映画『ロード・トリップ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は？

映画『ロード・トリップ』の概要：トッド・フィリップス監督の長編デビュー作。大学生のジョシュは遠距離恋愛中の恋人に、浮気のビデオテープを送ってしまう。彼女に見られる前にテープを取り戻すため、NYからテキサスまで1,800マイルの旅に出る。

映画『ロード・トリップ』の作品情報

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映画『ロード・トリップ』の登場人物（キャスト）

ジョシュ（ブレッキン・メイヤー）

NY州のイサカ大学に通う学生。テキサスに遠距離恋愛中の恋人がいるのに同級生のベスと浮気をし、その浮気テープを手違いで恋人に発送してしまう。テープを取り戻すため、試験前なのにテキサスに出発する。奨学金で大学に通っているため、落第は絶対に許されない。

E.L.（ショーン・ウィリアム・スコット）

ジョシュの悪友。ノリの軽いお調子者。テープの中身を見たいがために、ジョシュに同行してテキサスへ向かう。

ベス（エイミー・スマート）

パーティーの後、ジョシュの部屋でビデオ録画しながらエッチをする。ジョシュに恋人がいることが分かるとショックを受け、その恋人と話をつけようとする。

バリー（トム・グリーン）

ジョシュの悪友で留年生。この物語のストーリーテラー。テキサスには同行せず寮に残る。ルービンが飼っている蛇にミッチと名付けて、何が何でもハムスターを丸飲みさせようとする変人。

ルービン（パウロ・コスタンゾ）

ジョシュのルームメイトで蛇を飼っている。興味本位でテキサス行きに同行する。頭でっかちで物事を考え過ぎるマリファナ常習者。

カイル（DJクオールズ）

ガリガリでひ弱な金持ち学生。テキサス行きの車を提供させられ、成り行きでテキサス行きに同行する。父親が恐くて逆らえない。童貞。

ティファニー（レイチェル・ブランチャード）

ジョシュの幼馴染みで恋人。テキサス州の獣医大に通っているため、ジョシュとは遠距離恋愛中。

映画『ロード・トリップ』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『ロード・トリップ』のあらすじ【起】

NY州のイサカ大学の見学会。8年生のバリーは見学者に向けて、この大学で実際にあった「世紀の純愛物語」について語り始める。その物語の主人公はジョシュ。恋人のティファニーとは遠距離恋愛をしていて、愛のメッセージを込めたビデオレターを熱心に送っていた。

最近、ティファニーが留守電ばかりで気になりながらも、ジョシュはいつものようにビデオレターを作成し、相部屋のルービンに投函を頼んだ。その夜、寮で盛大なパーティーが開催された。女性のデート権を競売に掛けるゲームで、ジョシュは女友達のベスから、私を落札してほしいと頼まれる。彼女に付きまとう教授助手が落札するのを防ぐためで、ジョシュは依頼通りに彼女を落札。すると、2人はいいムードとなり、ジョシュの部屋でビデオに録画しながら、熱い一夜を過ごした。

翌日、ジョシュの部屋に悪友のE.L.やルービン、バリーが集まり、昨夜の浮気テープを再生しようとしたが、中身は別の映像だった。どうやら浮気テープは手違いにより、ティファニー宛に発送したようだ。ジョシュは彼女が見る前にテープを取り戻そうと、1,800マイル（2,900キロ）先のテキサスに行くことにした。車は金持ちでひ弱なカイルから借りて、E.L.とルービンも同行し、4人はテキサスに向けて出発する。

映画『ロード・トリップ』のあらすじ【承】

バリーは寮に残り、ルービンが飼っている蛇にミッチと名付け、ハムスターを丸飲みさせることに夢中になっていた。すると、そこにベスが訪問。ベスはジョシュが恋人と別れていないと知りショックを受ける。彼女は女子更衣室で友人たちに相談して、ジョシュの後を追うことにした。

ジョシュたちはカイルの父親のカードで買い物をした後、森の中を近道する。すると、壊れた橋の手前で行き止まりになった。来た道を戻ると遅れるからと、持ち主のカイルの反対も聞かず、猛スピードで対岸へジャンプすることにした。その結果、車はどうにか対岸に着地したが、衝撃で大破、炎上してしまう。4人はトボトボと森を歩き、古びたモーテルに宿泊した。

