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映画『失恋の33日』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『失恋の33日』の概要:結婚を意識していた恋人が知らぬ間に親友と関係を持っていたことがわかり、傷心したウェディングプランナーが立ち直るまでを追う物語。同名のテレビドラマも人気を博したシリーズ。

映画『失恋の33日』の作品情報

失恋の33日

製作年:2011年
上映時間:110分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:タン・ファータオ
キャスト:バイ・バイホー、ウェン・ジャン、チャン・ジャーイー、デイヴィッド・ワン etc

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映画『失恋の33日』の登場人物(キャスト)

シャオシエン(バイ・バイホー)
結婚を考えていた恋人が、大親友と浮気していたことで仕事が手につかなくなってしまうウェディングプランナー。しかし、様々なカップルを見る中でこれまでの自分を俯瞰して見つめ直していく。
ワン・イーヤン(ウェン・ジャン)
シャオシエンの仕事のパートナー。冷静で現実主義な男性。容姿端麗なため、女性たちからの人気が高い。キツイ言葉とは相反して、シャオシエンのことを気にかけてくれる存在。
フォン・ジアチー(ジャオ・ジュンイェン)
シャオシエンの10年来の親友。しかし、3人で過ごすうちに恋人のルーに惹かれてしまい恋仲になってしまう。親友だからと話し合おうとするが、避けられてしまう。
ウェイ・ルーラン(グオ・ジンフェイ)
シャオシエンの元恋人。表現がストレートで、気が強いシャオシエンに不満を溜め込んでいる中でフォンと急接近してしまい別れることになる。

映画『失恋の33日』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『失恋の33日』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『失恋の33日』のあらすじ【起】

恋人同士である二人が別れるシーンは様々なパターンがある。先手を打たれ、フラれた側が納得いかない場合や、お互いに別れたがっていたと思い込み抵抗なく別れを受け止める場合。もしくは大きな修羅場となる場合もある。この物語のヒロイン・シャオシエンは、7年付き合った恋人ルーランが親友・フォンと浮気をしている現場を目撃してしまった。そこは香水売り場で、シャオシエンの失恋の記憶は白檀の香りと共に脳裏に焼き付くことになった。

ブライダルの仕事に就いているシャオシエンは、失恋の痛手で仕事が手に付かずにいた。そんなシャオシエンの相棒・ワンは会社の女子社員のみならず清掃員までも魅了する男前である。しかし、短気なシャオシエンにとってネチネチと責め立てるワンは目の上のたん瘤状態であった。

非生産的な午前中をやり過ごそうとしていたシャオシエンに、ルーランから連絡があった。てっきり復縁を求められると思っていたが、予想に反してもう一度きちんと別れ話をされてしまったシャオシエン。実はフォンとは半年前から恋仲だったという。いつも3人で居たというのに全く気付いていなかった自分を責めるのであった。

映画『失恋の33日』のあらすじ【承】

話をしたいとフォンからも呼び出されたシャオシエン。綺麗な思い出を並べて来るフォンに対して、シャオシエンは冷たくあしらい携帯から二人の連絡先を消すのであった。

翌日、VIPな顧客のカウンセリングを担当したシャオシエン。理想の高い花嫁の話を聞く中で、白檀の香りを感じ倒れてしまった。介抱してくれたワンは、自宅で目が覚めるまで付き添ってくれた。そしてイチゴを用意し去っていたのである。翌日、大事をとって休もうとしたシャオシエンは、社長に呼ばれランチに出向いた。「たかが失恋」という社長は、仕事に没頭することでいつか忘れると言い張るのだった。

上手く立ち直れないシャオシエンは、VIP客との打ち合わせ後に飲みつぶれてしまった。無意識に迎えに来て欲しいと連絡したのはルーラン。迎えに来てくれたものの、ルーランは別れるまでに溜め込んだ不満をぶつけた。初めて知ったルーランの本音に落ち込むシャオシエンだったが、謝るのには遅いことはないと必死に追いかけてしまった。その様子を見かけたワンは「目を覚ませ」とシャオシエンを止めた。我に返ったシャオシエンは自分の汚いプライドと共に生きていくと決意するのだった。

