「クレールの膝」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

クレールの膝の概要:エリック・ロメール監督の「六つの教訓物語」の第五話。結婚を控えた男が、若い姉妹とのひと夏の交流の中で、ある実験的な試みに興じる。爽やかな夏のバカンスの陰で、男のエロティックな思惑が印象的に描かれる。

クレールの膝の作品情報

クレールの膝

製作年:1970年
上映時間:105分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:エリック・ロメール
キャスト:ジャン=クロード・ブリアリ、オーロラ・コルシュ、ベアトリス・ロマン、ローラン・ド・モナガン etc

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クレールの膝の登場人物(キャスト)

ジェローム(ジャン・クロード・ブリアリ)
少年時代を過ごした別荘を売るため、アヌシー湖畔にやってくる。結婚を控えているが、ローラ・クレール姉妹とひと夏の交流を楽しむ。
オーロラ(オーロラ・コルニュ)
女流作家。アヌシーには小説を書くために訪れる。次の小説の着想をジェロームから得ようとし、彼に「実験」を持ちかける。婚約していることをジェロームに隠している。
ローラ(ペアトリス・ロマン)
母とアヌシーにバカンスに来る。年の離れたジェロームに好意を持ち、独自の恋愛観を語って聞かせる。
ヴォルテール(ミシェル・モンテル)
ローラの母。再婚を控えている。ローラとはよく口論になるが、最後は仲良くアヌシーを去る。
クレール(ローランス・ドゥ・モナガン)
ローラの姉。ローラとは血が繋がっていないが、懐かれている。彼氏のジルが浮気していたことをジェロームから告げられる。
ジル(ジュラール・ファルコネッティ)
クレールの恋人。男らしく魅力的だが、横柄な態度も目につく。クレールに嘘をついて出かけ、別の女の子とキスをする。
ヴァンサン(ファブリス・ルキーニ)
ローラの男友達。ジェロームに問い詰められるが、ローラに友情以上の思いはないと言い張る。

クレールの膝のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『クレールの膝』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

クレールの膝のあらすじ【起】

ボートに乗って湖畔に向かうジェロームを、橋の上から呼ぶ声がする。友人で小説家のオーロラだ。二人は再会を喜び、近況を報告しながら別荘地へと向かう。彼らを出迎えたのは、ジェロームの昔馴染みであるヴォルテールだ。彼女は娘のローラを紹介する。ローラは明るく話し始め、もうすぐバカンスが始まることより、先生にいたずらをする企みの方が楽しみであると言って、母に呆れられる。

ジェロームとオーロラは歩きながら、以前とは変わった互いの価値観について聞かせ合う。婚約者とは別離を繰り返しながらも、六年間連れ添ったことで、結婚に前向きになったというジェローム。一方のオーロラは、一人暮らしの快適さに満足しているようだ。ところで、ローラはジェロームに気があるのだと言い出す。ある小説の結末に悩んでいるらしいオーロラは、実験としてジェロームがローラに近づくよう仕向ける。

オーロラは、ヴォルテールが仕事で忙しいため、その娘たちは遊びまわっているのだとジェロームに教える。ローラと血の繋がっていない姉・クレールについても、写真を見せる。

クレールの膝のあらすじ【承】

バカンスが始まり、ローラは海辺に寝そべっていた。ジェロームが来ると、家族の関係や今の気持ちなどを赤裸々に喋る。遅れてバカンスに来るクレールが待ち遠しいようだ。ジェロームはローラと別れたあと、実験用のモルモットにされている気分だとオーロラに不満を漏らす。

ヴォルテールと口論になり、ローラは拗ねたように海の方へ走っていく。オーロラに促されたジェロームは、ローラの後を追い、慰める。ローラは今回の滞在について、景色が美しすぎるから窮屈に感じるのだと言う。意外な考えに、ジェロームは驚きながらも関心を持つ。

一人で日向ぼっこをしていたローラを、ジェロームは家に招待する。美人な婚約者の写真を見せながらも、大事なのは人の中身であり、彼女といると心地よいのだと話す。だがローラは、それを友情だと指摘し、より情熱的な恋愛への願望を語る。

