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映画『アポストル 復讐の掟』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『アポストル 復讐の掟』の概要:謎の女神を信仰するカルト集団に妹を誘拐された男が、カルト集団の生活する孤島に乗り込んで妹を奪還しようとするホラー映画。『ザ・レイド』シリーズで高い評価を得たギャレス・エヴァンス監督作品。

映画『アポストル 復讐の掟』の作品情報

アポストル 復讐の掟

製作年:2018年
上映時間:130分
ジャンル:ホラー、ミステリー
監督:ギャレス・エヴァンス
キャスト:ダン・スティーヴンス、ルーシー・ボーイントン、マイケル・シーン etc

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映画『アポストル 復讐の掟』の登場人物(キャスト)

トーマス・リチャードソン(ダン・スティーブンス)
妹を救うためにカルト集団に挑む男。元々はキリスト教の布教活動を行っていたが、中国で弾圧を経験して信仰心を捨ててしまう。
マルコム(マーティン・シーン)
カルト集団の預言者。死刑囚だったが逃亡し、孤島に流れ着いた。そこで島の女神に出会い、カルト集団を立ち上げる。
アンドレア(ルーシー・ボーイントン)
マルコムの娘で、母をお産で亡くした。カルト集団に対する信仰心は強くない。医療に心得があり、トーマスのことを助ける。
クイン(マーク・ルイス・ジョーンズ)
マルコムの右腕。残忍な男で、マルコムの後釜を狙っている。一人娘がおり、娘は島に暮らす青年と恋愛関係にある。

映画『アポストル 復讐の掟』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アポストル 復讐の掟』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アポストル 復讐の掟』のあらすじ【起】

トーマスは電車の中で妹から届いた手紙を読み返す。そこにはカルト集団に連れ去られたので身代金を払うために一人でカルト集団が生活を孤島に来てほしいと書かれていた。トーマスは身代金を払わずに妹を救出するため、信徒が乗り込むボートに紛れ込んで孤島に向かう。

島に着いたトーマスは新しい住民として登録される。部屋にはカルト集団の聖書が置いてあった。そして預言者マルコムの礼拝に参加する。マルコムは死刑囚だったが一緒に収監されていたクインらと脱獄して、孤島にやって来たのだ。マルコムは女神によって救われたと唱える。身代金が届かず、マルコムは島に侵入者がいることを察知する。

クインの娘は島に暮らす青年に恋をしており、夜な夜な密会を重ねていた。夜になって外出禁止時間を迎える。トーマスは周囲の様子を観察して回り、マルコムの部屋に地下通路があるのを発見する。そして途中で、部屋に戻るのに遅れたクインの娘と青年に遭遇する。部屋に戻ったトーマスは島の見取り図を作成する。

映画『アポストル 復讐の掟』のあらすじ【承】

翌朝、トーマスは青年と共に労働作業に従事する。トーマスは妹の写真を見せて知っているかを尋ね、青年は島に連れて来られるのを目撃したと明かす。島が不作となり、マルコム達が身代金を狙って誘拐したのだ。トーマスは密会の秘密を守る代わりに協力するように要求する。

トーマスや他の新参者が教会に集められる。マルコムは夜の外出禁止令を破った者がいると言って、その者を炙り出そうとする。新参者達は順番に聖書の一節を引用させられる。そしてトーマスの隣の男の番になり、男は突如に刃物を手にマルコムに襲い掛かろうとする。異教徒を殺すために本国からやって来たのだ。トーマスは身を挺して男を止めるが、負傷してしまう。トーマスはマルコムから命の恩人として感謝され、アンドレアに手当をしてもらう。

マルコムは侵入者を見付けるために妹を晒し者にする。しかし、トーマスは怪我のためにどうすることもできず、部屋の窓からその様子を見つめる。島で祭が行われる。その喧噪の隙を突き、トーマスは青年の助けを借りてマルコムの家にある地下通路に侵入する。

映画『アポストル 復讐の掟』のあらすじ【転】

マルコムはトーマスの部屋で見取り図を見付け、トーマスの正体に気付く、そして銃を手に地下通路の出口で待ち構える。トーマスは馬の鳴き声で待ち伏せに築き、地下通路内部の水路に身を隠す。血で溢れた水路に女神が姿を現し、トーマスは水路を通って洞窟まで逃げる。トーマスはカルト集団が崇拝する女神が本当に存在することに気付く。

