映画『ショコラ(2000)』あらすじネタバレ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『ショコラ(2000)』あらすじネタバレ結末と感想

映画『ショコラ(2000)』の概要:ジュリエット・ビノシュ主演のショコラと人を繋ぐファンタジー。共演はジョニー・デップ、ジュディ・デンチ、アルフレッド・モリーナ。「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレム監督の2000年米国映画。

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映画『ショコラ』 作品情報

ショコラ

  • 製作年:2000年
  • 上映時間:121分
  • ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
  • 監督:ラッセ・ハルストレム
  • キャスト:ジュリエット・ビノシュ、ヴィクトワール・ティヴィソル、ジョニー・デップ、アルフレッド・モリナ etc

映画『ショコラ』 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

映画『ショコラ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『ショコラ(2000)』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ショコラ』 あらすじ【起・承】

1959年、フランスの小さな村ランスケ。ある北風が吹く冬の日、シングルマザーのヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と娘アヌークが村にやってきた。ヴィアンヌは、ショコラ専門店マヤを開店するが、カトリックの聖なる断食の季節にショコラなんてと変わり者だと思われてしまう。

この村は、カトリックを信仰し、封建的な考えが根付いていた。敬虔なクリスチャンである、村の指導者・レノ伯爵(アルフレッド・モリーナ)は、ヴィアンヌを無神論者として差別し、村人には関わらないよう言うのだった。

ヴィアンヌの店には、色とりどりのショコラが並び、美味しそうな匂いに満ちていた。2000年前のレシピで作ったホットチョコレートもおすすめだ。ヴィアンヌが客の好みにあったショコラを選び渡すと、次第に村人の心にも変化が現れ始めます。

ある日、夫の暴力に悩むジョセフィーヌが店にやってきた。しかし、ショコラを忘れて帰ってしまう。次に訪れたのは、ヨークシャテリアを連れた老人ギョーム・ブルロ。アデル夫人に片思いしているが、言い出せない。

ヴィアンヌはそんなブルロに、ショコラを贈ることを提案した。店の常連客になったのは、気難しいが温かいアルマンド(ジュディ・デンチ)。娘と仲が悪く、孫リュックと会えないことに寂しさを感じていた。

ホットチョコレートにチリペッパーを入れて出すと、アルマンドは夢中になって飲んだ。一方、ヴィアンヌの娘アヌークは学校でいじめられてしまう。彼女の空想の友達パントゥールをバカにされたのだ。また彼女は度々、ヴィアンヌのおじいさんの昔話を聞かせてほしいとせがむ。

ヴィアンヌの父と母の話は、ショコラと放浪の物語だった。ヴィアンヌの作るショコラはマヤ時代に起源があるのだ。

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映画『ショコラ』 結末・ラスト(ネタバレ)

ヴィアンヌの店には活気があったが、レノ伯爵によってよからぬ事を吹聴されてしまう。怒ったヴィアンヌは直談判するが、イースターまでに店をたたむだろうと言われてしまう。店にジョセフィーヌがやってきて、悩みを打ち明けます。”夫と別れる勇気がないの・・”と。

ジョセフィーヌは、ヴィアンヌのショコラを気に入り、元気を取り戻す。一方、アルマンドは孫リュックと店で再会した。孫リュックは絵が上手。今度、アルマンドの絵を描く約束をして帰ります。

ある夜、夫の暴力に耐えかねたジョセフィーヌが家出してきた。ヴィアンヌは店で保護し、レノ伯爵に夫の暴力について相談。宗教の力で、セルジュを改心させようとするがなかなかうまくゆかない。

こうして、ヴィアンヌの店は村人に受け入れられ、繁盛していた。ある日の午後、村の河に流れ着いたジプシーの家族と出会う。村では、ジプシーを差別し関わらないようにする運動があったが、ヴィアンヌだけは関わってゆく。

