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映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の概要:1973年に行われた、男性と女性のテニスプレイヤーの対決を描いた実話。ビリー・ジーン・キングは女性プレイヤーが男性プレイヤーよりも格下に思われていることに不満を感じていた。そんな時、ボビーから男女のテニス対決を持ちかけられる。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の作品情報

バトル・オブ・ザ・セクシーズ

製作年:2017年
上映時間:122分
ジャンル:ヒューマンドラマ、歴史、スポーツ
監督:ヴァレリー・ファリス、ジョナサン・デイトン
キャスト:エマ・ストーン、スティーヴ・カレル、アンドレア・ライズブロー、サラ・シルヴァーマン etc

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映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の登場人物(キャスト)

ビリー・ジーン・キング(エマ・ストーン)
数々の大会で優勝を収めている名テニスプレイヤー。常日頃から、女性よりも男性のほうが高く評価されることに不満を感じており、女性の権利を獲得しようと行動を惜しまない。女性テニス協会(WTA)の設立者でもある。ラリーという夫がいるが、マリリンと出会い、同性愛を自覚するようになる。
ボビー・リッグス(スティーブ・カレル)
元全米覇者のテニスプレイヤー。面白いことが好きな性格で、男性と女性によるテニス対決を思いつく。サービス精神旺盛で、女性に対する差別発言もお構いなし。だが、愛妻家で家族思いの一面も持っている。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のあらすじ【起】

1972年、女子テニスプレイヤーのビリー・ジーン・キングは全米オープンで優勝する。だが、勝利の喜びに浸る中、とんでもない知らせがやってくる。なんと全米テニス協会は男子の優勝賞金を12000ドル、女子を1500ドルにしたというのだ。

ビリー・ジーンは協会の役員であるジャックに抗議しに行くが、女性の試合は面白くなく、客も入らないと取り合ってもらえない。怒ったビリー・ジーンはボイコットを宣言し、次回の大会と同日にトーナメントを開催すると言い放つ。

元全米覇者のボビー・リッグスは、妻のプリシラの父が経営する会社に勤めていたが、退屈な毎日にうんざりしていた。大好きな賭け事もプリシラから禁じられていた。だが、仲間うちでこっそりと賭けテニスに興じたりしていた。

女性プレイヤーも男性と同額の賞金にしろというビリー・ジーンの話題になった時、仲間の一人が、もしボビーとビリー・ジーンが対決するのなら、大金を賭けると言いだす。面白いことが好きなボビーは、その言葉を聞き逃さなかった。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のあらすじ【承】

ヘアサロンに行ったビリー・ジーンは、美容師のマリリンに出会う。ビリー・ジーンにはラリーという夫がいたが、その女性的な魅力にすっかりときめいてしまった。

ビリー・ジーンは女子テニス協会を設立。契約金は一人たったの1ドルだった。そこにジャックが現れる。身勝手な行動が災いし、集まった数人の仲間たちと共に全米テニス協会から追放されてしまった。

落ち込む彼女たちにグラディスが良い知らせを持ってくる。タバコ会社のフィリップモリス社が条件付きで一年間の資金を負担してくれた。賞金も7000ドル出るという。やる気になったビリー・ジーンたちは色鮮やかなテニスウェアに身を包み、PRに勤しんだ。

トーナメントが始まる中、マリリンがサンディエゴにやってくる。喜んだビリー・ジーンは一緒にダンスに行き、その夜、二人は関係を持ってしまう。だが、行為の最中、突然にボビーから電話が入ってくる。彼は、男性対女性でテニス対決をしたいと言いだした。賞金は35000ドルだったが、ビリー・ジーンは興味を示さず断った。

プリシラに内緒で賭け事をしていたことがバレたボビーは、家を追い出されていた。なんとしてもビリー・ジーンと対決して仲直りしたいが、試合をしないことには話にならない。ボビーはビリー・ジーンを引っ張り出すため、まずは彼女のライバルで豪腕のマーガレット・コートと対決することを考える。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のあらすじ【転】

