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映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』の概要:第二次世界大戦中に起きたワルシャワ蜂起を、大胆な描写で描いた戦争映画。1944年、ナチスドイツの占領下にあったポーランド・ワルシャワでは若者たちが抵抗軍を結成し、武装蜂起をしようとしていた。

映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』の作品情報

リベリオン ワルシャワ大攻防戦

製作年:2014年
上映時間:128分
ジャンル:アクション、青春、戦争
監督:ヤン・コマサ
キャスト:ヨーゼフ・パヴロフスキ、ゾフィア・ヴィフワチュ、アンナ・プロフニアク etc

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映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』の登場人物(キャスト)

ステファン(ヨーゼフ・パヴロフスキ)
ワルシャワの古いアパートで、母と弟と暮らす物静かな青年。海水浴で友人の妹アラと出会い恋をする。アラや友人たちと共に抵抗軍に加わり戦うが、戦いの中で精神のバランスを崩してしまう。
アラ(ゾフィア・ヴィフワチュ)
ステファンと両想いとなる金髪の女性。裕福な家庭の娘だが、ポーランドのために抵抗軍に入る。精神的ショックで立ち直れなくなったステファンを、命懸けで守ろうとする。
カマ(アンナ・プロフニアク)
ステファンを昔から知る女友達。アラの出現を苦々しく思いながら、抵抗運動に没頭する。黒髪。

映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』のあらすじ【起】

第二次世界大戦の後期、ポーランドはナチスドイツの占領下にあり、非人道的扱いを受けていた。1944年にソ連の赤軍がドイツへ進軍する動きを見せると、ワルシャワ市民の間にも、戦おうとする機運が高まっていた。

当時のワルシャワでは、ナチスドイツが至る所に旗を掲げ、傲慢な態度を振る舞っていた。母と弟と3人暮らしの青年ステファンは、倉庫での勤務中にドイツ兵と些細な揉め事を起こしたことで、雇い主から解雇を告げられる。それを機に、抵抗組織で活動する友人と親しくなるステファンだが、海水浴で知り合った美しい娘、アラに恋をする普通の青年でもあった。やがて2人は抵抗組織のメンバーとなり、訓練を始めることとなった。

8月。ソ連がドイツに進軍を始めたという一報が伝わると、ソ連が味方ならば勝てるというムードが国内で一気に高まった。各地の抵抗組織が、国内軍に協力するために結集する。ステファンは弟の制止を振り切って、武装蜂起に参加した。

映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』のあらすじ【承】

ステファンが参加した隊は、ユダヤ人が囚われている収容施設を襲撃した。ドイツ兵と激しい撃ち合いとなるが、抵抗軍が勝利し、大勢のユダヤ人を解放することに成功する。ユダヤ人から感謝を受けてヒーロー気分になるステファンたち。その夜、隊員たちは「勝利は近い!」と喜び合い酒を飲むが、そこへ突然、ドイツ軍の反撃が始まった。不意を突かれて抵抗軍は劣勢となる。ステファンは銃弾が飛ぶ中で、アラと熱いキスをした。

翌日、期待していたソ連軍の援軍が来ないため、抵抗軍は不安を感じ始めていた。ステファンが所属する隊が墓地で休憩を取っていたところ、ドイツ軍の攻撃が始まり、墓地は瞬く間に戦場と化した。明らかに戦力が劣る抵抗軍の兵士は、次々と戦死する。ステファンは墓地から逃げて自宅アパートに戻ったが、すでに瓦礫と化し誰もいない。疲れた彼は傾いたベッドで眠りに落ちた。翌朝、目覚めたステファンが外を見ると、住民たちがドイツ兵によって整列させられているところだった。その中には母と弟の姿もあり、2人はステファンの目の前で銃殺された。

ショック状態となったステファンは、仲間たちによって病院に運ばれた。しかしその病院もすぐに火の海になり、アラは抜け殻状態となったステファンを担いで逃げ出した。通りに出るとステファンを寝かせて、避難場所を探すアラだったが、そこにとてつもない威力の爆弾が落とされ、アラは爆風で吹き飛ばされてしまう。真っ赤な血の雨が降り、血まみれになったアラは、ステファンを抱えて修道院へと避難した。

映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』のあらすじ【転】

アラは人々と一緒に下水道を通って移動しようとしたが、手榴弾が投げ込まれて大勢が死んだ。それでも必死で逃げた2人は、近隣の地区で救出される。そこは国内軍が優勢の地で、自分たちの街とは違い、まだ安全だった。2人は避難所に入ると、まずは体の汚れを落とした。その避難所にはドイツの負傷兵も運ばれたが、すぐに市民によって殺害された。

避難生活の中で、ショック状態だったステファンはようやく意識を取り戻し始める。アラは2人だけで逃げたいと願っていたが、ある朝ステファンは彼女の前から姿を消した。彼は再び戦うため、部隊に戻っていたのだ。アラは彼を捜すため、攻撃をかわしながら街の中を走り抜けた。野戦病院に駆け込むと、そこは負傷者がすし詰め状態であったため、怪我のない彼女は手伝いを始めることになった。

一方、戦いを再開したステファンは、瓦礫の中でドイツ兵と睨み合っていた。夜中、女友達のカマと2人きりになると、気分が高まりセックスをした。

映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』の結末・ラスト(ネタバレ)

ドイツ軍は猛攻撃で優位となると、「降伏せよ」と書いたビラをワルシャワに撒いた。ソ連は援軍も出すことは一切なく、ただ傍観するだけであった。アラは病院を抜け出してようやくステファンと再会できたが、彼がカマと関係を持ったことに気付くと、彼から遠ざかった。

ドイツ軍は1時間の停戦時間をポーランド軍に与え、病院の患者や市民は川を渡って避難を始めた。1時間後に再開となると、ドイツ軍は無残にも橋を崩落させてしまう。市街地でドイツ軍と戦うステファンたちだったが、力の差は歴然としており、すぐに退却することになった。

しかし仲間は次々と殺され、カマも戦車の砲撃を受けて死んだ。夜中を待ち、ステファンは無数の死体が浮かぶ川を泳ぎ、中州に辿り着いた。するとそこにはドイツ兵から逃れたアラが座っていた。2人が見つめるワルシャワの街並みは、ドイツ軍に徹底的に破壊され、炎に包まれていた。

戦火に燃える街並みは、徐々にビル群が並ぶ現代の風景へと変わる。テロップはこの蜂起で、ワルシャワの人口90万のうち20万人が死に、70万人が追放され、残ることができたのはたった1000人余りだったと伝えた。

映画『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』の感想・評価・レビュー

ドイツ軍に破壊され、ソ連に見捨てられ、多くの市民が犠牲となったワルシャワ蜂起を、リアルな戦闘シーンと時々ファンタジーのような奇抜な演出を交えて描いている。銃弾が飛び交う中でのキスシーンや、瓦礫の上での濡れ場など何度もドキッとさせられる。もしかしたらこれらのシーンは、主人公の妄想なのかもしれない。若気の至り的な思考の普通の若者が、日常生活の中で突然戦いを余儀なくされる、それこそが戦争の悲惨さである、と伝えているようにも感じ取れる。他の戦争映画とは少し違う、青春映画のテイストが濃い映画だ。(MIHOシネマ編集部)

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