この記事では、映画『アレックス』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アレックス』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『アレックス』の作品情報

上映時間:99分
ジャンル:サスペンス
監督:ギャスパー・ノエ
キャスト:モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル、アルベール・デュポンテル、フィリップ・ナオン etc
映画『アレックス』の登場人物(キャスト)
- アレックス(モニカ・ベルッチ)
- かつての恋人ピエールと別れ、今はマルキュスと結婚を前提にして交際している女性。幸福な日々を暮らしていたが、ある日そんな彼女に悪夢のような出来事が襲い掛かる。
- マルキュス(ヴァンサン・カッセル)
- アレックスの恋人。美しい彼女と幸せそうな日々を送るが、アレックスが壮絶なレイプを受けたため唐突に何もかもを奪われてしまい、怒りに身を任せ復讐に奔走する。……余談ではあるが、撮影時にアレックス役のモニカ・ベルッチとは実生活でも夫婦であった(ただし現在は離婚済み)。
- ピエール(アルベール・デュポンテル)
- アレックスの元恋人。彼女が友人のマルキュスに惚れてしまい、別れることとなったが未だに未練があるようだ。アレックスに起きた悲劇の際にも復讐に燃えるマルキュスを必死に引き止めていたがそれも叶わなかった。
- 肉屋(フィリップ・ナオン)
- 前作『カノン』の主人公でもある馬肉屋の男。冒頭にのみ登場し、本作のテーマでもある「時は全てを破壊する」と語った上で、前作のあれから娘を犯した罪で投獄されていた事実が語られる。
映画『アレックス』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『アレックス』のあらすじ【起】
まず予め記しておきたいのが、この作品では時間軸が逆に進んでいくためにエンディングロールから物語が始まり、時系列が逆に進行していく逆再生ムービーであることを踏まえた上であらすじを書いてゆく。
冒頭、エンディングロールが傾いていき不穏な音楽と共に物語が始まる――ゲイ達の集まるSMクラブ「レクタム」。レクタムの上の階には、前作『カノン』の主人公であった肉屋の中年がおり、娘を犯してしまったことで刑務所に入っていたとその場にいた男に語る。そして全てを失ったという肉屋は、「時は全てを破壊する」と遠い目をさせて言うのだった。そんな話をしているうちにやけに外が騒がしい。どうせ下のゲイどもだ、と言うがパトカーや救急車のサイレンからどうも様子が違うらしい。流血沙汰の事件が起きたのだ。レクタムの中から担架で運ばれてくるのはマルキュス。どうやら乱闘騒ぎの末に腕を折られ怪我を負ったらしい。そしてもう1人、マルキュスの友人ピエールは逮捕される。原因は乱闘を止めようとして相手に大怪我を負わせたことであった。
マルキュスとピエールが騒動に巻き込まれる数分前、2人はレクタムで「テニア」という名の男性娼婦を探していた。復讐なんかよせ、と止めるピエールの抑制を遮りマルキュスは狂ったようにテニアを探し続ける。殺されるぞ、とピエールは引き返すように促すがマルキュスは聞き入れようとしない。赤の照明だけが照らし出す悪夢のようなその店の中では男性同士の性行為やSMがあちこちで行われており、構わずテニアがどいつかを手当たり次第に聞きまくるマルキュス。何故、彼はそんなにもテニアに固執するのか?マルキュスは近くにいた客にテニアのことを尋ねるが、ニヤニヤとはぐらかされたり、「俺のをしゃぶれ」と迫られたり、話が通じない。ようやくテニアと繋がりのある男に出会うも彼もまたどこかおかしく噛み合わない会話が続く。