娘と共に、ジプシーの青年ルー(ジョニー・デップ)に会い、彼のギターを聞きながら、楽しい時を過ごす。ルーが好みそうなショコラをヴィアンヌは渡すが、美味しいけど好むショコラではないと言われてしまう。

ある晩、店にジョセフィーヌの夫セルジュがやってきて、店を滅茶苦茶にしてしまう。フライパンで彼を撃退するジョセフィーヌ。夫からの独立を誓う。ヴィアンヌは娘が村人から、悪魔と言われ悩んでいる事を知り、パーティを計画した。

屋外でのパーティには、ジプシーの青年ルーも招かれた。ショコラ尽くしのメニューをアルマンドらと楽しんだヴィアンヌは、デザートをルーの船で食べる事を提案した。パーティの日、リュックはアルマンドに絵をプレゼント。”若く描けたね!”とアルマンドは喜ぶ。

しかし、黙ってパーティに出席した事がリュックの母にばれてしまう。またジョセフィーヌの夫が、パーティの事をレノ伯爵に密告。パーティが終わった後、ルーの船に火が放たれてしまう。

ルーと結ばれたジョセフィーヌだったが、船を燃やされ、娘アヌークを必死で探した。アヌークもジョセフィーヌも無事だった。しかし、糖尿病を患っていたアルマンドは自宅で静かに亡くなった。

アルマンドの葬式が行われ、ヴィアンヌも参加したが心ない言葉を投げかけられてしまう。アルマンドの死に責任を感じたヴィアンヌは娘を連れて村を去ろうとするが、村人が自分達親子を受け入れてくれた事を知りとどまります。ルーは、扉を直す事を約束して新しい土地へ。

イースター当日。若い司祭は、自分の言葉で語り始めた。”神の神性よりも人間性を語りましょう。否定するのではなく、何を受け入れるかが重要ではないか”と説いた。村人は感動した。

再び、北風が吹いたがヴィアンヌは娘と共にこの地で暮らし続けた。

映画『ショコラ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ショコラ(2000)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

心を溶かすようなショコラ・ファンタジー

もし、美味しい映画が観たいと思ったら、「ショコラ」がいい。マヤ時代からの伝統のショコラを瞳で味わえるだろう。古い村の因習を変え、新しい風を吹き込んだ親子とジプシーの青年ルーが織り成す愛の物語です。

カトリックの教えを守るのはいいが、極端にいきすぎると隣人やジプシーへの差別につながってしまう。小さな村での住民との軋轢をヴィアンヌのショコラが変えてゆく過程がとても素敵。

特にアルマンドを演じる、ジュディ・デンチ。気の強いおばあさんだが、ホットチョコレートを飲みながらヴィアンヌの心を温めてくれます。娘との対立や孫に会えない寂しさ。彼女が演じると、内面性がリアルに浮かび上がってくるからスゴイ。

ジュディ・デンチの存在感&演技力に最後まで圧倒されますよ。暴力をやめられない夫から逃げてきたジョセフィーヌもいい。離婚したいのにカトリックの戒律が邪魔しているのが切ない。

また最大の見どころは、ジプシーの青年ルーを演じる、ジョニー・デップ。これまでたくさんのジョニー・デップ主演作を観てきたが、この映画の彼のカッコよさには胸がキュンとなってしまう。

ギターを弾く彼の演技に注目して欲しい。ショコラだけでなく、ギターの音色にも癒されます!

北欧映画への扉~ラッセ・ハルストレム監督作品の魅力

北欧映画と聞くと、日本人にはあまり馴染みがないように思いますが、実はヒットする映画にたくさん北欧出身映画人がいます。「ショコラ」のラッセ・ハルストレム監督作品の魅力をみてゆこう。

ラッセ・ハルストレム監督は、スウェーデン・ストックホルム出身の59才。「ショコラ」のほか、レオナルド・デカプリオ主演の「ギルバート・グレイプ」(93)や「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」(85)など多くの名作を生み出しています。

魅力は、犬を主役にした物語やファンタジーが多く、役者の使い方が上手いところ。彼の魔法にかかると、犬でさえ生き生きとした演技を魅せ、じんわりと温かい気持ちになれるのです!

