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映画『ファインディング・ニモ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ファインディング・ニモ』の概要:グレートバリアリーフの美しいサンゴ礁で暮らすカクレクマノミの親子の絆と海の生き物たちの友情を描いた心温まるファンタジー。擬人化された海の生き物たちのキャラクターがユニークで、大人から子供まで楽しめる。美しいサンゴ礁のCGも圧巻。

映画『ファインディング・ニモ』の作品情報

ファインディング・ニモ

製作年:2003年
上映時間:101分
ジャンル:アニメ、ファンタジー、アドベンチャー
監督:アンドリュー・スタントン
キャスト:アルバート・ブルックス、エレン・デジェネレス、アレクサンダー・グールド、ウィレム・デフォー etc

映画『ファインディング・ニモ』の登場人物(キャスト)

マーリン(アルバート・ブルックス)
グレートバリアリーフの海で暮らすカクレクマノミでニモの父。愛妻のコーラルとまだ卵だった子供たちをオニカマスに食べられてしまい、生き残ったニモを男手一つで育てている。過保護で心配性。冗談が苦手。
ドリー(エレン・デジェネレス)
健忘症気味のナンヨウハギの雌。マーリンの相棒となって一緒にニモを探す。能天気すぎて頼りない面もあるが、字も読めるしクジラ語も話せるなかなかの才女。
ニモ(アレクサンダー・グールド)
マーリンの息子。卵の時に負った傷が原因で、片方の胸ビレが小さい。過保護すぎる父親に反発してサンゴ礁を出てしまい、人間に捕まる。

映画『ファインディング・ニモ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ファインディング・ニモ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファインディング・ニモ』のあらすじ【起】

カクレクマノミの夫婦マーリンとコーラルは、もうすぐ生まれてくる子供たちを最高の環境で育てるため、グレートバリアリーフのドロップオフに新居を構える。岩間で眠る400個近い卵を見つめ、夫婦は幸福に浸っていた。ところがそこへ凶暴なオニカマスが現れ、卵を守ろうとしたコーラルと卵を飲み込んでしまう。残されたマーリンはひとつだけ生き残った卵を“ニモ”と名付け、大切に育てる。

ニモは卵の時に負った傷が原因で右の胸ビレが小さかったが、すくすくと元気に育つ。いよいよ小学校へ入学することになり、ニモは張り切っていた。しかしマーリンは心配でたまらず、しつこく“海は怖い”とニモに言い聞かせる。

マーリンは探検授業へ向かったニモを見送るが、行き先があのドロップオフだと聞いてすぐに後を追う。ニモは過保護すぎる父親に反発し、サンゴ礁を飛び出してダイバーのボートまで泳ぐ。ところが戻る途中でダイバーに捕まってしまい、そのまま連れ去られる。マーリンは半狂乱になって追いかけるが、ボートはあっという間に走り去ってしまう。帰る途中でダイバーは住所を記したゴーグルを海に落としていた。

ボートの行方を探していたマーリンは“ボートを見た”というナンヨウハギのドリーと出会う。マーリンは大喜びでドリーに付いていくが、物忘れの激しいドリーは今話したことをすぐに忘れてしまい、マーリンを呆れさせる。マーリンがドリーと別れようとした時、巨大なホホジロザメのブルースに声をかけられ、沈没艦の船内へ連れて行かれる。

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映画『ファインディング・ニモ』のあらすじ【承】

ブルースはサメ仲間と“魚は友達、餌じゃない”というスローガンを掲げ、魚と友達になる努力をしていた。マーリンはそこであのダイバーのゴーグルを見つける。ところがゴーグルの取り合いになってドリーが鼻血を出し、血の臭いで本能を刺激されたブルースに襲われる。

一方、ニモは歯医者がクリニックに置いた水槽に入れられる。水槽内にはツノダシのギルをリーダーとする水槽軍団がいた。ギル以外はペットショップ育ちだったが、みんなニモを快く迎えてくれる。ニモは自分が歯医者の凶暴な姪っ子ダーラの誕生日プレゼントにされると聞き、震え上がる。

ブルースから逃げ延びたマーリンとドリーはゴーグルを追って深海へ潜っていく。真っ暗な深海で今度はチョウチンアンコウに襲われる。逃げる途中でドリーはチョウチンアンコウの明かりを頼りにゴーグルに記された住所を読む。“シドニー・ワラビー通り42 P・シャーマン”という住所だけはドリーは忘れずに暗唱できた。