怒りに理性を奪われたマルキュスは、そんな彼に半ば無理やりテニアの場所へと案内させ、壁によりかかっている2人の男と出会う。お前がテニアか、と尋ねてもどちらも虚ろな目で曖昧な返答しか寄越さない。テニアなのかそうでないのかも分からないまま、激情に駆られたマルキュスは身元も不明瞭なその男と殴り合いになる。乱闘になりマルキュスは床にねじ伏せられ、挙句の果てに腕を折られ更には犯されそうになる。彼を助けようとしたピエールは消火器を持って飛び込んでいき、何度も何度も男の顔を殴る。こいつこそがマルキュスの仇・テニアだと思ったピエールは「ホモ!糞ホモ!殺っちまえ!」と口汚く罵りながら消火器を振り下ろす。男の顔が赤く染まり、潰れ、もはや原型を留めていないくらいにまでグシャグシャになってしまう――その様子を見てニヤニヤしている男が傍にいるのだが、実はこの男こそがマルキュスが半狂乱になってまで探そうとしていたテニアなのであった……。
映画『アレックス』のあらすじ【承】
物語は更に遡る。では、マルキュスとピエールが何故レクタムに乱入したのか。テニアの行方を探るうちにレクタムという店を突き止めたマルキュスは、ピエールと共にレクタムの場所を探して訪ね回る。店の場所を知ったマルキュスだったがピエールはそれよりも「アレックスの病院に行く方がいい」と呼びかける。ここで、アレックスという人物とテニアという人物の間に何かが起きたことが発覚する。そんなピエールにマルキュスは半ば怒り狂ったように鉄パイプを振り下ろしながらレクタムへ行けと暴れ出す――、「こんなことをしてもアレックスを救えない。病院へ行こう」。時はもう少し戻り、事態の真相に近づいていく。マルキュスは何らかの被害にあったアレックスの復讐のため、犯人探しを誓う。そんな中、この辺りを「シマ」とし「警察よりも犯人を早く見つけ出してやる」という怪しげな男達と出会う。金を払い、用心棒兼情報屋として雇うのだった。それよりもアレックスの元へと向かうべきだと諭すピエールを無視し、マルキュスは怒りに身を任せるまま情報を頼りに娼婦達から「ヌネス」という女の名を知る。そして娼婦達と共に路上にいたヌネスを見つけ近づくマスキュス達。ここでアレックスの身に一体何が起きたのかが判明する。アレックスはマルキュスの婚約者で、どこかの男によりレイプされていたのだった。その男と共に一緒にいたのがヌネスで、そしてこのヌネスは女ではなく男、つまりニューハーフだった。ヌネスは犯人の男と現場に居合わせており、マルキュスはヌネスに刃物を近づけながら半狂乱となり、「全て言わなければ顔を切り刻む」と犯人の名を聞き出そうとする。怯えたヌネスの口からここでテニアの名前と、彼が常駐しているゲイクラブ・レクタムのことが発覚する。
時間はまたもや戻り、事情聴取を受けているピエールと愕然としているマルキュスの姿--ほんの数分前、どこかのパーティー会場から上機嫌そうに出てくるマルキュスとピエール。しかし、何やら街の中がどうにも騒がしい。何の騒ぎかと聞けばどうも女がレイプされたらしい。警察の集まる中、担架で運ばれてきたレイプ被害者の姿を目にしたマルキュス。そう、婚約者のアレックスがあまりにも無残な姿でそこに横たえられていた――。
映画『アレックス』のあらすじ【転】
顔中を腫らし血で塗れたアレックスに駆け寄り何が起きたのかと叫ぶマルキュス。アレックスはレイプの末酷い暴行を受け、昏睡状態にあるのだという。アレックスの身に一体何が起きたと言うのか?時はもう少し戻り、彼女がマルキュスらのいたパーティー会場から1人離れ先に帰宅していたことが分かる。アレックスはタクシーを呼び止めようとしたが捕まらずに、仕方がなしに地下の通路を使い帰ることにする。これが悲劇の始まりだった。地下を歩いていると、口論をしているカップルに遭遇する。このカップルは、前述したテニアとヌネス。何かを拒もうとして「嫌だってば!」と叫ぶヌネスの腹部を蹴り飛ばし顔面を殴り飛ばすテニア。