映画『チャイルド・プレイ2』の概要:凶悪殺人鬼の魂が乗り移った人形が巻き起こす惨劇を描いた『チャイルド・プレイ』シリーズの2作目。孤児になったアンディは、養子として引き取られる。そこに再び復活したチャッキーの脅威が迫る。
映画『チャイルド・プレイ2』の作品情報
上映時間:84分
ジャンル:コメディ、ホラー
監督:ジョン・ラフィア
キャスト:アレックス・ヴィンセント、ジェニー・アガター、ジェリット・グレアム、クリスティーン・エリス etc
映画『チャイルド・プレイ2』の登場人物(キャスト)
- チャッキー(ブラッド・ドゥーリフ)
- 凶悪殺人鬼の魂が乗り移ったグッドガイ人形。生身の体を乗っ取るため、アンディを執拗に追い回す。
- アンディ・バークレー(アレックス・ヴィンセント)
- チャッキーに狙われている少年。前作でチャッキーの追跡から生き延びるが、自分の主張を支持してくれたことにより、母親が精神病院に入院させられてしまい孤児となる。
- カイル(クリスティーン・エリス)
- シンプソン夫婦に引き取られた孤児。夫婦と上手く打ち解けられず、一匹狼のように暮らしていた。自分と同じように身寄りがないアンディとは打ち解けており、チャッキーに狙われているアンディを救おうとする。
- シンプソン夫婦(ジェニー・アガター、ゲリット・グレアム)
- アンディとカイルの養父母。身寄りのない子どもの世話を頻繁に見ている慈善心溢れる夫婦。
映画『チャイルド・プレイ2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『チャイルド・プレイ2』のあらすじ【起】
アンディとグッドガイ人形のニュースが全国で報道されたことにより、グッドガイ人形の製造会社は業績が低迷する。製造会社は問題のグッドガイ人形チャッキーを復元し、人形に異常がないことを証明することで消費者の不安を取り除こうとした。しかし、人形には未だ凶悪殺人鬼の魂が残っており、復元されたチャッキーは再び肉体を蘇らせるべく、アンディを見つけ出そうとする。
一方、グッドガイ人形事件でアンディの主張を支持したことにより、アンディの母親は精神病院に入院させられていた。身寄りのないアンディは施設で暮らしていたが、養子としてシンプソン夫婦のもとに一時的に引き取られる。養父母となったシンプソン夫婦はこれまでも幾度となく身寄りのない子どもたちの面倒見ており、現在夫婦宅には、アンディの他にもカイルという少女が暮らしていた。
用意されたアンディの部屋には、以前夫婦宅で暮らしていた子どもが置いていったグッドガイ人形のトミーがいた。アンディの所在を特定したチャッキーは隙をついてトミーと入れ替わり、アンディに接近する。
映画『チャイルド・プレイ2』のあらすじ【承】
トミーのふりをしてチャッキーはアンディに接近し、肉体を取り戻すためにブードゥー教の呪文を唱えようとする。しかし、間一髪でカイルによって妨害され、チャッキーの肉体の復活は失敗に終わる。チャッキーはアンディを追って、様々なものを破壊する。果てにはアンディの通う学校まで乗り込んで、アンディを取り戻す上で邪魔になるアンディの担任教師までをも殺害する。
アンディを引き取って以来、身の回りで起きる不気味な出来事にシンプソン夫婦は怯えていた。シンプソン夫婦は、アンディを元いた施設に戻すかどうかで意見が割れる。養父はアンディを施設に戻したがったが、養母はアンディを気の毒に思い、庇い続けた。しかし、直後に養父は地下室でアンディが刃物を振り回してチャッキーに応戦している姿を目撃してしまう。目撃されたことに気が付いたチャッキーは養父を殺害する。夫の不可解な死により、恐怖し、心神喪失した養母は、アンディを施設に戻してしまう。
映画『チャイルド・プレイ2』のあらすじ【転】
