映画『ドント・イット』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ドント・イット」のネタバレあらすじ結末と感想

ドント・イットの概要:幼い息子を亡くした母親が、魔術の儀式を行い復讐しようと試みるも、辛く苦しい儀式に耐え切れず反故にしてしまう。始めたことは最後までやり遂げなければならないはずが、反故にしてしまった彼女に亡霊や魍魎が襲い来る。

ドント・イットの作品情報

ドント・イット

製作年:2016年
上映時間:99分
ジャンル:ヒューマンドラマ、ホラー
監督:リアム・ギャヴィン
キャスト:スティーヴ・オーラム、キャサリン・ウォーカー、スーザン・ラフナン、マーク・ヒューバーマン etc

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ドント・イットの登場人物(キャスト)

ソロモン(スティーブ・オーラム)
ソフィアの要請にてロンドンからやって来る。過去に魔術を行い成功させたことがある。普段は酒浸りだが、魔術を行うにあたり禁酒。魔術に関してはかなり詳しく、ソフィアを導く。
ソフィア(キャサリン・ウォーカー)
幼い一人息子を亡くした女性。そのせいで少し捻くれた性格になってしまい、神を信じられず魔術によって死んだ息子と再会し、犯人に復讐しようと企む。頑なに許すことを拒んでいる。
ヴィクトリア(スーザン・ラフナン)
ソフィアの妹。献身的なカトリック教徒で二児の母でもある。姉を心配し面倒をみると言い募るも、ソフィアには拒絶されてしまう。

ドント・イットのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ドント・イット』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

ドント・イットのあらすじ【起】

幼い一人息子を自分の不注意で亡くしてしまったソフィア。彼女は失意の果てに死んだ息子との再会を果たすため、魔術の儀式を行うことにした。
ソフィアはまず、魔術に詳しい何人かの人物と接触を図り、助言を乞う。そして、助言に従い条件に合った家を購入。儀式を導く師としてロンドンからソロモンという男を呼んだ。

彼は儀式を完成させ、魂を召喚するには恐ろしく時間がかかり、尚且つ命の危険を伴うことを忠告。一度始めたらやめることはできず、何であれ最後までやり遂げなければならない。故に要となるソフィアの目的が明確なものでなければ、儀式を導くことはできないと言うのだった。

ソフィアから理由を聞き出したソロモンは、儀式を行うための材料を集めるよう話す。儀式の完遂には半年ほどの期間を要するため、食糧や物資を買い漁った。
その際、妹のヴィクトリアと遭遇したソフィア。塞ぎ込む姉を心配するヴィクトリアは、ソフィアの面倒をみるとまで言ってくれるが、姉はそれを拒絶するのだった。

ドント・イットのあらすじ【承】

始めたら最後までやり遂げなければならない。ソロモンはソフィアに対して、何度もそれを確認した。そうして、家の周囲を塩で囲み円を閉じる。これ以降は、円の外へ出ることは許されず、ただひたすら儀式の完遂を目指すのである。

家には何部屋も部屋がある。各部屋に己を極限に至らしめるための修行の場を作った。各部屋でそれぞれに1週間から2週間ほどの期間を設けて、自らの肉体と精神を極限にまで至らしめる。儀式を行うのはソフィアであるため、ソロモンは儀式を導くための礎として存在していた。

決められた修行の合間に食事を摂り、再び飲まず食わずで修行を続ける。その度にソロモンとソフィアは交互に言い合いをする。互いに宥め合いながら、修行を続けた。

そうして、修行も半ば。ソフィアはとうとう弱音を吐く。いつまで経っても息子に会えない。儀式は始まる前の修行ばかりで辛く苦しいものばかり。もうやめたいと言い出す。だが、ソロモンは始めたらやめることはできないと言う。どんなに苦しくても、やり続けなければならないのだ。
ソフィアはソロモンに必ず息子と会わせて欲しいと言い、再び修行へ戻った。

ドント・イットのあらすじ【転】

そうして、修行を続けていくと今まで感じなかったことを感じ、見えなかったものが見え始め、周囲でおかしな現象が起き始める。
ソフィアの息子が大事にしていた人形が消えたり、床を打ち鳴らす音がしたり。果てには修行中、ソフィアの頭上から金粉の雨が降ってきたりした。
ソロモン曰く、これらの現象は儀式が順調に進み、ソフィアの修行がいよいよ終わりに近づいているということらしい。異変が現れたら随時、修行の部屋を封鎖する。