当然、突然の暴行に唖然とし竦み上がるアレックス。止めようにもテニアの暴力は加減を知らず、逃げようとし悲鳴を上げるヌネスに対し執拗なまでの乱暴を加える。「くたばれ、クソアマ!」と暴言を吐き捨てるテニアの牙は傍観者だったアレックスへと向けられる。逃げ出そうとするアレックスを捕まえ、ナイフを突きつけるテニア。「金持ちのアバズレ。口を裂いてやろうか?」――ナイフを恐怖で凍り付くアレックスの眼前に突きつけながら、泣いて許しを乞う彼女にも構わず「跪け」とアレックスを腹這いにさせる。ホモセクシャルのテニアは「女にしてはイケてるな」等と屈辱的な言葉を浴びせながら性的暴行を始める。地べたに伏せさせた彼女の口を背後から塞ぎ、テニアは「騒いだら絞め殺してやる!」と彼女を背後から犯し始めた。テニアにとって、アレックスは性的な対象ではないためかこの行為は性的興奮を得るためというよりは相手を屈服させたいだけなのかもしれない。途中、地下には通行人の姿も見受けられるが見て見ぬふりをして逃げ出してしまう。まさに悪夢のような時間が開始される。「金持ちのメスブタ!」等と罵りながら、苦痛に呻く彼女を犯し続けるテニア。途中、血が出てきたぞとテニアが声を上げ、ようやくその行為が終わったかと思うと今度は「俺の顔を見ろ」とボロボロのアレックスに向かって言い放つ。悪夢はまだ終わっていなかった。レイプの後にアレックスを待っていたのは、壮絶なまでの暴力だった。「くそアマ、アバズレ、メスブタ、売女!顔を潰してやる。その綺麗な顔を!」と罵詈雑言を浴びせながらアレックスの顔を散々に蹴り飛ばし、馬乗りになって拳で殴り始める。更には頭部を掴み、何度も地面に殴りつけ、「もう済んだぜ。ろくでなしのクソアマ」とまるで彼女をゴミでも扱うかのように、唾を吐き捨てて立ち去って行くのだった。
この惨劇が行われる前、マルキュス、ピエール、アレックスは華やかなパーティー会場にて盛り上がっていた。ピエールはアレックスの元恋人という関係で、彼女と別れて以来、女との生活もからっきしのようである。マルキュスは酒の勢いも手伝ってか羽目を外しまくり、アレックス以外の女ともいちゃついたり更にはヤクを決め、ろくでもない振る舞いを見せる。ピエールはアレックスが気の毒だから止せ、と言いまだ彼女に未練でもあるのかマルキュスをアレックスの元へ連れて行こうとする。マルキュスはクスリでラリってしまい、しつこくアレックスに絡み彼女に嫌がられてしまう。呆れたアレックスは彼の態度に怒り、送ると言う彼の言葉を無視し1人で会場を後にしたのだった。
映画『アレックス』の結末・ラスト(ネタバレ)
時間は逆転し、会場へ着く前の3人の姿が映し出される。地下鉄の中では、マルキュスがアレックスとの性行為の話ばかりを繰り返しアレックスは半ばうんざりしていた。そしてそれに食いつくのは、元恋人のピエール。どうもピエールとアレックスの身体の相性は今一つだったようで、ピエールはアレックスの性生活についてやたらに知りたがろうとする。特に、アレックスの性的な事柄や嗜好について元彼氏ながらめっぽう聞きたがろうとしつこく追及するのだから堪らない。地下鉄で移動しながら、何だかんだと下品な話題で盛り上がる3人。アレックスはピエールの下ネタ方面の質問責めにややうんざりとしつつも、マルキュスとは幸せな様子だ。
そして数時間前、ベッドの上で行為を終えたのか裸のまま眠りについているマルキュスとアレックスの元に入るピエールからの留守番電話のメッセージ。「車が壊れたから地下鉄で行こう。30分後くらいに迎えに行くよ」――電話が切れた後まどろみながらアレックスはマルキュスの上で寝転びながら話す。「変な夢を見たの。トンネルにいる夢よ――トンネルは真っ赤なの。やがてトンネルは2つに崩れ落ちる……夢は生理のせいね。遅れてるの」「すごく?」「いいえ、2、3日」。様子を見よう、とマルキュスはアレックスの髪に触れベッドの上で愛を交わす。そうして裸のままキスを交わし、しばし愛し合う2人。「もし私が妊娠していたらどうする」と尋ねる彼女に「最高だな」と笑うマルキュス。酒の買い出しに向かったマルキュスと、シャワーを浴びた後で妊娠検査薬を何気なく使うアレックス。その結果は何と陽性で、幸福感に包まれ心から笑顔を浮かべるアレックス――そしてその結果を、いつ彼に話すべきなのか嬉しそうに微笑むのだった。
