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映画『フェーム』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『フェーム』の概要:NYの芸能専門学校へ入学した一握りの才能を持つ若者達。彼らの4年間、それぞれにスポットを当て青春と試練の日々を追っていく。夢と希望を抱き、若々しくフレッシュな姿を入学から卒業まで、ドキュメンタリー・タッチで描いている。

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映画『フェーム』の作品情報

フェーム

製作年:1980年
上映時間:133分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春
監督:アラン・パーカー
キャスト:アイリーン・キャラ、バリー・ミラー、リー・キュレーリ、ローラ・ディーン etc

映画『フェーム』の登場人物(キャスト)

ココ(アイリーン・キャラ)
ダンス科へ入学するも、実は天使の歌声の持ち主。明るく屈託のない性格で、リロイに恋をしている。ヒラリーを牽制するため、いつも嫌味のやり取りをしているが、大抵は負けている。
ブルーノ(リー・キュレーリ)
音楽の才能を持ち、テクノサウンドとクラシックの融合をする。楽器を奏でることに四苦八苦するも、1年頑張り弾けるようになるが、音楽性に関して講師と激突する。
リサ(ローラ・ディーン)
ダンス科に入学。おしゃべりが大好きで、レッスン中も話してばかりいる。講師には毎回、注意されているも改める気がない。2学年目でダンスの才能がないと指摘され、自殺を考えるほど落ち込むも演劇科へ転向する。
ヒラリー(アントニア・フランチェスキ)
1学年下のダンス科所属。裕福な家庭に育ち、優雅で上品。金髪でスタイルが良く美しい。リロイに気がある素振りを見せるも、進展はなし。ココといつも嫌味のやり取りをして勝っている。
モンゴメリー(ポール・マクレーン)
演劇の才能があり、有名女優の息子。赤毛交じりの金髪で色白。いつもラルフにからかわれており、ラルフが苦手。実はゲイであることを同級生たちにカミングアウトする。
ラルフ(バリー・ミラー)
口から出まかせが多いが、多彩な芸を持つ。喜劇役者フレディの大ファンで、演技をして人を笑わせたいと思っている。
リロイ・ジョンソン(ジーン・アンソニー・レイ)
ダンスの才能がある。恋人の付き添いで来たが、なりゆきでダンスを踊ったところ、恋人より注目される。育ちが悪く文字が読めず、講師に反抗的で激情家。

映画『フェーム』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『フェーム』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『フェーム』のあらすじ【起】

ニューヨークの芸能専門学校への入学オーディションには、大勢の多彩な若者が集まって来る。カリキュラムは音楽、ダンス、演劇の3つ。オーディション期間は数日間。その間に審査を幾つか受けることになり、一次審査不合格の者は、面接が終わると帰宅を促されるのだ。

その後、電話にて合格の連絡が入り、入学という運びになる。この学校は4年制で、1つのカリキュラムでも多種多様にあらゆる勉強をするのだ。何しろ才能を見出され入学したとしても、成功する者は極僅か。故に何事も一流を目指しているのだった。

昼食の時間は30分。食堂は狭いけれど唯一、心安らぐ場所である。故に、学生達は自然と音楽をセッションし、ダンスをして楽しむのである。

演劇科に入学したモンゴメリーは、同じ科の内気な女の子と演劇の練習をしている。だが、同じ科のラルフにいつも冷やかされていた。ラルフは口から出まかせが多く、雰囲気が非常に軽い。オーディションの時も3つの科をたらい回しにされ、最終的に演劇科への入学が叶ったのである。

ダンス科へ入学したリロイは、入学当初から講師に反抗的だった。彼はとても激情的で言葉遣いを注意されては怒り、人種差別的な発言をして怒鳴ったりする。更には文字が読めないことで爆発し、学校の窓や扉を破壊して回るなど、ダンスの才は飛び抜けてあるものの、手に負えない問題児でもあった。
リロイはスラム街育ち故に文字の勉強ができず、本を読むことに酷く時間がかかる。彼は密かに本を読む練習をしているが、中々上達せず。そんな苛々が募り、指摘されてはやるせない怒りを講師にぶつけてしまうのであった。

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映画『フェーム』のあらすじ【承】

音楽科に入学したブルーノは、ミキサーやシンセサイザーを使用しテクノサウンドや、クラシック音楽を融合させた音楽を作曲する。彼は今までずっと1人で音楽を作ってきた。今で言うDTMである。故に、バンドや他の楽器を演奏することができず、ジレンマを抱えている。

スラム街育ちのココはダンス科に所属しているが、天使の歌声を持っている。彼女は密かにリロイへ好意を寄せているが、恋の進展はまだまだ先のようだった。

そうして、1年目が過ぎ第2学年へ。
演劇科では自身の内面の観察を開始。感情の表現についての探求を進める。
ダンス科にも新入生ヒラリーが入学。おしゃべりのリサはレッスン中でも構わずに話をしてしまうので、講師からはもっと真剣にやりなさいと注意されてばかり。
音楽科のブルーノは楽器を奏でることができるようになるも、自分がやりたいDTMができずに苛々を募らせ講師と口論を展開。