だがそれ以降、不思議な現象がぱたりとやんでしまう。これは一体、どういうことか。ソロモンはソフィアに目的が間違っているのではないかと問い質した。すると、ソフィアは渋々ながら、息子が亡くなった経緯を明らかにする。

3年前、ソフィアの息子は誘拐され殺されてしまったが、犯人は未だに見つからず捜査も早々に打ち切られてしまった。故に、ソフィアは愛息子を殺した犯人に復讐しようと考えていたらしい。死んだ息子に会いたいと願ったのは、犯人を突き止めるためでもあったのだ。

話を聞いたソロモンは愕然とし、目的が違うことを咎めた。純粋に息子に会いたいという目的ならば儀式は成功する。だが、復讐が主な目的となるならば、儀式は確実に失敗してしまうだろう。思い悩んだソロモンは眠っているソフィアを起こし、目的を変えるための儀式を改めて行った。それは、彼女の息の根を止め蘇生させることだった。

ソロモンのやり直しの儀式は無事に成功したが、その見返りとして彼の腹部に包丁が刺さってしまう。ソフィアと揉み合って誤って刺さったものだが、ソロモン曰くソフィアの命を危険に晒したために彼女の守護天使から罰せられたらしい。

ドント・イットの結末・ラスト(ネタバレ)

傷はかなり深手だったが、儀式の最中であるため、病院へ向かうこともできない。ソロモンは簡易的な処置だけを行い、儀式の続行を決意した。彼は鎮痛剤を服用しつつ残された修行の部屋にてソフィアの修練に付き添ったが、腹部の傷は悪化の一途を辿った。だが、もうじき修行が終わるところまできて、彼は息を引き取ってしまう。

朝、ソロモンが息絶えているのを目の当たりにしたソフィア。彼女は辛く苦しい儀式から逃れるため、塩で築いた結界の外へ足を踏み出してしまう。車で逃走しようとしたが、なぜかエンジンがかからない。ソフィアは徒歩にて町へ向かおうとしたが、辿り着いた先は自分が購入した家。愕然とした彼女は仕方なく邸の中へ戻った。すると、廊下の先にソロモンの亡骸が移動している。目に見えぬ何者かが移動したらしいと察したソフィアは、階段の上に身を潜め亡骸を見守った。すると、日が暮れる頃、遺体が暗闇へと姿を消す。

彼女が2階へ向かうと封鎖した部屋から息子を偽って誘惑する声が聞こえる。更に廊下の暗闇からは、亡者どもが彼女を捕らえようと追いかけて来るのであった。

恐らくは儀式を途中で放棄してしまったソフィアに対する制裁なのだろう。彼女は数多の亡者に捕らわれ、暗闇の地下室へと拘束されてしまう。そうして、左手の薬指を切り落とされ激痛に悲鳴を上げたソフィア。彼女は死の物狂いで拘束から逃れ、地上へと登る階段を駆け上がった。しかし、背後から亡者どもが逃すまいとしがみついてくる。ソフィアはここにきてようやく、自らの罪を悔い神へと許しを乞うた。

すると、階段の上から眩いばかりの強い光が差し込んでくる。亡者どもは強い光に恐れを成しソフィアから離れた。彼女は光に導かれ儀式の間へ。そこには勇猛たる美しい天使が姿を現していた。部屋には眩いばかりの金粉が舞い踊り、天使は光り輝く鎧と鋭い剣を手にソフィアの前で構えじっと見据える。そうして、何事かを彼女に告げソフィアの心に救いの手を差し伸べるのであった。

そうして夜が明け、ソフィアはソロモンの亡骸を丁重に弔い、邸の前にある池へと葬る。その後、彼女は車に乗り込みエンジンがかかることにほっと安堵。憑き物が落ちたかのように清々しい気持ちで、邸を後にするのだった。

ドント・イットの感想・評価・レビュー

物語の前半から中盤まではほぼ、辛く苦しい修行のシーンが多く、その合間に人間ならではの言い合いや煩悩が生々しく描かれている。修行の成果として不思議な現象が起き始め、地味ながらも恐怖を抱かせる。

儀式を導くソロモンがなぜ、儀式を始めたらやり遂げなければならないと何度も言い募るのかが、終盤のシーンで余りなく描かれ、その恐ろしさと神が説く“許し”がいかに大事なものであるかを表現している。天使が現れるシーンは美しくも荘厳で、偉大な存在を感じさせる。(MIHOシネマ編集部)

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