歯医者の水槽ではニモを水槽軍団の仲間に迎える儀式が行われていた。ニモはリーダーのギルから“シャーク・ベイド”という名前をもらい、水槽軍団の仲間として認めてもらう。ギルは全員で脱走する計画を立てていた。それはニモが浄化装置のモーターを止め、水槽を汚くして掃除を促し、その隙に逃げ出すというものだった。

映画『ファインディング・ニモ』のあらすじ【転】

先を急ぐマーリンはドリーの呑気さにイラついていた。しかしドリーのおかげでシドニーへの行き方がわかり、結局一緒に旅を続ける。

海溝を避けて上を泳ごうとしたマーリンとドリーはクラゲの群れに紛れ込んでしまう。クラゲに刺されて意識を失ってしまった2匹はいつの間にかウミガメのクラッシュに助けられ東オーストラリア海流に乗っていた。マーリンはウミガメたちにシドニーへ行く事情を話し、息子のニモを探すマーリンの冒険物語はあっという間に海中に広がる。

ニモは計画を実行しようとして失敗し、危険な目にあう。ギルも責任を感じていた。ペリカンのナイジェルはマーリンの冒険物語を耳にして、それをニモに話してやる。父親が数々の危険を乗り越えて自分を探していると聞き、ニモは勇気が湧く。そして見事に浄化装置のモーターを止めてしまう。予定通り水槽はすっかり汚くなり、歯医者はダーラが来る前に掃除をすることにする。ニモはいよいよお父さんに会えるとワクワクしていた。

ウミガメに別れを告げ、マーリンとドリーは海流を出てシドニーを目指す。しかし広大な海で道に迷ってしまう。マーリンが止めるのも聞かず、ドリーは巨大なクジラに道を聞こうとしてオキアミと一緒に飲まれてしまう。しかしドリーのクジラ語はしっかりと通じており、クジラはシドニーでマーリンたちを海に出してくれる。

映画『ファインディング・ニモ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ダーラが来る日、水槽は最新式の自動浄化装置ですっかり綺麗になっていた。ニモは抵抗も虚しくビニール袋に入れられてしまう。

シドニー港を漂っていたマーリンとドリーはペリカンに飲まれ、偶然ナイジェルと出会う。ナイジェルは2匹を口に入れて、ニモのいるクリニックまで運んでくれる。ニモは機転を利かしてビニール袋の中で死んだふりをしていた。それを見たマーリンはニモが死んだと勘違いしたまま、ナイジェルに送られて海へ帰る。ニモはギルたちの協力で、流しから下水を通って海へ脱出する。

絶望したマーリンはドリーに別れを告げてひとりで帰ることにする。ドリーは一緒にいてほしいと懇願するが、マーリンは全てを忘れたかった。

ニモはマーリンに置いていかれて混乱しているドリーと出会う。最初はニモのこと忘れていたドリーが途中で全てを思い出し、2匹はマーリンの後を追う。そしてついにマーリンとニモは感動の再会を果たす。ところがドリーが漁船の網にかかってしまい、ニモが網の中へ助けに入る。ニモとマーリンは“下に向かって泳げ”と網の中の魚に呼びかけ、みんなの力で網を船から切り離してしまう。

家に戻ったニモはまた元気に学校へ通う。ドリーもマーリンたちのそばにいた。多くの経験を積んだマーリンは、子供に冒険させる心の広い父親に成長していた。そして親子の絆は以前よりもずっと強くなっていた。

映画『ファインディング・ニモ』の感想・評価・レビュー

お父さんの悲しみと焦りが全身からあふれ出していて、観ている方まで苦しい。
希望が見えたと思ったら打ち砕かれることの繰り返し。
ようやく出会えた時には号泣してしまった。
木梨憲武の声がぴったりで、現実なのかアニメなのか分からなくなるほどにのめり込んでしまう。
また、お父さんが必死で探し回る一方、子供は未知の世界を楽しんでいるのが、妙にリアルだ。
大好きで何度も観ているけど、何度観ても心を揺さぶられる作品だと思う。
私の中では、ピクサーのナンバーワンはこれだ。(女性 30代)


心配性な親の禁止することに反抗して人間に捕まってしまう息子。連れ去られたニモを追って必死に探す親。実際、人間の親子でもこんなすれ違いは起こりそうです。ニモとマーリンの親子、最後は無事会えてニモはひと回り成長し、マーリンも少し子離れできて良かったです。
タイトルはニモだけど、主筋はマーリンとドリーの冒険ですね。海亀クラッシュのハイテンションと忘れん坊ドリーの天真爛漫なところが大好きです。(女性 40代)


