブレターは全部で5通になっている。
遠く離れたスコットランドの大学へと進学するマーゴットはジョシュと別れを決断した。出発の日、2年も付き合っていたジョシュに対して素っ気ない態度を取るマーゴットに違和感を覚えるララ。ララは母親を早くに亡くしているため、一家の女性の中で最年長となった。
新学期が始まっても変わらず内気なララ。以前好きだったピーターに話しかけられても、目を合わせることすらできないのであった。マーゴットのいない家の環境に慣れないララと妹のキティ。週末だというのに何の予定もなく家に引きこもる姉を心配したキティは、こっそりとララの部屋に入り込みとあることをした。
映画『好きだった君へのラブレター』のあらすじ【承】
翌日、学校へ行くとピーターが突然「君の気持ちには応えられない」と声をかけてきたのである。ピーターの手には、過去に書いたラブレターが握られていた。状況が読めないララの目には、ジョシュが手紙を持って歩いてくるのが見えた。咄嗟にピーターにキスをしてその場をごまかすララだったが、次にはルーカスが手紙を持って声をかけてきたのである。気が動転しながら帰宅したララだったが、なぜ手紙が流出したのか原因はわからない。ジョシュが家に来ても逃げて回るのだった。息抜きにカフェに寄ると、キティに居場所を聞いたピーターが声をかけてきた。事情を説明すると、ピーターはフラれた恋人に、ララはジョシュに嫉妬させるために付き合っていると偽装しようと提案してきた。二人はルールを決めて実行に移すことにした。
周りを欺くために、毎朝ララだけでなくキティも学校まで車で送るピーター。食堂でももちろん一緒にいることで、地味な存在だったララは一気に注目の的になった。その夜ピーターの誘いで友人のホームパーティーに出向いたララ。会場に入る前に大事なシュシュをピーターに預けていた。帰りに食事をしながら二人は家族について語り合い、互いに知らなかった一面が見えるのだった。
映画『好きだった君へのラブレター』のあらすじ【転】
偽装交際にも慣れてきた頃、ジョシュは怒りを露わにしながら問い詰めてきた。それでも素直になれないララ。一方でピーターの存在に心地よさを感じていた。これ以上本気になってしまうのが怖くなったララは、あらかじめルールに入れていた学校のスキー旅行に行くのに怖気づいてしまう。しかしクリスや父親からの助言で、ララは行く決心をするのだった。
スキー旅行当日。ピーターの元彼女はヨリを戻そうとしていた。自分の気持ちに混乱したままのララは、ついピーターを避けがちになっていた。誰にも話していない気持ちを友人に話したところ、客観的にみて好きになっているのはピーターだと助言を受けた。自分を卑下して気付けずにいたララは、きちんとピーターと話し合い気持ちを伝え合った。
翌朝、帰りのバスではピーターの隣に座り正直な表情で過ごせたララ。しかし、バスから降りて一人になると、ピーターの元彼女が昨晩は一緒に過ごしたと大げさに話しかけてきた。そしてピーターに預けていたはずのシュシュを「もらった」と嘘をつき見せつけてきたのだった。やはり本命は自分ではないと落ち込むララ。思わずピーターに怒りをぶつけてしまった。
映画『好きだった君へのラブレター』の結末・ラスト(ネタバレ)
懸命に弁慶するピーターは家まで押しかけてきた。しかしその日は、マーゴットが帰省しており久しぶりに家族水入らずで過ごす時間であった。自宅の前でピーターと揉めるララの声を聞いて仲裁に来たジョシュ。事態は余計に複雑になり、ピーターと付き合っていることもジョシュが好きだったこともマーゴットにバレてしまった。姉妹の間での秘密に落胆するマーゴット。しかし、マーゴットには嘘がつけないと思っていたことを正直に話したララは、打ち解けることができた。そしてキティも勝手に手紙を出したことを打ち明け、これまでの謎が解明されるのだった。
