2006年の初めての放送以降、多くのファンから愛され続けてきたドキュメンタリー番組、『ダーウィンが来た!生き物新伝説』。そんな伝説的な番組がとうとうスクリーンに登場。
映画『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』の作品情報
- タイトル
- 劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説
- 原題
- なし
- 製作年
- 2019年
- 日本公開日
- 2019年1月18日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- ドキュメンタリー
- 監督
- 不明
- 脚本
- 不明
- 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 葵わかな
- 製作国
- 日本
- 配給
- ユナイテッド・シネマ
映画『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』の作品概要
『ダーウィンが来た! ~生きもの新伝説~』は、2006年の放送以来、長年愛され続けている教養番組。これまで500回以上に渡り、自然の中で逞しく生きる動物の素晴らしさを伝え続けてきたドキュメンタリーである。そんな番組の劇場化がとうとう決定した。舞台は、おおよそ1000種類もの動物が生息されていると言われるアフリカ。10年越しの劇場化を飾るに相応しい舞台が用意された形となった。動物園では見ることのできない、自然の世界で暮らす動物の真の姿、強さ、愛情が垣間見える名作となっている。
映画『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』の予告動画
映画『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』の登場人物(キャスト)
- 葵わかな
- 動物達を主役に描いたドキュメンタリー作品である本作において、ナレーターを務める。
映画『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』のあらすじ(ネタバレなし)
弱肉強食の、厳しい野生の動物社会。そんな動物が、約1000匹以上も暮らしているという動物にとっての楽園、アフリカ。そんなアフリカに暮らす数多くの動物の中から、今作は数匹に着目。1匹目は多くの動物の中でも最強と呼ばれる、百獣の王であるライオン。その強さ故により過酷な生活が強いられる彼らの中で、群れから追放されてしまったオスライオンが現れる。そして、そんなライオンの果てなき放浪の旅が始まったのだった。また、家族を亡くし、自分だけでか弱い子供達を守らなければいけなくなった雌ライオンにも着目、他にも、不幸な事故のせいで腕をなくした子供を献身的に支えるゴリラなど、家族愛にも溢れる感動ストーリーに仕上がっている。
映画『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』の感想・評価
動物好きにはたまらない、見所満載
長年人々に愛され続けてきたドキュメンタリー番組、『ダーウィンが来た! ~生きもの新伝説~』。この番組が12年以上というドキュメンタリー番組にしては異例のロングランとなったのも、動物をこよなく愛する視聴者がこの番組を長年支えてきたから。動物を取り扱う番組は少なくはないが、それが台本に沿ったものではなく、動物の実情に迫ったドキュメンタリー、しかも、それがレギュラー放送となると数も限られている。今番組は動物のかなりディープな部分にも踏み込んでいるため、純粋な動物を愛でたい人、動物に関して知識を深めたい人など、様々な人から好評を得ている。この映画を見終わった後、映画を通じて知った豆知識を誰かに自慢したくなること請け合い。
可愛いだけじゃない、厳しい世界観
犬やネコ、人間の生活にはペット、家族の一員として動物が深く関わっている。その可愛らしい風貌から、彼らに日々癒されている人も少なくないだろう。勿論、ライアンの赤ちゃんなど、野生の世界に暮らす動物達もとても愛くるしい。そんな可愛い姿を楽しんで癒されることも、この映画の大きな目的の一つ。しかし、野生で暮らす彼らには、日々厳しい現実が待ち構えている。弱肉強食である野生動物の世界では、明日の命すら保証されていない。そんな彼らは、生き残りをかけて日々激しい戦いを繰り広げている。そんな攻撃的な、しかし、家族を守るために必死な彼らの姿こそ、本来の動物の姿。愛くるしい部分のみに目を向けるのではなく、動物としての本来の姿にもクローズアップしたリアリティある作品に仕上がっている。
葵わかなの爽やかなナレーション業
