映画『薔薇色のブー子』の概要:『勇者ヨシヒコ』シリーズを手掛けてきた福田雄一脚本、監督によるHKT48指原莉乃主演のコメディ映画。主人公の「ブー子」は、ネットで知り合った男性とのデートのため、自分を変えようとするが、様々なトラブルに巻き込まれてしまう。
映画『薔薇色のブー子』の作品情報
上映時間:93分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ、青春
監督:福田雄一
キャスト:指原莉乃、ユースケ・サンタマリア、ムロツヨシ、鈴木福 etc
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映画『薔薇色のブー子』の登場人物(キャスト)
- 滝沢幸子(指原莉乃)
- 小さい頃から、何に対してもブーブー文句を言っていたので「ブー子」と呼ばれている。大学に入れば華やかなキャンパスライフが送れると思っていたが、夢破れ、現在引きこもりがちである。
- 滝沢幹男(ユースケ・サンタマリア)
- ブー子の父。エリート商社マンだったが、数年前にリストラされ、それを家族に告げられないままでいる。バイトをいくつも掛け持ちして、家にお金を入れている。
- バスジャック / ビル立てこもりの男(ムロツヨシ)
- 自分が世の中で一番不幸だと思い、ブー子の乗るバスをジャックする。ブー子に撃退されるも、別の場所で今度は人質をとり、立てこもり事件を起こす。
- すずめだ組の若頭(田口トモロヲ)
- ビル立てこもり事件を見事に解決したブー子を見て、危篤状態にある組長の座を継いで欲しいと思い声をかけてくる。そして、ブー子をしつこく追い回す。
- ラーメン屋の主人(山西惇)
- ブー子がたまたま入ったラーメン屋の親父。出すラーメンはインスタント、トッピングされてる卵は痛んでいるという最悪なラーメン屋。実は、行方をくらましていた、すずめだ組の若頭。
映画『薔薇色のブー子』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『薔薇色のブー子』のあらすじ【起】
ブー子こと滝沢幸子は、大学に行けば華やかなキャンパスライフが送れると思っていた。しかし現実には、そんな世界には縁がなく、大学には行かなくなり、家に引きこもり、パソコンの前で漫画を読みふける毎日を過ごしていた。ブー子は、SNSで自称ジョニー・デップ似の「スパロウさん」と知り合い、デートの約束までこぎつける。子どもの頃から文句ばかり言っていたのでブー子と呼ばれるようになった彼女は、これで、漫画みたいな恋をゲットして薔薇色の人生を手に入れたいと、自分を変える決意をする。
デートの約束は22時、それまでにいい女になるためのブー子の1日が始まる。まずは顔のむくみを取るため、朝のランニングに出かける。目の前を何十匹の黒猫が通り過ぎたり、不気味なカップルに遭遇したりする。さらに映画の撮影のエキストラを頼まれ、落とし穴に落ちて、それがドッキリで3万円手にしたりもする。ラッキーと思っていると、ガチのいたずらでベンチにジャージを瞬間接着剤でくっつけられる。朝から余り良いことはなかった。
気を取り直し、買い物へ出るブー子。デパートに向かう途中、普段はそんなことはしないのだが階段で困っているお婆さんを背負ってあげ、ブー子は自分が変わってきていることを感じるのだった。後ろからぶつかってきた人に一瞬イラってするが、自分を変えようとしているブー子は怒りを表に出すことはなかった。デパートへ入ると、くす玉が割れ、10億人目の来店者となり、米俵など色々もらう。その記念品たちを、宅配で送ろうとコンビニに入ると、そこの店員は父だった。エリート商社マンだった父は、実は数年前にリストラにあい、コンビニでバイトしていたのだった。
父に発送を任せ、再びデパートに訪れると、今度は10億500人目の来店者として再び祝われる。ここでは買い物はできないと違うデパートへ行くと1億人目の来店者となり、又祝われてしまうのだった。
映画『薔薇色のブー子』のあらすじ【承】
