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映画『アフロ田中』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アフロ田中』の概要:天パーに悩む少年田中は頭をアフロにした。そこからなんともうまくいかない田中の物語が始まった。愛すべき馬鹿な友達と隣に引っ越して来た美女の亜矢。田中のゆるくてシュールなアフロコメディ。

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映画『アフロ田中』の作品情報

アフロ田中

製作年:2012年
上映時間:114分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:松居大悟
キャスト:松田翔太、佐々木希、堤下敦、田中圭 etc

映画『アフロ田中』の登場人物(キャスト)

田中(松田翔太)
天然パーマが原因でいじめにあった田中は、髪型をアフロにした。そこからどうもうまくいかない。童貞を卒業するため、彼女作りに奔走する。
亜矢(佐々木希)
田中のボロアパートに越して来た美女。元カレの浮気で傷ついた彼女は、不器用で優しい田中に惹かれて行く。

映画『アフロ田中』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アフロ田中』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アフロ田中』のあらすじ【起】

いじめに悩んだ田中(松田翔太)は髪をアフロにした。いじめっ子達は怖がっていじめをやめた。しかしこれが人生の絶頂期だった。

高校をノリで辞め、母親に家賃を払えと言われた田中はプレハブを買って庭に建てた。しかし母親から独立できない。東京に上京し工事現場で働くが、うまくいかない。俺はアフロにしてから人生を間違い続けてきた。

田中の元に友達から結婚式の案内が届いた。童貞だった仲間との約束を思い出す。誰かが結婚する事になったら、そのときの彼女を連れてくる。退学を止めてくれたいい友達だった。彼は彼女を作る決心をした。マジックで計画表を作る。

近所にものすごい美人亜矢(佐々木希)が引っ越して来た。風呂なしアパートに引っ越してくる子なんて、絶対いい子だ。舞い上がる田中。

友人と再会する田中。友達のラーメン屋で酒を飲む。他の友人はみんな彼女がいた。従業員だと思っていた綺麗な女の子は一番ぶさいくな友人の彼女だったのだ。彼女がいないのはどうやら俺だけみたいだ。

ペットサロンに勤める亜矢は田中のことが気になっていた。彼女は野良猫に餌をあげていた優しい少年、その少年はアフロ頭をしていた。

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映画『アフロ田中』のあらすじ【承】

合コンで女の子に自分は彼女がいた事がないと話した。相談した女の子にメアドを聞かれる田中。その女の子に指南される田中。2日あけて女を焦らせという。メールの文章が作れない田中は悶絶する。

友人の一人からもう死ぬと電話が入った。かけつけると、ベランダから飛び降りようとしていた。彼女が元AV女優だったらしい。しかし彼女以外考えられないという。もう集まっていた友達と元彼女に謝りに行く。最初は拒絶していたが、復縁する事になった。その様子を見て悔しい田中。

部屋に亜矢が遊びに来た。自分の部屋に女の子がいる。それだけで興奮してしまう田中だった。ちょっと変わった子だけど可愛いから全然大丈夫。しかもスピーチの修正をしてくれてご飯までおごってくれた。なんでこの子はこんなに俺に優しくしてくれるのだろう。

ベンチで2人で座っている。いい空気になり、手を握ろうとするが、自分を抑えて田中は紳士に立ち去る。すこし残念そうに「元カレとは全然違う。」とつぶやいた。一方田中は早歩きで商店街を歩いていた。いいところまで行ったのに自分を押さえ込んでしまった。童貞な俺が邪魔をする。

映画『アフロ田中』のあらすじ【転】

ドアを開けると亜矢がいた。友達にドタキャンされてしまったらしい。亜矢と一緒に食事をする中で、田中は亜矢のことが好きになっていた事に気づく。

田中の友達が東京に遊びに来た。田中の彼女の話は嘘だ。とっくにばれていた田中の嘘を全員で笑う。きっとあのときの約束を気にしているに違いない。全員で家に押し掛けた。

一方亜矢と別れる時間が近づく。亜矢は帰りたくないと言い始めた。田中は絶好のチャンスを手に入れた。家飲みに誘うが、不幸な事に今アパートには友達が隠れている。

部屋を開け、部屋を急いで掃除する田中。友人達は押し入れに隠れて隙間から様子を伺う。あまりの不器用さに押し入れの中で必死に笑いをこらえる。

田中はついに地雷を踏んだ。はずみで亜矢に覆い被さってしまう。力の入った友人が押し入れから飛び出してしまう。手にはビデオカメラが握られていた。勘違いした亜矢は田中をひっぱたいて飛び出してしまった。ビデオカメラは田中へのサプライズを記録するため。馬鹿にして笑う。