翌日学校に行くと、スキー旅行でのピーターとララのキス動画が拡散されていた。勘違いが広がっていくことに耐えられないララを助けようと、ピーターは熱心に対応してくれた。そしてジョシュにきちんと気持ちを伝え、ピーターに愛情をもらっていたことを気付かされたララ。すぐにピーターがラクロスの練習をするコートに向かい、つたない言葉で「好きだ」と伝えた。そしてピーターもスキー旅行の夜は、元彼女ときちんと別れるために会っていたと真実を教えてくれた。晴れて両想いに落ち着いた二人。今度はルールを書いた契約書なしに正真正銘の恋人となるのだった。
映画『好きだった君へのラブレター』の感想・評価・レビュー
妄想は年代も性別も問わずすること。現実に起こせるかどうかは勇気次第だとこの物語は教えてくれた。お調子者の妹・キティは余計なことのように見えて、実にナイスなアシストなのである。姉妹間でどこまで打ち明けられるかと考えると、この3姉妹ほどオープンで密な関係性は羨ましいほど。ピーターとの知られざる一面を見るたびに、ララが可愛くなっていくのがとても印象的であった。先入観は視野を狭くする。ララを見習って新たな一歩を踏み出すのも悪くないであろう。(MIHOシネマ編集部)
正直に言うとこれは駄作でした。展開も結末も観ていて合わなかったのか、イライラしてしまいました。姉妹が仲良く、家族も仲が良いことはそれはもちろん良いのですが、結末もハッピーエンド。ただ、主人公の考え方などがわたしは好きではありませんでした。ハッピーエンドなのにモヤモヤとしてしまいました。非常に残念です。妄想から始まるストーリーですが、なんというか主人公のララ・ジーンはあまりに痛くて。観ていられませんでした。(女性 20代)
王道ラブストーリーだが、気楽に見れて無条件にキュンキュンできる、疲れた時に見たい映画。ララ・ジーンが恋をした男子たちはみんな優しくてハンサムでそれもまた微笑ましい。
内に秘めているだけじゃ気持ちって伝わらないし、それに慣れてしまうとどんなことに対しても自分の中だけで完結させる価値観で生きてしまう。そういう生き方は傷つくこともない分、何もできないままでつまらない。妹のいたずらをきっかけにピーターとの偽の恋愛ごっこが始まり、いろいろな人と関わりながら変わっていく主人公がとても可愛かった。(女性 20代)
恋心を表に出さず自分の中だけで完結してしまっていたララ、妹のイタズラが一歩を踏み出すきっかけになり、自分の気持ちや周りの人たちときちんと向き合い成長できたというラストは、学園モノにありがちですがハッピーエンドと分かっている分、安心して見る事が出来ました。やっぱり学園モノはハッピーと胸キュンが必須です。ただ、もし自分が勝手にラブレターを出された発狂ものですが・・・。いたずらっ子ですが、グッジョブな働きをしてくれた妹のキティが可愛らしく面白かったです。メールやSNSが主流の時代に「手紙」というアイテムが新鮮で良かったです。(女性 30代)
恋心を上手く伝えられず、ラブレターを書いていたララがとても可愛らしい。自分は本当は誰が好きなのか悩んでしまうことって、ララの年代ならそんなに珍しいことではないと思う。同世代だけでなく、大人達も10代を思い出して懐かしい気持ちになれる作品。
たくさん悩んだララがきちんとピーターと向き合い、思いを伝えあうことができたのは良かったと思う。ほっとした気持ちになった。お似合いの二人で、ハッピーエンドで終わったのが素敵だった。(女性 30代)
妄想の世界は自分の良いように物語が進むし、自分の好きなように選択が出来ます。それが妄想の良いところで、誰もが楽しんだことがあるはず。
今作の主人公ララの妄想は少し度が過ぎているかなとも思いましたが、共感できるというか、可愛らしいなと思えるシーンも多く、なんとも微笑ましかったです。
妹がラブレターを渡してしまった時にはなんて事を!と思いましたが、これがきっかけとなり物事が良い方向に進んでいくのはさすが「映画」だなと言った感じです。(女性 30代)
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