マリリンはビリー・ジーンたちの専属美容師としてL.A.へと同行することになった。だが、何人かの鋭い者たちは、彼女がビリー・ジーンの愛人だということにすぐに気がついた。いけないと分かっていながら、二人は関係を続けていた。しかし、L.A.でラリーと合流した際、あっという間に彼に気づかれてしまう。だが、ラリーは試合に影響するからと、何も言おうとはしなかった。

ボビーはマーガレットに試合を申し込みにやってきた。マリリンのことでナーバスになったビリー・ジーンは案の定、マーガレットに大敗してしまう。女子プレイヤーのナンバー1になったマーガレットは、有頂天でボビーとの試合をOKする。

マーガレットとボビーの試合が始まったが、その結果は散々なものだった。圧倒的な実力差でボビーが勝利。ボビーは賞金を三倍の10万ドルにし、俺を倒せる女子はいないのかと挑発してきた。それを見たビリー・ジーンは、この戦いは避けられないものだと悟る。

何か力になれないかと問いかけるマリリンを部屋に残し、ひとりで考えたビリー・ジーンは、ラリーに電話し、ボビーの試合を受ける決意を告げる。部屋に戻ると、マリリンの姿はもうどこにもなかった。

マーガレットに勝利したボビーはプリシラと仲直りできると思っていた。だが、彼女が欲していたのは落ち着いて頼りになる夫だった。いつまでもやんちゃなボビーには、もうついていけないと別れを告げられてしまう。

ビリー・ジーンとボビーの試合が決定し、マスコミの注目の的になる。プリシラにフラれたことで吹っ切れたボビーは、女性に対して大口をたたき、奇抜なコスチュームでのプレイや、美女をはべらせるなどの派手なPRで、一躍、時の人となる。それを横目に、ビリー・ジーンはストイックに練習を続けていた。

マーガレットに圧勝したことで浮かれたボビーは、ろくに練習もせず、プールでカクテルを楽しみ、サプリメントで調整する有り様。一方、ビリー・ジーンは体調を崩してしまっていた。心配したラリーは、マリリンを呼ぼうかとまで言ってくれた。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

試合当日、ナーバスになるビリー・ジーンの前にマリリンが駆けつけてくる。ヘアカットのおかげで冷静さを取り戻したビリー・ジーンは、ラリーとマリリンに見送られながらコートへと向かった。

ヒューストンのアストロドームは3万人の観客で埋め尽くされていた。そして、運命の試合が始まる。最初こそ余裕を見せていたボビーだったが、ビリー・ジーンの真剣な姿勢に、この試合が本物の真剣勝負だということを感じ取る。ボビーは健闘したが、本気のビリー・ジーンには手も足も出ず、試合はビリー・ジーンの圧勝で幕を閉じた。

試合後、ボビーはビリー・ジーンに、君を見くびっていたと囁き、称賛を送った後、ひっそりとその場を立ち去った。ロッカールームで落ち込んでいると、そこにプリシラがやってきた。彼女を見つけたボビーは思わず笑顔になる。その後、二人は復縁した。

勝利を手にしたビリー・ジーンは、インタビューの前にひとりロッカールームへと向かうと、勝利を噛みしめて泣いた。今回の試合で、世界は大きく変わった。彼女はゲートから喜ぶ仲間たちを眺めたあと、勝者として、再び皆のもとへと歩いて行った。

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の感想・評価・レビュー

性差別を扱う作品は重たくなりがちだが、本作は非常にユーモラスに作られている。しかも、お笑い要素でごまかさずに、しっかりと問題提起もされており、そのメリハリのつけ方は見事だった。こういった作品の場合、男尊女卑、もしくは女尊男卑とはっきりしてしまうものだが、ボビーは平気で差別的発言をするが愛妻家、片やビリー・ジーンは強く権利を主張する裏で不貞を働くという絶妙なバランスが面白い。不貞の相手が女性だという点は、LGBTQが認知され始めた今の時代ならではと言ったところか。(MIHOシネマ編集部)

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