親子愛が溢れていてとても感動した。過去を乗り越え、マーリンが一人でニモを育て上げたことによに、かなりの過保護さが目立ったが、親の気持ちが共感でき、またニモの反抗する気持ちも理解できた。ニモを助け出すため、ドリーと協力して冒険へ旅立つが、そこで出会う仲間たちのキャラの強さや様々な事件が面白かった。ニモも、水槽の中で出会った魚たちと協力して逃げ出すことができた。再会したマーリンとニモの姿がとても微笑ましく心が暖まった。まるで過保護な父親と反抗期な息子のように見えて、懐かしい気持ちにもなった。(女性 20代)


タイトルにあるニモが主人公と思いきや、ニモのお父さんであるマーリンと、相棒のドリーが歯科医師の水槽の中に捕らえられてしまったニモを探しに冒険に出るというストーリー。普通に考えて、かなり無茶がある捜索なのだが、ペリカンの口の中に入って運んでもらったり、鯨に飲み込まれたかと思いきや、ドリーがクジラ語を話せたお陰で、ニモの近くまで運んでもらったり、有り得ないような奇跡が沢山詰まっていて、親子愛が不可能を可能にしたかのような気持ちになれる。ラストも模範的なハッピーエンドとなっているので、この作品が苦手という人はそうそういないのではないだろうか。(男性 30代)


ディズニー映画は年齢・性別問わず、誰もが楽しめる作品を多く製作しているが、今作はディズニー映画の中でも一番老若男女全てが楽しめる作品だと思う。純粋な子供の心を持つニモと、優しい父親のマーリンには、親世代は絶対に自分と子供を重ね合わせてしまうだろう。
一言で言えば親子愛が溢れている映画だ。しかしマーリンとドリーの友情も見逃せない。どのシーンを切り取っても愛が溢れている美しい作品であり、観賞後はしばらく和やかな気持ちになり幸せに浸ってしまう。とても満足度と幸福度の高い映画だった。(男性 20代)


子供の頃から大好きで、何度も何度も見返した作品。この作品のテーマは「親の子離れ」カクレクマノミの親子が主人公。心配性で過保護な父親マーリンと、片方のヒレが小さくちょこっと泳ぎが苦手な息子ニモ。ある日人間に拐われてしまったニモを助けるために、マーリンが仲間と奮闘するお話。息子を心配するあまり、過保護になってしまうパパ。でもそれをちゃんと理解してありがとうって思える息子が本当に偉い。
生きるため、大切なものを守るため、みんなが頑張ってる作品です。やっぱりPixarにハズレ無しでした。(女性 30代)


魚たちの大冒険の物語。とてもかわいらしい魚たちに、海という壮大な背景に、とても癒されるのは間違いないだろう。大人から子供まで楽しめる、ファミリー映画になっている。たくさんの困難を乗り越えながら成長していくニモの頼もしい姿には、誰もが応援したくなるに違いない。周りを取り巻くたくさんの仲間たちにもとても個性的なキャラクターが多いのもこの映画の魅力の一つだ。個性的な仲間たちと、アップテンポな冒険が楽しめる、とても楽しい気持ちで見ることができる映画だ。(女性 30代)


初めて見たのが子供の頃だったので本作のマーリンの気持ちまでは感情移入が及ばないままだったが、普通に冒険ものとして感動していた。大人になってから見ると、過保護な父親の気持ちに強く感情移入するようになる。

とは言え、子供は一生大人が守ってあげられるわけではないのだから、きちんと成長した後は本人を信頼して自身の手を離れていくのを見守る必要があるのだなあ、と感じた。海中のシーンはとても美しく、登場する海洋生物も多彩で家族で見て大満足の作品。(男性 30代)


初めて見た時は感動したものの、自分はまだ子供だったため、こんなお父さんだったら嫌だなぁと冒頭ずっと思っていたのをよく覚えている。ドリーにもちょっとイライラしてしまった。親子のすれ違いと感動の再会という王道なストーリーで最後はハッピーエンドになることはわかっているがやはりラストは感動してしまう。親子で見るのが1番楽しめる映画なんだと思う。私も自分に子供ができた時は一緒に見たいと思った。(女性 20代)

関連作品

次作 ファインディング・ドリー

みんなの感想・レビュー

  1. チーズ より:

    海の中の生物達の物語です。ニモという名前の男の子が父親と逸れてしまい、海の中を父親が子供を探すために大冒険をするのですが、ディズニー映画なので映像やストーリーなどは申し分ないです。

    私は、この映画は過保護な親が子供と一緒に観てもらいたいです。笑 逸れたから、親も子供もいい意味で成長出来ている作品です。