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映画『僕の彼女はサイボーグ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『僕の彼女はサイボーグ』の概要:冴えない大学生・ジローの元に、ある日可愛くて最強の彼女が現れた。それは、未来の自分が作ったサイボーグであり、ジローを守るために設計されていた。韓国のクァク・ジェヨン監督による「彼女シリーズ」の第3弾。

映画『僕の彼女はサイボーグ』の作品情報

僕の彼女はサイボーグ

製作年:2008年
上映時間:120分
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー
監督:クァク・ジェヨン
キャスト:綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、鈴之助 etc

映画『僕の彼女はサイボーグ』の登場人物(キャスト)

ジロー(小出恵介)
誕生日に自分のためにプレゼントを買い、一人でスパゲティを食べることを習慣にしている冴えない大学生。おばあちゃんに育てられた。突然目の前に現れたサイボーグの彼女に恋をする。
彼女(綾瀬はるか)
未来のジローが自分を守るために作ったサイボーグ。力が強く動きが素早い。2008年のジローの前に現れ、ジローだけでなく多くの人々をその人並外れた能力で助ける。

映画『僕の彼女はサイボーグ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『僕の彼女はサイボーグ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『僕の彼女はサイボーグ』のあらすじ【起】

2008年11月22日、冴えない男・ジローは、一年前の出来事を思い返している。

一年前の同じ日、ジローはデパートで自分のために誕生日プレゼントを買っている。女性服売り場では、全身タイツ姿の女が、売り物の服に着替えてそのまま歩き出す。ジローは彼女に見惚れていた。

ジローは、あばあちゃんに「誕生日に麺類を食べると長生きする」と言われたことを信じ、毎年同じ店でスパゲティを食べている。その日も一人でスパゲッティを食べていると、デパートにいた女がやって来た。彼女はジローと同じテーブルに座り、大量の料理を注文した。

少し離れた席では、学生たちが誕生日祝いをしている。彼らは歌を歌って誕生者の顔をケーキに押し付け、シャンパンをかけている。

彼女は注文したもの全てを平らげ、ジローの分の会計もすると言った。しかし、彼女はお金を支払わずに店から出て来た。ジローと彼女は人混みの中を一緒に逃げた。

彼女は去り際、自分がいなくなるまで目をつむってとジローに言った。そして、自分は100年後の未来から来たと言った。

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映画『僕の彼女はサイボーグ』のあらすじ【承】

それから一年後、ジローは再び彼女に会える気がしていた。激しい稲妻と共に、道路の真ん中に彼女が現れた。

ジローはいつもの店でスパゲッティを食べている。店のバーカウンターでは、サラリーマン風の男がウイスキーを飲んでいる。花束とケーキを持ってやって来た彼女は、去年見た学生たちと同じように、顔をケーキに押し付けるなどしてジローの誕生日を祝った。

すると、ウイスキーを飲んでいた男が店内で銃を乱射し始めた。彼女は銃を持った男を窓の外に放り投げた。

彼女はジローの部屋にやって来た。彼女の目から光線が出て、老人のホログラムが現れた。その老人は、65年後のジローであった。本当であれば、あの時ジローは銃で撃たれ、全身不随の大怪我を負ったのだという。偶然ロトくじが大当たりしていたジローは、あの事件から自分を救うため、全財産をかけて彼女を作り上げた。時間が元の次元に戻ろうとしてこれから大きな災難が起きるが、彼女がジローを守ってくれるという。

そこから二人の同居生活が始まった。彼女は、ジローのペットでカメレオンのラウルを鍋にしてしまったが、二人の生活は順調に進んでいった。

映画『僕の彼女はサイボーグ』のあらすじ【転】

ある日彼女は、ジローの故郷へ行こうと言った。ジローの故郷は大地震でなくなってしまったというが、彼女はそれでもジローを連れ出した。

彼女の能力で、昔の街並みが再現されている。ジローはその光景をとても懐かしく思った。家の前にはおばあちゃんが立ち、子供頃のジローの帰りを待っている。ジローは、後々おばあちゃんが実は母親だったと知ったという。

ジローは体調を崩して入院していた。病室のテレビで、刃物を持った男が女子高に立てこもっているという中継が流れている。すると、彼女が女子高に現れ、犯人を窓から投げ落とした。ジローは病室に戻ってきた彼女を抱きしめた。