連続テレビ小説、『わろてんか』で一躍有名女優となった弱冠20歳の若手女優である葵わかな。そんな彼女が、本作におけるナレーションを担当することが発表された。勿論本作における主人公達はアフリカで暮らす数多くの動物達。しかし、その特性や行動を理解するためには、解説をしてくれるナレーションの存在が必要不可欠。主役である動物達の邪魔をせずに、どんな人の頭にも内容がスッと入るように心がけなくてはいけないなど、映画、特にドキュメンタリーのナレーションは中々にハードルが高いのである。個人的にも動物が好きだという葵わかな。初のナレーション担当ということで、気合も十分。溢れるフレッシュ感で、どのように映画に華を添えるのかにも注目。
映画『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』の公開前に見ておきたい映画
オーシャンズ
2010年に公開されたドキュメンタリー作品。最新作、『ダーウィンが来た!生き物新伝説』はアフリカで暮らす野生動物に密着しているが、本作ではタイトルから分かるように海の生物に密着。海には、アフリカに負けず劣らず多様な生物が暮らしている。メガホンを取ったのは、過去にもワタリドリの生活をフィルムに収めた経験のある、ジャック・ペラン監督。生き物の迫力ある様子を捉えることに長けた名監督が、再び起用される形となった。また、本作は総制作費がなんと70億円という、近年の動物ドキュメンタリー作品ではトップレベルの気合の入り方。そして、その費用に見合ったハイクオリティの映像が楽しめる。制作スタッフが4年の歳月を費やしフィルムに収めた圧巻の映像は見もの。
詳細 オーシャンズ
ズートピア
人間のいない、動物達のみが住まう、動物達の楽園ズートピア。そんなズートピアに新米警官として派遣されたウサギ、ジュディ・ホップスと、詐欺師の狐、ニック・ワイルドがズートピアで起こる難事件に立ち向かうストーリー。2016年にディズニーが発表した今作であるが、子供向けのアニメーション映画と侮るなかれ。それぞれの動物の特徴を徹底的に調べ、その個性を映画内で見事に表現して見せている。流石ディズニースタッフと言うべき徹底ぶり。また、テーマも「差別」などを取り扱っている、大人こそが見るべき一本。アカデミー賞を受賞しているだけあり、面白さはピカイチ。動物達の実情、野生の本能などに着目を置いた映画としては、最新作との共通点が多くある。
詳細 ズートピア
映画『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』の評判・口コミ・レビュー
劇場版ダーウィンが来た!アフリカ新伝説 子供向けと思いきや普通に面白い。自然界からの学びがある。
— toshiyuki tsurumi (@ttsurumi) 2019年1月20日
「ダーウィンが来た!アフリカ新伝説」
アフリカを舞台に動物たちの家族の姿を描きます。動物たちの生き様を見てると、人はなぜ生きるのか的な問いに対するアンチテーゼみたいなのを感じます。そこにあるのは子への愛、種の保存、つまり愛。動物はラブ生命体なのですね。赤ちゃんライオンくそ可愛い。
— いかすぜジョナサン 川村優太 (@kawamurayuta) 2019年1月20日
『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』観てきた!
ダーウィンが来た!を映画館で観るのはすごく新鮮だった。片腕を失ったゴリラの話がすごく良かった。いろんな珍獣も出てきたし、個人的に好きなハーテビーストも出てきて満足!
ぜひ第二段を制作してほしい。— ガラシ (@0ycevsiY6rsr7aM) 2019年1月19日
観てて飽きない工夫がされてて、動物のことがわかりやすく楽しく学べるダーウィンが来た!が長く愛されるのもこの映画を観ててよくわかったよ
個性的な生き物は観ていてワクワクするもんね!
楽しかった ダーウィンが来た!アフリカ新伝説 pic.twitter.com/79vU1csINs
— 瀬戸内うに (@OceanBowieNew) 2019年1月19日
ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で「劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説」鑑賞。
初日なのに観客が少なくて残念だったけど、アフリカ大陸のライオンたちを貸し切り状態で観るという贅沢を味わえたのはよかったのかも、ヒゲじいが紹介するマダガスカルの小動物たちももっと観たかった!— ルパン (@rupanroom) 2019年1月18日
映画『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』のまとめ
長年同番組のファンだった人間からすると、10年以上も待ち続けた実写映画化。厳しい弱肉強食の世界で、知恵を絞り環境に適応し、逞しく生きている動物の姿に励まされ、また、凛々しくも可愛らしいその姿に癒されること請け合い。勇気が欲しい人、癒されたい人にオススメな一本。12年以上に渡るテレビ番組の実写映画化でありながらも、ドキュメンタリー作品であるため、本番組を一度も見たことがない人にも分かるストーリー展開となっている。映画をきっかけに、過去の放送にも手を出してしまうかもしれない。
みんなの感想・レビュー