映画『チワワちゃん』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『チワワちゃん』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『チワワちゃん』の概要:ひょんなことから知り合ったチワワちゃんと名乗る少女。彼女と共に600万円という大金を盗んだミキたちは、それを使って豪遊の限りを尽くす。やがて、チワワはモデルとして有名になる。チワワは順風満帆な人生を送っているように見えたが……。

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映画『チワワちゃん』の作品情報

チワワちゃん

製作年:2019年
上映時間:104分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:二宮健
キャスト:門脇麦、成田凌、寛一郎、玉城ティナ etc

映画『チワワちゃん』の登場人物(キャスト)

ミキ(門脇麦)
チワワの友人。写真系SNSで自分の写真をアップするのが趣味。実家は美容院。
チワワ / 千脇良子(吉田志織)
ヨシダの彼女として現れた少女。政治家への賄賂を横取りし、その金で豪遊する。SNSで有名になりモデルになった。写真家のサカタと恋仲になるがすぐに破綻。その後、紆余曲折あるが、最終的に東京湾でバラバラ死体となって発見される。
ヨシダ(成田凌)
ナガイの元に集まった一人。チワワを連れてきた人物。独特な色気を纏っており、女を落とすのが上手い。口説き文句は“お前だけ、なんか違う”。
カツオ(寛一郎)
ミキたちの仲間の一人。チワワが住むところが無くなった時、少しの間、泊めたことがある。
ナガイ(村上虹郎)
映画監督を目指す青年。チワワに恋心を抱いており、彼女用に脚本まで書いたが亡くなったことで実現はしなかった。
サカタ(浅野忠信)
有名カメラマン。モデルに暴言を吐くことで有名だが、仕上がる写真は素晴らしいものばかり。
鈴木裕子(栗山千明)
チワワの事件の詳細を知ろうとする記者。

映画『チワワちゃん』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『チワワちゃん』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『チワワちゃん』のあらすじ【起】

東京湾で一人の女性のバラバラ死体が発見された。腐乱が進んでいたがDNA鑑定の結果、その死体は千脇良子という女性だと判明する。事件を知ったミキは、その千脇良子が自分の友達のチワワちゃんのことだとは全く気がつかなかった。

チワワとはクラブで出会った。映画監督を目指すナガイの元に若者たちが集まり、いつしかつるんで遊ぶようになっていたが、その中のヨシダという男が新しい恋人として連れてきたのがチワワだった。

若さゆえにやりたことはたくさんあったが彼らには金が無かった。そんな時、常連にしているバーのマスター・シマから、ビップ席の男たちがバッグの中に600万円持っていると耳打ちされる。政治家に届ける賄賂らしい。

横取りしようという考えが頭をよぎるが、誰も行動には起こさない。しかし、チワワは別だった。彼女は男たちを油断させるとバッグを持って走って逃げた。皆は次々にバッグをリレーし、東京の夜の町を逃げ回る。ミキはチワワと一緒に逃げ切ったことで不思議な友情が芽生え始める。

翌朝、金を持っていた男たちが逮捕されたというニュースが流れる。チワワたちは600万円が自分たちのものになったと大喜び。海外旅行をしようと考えたがチワワがパスポートを持っておらず、仕方なく国内のリゾート地へ。

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映画『チワワちゃん』のあらすじ【承】

チワワたちは豪遊の限りを尽くし、600万円をわずか3日で使い切ってしまう。ヨシダは傲慢な男だったが、チワワの影響か少しずつ性格が変わっていった。しかし、それは彼が苛立ちを募らせているに過ぎなかった。チワワはヨシダがパーティに群がってきた見知らぬ女とキスしている姿を目撃し動揺。腹いせに別の男に強引にキスを迫る。

夢のようだった時間が過ぎ去り、ミキたちは以前と同じ世界に戻ってきた。ミキはナガイの仕事場を利用して写真を撮ってもらっていた。その写真をSNSに上げており、フォロワーも5000人を超えていた。チワワも仲間のキキから勧められSNSを始めることに。

チワワは有名なモデルからフォローされたことで有名になり、フォロワーはうなぎ上り。モデルとして契約も交わし一躍有名人の仲間入りをした。

その後、ミキたちはあまり集まらなくなり、少しずつ疎遠になっていった。そんな時、チワワの遺体が発見されたのだ。マスコミはチワワの事件を大々的に取り上げたが、そこで報道されたのは良いことばかりではなく、むしろ批判的なことが多かった。

記者の鈴木裕子から取材の依頼を受けたミキは、今までの出来事とチワワの印象を語ったが、自分がチワワについて知っていることが少ないことに気がつき、かつて遊んだ仲間たちにチワワの話を聞いて回ることにした。

映画『チワワちゃん』のあらすじ【転】

カツオの話ではチワワは料理が上手でヨシダと似合いのカップルだったという。だが、チワワに別に好きな男ができてヨシダは捨てられたのだそうだ。しかし、ミキはチワワからはヨシダが他に女を作ったのだと聞かされていた。マスターのシマは、チワワがヨシダから暴力を受けていたと言う。

