ベン・ウィショーは、「007 スカイフォール」のQ役で大ブレイクした演技派俳優です。彼の魅力とおすすめ映画を5つ紹介します。まだ彼の作品を観たことがないという人もこの機会にぜひご覧下さい。期待を裏切りません!
ベン・ウィショーが出演するおすすめ映画5選
演技力と存在感で群を抜くのはイギリス出身でシェイクスピア舞台経験者ではないでしょうか。ベン・ウィショーも舞台で「ハムレット」を演じ、高い評価を得ています。主演を務めた作品を中心に紹介してゆきますが、どれも一味違う魅力と光を放っています。
ルックスだけではなく、繊細な演技や猫好きな一面にも注目して下さい。「007 スカイフォール」のQ役では、コンピューターの天才でメガネ男子を好演しています。世界中の女子の心を鷲掴みする彼の笑顔、時には狂うこともいとわない演技への情熱に心揺さぶられます。
パフューム ある人殺しの物語
注目ポイント&見所
トム・ティクバァ監督の官能ファンタジー。嗅覚が異常に優れた少年が成長し、調香師になるが美しい女性の香りを求めて犯罪を犯すという物語。ベン・ウィショーが主人公ジャン=バティスト・グルヌイユを怪演し、まるで匂い立つかのような映像美が見どころ。
香りの魅力に憑りつかれる主人公には共感できない面もあるが、狂気が乗り移ったかのような演技が見事です。予想外のラストには驚きと不思議が満ちています。アロマテラピーに興味がある人にもおすすめ。香りで世界を支配するなんてできるのだろうか?
追憶と、踊りながら
注目ポイント&見所
ロンドンの介護施設を舞台にカンボジア系中国人女性とゲイの青年リチャードとの交流を描いた人間ドラマ。ある日、母親のもとに通う息子カイが事故で死亡。リチャードが英語の話せないカイの母親を訪ねた事から静かな交流が始まります。
リチャード役をベン・ウィショーが繊細に演じ、喪失感を互いに埋めてゆく切なさに涙があふれます。カイの母親役を「グリーン・ディスティニー」のチェン・ペイペイ。濃密なリチャードとカイのラブ・シーンも必見。ホン・カウ監督デビュー作。
詳細 追憶と、踊りながら
007 スカイフォール
注目ポイント&見所
ベン・ウィショーが、メカニックの天才・Q役を演じ存在感を印象づけた作品です。「007」シリーズ第23作目。ボンド役ダニエル・グレイグとの掛け合いも抜群!Qのメガネ男子っぷりがかわいい。悪役・シルヴァを演じるのはハビエル・バルデム。
ダニエル・グレイグがボンドになってから3作目ですが一番面白い!Mの存在感もさすがの貫禄です。また主題歌を歌う、アデルの声に癒されます。次回作は、「007 スペクター」で、2015年12月4日から公開です。Q役で引き続き出演しますので、新たな活躍をお見逃しなく!
詳細 007 スカイフォール
ブライト・スター いちばん美しい恋の詩
注目ポイント&見所
「ピアノレッスン」のジェーン・カンピオン監督がロマン詩人ジョン・キーツの生涯と愛を描いた伝記映画。ベン・ウィショーはロマン詩人ジョン・キーツを繊細かつ大胆に演じています。針仕事が好きなファニー・ブローンとの恋、結核の発病、詩作の為の旅と25年の短い生涯を情緒豊かに表現しています。
キーツの美しい詩や手紙も味わって下さい。2人の甘い恋やファニーが作る美しい衣装にも注目。”愛は神聖なもの”と詠うロマン詩人役はベン・ウィショーのハマリ役です。静かでプラトニックな愛の世界を堪能あれ。
クラウド アトラス
注目ポイント&見所
「マトリックス」のラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟と「パフューム」のトム・ティクバァ監督が撮った、壮大な魂の物語。トム・ハンクス演じる悪人を中心に6つの時代と空間で輪廻転生してゆく群像劇。共演は、ハル・ベリー、ヒューゴ・ウィービング、ペ・ドゥナ、ベン・ウィショー、ヒュー・グラントなど。
それぞれが1人6役を演じています。ベン・ウィショーはゲイの作曲家やレコード店店員などを演じ、偏見に悩む姿を体現させた。マイノリティーへの偏見をなくしたいという想いが強く感じられます。
詳細 クラウド アトラス
まとめ
ベン・ウィショー主演の5作品はいかがだったでしょうか。ゲイの青年役を演じることの多い彼ですが、楽しんで演じているようです。狂気も柔らかさも、ベン・ウィショーの演技にかかると不思議に説得力のあるものに変わります。個性的な人物を演らせると上手いんです!
「追憶と、踊りながら」を撮ったホン・カウ監督によると、ベン・ウィショーには”強さ、弱さ、真摯さがある”と魅力を語っています。人気作「007」のQ役でパソコンおたくを演じていますが、本人はパソコンが苦手らしい。そんなところもイイね!
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