そんなある日、リロイはヒラリーが居残りの練習をしている場面に遭遇。美しくスタイルの良い彼女のバレエはとても優雅で、思わず見とれてしまうのだった。

2学年になっても同じ女の子と演劇の練習を続けていたモンゴメリー。彼はとうとう、自分がゲイであることを女の子にカミングアウト。

そんなある日、学校の前にタクシーが停車。運転手は大音量で、ある音楽を流し始める。学生達は一斉に飛び出し、音楽に合わせてダンス。タクシーの運転手はブルーノの父親で、音楽はブルーノが1学年の時に食堂でセッションした時のものだった。歌を唄っているのはもちろんココである。ブルーノは父親の勝手な行動に激怒。騒ぎは治まるどころか大きくなるばかりで、警察まで出動する羽目になるのだった。

映画『フェーム』のあらすじ【転】

一方、カミングアウトをしたモンゴメリー。自分がゲイであることは、普通のことだと同級生たちにも明かした。すると、友人であった女の子や同級生は受け入れてくれるが、ラルフは悪乗りして彼を傷つけるような言動をしてしまう。
だが、ある日の授業でラルフが自分の内面を話した時、誰もが彼の強い意思に共感した。ラルフはフレディという喜劇役者の大ファンで、彼のように自分も演技をして人々を笑わせたいと真剣に思っていたのだった。

同じ頃、ダンス科のリサは講師に真剣さや才能が無いことを指摘され、退校を勧められる。確かに、彼女はレッスン中でもおしゃべりばかり。本人はそれで真剣だったとしても、教える側からしたら集中力ややる気がないと感じてしまうのも仕方のないことだった。
リサは才能がないと言われ絶望し自殺まで考えるが、電車へ飛び込むことができず、演劇科へ転向することにした。

リロイはヒラリーに惹かれている。ヒラリーもリロイを意識していた。ココはリロイを取られたくないあまり、彼女を敵視。いつも嫌味のやり取りをしている。だが、育ちのせいか語呂が少なくココはヒラリーに勝つことができない。

そうして第3学年を迎える。ラルフとモンゴメリー、同級生の女の子は3人で演劇の練習をするようになっていた。だが、練習中にセリフを吹っ飛ばして、ラルフと女の子がキスに夢中になってしまう。

同じ頃、ヒラリーと恋人関係になっていたリロイは、彼女の自宅へ招待される。
一方、ココはブルーノと2人で作曲を行っていた。ブルーノは歌の才能があるココに魅入られている。帰りはブルーノの父親に送ってもらったが、高級アパート前で降ろしてもらった。自分がスラム街に住んでいることを知られたくなかった。

そんな時、ラルフの妹がジャンキーに襲われたという連絡が入る。彼の父親はNYの刑務所へ収監中で、母親は信仰にばかり救いを求めている。幼い妹たちの面倒はずっと、ラルフが見てきた。彼は守れなかった後悔に苛まれ、親友たちの前で泣きながら吐露。親友の女の子がラルフを慰め始めたため、モンゴメリーは静かに部屋を出たのだった。

映画『フェーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

ラルフが同級生の女の子とデートしている頃、モンゴメリーは3人で借りた部屋で1人寂しく歌を唄って過ごしていた。
後日、2人のデートの様子を聞かされるモンゴメリー。

そうして最後の年、第4学年。ラルフは漫談でステージに立つほどになっていた。彼の漫談は徐々に人気が出ており、ナイトクラブへの出演依頼もきている。彼は恋人となった同級生の女の子に明るい未来を話して聞かせた。

一方、リロイとの間に子供ができてしまったヒラリー。彼女は1人でひっそりと子供を堕胎。ヒラリーはバレエ団のプリンシバルになる夢を持っていたため、子供を産むために1年も無駄にしたくなかった。彼女は産院で泣きながら言い訳のように呟き続けていた。

カフェで軽食を摂っていたココ。彼女は見知らぬ男性に映画のスクリーン・テストに出てくれないかとスカウトされる。しかし、指定の場所へ向かうと服を脱げと指示され、ポルノ雑誌の撮影を強要されてしまうのだった。

その頃、リロイは反抗してばかりいた講師が学校に来ていないことに気付き、彼女がいるという病院へ。彼はダンスを認められ一座にスカウトされたことを話したが、講師は泣いてばかりで話を聞きたくないと言う。だが、リロイは認めて欲しいあまりに強引に話し続けた。すると、講師は憤り自分のことばかりと指摘。彼は一気に冷静になり講師の話を聞くことにするのだった。

ナイトクラブにて漫談をするようになったラルフは、真剣に演技することを忘れ始めていた。モンゴメリーは友人として忠告するも、天狗になったラルフは逆上し恋人とも喧嘩してしまう。その夜の漫談は最悪で、全く笑いが取れなかった。モンゴメリーは落ち込むラルフへ一流になれと励ましの言葉をかけ、元気づけるのであった。

そうして、いよいよ卒業の時。ココとモンゴメリーがソロで歌を唄い、リロイはダンスを披露。ブルーノはピアノで参加していた。4年生が全員で大合唱をする。彼らは4年という歳月を自らの研鑽に務めた。だが、人生はまだまだこれから。彼らは夢と希望を抱き、学校を卒業した後、新たな人生のスタートを切るのだから。

映画『フェーム』の感想・評価・レビュー

NYの音楽学校を舞台に入学した若者達の奮闘をドキュメンタリー・タッチで描いている。ドキュメンタリー風なので、あちこちにズームされ前半は結構目まぐるしい感じがあるが、中盤以降は目ぼしい人物、数人に固定されてストーリーが展開するので、一息ついて観ることができる。生徒達が自由にセッションして、最終的にお祭り騒ぎに至るシーンは本当に音楽が好きなのだなと感じられてとてもわくわくした。(女性 40代)

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