エピローグ。この時ばかりは時間いつかが分からないが、無事新たな生命を胎内に宿らせたのであろうアレックスが公園の中ではしゃぎまわる子供達を幸福そうに眺めている。アレックスはレイプされた際に「血が流れた」と言われていたために流産したものだと思われていたのだが、この時間軸から言って再び懐妊できたということなのか。それとも妊娠が発覚する前の映像で、やはり彼女はレイプの末に流産してしまったのだろうか?どちらとも解釈できそうな、救いはあったのか、それともなかったのか、冒頭の肉屋の言う通り「時は全てを破壊」してしまったのか――ベートーベンの交響曲7番が流れる中、画面はアレックスが見上げる眩しいくらいの陽の光に包まれてゆき、やがて激しいノイズが走りスタッフロールも無く、物語は幕を閉じるのだった。
映画『アレックス』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
イタリアの宝石とも呼ばれ、ボンドガールとしても有名な女優モニカ・ベルッチがおよそ9分間に渡り壮絶なレイプをされることが話題になりやすい映画。事実非常に衝撃的な映像で、性的なものより暴力であり、目を背けてしまう。他にもグルグルと回る酔いそうなカメラワーク、不安感を煽る音楽、ここぞとばかりに不愉快なものを見せるノエ監督の、ある種変態的とも言える「悪趣味」が詰まった問題作。女性やグロ耐性のない人は安易に手を出してはいけない危険な作品。(MIHOシネマ編集部)
モニカ・ベルッチが素晴らしい。こんな役をよく、ここまでやり遂げたなという役者魂を感じました。噂に聞いていた、地獄の9分間のレイプシーン。劇場公開時には退席してしまう人もいたほどだそうです。女性も男性も関係なく、かなり辛く感じるシーンでしょう。顔を歪めてしまうほど、見るのが苦痛でした。
カメラワークがかなり独特で、一言で表すとぐるぐるします。三半規管が弱い人は注意してください。ストーリー展開も逆再生なので、頭を使いますが、作品の世界観が一貫していてものすごく面白かったです。(女性 30代)
衝撃的な映画として有名ですが、実際に観ると想像以上に精神的にきつい作品でした。物語が時間を逆行して進む構成が特徴で、最初に暴力的な復讐の場面が描かれ、その理由が徐々に明らかになっていきます。地下道でアレックスが襲われるシーンは非常に長く、観ていて本当に辛かったです。その後に、彼女が恋人たちと過ごす平穏な時間が描かれることで、失われた日常の重みが強く伝わってきます。最後の公園のシーンは穏やかな雰囲気なのに、観客はすでに結末を知っているため、逆に胸が締め付けられました。時間の不可逆性というテーマが強く印象に残る作品です。(30代 男性)
かなり覚悟して観たつもりでしたが、それでも衝撃を受けました。映画は復讐から始まり、時間をさかのぼる形で物語が進みます。最初は怒りと混乱の中で展開していくのですが、地下道の事件の真相が描かれる場面は本当に辛いです。さらにその後、アレックスが恋人と穏やかに過ごしている時間が映し出されることで、すべてが取り返しのつかない悲劇であることが強調されます。観ていて苦しい作品ですが、人間の暴力性や運命の残酷さについて深く考えさせられました。とても重い映画ですが、強烈な印象を残す作品でした。(40代 女性)