映画『失恋の33日』のあらすじ【転】

VIP客から無茶な要望が続いたある日、ワンははっきりと断る姿勢を見せてくれた。少しずつワンに心を開き始めていたシャオシエン。これまで断り続けていた職場の飲み会にも参加するようになった。しかし、ワンの態度はVIP客を怒らせてしまっていた。クレームが入り社長に叱られた二人だったが、その出来事は二人の絆を深めることになった。

ルーランとフォンも出席するであろう結婚式を控えソワソワしているシャオシエンの様子を、ワンは見抜いていた。ワンは結婚式に付き添うと提案する。ワンの頼もしさが身に染みたシャオシエンは式に向けて準備をするが、当日に歯磨き粉と間違ってカラーリング剤を使ってしまい、口の中を真っ赤に染めてしまった。口を開けることができない中で、ルーランと対面したシャオシエン。機転を利かしたワンは、シャオシエンに代わって言葉巧みにもう未練がないと示すのだった。しかし実際はそう簡単に忘れることができていないシャオシエン。ワンの胸を借りて思う存分泣くのであった。

ある日、VIP客の花婿が恋人のわがままについて謝罪に来た。同性から見た花嫁の印象を正直に伝えたシャオシエンを食事に誘う花婿。その夜食事に行くため一緒に居るところをワンに見られたシャオシエンは、少し気まずそうに出ていった。ワンはこの時、嫉妬していることに初めて気付くのだった。

映画『失恋の33日』の結末・ラスト(ネタバレ)

二人はお互いの気持ちを始めて伝えあった。正直になり切れない部分はあったものの、シャオシエンが前を向いていることにワンは安心するのであった。翌日から、シャオシエンは一組の夫婦の金婚式を担当することになった。同時にルーランと過ごした家を引き払い引っ越したことで仕事に没頭し始めるのだった。

金婚式を担当させてもらう夫婦と距離を縮めていたシャオシエン。妻は入院中のため毎日のように病院に通い、昔話を聞いては式のイメージを膨らませていた。しかし、妻の容態が急変。式を前に亡くなってしまうのだった。時間の貴重さが身に染みたシャオシエンは、自分のダメな部分を並べ、次に進むための課題をあぶり出していた。そんな時、ワンから連絡があった。言われた通りに外を見ると、目の前のネオンに「FAITH」と記されていた。「シャオシエンから離れずに一緒に居たい」というワン。支えてくれたワンの気持ちに応えるように、シャオシエンはこれまでになく気持ちの赴くまま、素直に進み始めるのだった。

映画『失恋の33日』の感想・評価・レビュー

よく食べ、よく笑い、よく眠ること。そしてたまに枯れるまで泣くこと。失恋から立ち直る期間は人それぞれであるが、この物語のヒロイン・シャオシエンは33日間を要した。それは短いかもしれないが、人の力を借りながら前を向くには充分な時間である。「時は無常に流れる」のだから、足踏みしている時間はないのだ。それは金婚式を控えた夫婦の末路を目の当たりにして痛感させられた。ライトなラブストーリーながら、人生を重ねて考えてしまう時間であった。(MIHOシネマ編集部)


恋人と友人を同時に失ってしまったということが、何よりも辛い。不満を言えなかったルーランの気持ちも分からなくはないが、浮気するのは卑怯だと思う。
シャオシエンは可愛いだけでなく荒々しいところや抜けているところもあり、親近感が沸くキャラクターだった。浮気をした恋人のことを忘れられず、もがきながら前に進んでいくところは、リアリティがあって良かった。一生懸命なシャオシエンを姿に、勇気がもらえる作品だと思う。(女性 30代)


結婚するはずだった恋人と親友を同時に失うという最悪の展開ですが、これは完全にシャオシェンが悪かったように思います。気が強いのは悪いことではありませんが、シャオシェンのルーに対する態度から愛情は感じられず、ルーの優しさにあぐらをかいているようでした。親友が話し合おうとしても相手にせず、自分のことしか考えていたかったシャオシェンにとってこの物語は当然の報いだったのかも知れません。
この作品を見て、私のようにひねくれた感じ方をする人は少ないと思いますが甘いラブストーリーよりも、リアルなストーリーが好きな人にはオススメです。(女性 30代)

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