ナガイが言うには、チワワがおかしくなったのは有名写真家のサカタのせいだという。モデルとしてナガイの働くスタジオに来た際、サカタに写真を撮られたチワワ。撮影中にきつい言葉を浴びせられ泣き出すが、撮影後に心配になったナガイが楽屋を訪れると二人はキスをしていた。その後、チワワはヨシダの元を離れ、サカタと付き合うようになったという。

だが、サカタとはすぐに別れることになった。その後、チワワには放浪の半年が訪れる。彼女は住む家が無くなり、友人たちの家を渡り歩いた時期があったという。ミキの家にも二週間ほど転がり込み、実家の美容院を手伝ったりした。

クラブで知り合ったハラダの家にも2~3ヵ月ほど転がり込み、毎日のように性行為に耽ったという。しかし、次第に飽き始めていつの間にかチワワはいなくなっていた。

その後、チワワは長濱ゆずきという名でAV女優になっているところを仲間が発見。チワワは女優達が共同で暮らす豪華な部屋に住んでいたが、共同生活が嫌になり、自分の所にやってきたとカツオは語った。しばらくして、プイといなくなったチワワ。カツオは六本木のクラブでチワワを見かけたが、一緒にいた男たちはどう見ても危ない空気を漂わせていた。

映画『チワワちゃん』の結末・ラスト(ネタバレ)

ユミはチワワがカツオとお金で揉めていたと言い、当時、ユミと付き合っていたアキラはユミに近づくなとチワワを脅した。それ以降、ユミにチワワからの連絡は無いそうだ。他にも、チワワはあまり親しくもないサヨコにも金を貸してくれと言っていたという。怒ったサヨコはチワワに掴みかかったが、その時、チワワがとても力が弱かったと説明された。

そんな時、シンガポールで大規模テロが発生する。今まで何度も連絡していたが、音沙汰が無かったヨシダから着信が来る。ミキがヨシダに会いに行くと、彼はすっかり別人のようになっていた。金髪だった髪を黒く染め、就職活動に勤しんでいたのだ。

ヨシダはチワワに対して何も思っておらず、興味なさそうな反応しかしなかった。誘うようなヨシダの視線と発言にミキはその場を去ろうとするが、ヨシダは強引にミキを抱こうとしてきた。しかし、上手くできなかったヨシダは、やがてその場にへたり込んでしまった。

世界は目まぐるしい勢いで回り、テロや暴動など悲しいニュースが飛び交っていた。そんな中では、チワワの事件はあっという間に風化し、皆、彼女の存在を忘れていった。結局、犯人も未だに捕まっていない。

チワワにお別れをしようと思い立った者たちが東京湾の埠頭に集まった。皆、海に花束を投げ、チワワを思って涙を流した。その中にはクマちゃんと呼ばれる少女もいた。彼女は事件のニ、三日前にチワワと遭遇していた。新しい彼氏のために料理するのが楽しいと言っていたそうだ。

集まった皆はそれぞれチワワに向けて動画を残した。去り際、車の窓の外を眺めていたミキの目に、チワワの思い出が駆け抜けていった。

映画『チワワちゃん』の感想・評価・レビュー

こういった青春群像劇は時代時代で定期的に作られるものだが、これが“今”の青春表現なのだと思わされる作品。若手キャストはそれぞれ見事な演技を披露したが、浅野忠信が年齢とキャリアから生み出される圧倒的な存在感を示す。『時計じかけのオレンジ』のオマージュもあり、二宮健監督の映画好きがよく伝わる。作中の言葉を引用すれば、まさに若さはゴールドラッシュ、駆け抜けた者勝ちなのだ。そして、若さと死は切っても切れないものなのだと改めて痛感した。(MIHOシネマ編集部)


内容が詰まった作品が好きな方には苦手にされそうなメッセージ性を持った作品。時間に対して得られるものは少ないというか、展開も単純で流れが遅い感じがあった。若い人にはぜひ観ていただきたいが、なんとなく嫌がられそうな雰囲気がある。実際観ても嫌だと感じる人は多いかもしれないが、感情豊かだったり、シンクロするような出来事があった人には響くだろう。残念ながらわたしは2回目観る気にはなれない。今考えても、どこかしらに靄がかかったような感覚になる。(女性 20代)


これが若者で、これが今なのかもしれないと若さ故の過ちや、過剰な自信など冷静に見ていると恐ろしくなってしまうようなストーリーでした。
私は平凡で平穏な人生を歩んでいきたいので、若い頃に調子に乗って危険なことをしたりはしませんでした。周りにそういうことをする友人は多くいましたが、羨ましいとも思いませんでした。
今作に登場するキャラクターは誰もが他人と繋がっていたかったり、認めてもらいたかったりと承認欲求の塊でした。それが今の若者の当たり前なのかなとも思いましたが、死んでも気づいてもらえないほど浅い付き合いになんの意味があるのだろうと考えてしまいました。(女性 30代)

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