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映画『嵐の中で輝いて』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『嵐の中で輝いて』の概要:ニューヨークに住むユダヤ人女性が、ナチス全盛期のドイツにスパイとして潜入した。観察力にかけては人一倍あり使命に燃えているものの、スパイ技術をなにひとつ持たない彼女に、様々な試練が襲いかかる。

映画『嵐の中で輝いて』の作品情報

嵐の中で輝いて

製作年:1992年
上映時間:132分
ジャンル:ヒューマンドラマ、戦争
監督:デヴィッド・セルツァー
キャスト:マイケル・ダグラス、メラニー・グリフィス、ジョン・ギールグッド、リーアム・ニーソン etc

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映画『嵐の中で輝いて』の登場人物(キャスト)

リンダ・ボス(メラニー・グリフィス)
ユダヤ人とアイルランド人のハーフで、ドイツに親戚が居るが現在はニューヨークに住んでいる。観察力に長けているが、スパイの実践的な技能は持たない。
エド・リーランド(マイケル・ダグラス)
ワシントンの戦略事務局付き陸軍大佐。リンダと恋仲になり、スパイに志願するリンダに反対する。
フランツ・ディートリッヒ(リーアム・ニーソン)
潜入先で首になったリンダを気にかけ、子守りとして雇ったドイツの将校。
マルグリット・フォン・エーベルシュタイン(ジョエリー・リチャードソン)
ドイツでの協力者の女性だが、実はドイツ側のスパイ。心の中ではユダヤ人のことを嫌っている。

映画『嵐の中で輝いて』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『嵐の中で輝いて』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『嵐の中で輝いて』のあらすじ【起】

女性がインタビューを受けている。彼女の名はリンダ。戦争映画から戦争に興味を持ったことを話すと、彼女は続けて身の上話を語り始めた。

リンダはニューヨークの下町で、ユダヤ人のハーフであることを隠して生きていた。ドイツには従兄弟をはじめとする家族がおり、よく彼らを助け出す想像をしていた。

1940年、タイピングが得意だったが専門学校しか出ていないリンダは就職口が見つからずにいたが、ドイツ語が話せることで秘書として雇われる。雇われた先のエドという男は、ルーズベルトの知り合いだの、FBIと交流があるだのと様々な噂を持っていた。

彼のためにタイピングしている文章が暗号文であることに気付いたリンダは、暗号文の問題点まで指摘。さらにエドの素性をスパイだと言い当てる。これをきっかけに惹かれ合い、二人は恋仲に発展していく。

ところが、日本軍による真珠湾攻撃のためにエドは陸軍としてリンダを置いて任務に出てしまう。互いを忘れよう、帰りを待つなと言われるが、リンダは常にエドを思いながら陸軍の情報センターで働き続けていた。

映画『嵐の中で輝いて』のあらすじ【承】

参戦から6ヶ月。春が来てもエドの無事を祈り続けていたリンダだったが、とうとう戻ってきた彼は別の女を連れていた。彼を拒絶するものの、最終的には彼を受け入れて再び彼の秘書となる。

エドのもとに、任務に失敗したスパイが死んだという情報が飛び込んできた。ドイツ軍が自ら目標を探知できるロケット爆弾を開発しているとのことで、それに関する機密書類を入手する必要があった。

リンダは自らが使用人として忍び込むことを提案。ユダヤ人のリンダにとっては大変危険なためにエドは大反対するが、リンダは使命に燃えて辞職までする。とうとう折れたエドは彼女をドイツによこし、成功でも失敗でも2週間で任務を脱せよと指示した。

護身術ひとつ持たない彼女は、小型カメラの使い方だけを教わり伝説のスパイ・サンフラワーと接触。彼は本名をK.フリードリッヒと言い、二つの大戦を経験してきた老人だった。そこに居た協力者の女性・マルグリットと意気投合し、リンダは親友となる。

映画『嵐の中で輝いて』のあらすじ【転】

ターゲットのドレッシャー邸に潜入し、パーティーで料理の腕を披露することでそのまま居着くという作戦を立てたが、料理で失敗を繰り返したリンダはすぐに首になってしまう。首になったばかりの彼女を哀れんで雇ってくれたフランツは、偶然にも第三帝国の重要人物だった。

彼から情報を引き出そうと単身ドイツにとどまることになったリンダだったが、フランツの家のどこを探しても書類のようなものが出てこない。エドが迎えに来るが、リンダはドイツにいる従兄弟たちの情報をやっと得ることができたために、まだ今は帰ることができないと伝えた。しかし、明日の18時までに来なければ、リンダを残して帰ることになるとエドが言う。

動物園に連れて行くという口実でフランツの子供たちを連れ出し、従兄弟を訪ねるが、彼らは既にそこにはいなかった。むせび泣くリンダ。失意のなかで、とうとう重要書類である爆弾の設計図「ペーネミュンデ計画」を発見する。

映画『嵐の中で輝いて』の結末・ラスト(ネタバレ)

フランツと一緒にいるリンダをずっと見ている女がいた。彼女は嬉しそうにリンダに話しかけ、友達の母親だと言う。思わぬハプニングでスパイがバレてしまったリンダはフランツの元から逃走。重要情報をカメラに収めたことを伝えてマルグリットに助けを求めるも、マルグリットはナチスの手先だということが判明するのだった。

リンダ以外のユダヤ人は嫌いだと告げる彼女は、銃を持ち出して逃げるリンダを撃った。近づいてきた彼女ともみ合った末、リンダが銃を奪って発砲。マルグリットを殺してしまう。

警察の突入を逃れて地下に逃げ出し、意識を失っていたリンダをエドとフリードリッヒが脱出させるが、怪我の酷い彼女はスイス国境で意識不明に陥る。エドは銃撃戦のなかリンダを背負い、なんとか国境を越えて倒れ込んだ。

現在、リンダはエドと結婚して息子がいる。インタビュアーの前で家族全員で並び、幸せそうに微笑むのだった。

映画『嵐の中で輝いて』の感想・評価・レビュー

通して恋愛と戦争を描く真面目な作品だが、主人公が素人のためにスパイものとしては爽快感に欠ける出来。機密書類を手に入れるというスパイの任務だけはなんとか果たし、ハッピーエンドにはなっているものの、従兄弟たちやマルグリットなど、失ったものの印象が拭えない。

まずもってどの任務でもほぼ漏れなく失敗してしまうため、見方を変えればコメディにさえ思える。ノンフィクションとしてであれば、彼女の勇気を讃えることもできたかもしれない。(MIHOシネマ編集部)


戦争に邪魔されて自由な恋愛が出来なかった男女のお話。マイケル・ダグラスは若い頃からかっこよかったんですねえ。色気がすごい。メラニー・グリフィスも、この作品のスパイという役にぴったりで、強く美しい女性でした。
恋愛って生きていく上で大事な活力になると思うんです。一方通行でも、好きな人、大事な人がいるだけで仕事を頑張れたり、学校が楽しくなったり。そういう事ってありますよね。そんな人生において大事な要素である恋愛をも、戦争は邪魔するのだと感じます。
フィクションですが、とてもリアリティがあり感動しました。(女性 30代)

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