ブー子は、ようやく新しい服を買い、着替えて、走り出すと朝と同じドッキリにひっかかり、落とし穴に落ちる。昼食を、通りすがりのラーメン屋に済まそうと入るが、出されたのはインスタントラーメンに卵を落としたもので、値段は2000円。さらに、美容院へ行って、お任せすると、とんでもない髪型になってしまい、ブー子の災難は続くのだった。
ブー子は、別の美容院に向かうため歩いていると、先程のラーメン屋で食べた卵があたったのか、お腹が痛くなる。どうにも我慢できなくなり近くの家のトイレを借りるが、そのトイレが詰まり、溢れ出す。水道屋を呼ぶと、何とやってきたのは父、バイトを掛け持ちしているのだった。トイレの修理を終えた父にブー子は、ブーブー言わないようにする、ブー子ではなく幸子になると宣言し、美容院へ向かうのだった。
行く途中、今度は、小学生に虐められている占い師を助ける。占い師は、今夜、地球に巨大な隕石がぶつかると言うが、宇宙工学を専攻しているブー子は、それを論破する。ようやく美容院に着くと、店は移転していて、バスに乗って新店舗に向かう。しかし、バスジャックに遭遇してしまう。ブー子は、そのバスジャック犯をなんとか撃退するが、服はぼろぼろになり、新しい服を買うお金もなかった。ボー然としているブー子は、「おじさんとちょっと一緒にいたらお金あげるよ」と声をかけられ、一緒にボートに乗る。おじさんは、自殺志願者でボートに穴をあけ自殺を計る。カナヅチなブー子だったが、なんとか岸まで辿りつき、ふらふらになりながら歩くのだった。
映画『薔薇色のブー子』のあらすじ【転】
どうも上手くいかないブー子は、半ば今日のデートを諦め、家に電話する。電話に出た母は、「あなたは、変わらなくて良いのよ」と言い、ブー子を怒ることもしない。電話を切るとスパロウさんから今夜楽しみだと言うメッセージが届いているのだった。一度は諦めかけたブー子だったが、もう一踏ん張りすることを誓い歩き出す。しかし、いきなり車にはねられてしまう。車から降りてきた女は300万置いて立ち去るのだった。
ブー子は、その300万持ってデパートへ向かうと、10億5万人目で祝われる。服を買い替え、着替えて歩き始めると、今度は人質立てこもり事件に遭遇する。立てこもり犯は、さっきのバスジャック犯。ブー子は、交換人質になって犯人を説得し、逮捕に貢献するのだった。
その一部始終を見ていたすずめだ組若頭は、ブー子にヤクザの組長になって欲しいと追いかけてくる。そして、スパロウさんはすずめだ組の誰かかもしれないと、ブー子を組屋敷まで連れていく。そしてブー子は、すずめだ組組長として、わしお組との果たし合いに参加することになってしまう。果し合いは15分で、すずめだ組がやられてしまい、ブー子も殺されそうになる。しかし、わしお組のバイトヤクザの一人が父で、ブー子を助けようとするが、その父も銃を突きつけられてしまう。そこに現れたのは、昼間の酷いラーメン屋の親父だった。親父は、実はすずめだ組の若頭だったのだ。そこで果し合いは、手打ちとなり、ブー子は待ち合わせ場所へ向かう。
映画『薔薇色のブー子』の結末・ラスト(ネタバレ)
待ち合わせ場所で、ブー子は母親に捨てられた子どもと出会う。その子の母を探しに川崎の墓地へ向かう。向かうために拾ったタクシーの運転手もまた父だった。ブー子たちは、その子の母を見つける。母は、借金がたまり海外へ売られていくところだった。しかし、占い師の予言通り隕石が落ちてきて、借金取りにあたり、親子は助かるのだった。
ブー子は、約束の時間を大幅に過ぎてしまい、待ち合わせ場所にもうスパロウさんはいないと諦めていた。それでも行ってみたらと父に言われ、向かうことにする。公園で、それらしき人を見つけ、近づくと、また落とし穴に落とされるブー子。穴から這い出て、辺りを見回すが、やはりスパロウさんはいないのだった。そこへ、父がやってくる。「ごめんね、スパロウさんって俺」と父は言う。戸惑うブー子に父は、「今日の幸子は、ブー子じゃなかった」と、さらに「今日、生まれ変わったんだ」と言うのだった。それを聞いて「ありがとうお父さん」と言うブー子。この日を境にブー子は、文句を言わなくなって、彼女の周りでは良いことしか起こらなくなったのだった。
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