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映画『名探偵コナン から紅の恋歌』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『名探偵コナン から紅の恋歌』の概要:大人気ミステリー漫画『名探偵コナン』の劇場版。21作目にあたる今作では、百人一首をテーマに連続殺人が勃発する。大人気キャラクター、服部平次と遠山和葉も登場。果たして二人の恋の行方は?

映画『名探偵コナン から紅の恋歌』の作品情報

名探偵コナン から紅の恋歌

製作年:2017年
上映時間:112分
ジャンル:アニメ、サスペンス
監督:静野孔文
キャスト:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、堀川りょう etc

映画『名探偵コナン から紅の恋歌』の登場人物(キャスト)

江戸川コナン(高山みなみ)
工藤新一が黒の組織に飲まされた薬物のせいで子供になってしまった姿。その頭脳はそのままで、黒の組織を捕らえるため蘭の家に居候している。
毛利蘭(山崎和佳奈)
新一の幼馴染。忽然と姿を消した新一に、未だに想いを寄せている。家は探偵事務所を営んでいる。
服部平次(堀川りょう)
西の高校生探偵。コナンの正体を知っている一人で、コナンと共に多くの事件を解決してきた。
遠山和葉(宮村優子)
平次の幼馴染。平次に恋心を抱いているが、中々その気持ちを伝えられずにいる。今回恋のライバルが登場し戸惑いを隠せずにいる。
大岡紅葉(ゆきのさつき)
百人一首の高校生チャンピオン。平次に想いを寄せており、平次を「未来の旦那さん」と称する。
阿知波研介(阪脩)
紅葉達が属する皐月会の会長。妻を病気で失っている。
名頃鹿雄(一条和矢)
京都に存在したカルタ会、『名頃会』の代表だった人物。阿知波皐月との試合を境に忽然と姿を消した。
阿知波皐月(吉田美保)
皐月会を創設した女性。阿知波研介の妻で、百人一首の名手であったが病で命を落とす。

映画『名探偵コナン から紅の恋歌』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『名探偵コナン から紅の恋歌』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『名探偵コナン から紅の恋歌』のあらすじ【起】

小五郎が依頼された対談企画のため、大阪へやって来たコナンと蘭、そして、少年探偵団の子供達。小五郎の対談相手は、不動産王で、皐月会というカルタ会の会長という顔も持つ阿知波研介だった。

対談はテレビ局で行われる予定となっており、その場に蘭やコナンの友人である和葉、平次もやってきた。しかし、そのテレビ局で平次は大岡紅葉という女性と出会う。彼女は百人一首の高校生チャンピオンで、なんと、紅葉は服部を自分の婚約者と言うのだった。密かに平次に想いを寄せている和葉は動揺を隠せずにいた。

しかし、そんな時だった。なんとテレビ局に爆弾をしかけたという犯行声明があったのだ。局内にいた人間は慌てて外へと逃げ出した。しかし、和葉の友人である未来子だけが、局内に引き返していったのだ。実は局内には、皐月会の宝ともいえる百人一首が取り残されたままだったのだ。自身も皐月会の一員である未来子は、そのカルタを取りに戻ったのである。

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映画『名探偵コナン から紅の恋歌』のあらすじ【承】

慌てて和葉と平次も未来子の後を追う。しかし、無事にカルタは手に入れたものの、途中本当に爆弾が起動し、平次と和葉が燃え盛るビルの中に取り残されてしまったのだ。そのことに気づいたコナンが機転を利かし、二人はなんとかビルから脱出することに成功する。

しかし、爆破に巻き込まれ未来子が腕を折るという怪我を負ってしまった。未来子は近々百人一首の大会を控えていたが、腕が折れた状態では参加は難しい。そこで、未来子は同じカルタ部員である和葉に代理を頼むのだった。今まで大会に出たこともない和葉の出場を嘲笑ったのは紅葉だった。そして、紅葉は大会の勝者が平次に告白する権利を得るという勝負を持ちかけてくるのだった。

一方、焼けたテレビ局の中から何者かに殺害されたと思われる遺体が発見された。その遺体の身元は、皐月会に所属する八雲という男だった。しかし、その犯人はすぐに見つかった。同じカルタ会に所属し、以前八雲に敗北していた関根という男である。しかし、殺人犯だからといって関根がビルを破壊した犯人とは限らない。犯人が明確にならない現状、これ以降も事件は続くとコナンと平次は推測する。

映画『名探偵コナン から紅の恋歌』のあらすじ【転】

捜査を続けていたコナンと平次は、とある男に行き着いた。その男とは名頃鹿雄。『名頃会』というカルタ会の代表だった人物で、数年前に阿知波研介の妻、阿知波皐月に敗北を喫してからというものの姿を消した男だった。警察は、名頃が負けたことを逆恨みし、時が経った今犯行に乗り出したのではないかと考える。また、今回の一連の事件にはある共通性があった。なんと、いずれの事件も事前に犯行予告が出されており、その予告には百人一首の画像が添付されていたのだ。そして、その札はいずれも名頃の得意札だったのである。

コナンと平次は、研介に数年前に行われた皐月と名頃の勝負について尋ねた。名頃は攻撃的なカルタをする人物で、皐月が負ければ皐月会の看板を渡すように言ってきたという。そんな名頃は、なぜか勝負の前日に皐月の元へ訪れた。そして、その日から名頃はパッタリと消息を絶ってしまったのである。メディアは、皐月の圧倒的な強さに、名頃が恐れをなして逃げ出したと推測し、その日から名頃の姿を見た者はいなかった。