ヴォルテールとその再婚相手、ローラ、ジェロームの四人で食事をする。早速、ローラはジェロームと出かける約束を取り付ける。呆れた顔のヴォルテール。

翌日、ジェロームとローラは丘に来ていた。手を取って、恋人のように寄り添い合う。ローラは、婚約者と自分を比べた評価を求めるが、ジェロームは意味のないことだと受け流す。甘い雰囲気でキスをするが、ローラは突然拒絶すると、ジェロームの本心を探ろうとする。その後も、同い年の男子よりも父親くらい年上の方が自分に合っているのだと、ジェロームを口説く。

クレールの膝のあらすじ【転】

ある日、ジェロームがボートでやってくると、いつもの海岸に見知らぬ女の子がいた。クレールだ。二人は軽く世間話をし、別れたところで、彼女の恋人・ジルが姿を見せる。抱きついて熱いキスを交わすカップルを、ジェロームは遠くから見かける。

ローラの男友達・ヴァンサンもやってきて、別荘地は賑やかになった。ジェロームは、ローラに対し心が動かなかったことをオーロラに報告する。実験のおかげで、婚約者への変わらぬ思いを確信したようだ。

クレールとジルは、梯子に登ってさくらんぼを採っていた。一粒食べるとキスをし、睦まじく微笑み合う。ジェロームはジルに勧められ、クレールからさくらんぼを分けてもらう。そのとき、顔の高さにある彼女の膝に目を止める。そんなジェロームに、冷ややかな目で籠を渡すローラ。

ジェロームはオーロラに、新しい実験を始めると宣告する。相手はクレールだ。彼女の完璧なスタイルの中でも、特に膝に触れてみたいと話す。

クレールとジルは、ジェロームの船に乗って湖畔を巡っていた。ところが、川岸に近づきすぎたため、目ざとい管理人に注意される。ジルは従わず、悪態をついたため、怒った管理人はジェロームのところまで忠告しにいく。クレールを連れて帰ってきたジルは、相変わらず反省の態度を見せない。横柄なジルに、もうボートは貸さないとジェロームは言い放つ。そこへ、話を聞きつけたローラが首をつっこむと、ジルの加勢をする。

ローラがアヌシーを発つ日が来る。ジェロームは別れを惜しむが、ローラはいたずらっ子の目で、彼は自分を避けていたと言い当てる。ジェロームはクレールの話を始め、ジルとの交際に反対だと切り出すが、ローラは愛しているのだから止めようがないと言いのける。ローラとヴォルテールは一同に見送られ、アヌシーを去ってゆく。

クレールの膝の結末・ラスト(ネタバレ)

クレールが出かけたいと言うので、ボートを出すジェローム。途中雨が降り出し、近くの小屋に避難する。そこでジェロームは、ジルとの交際をやんわりと否定する。クレールは強い語気で言い返し、口論になったため、ジェロームはジルが浮気している事実を告げた。先ほど、ジルが他の女の子とキスしていたのを見たのだ。ショックを受けたクレールは泣き出してしまう。その様子に、手を伸ばしたジェロームは、彼女の膝にそっと触れる。クレールは驚いて顔を上げたが、彼の優しい愛撫を慰めと思い、受け入れるのだった。

実験が成功したことを、鼻高々とオーロラに報告するジェローム。オーロラは、そこに不健全さがないと嘆くが、ジェロームはすっかり満足した様子だ。オーロラのおかげで幸せな瞬間を体験できたと、感謝すらしていた。

オーロラに見送られ、ジェロームがアヌシーを発つ。オーロラは別れ際に、自分にも婚約者がいたことを打ち明ける。ジェロームは、最後にクレールと会うことはなかった。

ジルが別荘にやってくる。起きがけのクレールは、彼の話を嘘だと知りながらも肩を寄せ、耳を傾ける。ジルの甘いささやきに、彼女はそっと体を預ける。

クレールの膝の感想・評価・レビュー

『海辺のポーリーヌ』に続き、ロメール作品は二本目の鑑賞となる。ロメールをこよなく愛する我が友人が、彼の作品を「雰囲気映画」と呼称するのがよく分かった。巷では「バカンス映画」とも言われ、それらの評価は極めて高い。

当の私はと言うと、その魅力を全く見出せないでいる。今作の名シーンと言えよう膝の愛撫に至っては、おぞましさすら感じた。いったいどこのばかな女が、そんな変態プレイを慰めと勘違いするというのだ。とんだ偏見である。

ともあれ、時間はたゆたうように優雅で、まさにバカンスの心地を味わえる。幼いローラのように、あなたの心も雄弁に語り出すだろう。(MIHOシネマ編集部)