彼女に恋愛感情を抱き始めたジローは、彼女にキスをした。しかし、彼女は何も感じないという。ジローは、せめて彼女に「心を感じる」と言ってほしかった。

彼女を嫉妬させようと、ジローはクラブへ出かけた。ジローがクラブでナンパした女にキスをしようとすると、女はジローを殴った。その様子を見ていた彼女は、ジローを殴ったという理由で女を投げ飛ばした。帰り道、ジローは彼女にもうついて来るなと言った。そして、後ろ姿を見られたくないから目をつむれと彼女に言った。

映画『僕の彼女はサイボーグ』の結末・ラスト(ネタバレ)

彼女がいなくなり、ジローは寂しく思っていた。ある日、鍋になったはずのラウルが部屋にいた。ジローは辺りを見渡すが、彼女の姿はない。

すると、轟音と共に部屋が揺れ始め、ジローを助けに彼女が現れた。二人は避難しようとしたが、彼女ががれきの下敷きになってしまった。一方、ジローは地割れの間に落ちそうになっている。彼女はジローを助けるために必死にがれきから抜け出そうとし、体がちぎれてしまう。彼女は上半身だけでジローの元へ行き、彼を地上へ引っ張り上げた。彼女は、「あなたの心を感じる」と言い、ジローに早く逃げるよう言った。

ジローはそれから61年かけて、彼女を復元した。

2133年、博物館にいる女子学生が、自分にそっくりなロボットを見つける。それは、ジローの作った彼女であった。彼女にそっくりな女は、そのロボットをオークションで落札した。

彼女の記憶を自分の記憶にした女は、どうしてもジローに会いたくなり、2007年11月22日のジローに会いに行った。

大地震後、がれきの中から彼女を抱き上げ泣いているジローの元に、女は再び現れた。女は、ジローが生きている時間に戻り、彼とそこで生きると決めた。

映画『僕の彼女はサイボーグ』の感想・評価・レビュー

ロボットとは思えないくらいの完成度で、しかも綺麗な容姿がびっくりした。未来の自分が作った物と知ったときや、育ててきてくれたおばあちゃんが本当の母親だったと知ったときなど、ジローの気持ちが分かりやすく出ていた。徐々に彼女へ好意を抱いていくジローの想いや、嫉妬させようとクラブに行く姿も可愛らしくほっこりした。最後の、体がまっぷたつになってしまった彼女を直し、その姿にそっくりな学生が、再びジローに会いに行くシーンが感動した。(女性 20代)


綾瀬はるか主演のラブコメディー映画です。昔あった女性が再び目の前に現れるのですが、実は彼女は未来の自分が送り込んだサイボーグだというお話しです。内容的には絶対にありえないお話ですが、綾瀬はるかの演技には感服させられます。

ラブコメの割にはコメディ要素は少なかった気がしますが、最後は結局は結ばれる事がなかったのが残念です。(女性 30代)


サイボーグの彼女役・綾瀬はるかと、主人公の僕役・小村惠介のSF恋愛映画。僕を守るために未来の自分から送られてきた彼女は、かなりおてんばで。食いしん坊な場面も見られ、本当にロボットなのか疑わしい・・ほど笑いなしでは見られない。それほどコメディ要素が豊富なのである。しかし、しっかり切ないシーンも見せてくるからちゃんと恋愛映画なのだ。そして最後のシーンでまさか2007年に会っていたのはロボットではなかったという衝撃。
甘すぎずさわやかすぎず、それでも恋愛要素をしっかり取り入れているそんな印象。何度でも見返したい作品だった。(女性 20代)


心が暖かくなる素敵な作品である。ストーリーもわかりやすく、テンポも良い。登場人物の心情描写がうまいため、感情移入がしやすい。思わず映画に没入してしまった。考えさせられるような作品ではないため、気軽に観ることができる。
綾瀬はるかの魅力が今作最大の武器かもしれない。元々の可愛さはもちろんのことだが、ロボットを演じてここまで可愛いというのは誰にでも真似できることではない。彼女以外がこの役を演じるというのはあまり想像がつかない。それくらいにハマり役だった。(男性 20代)

みんなの感想・レビュー

  1. 隈さん より:

    こんな人におすすめ→「一味違った恋愛映画が観たい」「理想の彼女が欲しい」

    一目惚れした女性にそっくりなサイボーグが主人公ジローとの日常を繰り広げるドタバタラブストーリー。

    見どころは彼女がサイボーグである為いくら恋愛感情を持っても相手には伝わらないこと…

    見ていてどこかもどかしさで心苦しくなってしまうほど感情移入している自分がいました。

    日常ではありえないサイボーグとの共同生活の中にギャグ要素も含まれている為「コテコテな恋愛映画はちょっと…」と苦手意識を持たれる方は是非1度見ていただきたい作品です。