モーテルでド近眼の受付男から、クレジットカードが限度額を超えて使えないと言われる。同じ頃、カイルの父親は妻とレストランで、カードが使えないことに気付く。さらに、カイルの車が森で発見されたという知らせが入り、両親は息子が誘拐されたのではと心配した。

E.L.はカードが使えないと分かると悪知恵が働かせ、盲学校のスクールバスを手に入れる。4人は黄色いスクールバスに乗り、テキサスへと向かった。

映画『ロード・トリップ』のあらすじ【転】

ベスはバリーから得た偽情報でボストンに来て、全くの別人のティファニーに会い、あなたの彼氏と浮気したと告白する。すると、そのティファニーは怒り狂い、彼氏に殴る蹴るの暴行を加え、車を破壊した。ベスは人違いだと気付き、黙ってその場を立ち去った。

ジョシュたちは付近の学生寮を訪問し、一晩泊めてもらおうとした。するとそこは、黒人専門の学生寮だった。白人のジョシュたちは気まずいと感じるが、黒人の学生たちはフレンドリーで、彼らを温かく歓迎する。急遽歓迎パーティーが開催され、楽しい夜となった。カイルはステージで踊った後、ふくよかな体のロンダと初体験をする。翌朝、彼はまるで別人のように男らしくなっていた。

4人は所持金が残り僅かと分かり、臨時収入を得るためテネシー州の精子バンクに立ち寄る。受付の看護師から、精子を提供するには24時間以内にセックスをしていないことが条件だと言われ、カイルは胸を張って「俺はアウトだ」と答える。

ドラッグ常用者のルービンも除外となり、ジョシュとE.L.はそれぞれ個室に入った。E.L.は美人の看護師に手伝いをお願いし、肛門からの刺激を与える射精法を受け、大声で喘ぎながら精子の提供を終える。

大学助手の陰謀で、ジョシュが落第の危機にあることを、ベスは知る。バリーは蛇にハムスターを飲ませることに失敗して噛みつかれる。

映画『ロード・トリップ』の結末・ラスト（ネタバレ）

その夜、ジョシュたちはバリーの祖父母の家に泊まり、翌朝、ティファニーの学生寮に到着した。ジョシュは小包を勝手に受け取ろうとして怪しまれ、受付と取っ組み合いとなる。警備員も現れて大騒ぎとなり、ジョシュはそのドサクサで小包を手に入れた。そこに、カイルの父親も乱入。カイルは初めて父親に反抗的な態度を取り、親子喧嘩となった。

ティファニーとジョシュは再会した。すると意外にも、せっかくの大学生活だから、お互い自由に楽しもうとティファニーから提案される。彼女はビデオを見てしまうが、その中身はバリーが上書きした、バリーの尻の映像だった。ジョシュはベスからの電話で、2日後の試験に間に合わなければ落第だと知らされる。

ジョシュはティファニーと円満に別れて、試験を受けるために帰路を急いだ。課目はルービンが得意とする古代哲学であったため、道中でみっちり講義を受ける。そして2日後、 1時間遅れで大学に到着すると、試験はまだ始まってもいなかった。爆弾テロの予告があり、開始が遅れているという。ジョシュは無事に試験を受けて落第を免れ、ベスと付き合うこととなった。ベスは自分が爆破予告をしたことを明かし、ジョシュに感謝される。

その後、ジョシュとベスは順調に交際が続いており、共通の趣味であるビデオ撮影を楽しんでいるそうだ。ルービンは新種のマリファナを開発し、E.L.は肛門の刺激法を極めようとしている。カイルは父と和解し、恋人のロンダを家に招いた。

バリーが「世紀の純愛物語」を話し終えると、感動した新入生の母親はバリーにキスをし、そのまま芝生に倒れ込むのだった。

映画『ロード・トリップ』の感想・評価・レビュー

『ハングオーバー！ 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のトッド・フィリップス監督の2000年の長編デビュー作。主人公が次々とハプニングに見舞われるハチャメチャ感は、「ハングオーバー！」を彷彿とさせる。大学生が主人公なのでエネルギーがあり余り、若さゆえの失敗や童貞喪失など、青春ドラマならではの笑いが盛りだくさんだ。

『アメリカン・パイ』などでお馴染みのショーン・ウィリアム・スコットが、持ち前の軽薄なお調子者キャラを発揮していて、怪しいストーリーテラーのトム・グリーンも、いい味を出していた。（MIHOシネマ編集部）