映画の構成がとても独特で、最初は状況がよく分からないまま暴力的なシーンが続きます。しかし時間が逆に進むにつれて、なぜ復讐が起きたのかが明らかになっていきます。地下道のシーンは非常に長く、観ていて目を背けたくなるほどでした。その後に描かれるアレックスの幸せそうな姿が、逆に悲しさを強めています。最後の公園の場面は穏やかな日常ですが、観客はすでに悲劇を知っているため、とても切ない気持ちになります。映画としてはかなり過激ですが、時間と運命について強いメッセージを感じる作品でした。(50代 男性)
かなりショッキングな映画ですが、構成がとても印象的でした。時間を逆にたどることで、最初に観た暴力的な復讐がどれほど悲しい出来事から生まれたのかが分かります。特に地下道での出来事は非常に辛く、観ているのが苦しくなりました。その後に描かれるアレックスの日常はとても穏やかで、だからこそ運命の残酷さを強く感じます。最後の公園のシーンは静かなのに、とても重い意味を持っていると感じました。観るのが楽しい映画ではありませんが、忘れられない強烈な作品でした。(30代 女性)
この映画はとにかく観る人を試すような作品だと思いました。最初のクラブのシーンから激しい暴力が描かれ、かなり衝撃的です。しかし時間が逆に進むにつれて、すべての出来事の原因が見えてきます。地下道での事件はとても辛く、観ているのが苦しいほどでした。さらにその後の平穏な日常のシーンが、悲劇をより強く感じさせます。最後の公園の場面は美しいのに、とても残酷な余韻が残ります。エンターテインメントというより、人間の暴力や時間の残酷さを突きつける映画だと思いました。(60代 男性)
かなり過激な内容で、観る人を選ぶ映画だと思います。最初に復讐のシーンが描かれ、その後に時間をさかのぼることで事件の背景が明らかになります。地下道のシーンは本当に衝撃的で、観ていて胸が苦しくなりました。その後に描かれるアレックスの日常は穏やかで、だからこそ悲劇の重さが際立ちます。最後の公園のシーンは美しく静かなのに、運命の残酷さを感じてしまいます。とても重い映画ですが、時間の不可逆性というテーマが強く心に残りました。(40代 女性)
かなり強烈な映画体験でした。最初のシーンでは何が起きているのか分からないまま暴力的な展開が続きますが、時間をさかのぼることですべてがつながっていきます。地下道の出来事は本当に辛く、観ていて目を背けたくなるほどでした。その後の穏やかな日常のシーンが、逆に悲劇を強調しています。特に最後の公園の場面は、とても静かなのに胸が締め付けられるようでした。観ていて楽しい映画ではありませんが、強烈なメッセージを持った作品だと思います。(20代 男性)
衝撃的な内容で有名な作品ですが、構成の巧みさが印象に残りました。時間を逆に進めることで、観客の感情が大きく変わっていきます。最初は復讐の暴力に驚きますが、地下道の事件を知ることで状況の重さが理解できます。その後に描かれる幸せそうな日常のシーンは、観ていてとても切ないです。最後の公園の場面は穏やかですが、これから起きる出来事を知っているため、とても悲しい気持ちになります。とても重い映画ですが、忘れられない作品でした。(20代 女性)
映画『アレックス』を見た人におすすめの映画5選
ファニーゲーム
この映画を一言で表すと?
観客の常識を打ち砕く、残酷で不条理なサスペンス映画。
どんな話?
湖畔の別荘で休暇を過ごしていた一家のもとに、礼儀正しい青年たちが訪ねてきます。しかしその出会いをきっかけに、家族は徐々に逃げ場のない恐怖に追い詰められていきます。青年たちは暴力を楽しむかのようにゲームを提案し、家族の運命は残酷な方向へと進んでいきます。日常が突然崩壊する恐怖を描いた衝撃作です。
ここがおすすめ!
観客の倫理観や映画の常識を揺さぶる挑発的な演出が特徴です。暴力の描き方も非常に独特で、ただのスリラーではなく、観る側に強烈な問いを投げかけます。映画というメディアそのものに対する問題提起も含まれており、衝撃的な映画体験を求める人におすすめです。
セブン
この映画を一言で表すと?