田中がついにキレた。前回友人の彼女を紹介してもらった時、女の子が他の男と浮気していたのを見てしまった田中。それを勢いで暴露してしまう。ショックを受け友達もマンションを飛び出す。やっぱりうまくいかない。

映画『アフロ田中』の結末・ラスト(ネタバレ)

結婚式当日。同じテーブルに友達がいて気まずい。そこに新郎新婦が入場した。風船から飛び出した友人を心の中でディスる。態度悪くどんどん酒を飲む田中。スピーチを任されていたが、歩けないぐらい泥酔していた。マイクスタンドごと倒れてしまう。

井上は、昔はデブでケチで最低でした。次々と友人の悪口を話す。類は友を呼ぶ、会場がざわざわしはじめていた。しかし、田中の本音は彼らを感動させた。今はこんな状態だけど、みんなと過ごした日々は本当に楽しかった。田中はひとりだけ高校を一緒に卒業できなかったのを気にしていた。

会場が感動で包まれる。最後の最後に失敗してしまった田中を友人は暖かく迎えた。新郎は大泣きしている。

よくみると、みんなひとりで来ている。いたはずの彼女が何故いないのか聞くと、全員別れたらしい。友人達は仲直りの印に亜矢と付き合う作戦を全員でバックアップすると言う。

田中は亜矢と遊園地に来た。ついに作戦が始まる。コーヒーカップで体を密着し、お化け屋敷でドキドキさせる。一緒に食事をするときは会話が大切だ。最後はロマンチックなロケーションで告白する。ベンチに2人で座った。

亜矢は同棲していた元彼氏に浮気されてしまったらしい。しかも、その元カレと復縁してしまったという。田中のおかげで思っていることを伝えることの大切さを知ったと言う。

しかし、復縁の話を断ったと亜矢は言った。その言葉を聞いた田中は勢いで亜矢に告白する。

田中は友達に電話していた。となりに亜矢はいない。最低と言われて蹴られた。告白は失敗に終わる。涙にじむ遊園地を友達のもとへ走る。

映画『アフロ田中』の感想・評価・レビュー

何も考えずに気兼ねなく笑いたい時におすすめ出来る作品。
ライアーゲームなどのクールキャラとは打って変わって松田翔太の演技の振れ幅にも驚き。
いじめから抜け出すためにアフロにするという行動は主人公の天然で素直な性格がよく現れており、佐々木希演じる美人の亜矢に恋をしてからもその真っ直ぐな思いは、見てる側も心から応援したくなるほどだ。
その思いが報われないラストもリアルで、田中というキャラをより好きにさせてくれた。(男性 20代)


天然パーマが原因で虐められているからと言ってアフロにするところから、既に衝撃的だった。ノリで高校を辞めてしまうところなど、驚きである。亜矢との恋が上手くいかずに終わってしまったのが、残念だった。本当にアフロにしてから良いことがないかもしれない。でもその代わり友情が深まったのは良かったと思う。松田翔太さんが真面目に演じているからこそ、おもしろい。何も考えずに笑えて楽しめる映画だと思う。(女性 30代)


原作が好きな人からはあまりいい評価をされていないが、私は原作を未読だったので素直に楽しいと思って観ることができた。
他の役者さんに比べて松田翔太さんの演技が上手すぎて浮いてしまうほどで、出てくると松田翔太さんにしか目がいかなかった。

主人公田中のキャラは現実ではなかなかいないが、どこか憎めないキャラ設定で観ていてほっこりして良かった。
ラストの展開は納得できたが、最後はあっさりと終わってしまい拍子抜けした。(女性 20代)


本当に心から笑える映画。松田翔太がものすごく上手い。松田翔太と言えばおしゃれでイケメンというイメージだが、この映画ではそんな様子は一切ない。アフロで童貞で、何もうまくいかない男である。
確かに、かわいそうになるくらい人生がうまくいっていない田中だが、友情という面だけを見たらハッピーエンドだ。こんな友達がいたら確かに大好きになる。
ストーリーとして最後まで深いテーマはなく、終始笑いに尽きる今作は賛否両論あるかもしれない。しかし個人的にはこんなコメディは大好きだ。何も考えずにただ笑いたいというときに是非見て欲しい作品である。(男性 20代)