特に大ヒットした「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」の子供たちの演技は素人を使っているとは思えないくらい、感動します。ハリウッドへ活動の拠点を移したきっかけになったともいわれる作品です。

ハリウッド映画にはない、素朴さや風土の厳しさが織り込まれた北欧映画をぜひ、ご覧下さい。

ラッセ・ハルストレム監督の最新作は、2017年に公開予定の「A DOGS PURPOSE」(原題)です。お楽しみに!


不思議な世界に連れていってくれる絵本のようなお話。
規律に縛られて窮屈に暮らす人たちの心が、チョコによって溶かされていきます。悩める人たちが集まってきて、チョコレートのお店というよりはカウンセリングルームみたいでした。友人の女性に片想いしている、犬を連れたおじいさんが可愛かったです。

後半になってやっと登場するジョニー・デップがとにかくカッコいい。彼の出演する作品はたくさん観てきましたが、今回は特にクールでセクシーでした。ジョニー・デップ好きの人にはぜひ観て欲しいです。(女性 40代)


若干暗めのテイストの作品です。ジプシー役で出演しているジョニー・デップはセリフがそこまで多くないにも関わらず存在感がすごいです。暗めで田舎の古い慣習の世界から一際浮いた存在はチョコレートショップと主役の親子であるはずですが、ジョニー・デップの存在感が一際浮いています。
最初と最後でガラリと変化する街の人々の様子、風景、そして服装など1つ1つが非常にお洒落で上品に描かれています。少し値段の張るチョコレートを買いたくなる作品です。(女性 30代)


チョコレート屋さんで働いていたほどチョコレートが大好きな私。この作品は何度見たか分かりません。ヴィアンヌとルーの愛の物語はもちろん素敵だし、最初は否定的だった村人たちが少しずつ受け入れてくれる様子も心が温かくなります。
しかし、私が何よりも好きなのはヴィアンヌがショコラを作るシーンです。チョコレート作りの奥深さや難しさを知っている身としては、彼女の可憐な手さばきや美しく仕上がったショコラたちに感動せずにはいられません。
ちょっぴり高級なチョコレートと、温かい飲み物を用意してゆったりとした気持ちで見て欲しい作品です。(女性 30代)


とてもチャーミングなお話。舞台となる村や店の雰囲気、登場するチョコレートの数々までしっかりと作り上げられた世界観に没入してしまう。主人公もそれを受け入れる側もどちらも程よく未熟なところも良い。それぞれ少しずつ筋が通っていて、少しずつ意固地だったりするところに人としての魅力がある。大きな事件が起こるわけではないが(そうでもないか?)少しずつ登場人物間の気持ちが通じていく様が心地良い。最後にレノ伯爵がヴィアンヌに見せる表情が最高だ。(男性 40代)

映画『ショコラ』 まとめ

今から16年前に製作されたラッセ・ハルストレム監督の「ショコラ」。何度観ても、味わい深い作品です。古い村ではカトリックの厳格な教えに守られていましたが、ヴィアンヌやルーといったよそ者を排除する動きや差別がありました。

そんな悪しき因習を一粒のショコラが変えてゆくのです!劇中に描かれる、ホットチョコレートやチリ産のショコラへの甘い誘惑が止まりませんでした。ショコラには、催淫効果もあるとか。恋に効きそうですね。

ショコラも食べたいのですが、アルマンドを演じたジュディ・デンチに心を持っていかれました。気難しいけど、しっかり者のおばあちゃん。彼女がいなかったら、ヴィアンヌはくじけていたかもしれません。

アルマンドと孫リュックの再会シーンに泣けます。家族の絆や信仰とは何かということをこの映画から、考えてみてはどうでしょうか。

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