洞窟にいたトーマスの元にアンドレアが現れて、服を渡す。トーマスの背中は傷だらけだった。トーマスはキリスト教の布教活動をしていて、中国で弾圧を受けたのだ。それ以来、信仰心を失っていた。アンドレアはトーマスに女神の力が弱っていて農作物が不純になっていることを示す。

クインの娘は青年に妊娠をしていることを告げる。青年は一緒に島から出ることを提案する。しかし、怒ったクインは娘を殺してしまう。青年はクインに復讐しようとするが、クインは逆に青年に罪を被せる。青年はトーマスがいるところまで逃げて来るが、青年もトーマスも追っ手に捕まってしまう。

映画『アポストル 復讐の掟』の結末・ラスト(ネタバレ)

クインは青年のことを処刑し、権力を握ろうとする。マルコムにトーマスを殺させようとするが、トーマスは護衛を倒して森の中の小屋まで逃げる。小屋の中には女神と番人がおり、妹が拘束されていた。トーマスは妹を助け出そうとするが、番人に殴られてしまう。

番人はトーマスを破砕機で潰そうとするが、トーマスは拘束を解いて番人を殺す。女神はトーマスに触れて自らの苦しみを見せる。女神は孤島に流れ着いたマルコムらに見つかって閉じ込められたのだ。そして血を飲まされて、島で作物が育つように仕向けられていた。女神は自由にしてくれと頼み、トーマスは女神を焼き払う。

クインは教会にアンドレアと妹を拘束する。村に戻ったトーマスはクインに襲いかかり、胸に杭を突き刺す。アンドレアと妹が鎖でクインの首を絞め、クインは息絶える。皆で港に向かうが、トーマスは途中で力尽きてしまい、妹とアンドレアだけをボートに乗り込ませる。地面に倒れ込んだトーマスの元にマルコムが近づいて来る。トーマスの血によって草花が急速に生長を始め、マルコムは微笑む。

映画『アポストル 復讐の掟』の感想・評価・レビュー

『ザ・レイド』のギャレス・エヴァンス監督作と思って観ると肩透かしを食らってしまう。『ザ・レイド』と違って派手なアクションシーンは皆無となっている。カルト集団と戦う映画かと思ったら、謎の女神が登場するなど、こちらの想定を裏切る展開がユニークだ。ただ、説明不足な点も多かったのは気になった。拷問シーンなどはかなり残酷な描写も見受けられるので、この手のホラー映画が苦手な人にはあまりお薦めできない。(MIHOシネマ編集部)


カルト集団や秘密結社、洗脳、生贄と言ったダークなジャンルの作品が大好きで、しかも主人公がダン・スティーブンスということでかなり期待して鑑賞しました。ダン・スティーブンスと言えば実写版の『美女と野獣』でビーストを演じたり、『ザ・ゲスト』では危険なサイコパスを演じるなど人気の俳優ですが、今作ではとにかく痛めつけられます。見ていられないほど過酷な拷問を受けていますが、そういったジャンルが好きな方にはたまらないグロさでしょう。
少し難しいストーリーですが、それ以上に痛々しくて苦手な方は、途中でリタイアしたくなってしまうかも知れません。(女性 30代)


カルト教団に攫われた妹を助けるため、兄が潜入するという内容。
孤島にある村の女神信仰がまず独特というか、いわゆるカルト的。前半は高圧的な信仰により統率されている村の様子が描かれ、非常にシリアスで緊迫したが、中盤以降は女神が実在しているなどファンタジー要素が加わり、後半ではショッキングな処刑シーンや拷問の様子などが描かれる。死刑や拷問のシーンはとてもグロいが、はっきりと描いたことで切迫感と危機感がよく表現されている。そして、女神と接触したことで、村の成り立ちを知ることができ、豊穣の女神を道具扱いする人間の醜悪さがよく分かる。そして、年老いた女神を解放したことで、主人公が次代の神になったのだろうと個人的にはそう思った。唸ってしまうような考えさせられる作品だった。(女性 40代)

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