自分以外の友達みんなに彼女が出来て焦る主人公が頑張って彼女を作ろうとする話。彼女という男性なら誰しもが一度は欲しいと思ったことのある存在についての映画であり、彼女作りのあるあるなどがコメディ風に表現されており、観ていて笑いながら作品を楽しむことができた。主人公に松田翔太が起用されているのも見どころの一つ。

しかし、若干アダルトな要素が含まれているため、子供にはあまりおすすめできない。高校生から新卒の社会人向けの作品。(男性 20代)


とってもくだらなくて、とっても可愛いお話。男の子って本当におバカだなあと思います。24歳、彼女なし、アフロの田中。こんな男性を松田翔太が演じるのだからギャップがすごいですよね。最初は笑ってしまうアフロヘアもだんだんと違和感がなくなってくるんです。
彼女が居なくたって、こんなに楽しい仲間が居ればいいじゃない。と思うのですが、どうしても彼女が欲しい年頃の男の子の気持ちも分かります。本当に笑えました。(女性 30代)


人気漫画シリーズの映画化。
漫画原作は現在も続いているが、基本的には大きな事件が起きたりはしない。ただただ主人公田中と愉快な仲間たちの何気ない日常が描かれている。この映画も同様に、山あり谷ありを観るというよりも、そこに漂う空気感を味わうものとなっている。
今作で言えば要は20歳そこそこの男子の「彼女できないかなぁ」という話で、それ以上でも以下でもない。そう言ってしまうと身も蓋もないが、細かな、それでいて共感度の高い視点と登場人物たちのキャラにより不思議と成立してしまう。
なんとも微笑ましい一本。(男性 40代)

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みんなの感想・レビュー

  1. アリィ より:

    くだらなさが堪らなく面白いです。それだけでなく、モテない男の子の特徴を的確に捉え、鋭く表現しています。モテない役にしては松田翔太は格好良すぎる気がしますが、田中の表情や動作の一つ一つが可愛らしく、素敵なキャラクターに仕上がっていました。少しテンポが悪いようにも思えますが、その分まったりと楽しめて心地良さを覚えます。男子高校生の天真爛漫なノリに、つい微笑んでしまいます。それに、男子の友情が純粋で心洗われる思いがしました。

  2. 匿名 より:

    ①松田翔太がはまり役すぎる

    誰がどこから見ても思うことだろうが、この映画は松田翔太以外、主演などあり得なかっただろう、と思わせるほどにアフロ田中は松田翔太にとってハマり役である。単にコメディの演技がとことんできているからというだけではなく、ビジュアルや、アフロ田中というキャラクターのぶっ飛んでるくせに天然、マジメ、というアンバランスな部分が松田翔太の雰囲気にぴったりだったのだ。アフロヘアが似合う俳優は他にもいるかもしれないが、アフロ田中が似合う俳優は彼以外にいないだろう。見ているこっちは大爆笑なのに、やっている本人は大まじめ、というシーンの演じ方が絶妙だった。しばらく松田翔太の顔を別の映画などで見ても「アフロ田中だ」と思って笑ってしまうほどのインパクトがあった。

    ②良くも悪くもくだらない

    そもそもこういったコメディ映画に対して、何か崇高なものを求めて観る人はいないだろうが、それにしても始終くだらないのでそれを分かったうえで楽しんでほしい。アフロにした理由から、高校中退の場面など初めからもう突っ込みどころしかないので、まじめになんでも考えてしまいがちな人には向かないかもしれない。自分の日々に疲れていて、何が何でも頭を使わずにただ笑いたい、といった人にはとてもおすすめである。男子高校生のくだらないノリがずっと続いているようなものなので、当たり前だけれど家族で観るのはおすすめしない。友達同士集まって、げらげら笑うためにチョイスしてほしい作品である。

  3. 匿名 より:

    松田翔太があまりにもハマり役なので、彼のファンはぜひ観るべき作品。だがくだらなさすぎてがっかりしないように、あくまでも「面白いものを、頭を使わずに観てくだらないことを笑う」のにぴったりな作品であることを認識したうえで鑑賞してほしい。最初から何が何でもぶっ飛んでいるので、ある意味置いて行かれることなく楽しめる。

    個人的には最後に亜矢とうまく行かずに、すぱっとフラれるあたりが妙にリアルで面白いなあと感じた。強いてテーマをあげるなら、恋愛ではなく友情になるだろう。