連続殺人事件を追う刑事たちの絶望を描く、重厚なサスペンス。
どんな話?
退職を控えたベテラン刑事と若い刑事は、七つの大罪をテーマにした連続殺人事件を追うことになります。犯人は巧妙な計画で次々と犯行を重ね、二人はその真意を追いながら事件の核心へと近づいていきます。しかし捜査が進むにつれて、想像を超える残酷な真実が明らかになります。
ここがおすすめ!
重苦しい雰囲気と衝撃的な結末が印象的なサスペンス映画です。巧妙に構築されたストーリーと心理的な緊張感が最後まで続きます。ラストシーンは映画史に残る衝撃として知られており、観終わった後も深い余韻が残る作品です。
ミステリー・トレイン
この映画を一言で表すと?
夜の街で交差する人々の運命を描く、独特な空気感のドラマ。
どんな話?
アメリカのメンフィスを舞台に、異なる背景を持つ人々の物語が同じ夜に交差していきます。日本人観光客のカップルやイタリア人女性など、さまざまな人物が同じ街で過ごす時間が描かれます。彼らの物語は一見無関係に見えますが、少しずつつながりながら独特の世界観を作り上げていきます。
ここがおすすめ!
静かな空気感と独特の演出が魅力の作品です。大きな事件が起きるわけではありませんが、人物たちの心情や偶然の出会いが印象的に描かれます。都会の夜の雰囲気や音楽も魅力で、独特の世界観に浸れる映画です。
オールド・ボーイ
この映画を一言で表すと?
復讐に取り憑かれた男の運命を描く、衝撃のサスペンスドラマ。
どんな話?
理由も分からないまま長い年月監禁されていた男が、突然解放されます。彼は自分を閉じ込めた人物の正体と理由を突き止めるため、復讐の旅に出ます。調査を進める中で、彼は想像を超える真実に直面することになります。予測不能な展開が続く衝撃の物語です。
ここがおすすめ!
大胆な演出と予想外のストーリー展開が魅力の作品です。激しいアクションや心理的なサスペンスが絶妙に組み合わさり、最後まで目が離せません。特にラストの展開は衝撃的で、観る者の価値観を揺さぶる映画として高く評価されています。
レクイエム・フォー・ドリーム
この映画を一言で表すと?
欲望と依存が人間を破滅へ導く様子を描いた衝撃のドラマ。
どんな話?
それぞれ夢を抱いていた若者たちは、成功や幸せを求める中で次第に薬物に依存していきます。最初は小さな欲望から始まった行動が、やがて取り返しのつかない破滅へとつながっていきます。登場人物たちの人生が徐々に崩れていく様子が強烈に描かれます。
ここがおすすめ!
圧倒的な映像表現と音楽によって、登場人物の精神状態がリアルに表現されています。観ている側も追い詰められるような演出が続き、強烈な印象を残します。人間の欲望と破滅を描いた作品として非常に評価が高い映画です。



みんなの感想・レビュー
最後のシーン(公園でアレックスが寝転ぶ所)は、作中に話す正夢についてのことではないでしょうか?
↑ベットで目覚めるシーンのアレックスの「赤いトンネルで二つにわかれる」的な発言
つまり、もしあの悲劇(アレックスのレイプ)がなかった時の未来(if)が最後のシーンは描いているのではないでしょうか?
また、この映画で行われる暴力のシーンの幾つかが対になっていると考えることができるのではないでしょうか?
幾つか例を挙げると、
アレックスへのレイプの後の暴力
↑↓
マルキャスへのレイプ未遂の後の暴力
ヌネスを脅すシーン同性間(便宜上ではあるが)への暴力
↑↓
テニアのアレックスを脅すシーン異性間(これも便宜上になるが)への暴力など
私もまだ一度目の視聴であり、まだ物語全体を整理できていない為、今回の記事は非常に参考になりました。