映画『名探偵コナン から紅の恋歌』の結末・ラスト(ネタバレ)

そして、事件は解決しないまま、とうとうカルタ大会当日がやってきた。特訓を重ねた和葉は何とか勝ち残り、決勝の場で紅葉と相見えることとなる。決勝戦は、会場から離れたとある建物で行われることが決まりとなっていた。決勝進出者2人と読み手である研介だけが入ることが許されるその建物で、とうとう決勝戦が始まった。

しかし、その時だった。なんと、建物が突如爆発したのである。実は、一連の事件の犯人は、研介、紅葉、和葉の3人に百人一首の画像を犯行予告として送りつけていたのである。事件の真犯人を突き止めたコナンと平次は、慌ててその建物へと向かう。その真犯人とは、皐月会会長である研介だった。

実は、皐月と名頃はあの日、既にカルタ勝負をしていたのである。そして、試合に勝ったのは名頃だった。しかし、皐月は名頃の圧倒的な強さに恐怖し、思わず彼を殺してしまう。その日から、研介は妻の殺しの事実を隠蔽し続けてきたのだ。しかし、その日使用されていた皐月会のカルタに、皐月が殺人犯であるという証拠が残ってしまっていた。そして、八雲がそのことに気がついたのだ。妻の罪を隠すため、研介は八雲を殺し、そして、決勝戦の会場に放置されている名頃の死体を隠蔽するためにも、研介はこの建物に爆発物をしかけたのだ。

しかし、コナンと平次の活躍により爆発は阻止され、一行は建物からなんとか逃げ出した。そして、コナン達が東京に戻る日、紅葉が姿を現した。決勝戦で勝利した紅葉は、平次に想いを伝えにきたのだ。しかし、幼い頃平次が自分にしたと思っていたプロポーズは彼女の勘違いであるということがあり、紅葉は諦めないと言いながらもその場を立ち去った。その様子を、和葉は安心したように見守っていたのだった。

映画『名探偵コナン から紅の恋歌』の感想・評価・レビュー

平次と和葉のファンにとっては4年ぶりの映画登場と、2人が主演ということもあり嬉しい作品でしたが、『ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは』の歌の中に「から紅」のフレーズが入っていることもあり、推理にも特に目新しさがなく、カルタの女王、紅葉のキャラクターもタイトルも「ちはやふる」に触発されているだけの作品という印象でした。
今後の紅葉を交えてどうなるのか、平次と和葉の恋の行方に期待します。(女性 40代)


大阪探偵の服部平次が主役の今回の映画は、もちろん関西の大阪や京都が舞台となっていて関西人からしたらここ知ってるという風景が沢山ありました。平次君が主人公なので、幼なじみの和葉ちゃんも出てきます。そして。今回は新たな女性が登場してきて、この2人の仲をかき乱していくので、観ている人からするとドキドキします。でも、この人のおかげで2人の仲に進展があったりします。

百人一首が今回のキーワードになっているので、百人一首があまり詳しくない人からすると、少し分からないことがあるかもしれません。(女性 30代)


平次と和葉がメインの映画は久しぶりで、とても楽しみにしていました。舞台は関西。百人一首がテーマで、京都の景色がたっぷりと堪能できます。アクションが多めだった近頃の劇場版ですが、今回はラブコメパートも多く、そういった点でも楽しめたと思います。

コナンの映画は毎年違った魅力があり、友情や愛情が描かれることもあります。家族や友人、恋人など大切な人と観て欲しいです。(女性 20代)


「しのぶれど 色に出でにけりわが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」
この歌は、心に秘めたあの人への思いはもう閉まっておくことが出来ず「恋でもしているのですか?」と人に聞かれてしまうほど顔に出てしまっているみたい。という恋する気持ちを簡単には表現出来ない時代の女心を謳っています。『名探偵コナン から紅の恋歌』に出てくるこの歌。作品の全てがこの1つの歌に込められているようです。
とにかく女性に見てほしい作品。普段アニメ映画やコナンシリーズを観ていない人にも楽しめる一本です。(女性 30代)


平治と和葉ちゃんが主役のお話で京都に百人一首という和がテーマの作品です。百人一首にちなんだ殺人事件も起こりますが、事件よりも平治と和葉ちゃんの恋模様がメインなので2人のファンには嬉しいはず!雰囲気にあった倉木麻衣さんの主題歌も素敵でした。もみじの時期の美しい京都を描いてくれており、京都に住んでいる者としては大興奮でした。どことなく「ちはやふる」に影響を受けた作品なのかと思いました。冒頭から派手なアクションで始まるので初めから目が離せず、最後までドキドキの展開でした。(女性 30代)


基本はラブコメで後半は爆発アクション映画になっています。そこにミステリーと百人一首が絡んでいる作品です。初期の作品よりも犯人の心理描写などが雑になってきているように感じます。
ミステリー要素は悪くないのですが、この作品は平次と和葉のじれじれラブコメのように感じました。勘違いの女の子は必要だったのか?という気がしますし、哀と園子の登場シーンが少なくて残念でした。平次と新一のタッグが見れたのは良かったです。(女性 30代)

関連作品

次作 名探偵コナン ゼロの執行人
前作 名探偵コナン 純黒の悪夢

みんなの感想・レビュー

  1. おばばばば より:

    八雲さんの遺体はテレビ局で発見されたのではなく、自宅で発見されました。また、見物に仕掛けられた爆弾は爆発します。ですが、コナンと平次の活躍で怪我人はいませんでした!