チャッキーはカイルを襲うことで、家を出たアンディが収容されている施設の場所を突き止める。カイルはチャッキーに脅され、アンディのいる施設へ向かわされるが、なんとかチャッキーから逃げ出し、チャッキーよりも先にアンディのいる施設に辿り着く。しかし、すぐにチャッキーに追いつかれてしまう。そして、またも脅され、アンディのもとへ案内させられ、そのままアンディを奪われてしまう。
チャッキーは肉体を復活させる儀式を邪魔されないために、アンディをグッドガイ人形の製造工場へと連れ出す。チャッキーはアンディを抑えつけてブードゥー教の復活の呪文を唱える。しかし、チャッキーの体には何の変化も起こらない。チャッキーは人形の体に長く憑依していたせいで、魂がすっかり人形の体に定着してしまい、魂を人間の体に移せなくなってしまっていたのである。怒って自暴自棄になったチャッキーは、アンディを殺害しようとするが、そこへカイルが駆け付け、アンディを助け出す。
映画『チャイルド・プレイ2』の結末・ラスト(ネタバレ)
チャッキーに追い回され、アンディとカイルは工場内を逃げ回る。途中、チャッキーは腕を柵に挟まれてしまうが、自ら腕を引き千切る。千切れた腕の代わりに鋭利な工具を装着し、攻撃力の増したチャッキーは、アンディとカイルを追い詰める。
アンディとカイルは、チャッキーを人形の四肢を溶接するための機械の中に入れることに成功する。その結果、チャッキーはいくつもの人形の手足と溶接され、ぐちゃぐちゃの状態で機械から出てくる。チャッキーを撃退できたことにアンディとカイルは喜び、家路につこうとするが、チャッキーはまだ生き延びており、再び二人を襲う。
しかし、アンディとカイルは、蝋溶接の機械を使い、チャッキーに熱々の蝋を浴びせかけることに成功する。どろどろに溶けたチャッキーの生死を確認するべく、カイルが近づいていくと、まだ辛うじて生きていたチャッキーがカイルを襲う。カイルは、チャッキーの口にエアーコンプレッサーのチューブを差し込む。すると、チャッキーはみるみるうちに膨れ上がり、そのまま破裂して木端微塵になってしまう。こうして生き延びたアンディとカイルは工場を出て、帰路に向かうのであった。
映画『チャイルド・プレイ2』の感想・評価・レビュー
人形系ホラー作品の代名詞チャイルドプレイの続編。一作目よりも、傍若無人に暴れ回るチャッキーが一段と恐怖を煽る内容となっている。通常人形を扱うホラーものは、じわじわとした怖さがあるが、とにかく邪魔者は殺してしまうチャッキーの粗暴ででたらめな行動力は、チャイルドプレイならではといった所だろう。そして、後半では人形に魂が定着してしまった事で、人形というより少し生物よりな存在となっており、腕が千切れれば、リアルに血が出たり、爆散するシーンも人形とは思えないエグさとなっている。現代ではこういった描写はなかなか見られないので、この年代ならではの描き方なのだろう。(男性 30代)
前作に比べると衝撃さは欠けるが、派手な演出が多くなりスプラッター映画らしさが出てきた。前作は得体の知れない恐怖感があったが、今回は純粋に怖い。大まかなストーリーはあまり変わらないが、違ったテイストで楽しめる作品。またチャッキーが復活するまでテンポがよく、最後まで飽きずに見ることが出来た。
今作も沢山の人を殺めたチャッキーの最期はとても派手だった。前作で散々チャッキーに驚かされた人ほど見てほしい。きっとスカッとするだろう。(女性 20代)
殺しをすると言っても人形だろうと甘く見ていてかなり衝撃を受けた前作。チャッキーから逃げ切ったアンディでしたが、今作でもまた標的になってしまいます。
前作よりもスプラッター的な要素が強まっていてチャッキーの残虐っぷりも増していたように思います。個人的に、前作は驚かされるシーンが多かったので今作もハラハラしながら鑑賞しましたがあまり心臓に悪いシーンはなかったので、少し落ち着いて見られました。
3でもアンディは標的になってしまうのか、期待して鑑賞したいと思います。(女性 30代)
関連作品
次作 チャイルド・プレイ3
前作 チャイルド・プレイ
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